2024年9月13日から、東京・お台場にある「イマーシブ・フォート東京」で、パーク史上初となるハロウィンイベントがスタートしました!昼は思い思いの仮装を楽しみ、パーティーでノリノリに。そして、夜はゾンビまみれになって大絶叫。リアルで没入感たっぷりのダークな異世界を味わうことができます。今回は、そんなワクワクとゾクゾクが入り交じるイベントの様子をレポート。ハロウィン当日を過ぎた11月末まで開催されるので、2度3度と何度でも楽しめます。
フル仮装OKのハロウィンの新聖地
ゆりかもめ「青海駅」直結、りんかい線「東京テレポート駅」から徒歩でわずか3分ほど。「イマーシブ・フォート東京」は、世界初のイマーシブ(没入型)体験だけを集めた話題のテーマパーク。2024年3月にオープンして以来、さまざまな没入体験が楽しめるとあって、ハマる人が続出しています。
そんな「イマーシブ・フォート東京」で初開催となるのが、「#イマハロ(イマーシブ・フォート・ザ・ハロウィン)」。開催期間が9月13日から11月30日までと長いうえに、この期間だけ1dayパスの料金が大人は2,000円引き、子どもは1,000円引きになります。…そう聞いたら、もう行かないという選択肢はありません!
ハロウィンのお楽しみといえば仮装。「イマーシブ・フォート東京」では、イベント期間中は全日フル仮装OK!仮装用の更衣室も用意されており、スムーズに着替えられます。
帽子やマントを身に着けたら、いざ、ハロウィーンフォトスポットへ。パーク内のエントランスから「ゴールデンプラザ」までを中心に、ハロウィンのデコレーションが施されています。この辺りは、カボチャのお化けやドクロの装飾が目白押し。たくさん写真を撮って、ハロウィンの楽しい思い出を残してくださいね。
今回のイベントはフル仮装OKなだけに、完成度の高い人の仮装を見るのも楽しみのひとつ。
こちらのカップルは、男女とも完成度の高さに驚き!目を引くキャンドルのかぶりものは、なんと男性が手作りしたものなのだそう。衣装だけに限らず、手に真っ赤なバラを持つなど、小物づかいにも抜かりありません。
そして、エレガントなドレスに身を包む女性も、360度完璧にお姫様。息ぴったりのすてきなお二人です。
「パーティ・フェスタ!」のハロウィン限定バージョンを満喫
数あるアトラクションの中でも、ひときわ華やかで、多幸感に浸れるものといえば「パーティ・フェスタ!」。そんな「パーティ・フェスタ!」のハロウィン限定バージョンが「ハロウィン・マスカレード」です。
このアトラクション、なんと無料でマスカレード(仮面)がもらえるサービス付き。仮装する勇気がない人も、ここでプチ仮装にチャレンジできます。
見どころはなんと言っても、生歌・生演奏・キレッキレのダンス。キャストは全員マスカレードを身につけ、仮装舞踏会さながらの姿で、感動のパフォーマンスを繰り広げます。
今回はハロウィン限定バージョンですが、通常と同じく「光る指輪」を使った演出もあります!事前にショップで光る指輪を購入しておくと、楽しみが膨らむのでおすすめですよ。
目立つコスプレをしていると、ステージにエスコートされやすくなるかも。もしエスコートされたら、ステージ上から華やかなムードを楽しんでくださいね。
後半は見ている人も踊りに誘われ、みんなでレッツ・ダンスタイム。
ラストは大量の紙吹雪が飛び出す演出もあり、会場のボルテージは最高潮に。ショーが終わるころには、多幸感でいっぱいになっているはずです。
ゾンビ好き必見!「ハロウィン・ホラー」が衝撃的
そして夜は、大量のゾンビたちと最恐の時間を過ごせる、ホラーな時間のスタート。「ハロウィン・ホラー」は17:00からクローズの20:00まで、3時間通してホラーパニック映画の世界に没入できます。
17:00にゴールデンプラザへ向かうと、ステージ中央では、フォルテヴィータの街創設200年を記念したイベントが開催中。市長や製薬会社の社長など、さまざまなゲストの挨拶が行われていました。
スピーチに耳を傾けていると、突如、上空からヘリコプターが墜落し、ハッピーなお祝いモードが一変!恐ろしい時間が幕を開けます。
ヘリから脱出したパイロットが、ふらふらとおぼつかない足取りで歩いてくるのですが、徐々に理性を失いゾンビに変身。カッと目を見開きながら、警備員を襲う様は、まさにホラー映画で見たゾンビそのもの!
