東京から約2時間の別世界。中伊豆で400年以上の歴史をモダンに紡ぐ「東府やResort&Spa-Izu」

東府やResort&Spa-Izu

伊豆最古の吉奈温泉を引く「東府やResort&Spa-Izu」は、江戸時代から続く老舗旅館をモダンにリニューアルした和のリゾート。36,000坪以上の広大な敷地は、美しい一級河川が流れ、客室・食事処・資料館・温泉・足湯併設のベーカリー&カフェなど、見どころたっぷりです。今回は離れのヴィラに泊まり、敷地内をゆったり散策する大人のぜいたく旅を満喫。東京から2時間足らずで行ける、癒やしの別世界をたっぷりご紹介しましょう。

 

 

400年以上の歴史を紡ぐ「東府やResort&Spa-Izu」

東府やResort&Spa-Izu

宿があるのは、伊豆縦貫道が延伸し、東京からも名古屋からもぐっと行きやすくなった中伊豆エリア。東名高速「沼津IC」から伊豆縦貫道を走り「月ヶ瀬IC」で降りたら、のどかな里山風景が広がる道を約5分。緑に囲まれた静かな山あいに「東府やResort&Spa-Izu」はあります。

 

電車の場合は、三島駅から伊豆箱根鉄道で修善寺駅へ。そこから湯ケ島温泉行きのバスに乗り約20分。「吉奈温泉口」で下車し、宿の送迎または徒歩で15分ほど歩くと宿に到着します。

 

東府やResort&Spa-Izu
東府やResort&Spa-Izu

チェックインはリゾートの入口部分にある玄関棟で。中に入ると、吹き抜けの開放感あふれる空間が広がります。革張りのソファに薪ストーブが配され、落ち着いた大人の雰囲気。

 

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テラス席前の庭園には、徳川家康の側室だったお万の方が座ったといわれる「お万の腰掛け石」があります。この地で湯治をして子を授かって以来「子宝の湯」として知られるように。敷地内には、お万の方にちなんだスポットが点在します。

 

東府やResort&Spa-Izu
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館内は、玄関棟と2つの客室棟(本館・西館)を回廊で結ぶぜいたくな造り。どこを切り取っても絵画のような風景に心が浮き立ちます。

 

玄関棟から本館へと続く「香風橋(こうふうばし)」は、自然美と建築美が調和したくつろぎのスポット。磨き上げられた廊下には窓がなく、川音が心地よく耳に届きます。

 

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足元を流れるのは、敷地内をぐるりと蛇行して流れる吉奈川。川のほとりで自然が生み出す音や光、色に触れ合うと、じわじわと五感が満たされていきます。

 

 

宿泊者専用ラウンジ「大正館 芳泉」

東府やResort&Spa-Izu

チェックインを終えたら、宿泊者専用ラウンジ「大正館 芳泉(ほうせん)」へ向かいましょう。こちらでウェルカムドリンクがいただけます。道すがら、大正14年に作られた「芳泉橋」を渡るのですが、苔むす千鳥格子柄の欄干がモダンな印象です。

 

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「芳泉橋」を渡った先は、かつて保養所として使われていた「離れ家 芳泉荘」をリノベーションしたエリア。隣接する「旧東府屋」とともに、「東府やResort&Spa-Izu」がリニューアルオープンしました。

 

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「大正館 芳泉」は、元々「芳泉荘」の本館だった建物。現在は1階が宿泊者専用ラウンジ、2階が洋食の朝食場所になっています。

 

入口には、趣ある暖簾(のれん)が魅力を添え、ひときわフォトジェニック。暖簾は季節ごとに変えているという粋な演出も。秋は敷地内にある「子持ち柿」が描かれた暖簾がお出迎えしてくれます。

 

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1階の宿泊者専用ラウンジの利用時間は11:00から17:30まで。少し早く宿に到着した場合でもラウンジを利用できるのがうれしいところ。ゲストは好きなドリンクを心ゆくまで、楽しむことができます。

 

