横浜駅西口直結の「横浜ベイシェラトン ホテル&タワーズ」は、地域とのつながりを大切にサステナブルな取り組みを積極的に行っています。2022年には横浜市が創設した「横浜市SDGs認証制度 Y-SDGs」の最高ランクを取得。そんな同ホテルのSDGsの取り組みを紹介します。
県内のネットワークでフードロス削減や循環型農業に貢献
「横浜ベイシェラトン ホテル&タワーズ」は2022年に、神奈川県横浜市が定める横浜市のSDGs認証制度「Y-SDGs」の最高ランク認証であるSupreme(スプリーム)を取得しました。横浜市が推奨する横浜農場の取り組みに賛同し、循環型農業やフードロス対策などを展開しており、環境、社会、ガバナンス、地域という4つの分野でのSDGs達成度が高く評価されました。
評価された取り組みのひとつが、2008年に導入した食品リサイクルループシステムの「ヤサイクル」。館内のレストランや宴会場などで出る残りの食べ物を肥料にして、三浦市や横浜市の契約農家へ提供する取り組みです。さらにその農園で採れた野菜を購入し、ホテルの料理に活用。2018年には横浜市で食品廃棄ロス削減と地産地消になる活動として「食の3Rきら星活動賞」を受賞しました。
「大根ポタージュ de 元気」は食品ロス削減に貢献した商品です。新型コロナウイルスの影響を受け、「ヤサイクル」の契約農家で大量廃棄せざるを得なかった大根を活用するために、同ホテルの総料理長が発案しました。商品が作られるまでの過程はもちろん、三浦市の大根のおいしさを広めた商品として評価されています。
館内のビュッフェレストラン「コンパス」で、2021年から提供されている「神奈川朝食」は、シェフが選りすぐった良質な神奈川県産食材の宝庫です。「ヤサイクル」のエコ野菜はもちろん、横浜市内の田んぼで収穫された「はるみ米」、横浜発祥の「サンマ―麺」や「三崎マグロ」の漬けやネギトロ、フライ、テールなど地産地消のメニューを存分に堪能することができます。
脱炭素、プラスチックフリー、森林保全などのエシカルな取り組みも
ホテル館内で使用する電気の一部には、横浜市の焼却工場でのバイオマス発電や家庭の太陽光発電由来再生可能エネルギーを活用した「はまっこ電気」が使われています。この電気を使うことによって、発電時の二酸化炭素削減、再生可能エネルギーの地産地消など、市が進める2050年までの脱炭素化「Zero Carbon Yokohama」目標の実現に貢献。2024年7月からは「はまっこ電気Plus」の利用とあわせて年間約700t-CO₂(前年度使用電力量に基づく)の二酸化炭素の排出削減を見込んでいます。
客室でゲストが触れるアメニティも環境にやさしいものがそろっています。サトウキビ由来のバイオマス素材の歯ブラシやヘアブラシ、米ぬか使用のスキンケアコスメはナチュラルな使い心地も魅力です。
また、連泊中の客室清掃を不要にすると、館内レストランの500円券を進呈する「グリーンプログラム」も実施。シーツや枕カバーなどのクリーニングにかかる水やCO2の削減につながります。
ラウンジ「シーウインド」では横浜産の木のストロー「SDGsストロー・ヨコハマ」を使用したノンアルコールカクテルを提供。このストローは横浜市の「ヨコハマ・ウッドスロープロジェクト」によるもので、山梨県道志村に横浜市が保有する水源林の間伐材を用いて、プラスチックフリー、また森林保全などへ貢献する目的があります。
日本料理店「木の花」での食事には、金継ぎの器も使用されます。金継ぎとは、欠けたりひびが入ったりした食器を日本の伝統的な技法で修復し、美しく再生させたものです。物を大切にする心と繊細な旬の料理が美しく調和します。
さまざまなところにさりげなくSDGsな取り組みが散りばめられた「横浜ベイシェラトンホテル&タワーズ」で、エコな滞在に貢献してみませんか。
横浜ベイシェラトンホテル&タワーズ
- 住所
- 神奈川県横浜市西区北幸1-3-23
- 総客室数
- 348室
- アクセス
- JR「横浜」駅より徒歩約1分(横浜駅西口直結)