「みんな、逃げて逃げて!!」とハラハラしているうちに、あっという間にゾンビパンデミックが加速。フォルテヴィータは地獄絵図になってしまいます。
突如まん延したウィルスにより、街の人々はゾンビ化。さっきまで青かった空の色が赤くなり、不穏さにゾワッとします。
ここからゲストは、傍観者ではなく、”パニックホラー映画の世界”へと引きずりこまれることに!!
しかもここのゾンビたちは、異様に大きい、顔がぐちゃぐちゃに溶けている、ありえない動きをする、など他のイベントで出会うゾンビとは一線を画すものばかり。
しばらく歩いていると、銃を持つ特殊隊員がゾンビを射撃する、さながら映画のワンシーンのような場面にも遭遇。ゾンビ映画好きなら、テンションが上がること間違いなし!
ゾンビが倒されて、ほっとしたのも束の間。ランニングウェアやシューズを身にまとう、ひょろっとスリムなゾンビが近付いてきました!
これは、きっとマラソン中に感染してしまったゾンビに違いない……。そう思っていると、突如、ゾンビが獲物めがけて猛ダッシュ。しかもその速さがすごい!! 世界陸上に出たら、きっと新記録を出すに違いありません。
このあと、パンデミックを終息させるべく、ゾンビ化ウィルスを抑えるワクチン捜索のミッションに参加することに。しかもこのミッションは、いろいろな場所で同時多発的に行われるため、一度では制覇することができません。
最初に向かった先は、3Fのとある通路。ゲストは不気味な雰囲気の通路を進んでいくのですが、ほぼ見えないくらい暗い空間。
しかも、通路には「ア゛ァァァ~」と声にならない声をあげるゾンビたちがいっぱい。
道中、ほの暗い通路を歩いていると、約3mのゾンビに遭遇。ひとりだったら硬直してとても歩けないけど、他のゲストと一緒だったので、なんとか前に進むことができました。
実は、今回のパンデミックは、製薬会社が秘密裏に開発を進めていた「ゾンビ化ウイルス」を運搬するヘリコプターが、墜落したことにより発生したもの。
ここでのミッションは、ウイルスに対抗できるワクチンを探すこと!!製薬会社の社員さんと一緒に、こわごわミッションクリアを目指します。
また2Fでは、ダンボールが積まれた倉庫内で、ワクチン探索ミッションに挑むことができます。個人的には、こちらの方が逃げ場のない閉塞感があって、かなり怖い!ビビリな人は心して取りかかってください。
ちなみに、ゾンビは音に反応するため、「音を立ててはいけない」暗黙のルールがあります。いたるところで叫びたくなりますが、ゾンビに襲われたくないならぐっと我慢。
……ですが、ミッションクリアのため「おとり作戦」として、あえて声を出す、というのも手かもしれません。
ここを過ぎれば出口がもうすぐ!……という最後の最後で、ゾンビに追いかけられ、思いっきり絶叫しました。触れられるギリギリのところまでゾンビが来てしまうという、恐怖体験を味わいました。
ハラハラドキドキの展開が脳裏に焼き付いたのか、この日の夜、夢の中でもゾンビに追いかけられたのは言うまでもありません。
怖いもの好きをとことん楽しませてくれる、「イマーシブ・フォート東京」のハロウィン。せっかくなら、思いっきり仮装して、お出かけください。非日常の世界にどっぷり浸かって、ストレス発散できますよ!
#イマハロ(イマーシブ・フォート・ザ・ハロウィン)
- 期間
- 2024年9月13日(金)〜11月30日(土)
- 開催時間
- 12:00~20:00
- 公式サイト
- イマーシブ・フォート東京
取材・写真・文/安藤美紀
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