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ドリンクのラインナップが豊富なのも魅力です。アルコールは、赤ワイン・白ワイン・スパークリングワイン・生ビール・オリジナルサングリアなどが飲み放題。

 

ソフトドリンクも充実していて、静岡県産の紅茶・伊豆のぐり茶・月ヶ瀬梅林の梅ジュース・コーヒー・オレンジジュースなど。クッキーやナッツ類のほかに、自家製ラスクを用意するなど、おつまみにも「東府や」らしさが潜んでいます。

 

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大正時代に建てられた「大正館 芳泉」は、和洋折衷が融合した、アールデコ様式のレトロなたたずまい。宿泊者専用ラウンジは3つのエリアに分かれており、どこに座るかは自由。真っ赤なじゅうたんが目を引く「cafe Art Deco」は、ノスタルジックな空間に時折ボンボン時計の音色が聞こえます。

 

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昔なつかしいジュークボックスが置かれている「ミルクホール」、シャンデリアが輝き、白と黒の市松模様の床が目を引くエリアも。クラシックな空間でどこに座ろうか迷ってしまいます。

 

個性豊かな客室

竹林に包まれる離れのヴィラ

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今夜のお部屋は、大人のカップルが落ち着いて過ごせる、離れのヴィラスイート「竹」。石畳の小道沿いに、蔵の形をしたヴィラが点在しています。

 

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中は和モダンなメゾネットタイプの洋室。和テイストの外観とのギャップに心ときめきます。

 

吹き抜けのリビングには、足を伸ばしてくつろげる本革の大きなソファと、ゆらゆらと揺れる炎に心が落ち着く暖炉が。ここは最大2名の完全プライベート空間。2人で泊まるには広すぎるぐらいの、とびきりぜいたくな気分を味わえます。

 

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 奥へ進むと、リラックスチェアが置かれた広いデッキが出現。風にそよぐ竹の葉音と、流れる川音が耳に入り癒やされます。

 

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リビング脇の階段を上ると、ベッドが2つ並ぶ寝室と露天風呂付きのデッキがあり、2階も広々としています。露天風呂には、さらりとした肌触りの吉奈温泉が掛け流しで注がれています。

 

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お風呂上がりの肌を潤すアメニティは、ナチュラルコスメブランド「松山油脂」の保湿トライアルセット。着心地の良いパジャマも用意されています。

 

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東府や

お部屋には、わさび、イノシシ、鹿、キジなど、伊豆にちなんだイラストが散りばめられた浴衣があるほか、玄関棟では色浴衣や作務衣なども無料で借りることができます。気分やシチュエーションに合わせて好みのものを選べるのがうれしいですね。

 

東府やResort&Spa-Izu

旅の疲れを癒やすのは、テーブルに置かれた重箱入りのお菓子。開けてみると、伊豆の飴元「菊水」こだわりの飴と伊豆の銘菓「猪最中」、手作りクッキーがスタンバイ。これらは、離れのヴィラのゲストだけに用意された、特別なおもてなしです。

 

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そして冷蔵庫のドリンクはすべて無料。お茶、ジュース、スポーツドリンク、缶ビールなど、幅広い種類を取りそろえています。

 

中でも特筆すべきは「東府やの水」。飲んでみると、まろやかで飲みやすくて、実においしい!これは、敷地内から湧く地下水をボトリングした、オリジナルのミネラルウォーター。この水がおいしいと評判になり、わざわざ伊豆の酒蔵の人がくみに来て、日本酒の仕込み水にしているのだとか。

 

西館・温泉半露天付和洋室

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グループやご家族で訪れるなら、最大6名まで泊まれる「西館・温泉半露天付和洋室」がおすすめ。落ち着く畳の間の奥に、ベッドとソファを設えた和洋室になっています。

 

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こちらのお部屋は、外の景色を楽しめるように、ソファやベッドが窓の方を向いており、木々と川に囲まれた美しい自然を満喫できます。

 

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もちろん、半露天風呂からの眺望も抜群。もくもく湯けむりの向こうには、豊かな伊豆の自然が広がります。

 

 

