【2023年】お風呂のクチコミ評価が高い「温泉宿」ランキング

600年の歴史を誇る熊本県・日奈久温泉（ひなぐおんせん）に佇む「浜膳旅館」が第1位。昭和懐古のノスタルジックな街並みで知られるエリアで、日奈久温泉は熊本県下で最も古い歴史があります。温泉は関節痛や神経痛、冷え症に効能のあるといわれるアルカリ性単純泉で、湯触りもやわらかく、美人の湯として親しまれるお湯。すべての客室で源泉かけ流しの湯を堪能できます。

各部屋の半露天風呂は、大理石、中国石、ヒノキ、日本庭園とそれぞれ装いが異なり、お部屋ごとに違う趣。お部屋は和室や京間、特別室など居心地のよい和のしつらえで、ゆったりとくつろぎのときを過ごせます。

「食して元気」がテーマのお食事は、伊勢海老やアワビ、黒毛和牛など、料理長が厳選して仕入れた海山の幸や地元産の旬食材をふんだんに盛り込んだ創作会席。お部屋食プランもあるので、まわりに気兼ねなくプライベートを満喫したい人にもおすすめです。

第2位は秋田県・十和田八幡平（とわだはちまんたい）国立公園に佇む湯治宿「日本の山岳温泉リゾート 新玉川温泉」。玉川温泉と同じ源泉から引いている温泉は、毎分約9,000リットルと単一の湧出口から湧き出る日本一の湧出量に加え、pH1.2という日本随一の強酸性、源泉温度は98度など、さまざまなめずらしい特徴があります。

大浴場では、源泉100％や打たせ湯、気泡湯など14種類の浴槽を設け、その日の体調に合わせた入浴方法で温泉を満喫できます。四季折々の自然風景を楽しめる露天風呂や室内岩盤浴も完備。館内には湯治相談や入浴指導を行なってくれる看護師が常駐しているので、初めての湯治体験の方も安心です。

客室は、秋田の森をイメージした洋室ツインやベッド完備の和モダンツインなど、長期滞在でも快適なつくり。地元食材や新鮮な野菜をふんだんに使用し、健康と美容を意識したメニューが並ぶブッフェも好評です。

第3位は、日本三古湯に数えられる白浜温泉の高台に2022年3月にオープンした「南紀白浜 和みの湯 花鳥風月」。温泉は、あえて大浴場を設けず、全客室に半露天風呂を用意。プライベートに温泉を楽しめるスタイルが特徴です。

泉質は胃腸病や疲労回復に効能があるといわれる炭酸水素塩泉。温度調節のために加水をしているものの、かけ流しで提供しており、木風呂や桶風呂、陶器風呂とお部屋によって異なる趣の浴槽で好きなだけ温泉を堪能できます。中でも、特別室「雲井」は内風呂と完全露天の岩風呂を完備したぜいたくな造りで、内風呂・露天とそれぞれの魅力を味わいたい人におすすめです。

夕食は、料理長がその日の気温や湿度を考慮して調整する「一番出汁」「二番出汁」をベースにした地産地消の会席料理。客室はスタンダードルームでも37平米のゆったりとした仕様で、内風呂と完全露天の岩風呂を備えた特別室や、デザイナーズルームもあります。

第4位は、日本百景にも選出される秋田県・田沢湖の国立公園内に位置する「効能溢れる癒しの湯治宿 玉川温泉」。コンセプトは「湯治のふるさと」。療養・静養など湯治利用を目的とする人が、安心して長期滞在できる宿を目指しています。

豊富な効能を持つ玉川温泉は泉質が特殊なため、自分の体とじっくり向き合いながら温泉を満喫するチャンス。まずは源泉50％の湯で体を慣らし、蒸気湯や寝湯など11種類の浴槽から体の状態に合わせた湯浴みで癒やされて。その他にも、天候に左右されない屋内岩盤浴や足湯でも気軽に温泉を楽しめるのがうれしいポイントです。

客室は、広さの異なる和室・洋室を用意。夕食付きプランでは、肉料理または魚料理から選べるメインと約20種類の日替わりブッフェをカフェテリアスタイルでいただけます。

有馬三山に囲まれた高台に位置し、眼下に有馬温泉街を望む「有馬グランドホテル」が第5位。日本三古泉・三名泉としても知られる有馬温泉は、塩分を多く含んだ保湿・保温効果のある褐色の「金泉」、微量のラドンを含み、自然治癒力を高める無色透明の「銀泉」と異なる2つの泉質を楽しめるのが特徴です。

2,000平米以上の広々とした展望大浴苑「雲海」は、高台にある立地を活かした絶景が自慢。有馬温泉街や六甲、丹波の山並みを眺めながら金泉・銀泉を露天風呂で堪能できます。大きな窓ガラスを配した大浴場では、春と秋の夜明けから早朝にかけて幻想的な雲海が見られることも。その他にも、多彩な浴槽を備える大浴場「ゆらり」や、歩行プール、5種類のサウナがそろう「アクアテラス」など、個性豊かな湯殿を用意しています。

客室は和室や和洋室、専用露天付きの特別室など。夕食は、兵庫五国の恵みを取り入れた会席や60種類のメニューからその日の気分に合わせて選べるカスタム会席、中華オーダーバイキングなど多彩な食が宴を彩ります。