貸切風呂と露天風呂で湯めぐりを満喫

東府やResort&Spa-Izu

お部屋に露天風呂はありますが、それでもやっぱり、趣の違うお風呂に入りたい!敷地内には、2つの貸切露天風呂があり、ゲストは1枠50分無料で利用可能。チェックイン時にどちらか選んで予約します。

 

2つある貸切風呂で広いのは「子宝の湯」。入口からすでに風情があふれ、お風呂に入る前から胸が高鳴ります。

 

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竹林に囲まれた露天風呂は、4人でもゆったり腰を落ち着かせて入れます。これだけぜいたくな広さの露天風呂を独り占めできるなんて!……そう思うだけで幸せな気分になれます。

 

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ほかにも、大浴場(内湯のみ)や男女入れ替え制の露天風呂があり、とにかくお風呂のバリエーションが豊富。1泊でコンプリートするには到底時間が足りないぐらいの温泉天国です。

 

こちらは、西館にある露天風呂「河鹿の湯」。窓がなく、すだれの奥から川の流れる音がダイレクトに聞こえてきます。屋根があるので天気を気にすることなくゆったりと湯浴みを楽しめます。

 

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もうひとつの露天風呂「行基の湯」は屋根がなく、自然を目いっぱい体感できる造り。湯に浸かりながら、川の音を聞いたり、森の木々の香りをかいだり。五感を潤すことができます。

 

泉質は、pH8.5のアルカリ性単純温泉。それほど成分は濃くないけれど、とろりとやわらかな肌触りを感じられる本格派。保湿効果の高いメタケイ酸も規定値以上含まれており、湯上がりツルツル&しっとりになれる美肌の湯です。

 

この温泉は、肌にやさしく、じんわりと成分が染み渡る長湯向きの湯。川を渡る風が火照った顔を冷やしてくれて、ずっとここにいたくなります。

 

 

江戸時代の建物で懐石料理の夕食を

東府やResort&Spa-Izu

お楽しみの夕食は、江戸時代から続く、茅葺屋根の一軒家「懐石茶や 水音」で。夜はテラスのテーブルにかがり火が焚かれ、より幻想的な雰囲気を醸し出します。

 

実はテラス脇にある大きな木は、「大正館 芳泉」の暖簾に描かれていた「子持ち柿」。柿の実の中にもうひとつ小さな実がなる珍しい柿の木で、今も秋になるとたわわに実をつけます。

 

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この日の前菜は、菊の葉の天ぷらをのせたアワビのチーズ焼きや、紫芋の茶巾金時、オレンジの器に入ったカブの葉の押し寿司など。秋らしい装いの盛り付けに、思わず頬がゆるみます。

 

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懐石料理に合わせたくなる飲み物といえば、やっぱり地酒。セレクトするなら、伊豆で唯一の酒蔵「万大醸造」とコラボレーションした「古ノ水仕込(いにしえのみずじこみ)」(純米大吟醸・純米吟醸)を。

 

このお酒は、「東府や」の井戸からくみ上げた天然水を使って造られたオリジナル。飲んでみると、上品ですっきり軽やかな口当たり。日本酒好きにとっては、このうえないごちそうです。

 

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秋の味覚の王様・松茸と鱧をメインに、梅肉の白玉などを添えた上品な味わいの椀。ふわっと広がる松茸の香りが食欲をそそります。

 

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皮を炙ったサワラ、みやび鯛の昆布〆、車海老、本マグロなど、その日ベストな魚を沼津魚市場から仕入れてお造りに。

 

伊豆・天城山のわさびを添えて、さわやかな香りとともにいただきます。薬味の種類も多いので、迷いながら食べる楽しみも。盛り付けの美しさにも目を奪われます。 

 

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伊豆に来たら一度は食べたい金目鯛は煮付けで。口に入れた瞬間、やわらかな食感とやさしい味わいにほっと癒やされます。

 

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メインは、特選牛ヒレを使った一品。熱々の鉄板でジューッと焼き、自家製のゴマだれをつけていただきます。やわらかいお肉と、コクとうま味が詰まったゴマだれがベストマッチ。

 

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お豆腐とペースト状の卵を包み込むように焼き上げた、地元の川魚・天城天魚の献珍焼き。天魚は、ほどよい脂がありながらも、クセがなく繊細な身が美味!