第6位は、5種の源泉かけ流しの露天付貸切風呂を備える「ホテルサンバレー和楽」。泉質は神経痛や疲労回復などに効能が期待できるアルカリ単純泉。全面ひのき張りや野趣あふれる岩風呂、小サウナと水風呂付きなどそれぞれ造りが異なり、空いていれば何度でも無料で楽しめるのがうれしいポイントです。

また、奈良の法隆寺の夢殿をイメージした総ひのき造りの本館にある大浴場も利用でき、湯めぐりを満喫するのもおすすめ。こちらは源泉かけ流しではありませんが、秋田県玉川温泉産の北投石を使用し、ぬるめの湯で湯治体験ができる北投石の湯、タイ産の壺を用いたエキゾチックな雰囲気の壷湯など15種以上の個性豊かな浴槽がそろいます。

客室は、シンプルな洋室ツインをはじめ、和洋室やバリアフリールームなども完備。夕食は、旬の地元食材をオープンキッチンで仕上げる約70種類の和洋中バイキング。自分で作る海鮮勝手丼や焼き立てパンが人気の朝食バイキングも要チェックです。

標高約1,800mの高台に位置し、大自然に囲まれた癒やしのひとときを過ごせるオールインクルーシブの宿「万座ホテルジュラク」が第7位にランクイン。万座温泉は日本有数の高濃度硫黄泉で、代謝促進や美肌効果が期待できる美肌の湯。同ホテルでは自家占有源泉の「法性の湯」を源泉かけ流しで用いています。

ホテル3階にある「雲海の湯」は、目の前に万座名勝の「空吹（からぶき）」が広がる絶景自慢の湯殿。視界を遮るものがなく、雄大な景色を眺めながら乳白色の温泉を満喫できます。湯上がりはラウンジで、生ビールや果実ジュースなどのドリンクやアイスをいただきましょう。

客室は、マッサージ機付きの和室や西川のエアーマットを備えるツインなどを用意。お食事は地元産の旬食材を使用した和洋中バイキングで、朝夕ともに生ビールや日本酒、ソフトドリンクなどが飲み放題！室内パターゴルフや卓球などのアクティビティも無料で楽しめます。

第8位は、創業約450余年の歴史を持つ、群馬県の老舗温泉宿「伊香保温泉 ホテル木暮」。伊香保の源泉である「黄金の湯」の総湧出量の約4分の1を保有しており、毎分約1,000～1,100リットル湧出する茶褐色の湯をかけ流しで満喫できます。

湯殿は、北関東最大級の広さを誇る約1,300坪に広がり、深さ約1mの立ち湯やジェットバス付きの寝湯、展望風呂など多彩な湯船がそろう2つの大浴場を完備。また、谷川岳や三国連山などの山々を望む3つの貸切風呂やラウンジスペースを兼ねた庭園足湯もあり、のんびりとくつろぐことができます。

客室は、和室や洋室、モダンな和洋室、記念日にぴったりな露天風呂付き客室などから選択。全国から届く四季折々の旬食材を用いた会席料理や和洋約60種類の品が並ぶ朝食バイキングも好評です。

坂本龍馬が療養のため、妻・おりょうと新婚旅行を兼ねて訪れたとされる、龍馬ゆかりの宿「霧島温泉郷 霧島ホテル」が第9位。全国の名石、名木を集めて造られた「硫黄谷庭園大浴場」は、14の源泉から引き湯した4種類の泉質の湯をぜいたくに源泉かけ流しで堪能できる、まさに温泉のテーマパークです。

浴場内は女性専用・男性専用ゾーンのほかに、混浴のフリーゾーンを完備。広々とした空間に様々な思考を凝らした湯船があり、気軽に湯めぐりを楽しめます。中でも、中央付近に向かってなだらかに深くなっている奥行き約25m、深さ約1.4mの巨大プールのような立ち湯は圧巻。うたせ湯を浴びながらじっくりと体を温めるのもおすすめです。

客室は、ゆとりのある造りが魅力の「高千穂館」、スタンダードな「東館」、リーズナブルに利用できる「西館」の3館で構成。季節ごとの旬食材や地元食材を盛り込んだ郷土会席とともに、ホテルオリジナル焼酎も味わってみませんか。

「日本百景」にも選出される洞爺湖の湖畔に佇む温泉リゾート。三段の棚田状に広がる露天風呂は、湯船に浸かると湖と一体になれるインフィニティ設計が特徴。晴れた日の夜には満天の星々が輝き、天然のプラネタリウムに包まれる極上の湯浴みを体験できます。

洞爺湖を一望できるドライサウナやジャグジーを備える大浴場のほか、各客室の露天風呂でも天然温泉を楽しめます。雄大な湖や自然風景を眺めながら、ゆったりと日頃の疲れを癒やして。

客室は全室50平米以上の広々とした造りで、緑あふれるガーデン付きや段差のないユニバーサルルーム、2つの大きな窓を配したコーナールームなど全4タイプ。夕食は、湖とつながるような非日常空間でいただく四季折々の和食会席、もしくは「上質な森のひととき」をイメージした和紙柄照明が特徴的な本館のレストランでいただく地産地消のハーフブッフェから選べます。