 

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最後の食事は、地鶏と旬の茸をかまどで炊き上げたごはん。そこに、味噌汁と香の物がつきます。かみしめる度に、うま味がじわっと広がり幸せな気持ちに。

 

 

 夜の「東府や」をぶらり散策

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夜になると、敷地内がライトアップされ、ロマンチックな夜散歩が楽しめます。玄関棟の「お万の腰掛け石」がある庭園では、夜はかがり火が焚かれます。美しく手入れされたお庭は、まるで自然のアートギャラリー。

 

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次のお目当ては、歴史深い「芳泉橋」。闇夜の中、美しく照らし出される橋の姿は、時間が止まったかのように幻想的です。

 

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お部屋に戻ったら紅茶とスコーンをいただきます。実はこちらのスコーン、夕食時の最後にお夜食として持たせていただいたもの。食後でも重くない、ふわっと軽い焼き上がり。うれしいおもてなしに心が温まり、この日は眠りにつきました。

 

しみじみおいしい豪華な朝食

東府やResort&Spa-Izu

朝食は、夕食と同じ「懐石茶や 水音」で、和朝食をいただきます。海苔は、炭火でじんわり炙って焼くのが「東府や」スタイル。かまどで炊いたごはんに巻いて食べれば、パリッと感動の味わい!ごはんに合うおかずもたくさんあり、優雅な幸福感に満たされます。

 

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食後のコーヒー&水菓子は、リバービューのテラス席でまったり味わうことに。ゆったり流れる川を眺めながらの一杯は格別です。

 

 チェックアウトまで敷地内をゆったり散策

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宿のチェックアウトは11:00。せっかくなら!と向かった先は、敷地内を一望できる「お万の桜テラス」。お万の方像がある「お万の庭」を通り抜け、沢を渡り、山道を登ります。ちょっとしたハイキング気分が味わえるスポットです。

 

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切り立つ山の高台は絶景ブランコがあります。思い切ってブランコをこいでみると絶景を独り占めできて気分爽快です。

 

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チェックアウト前に時間があるなら、玄関棟の奥にある「東府や歴史館」も見逃せません。実はこの建物、屋根の外側は銅板で覆われていますが、中から天井を見上げると、江戸時代から受け継がれたわらぶき屋根を見ることができます。じっくり眺めていると、江戸時代へタイムスリップしたような不思議な感覚に。

 

東府やResort&Spa-Izu
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「東府や」を愛した文化人のひとりに志賀直哉がいます。彼は仲間たちと「東府会」を作り、宿に来ては麻雀を楽しんだそう。ここには、その当時に使われていた麻雀のパイや「東府会」の集合写真が展示されています。 

 

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ほかにも、普段目にすることのない、お万の方の貴重な肖像画も飾られています。

 

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「東府や歴史館」を出て階段を上った先には「子持ち地蔵」が。赤ちゃんを抱えたお地蔵さまは、江戸時代からこの地で、たくさんの人々を見守ってきた守り神的な存在。近寄ると、目に見えないやさしいオーラに包み込まれるようです。

 

「Bakery&Table 東府や」で足湯と人気パンを満喫

東府やResort&Spa-Izu

旅の終わりは、ぜいたくなパンタイム。敷地内にある「Bakery&Table 東府や」へ向かいます。人気のパンが売り切れないうちに入店。まだ人が少ないオープン直後なら、国産小麦など素材にこだわったパン約30種類がそろいます。

 

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お目当ては、2024年のカレーパングランプリで金賞を受賞した「米粉のカレードーナツ」。こだわりは、 黄身だけを取り出し、ホワイトソースでマッシュしたゆで卵。ぜいたくにも、カレーパンの中にゆで卵がまるごと1個入っています。

 

米粉だから、中はもちっと。外はライスクリスピーのサクサク食感が楽しい!ゆで卵入りで食べごたえ満点ですが、スパイシーなカレーの香りが食欲をそそり、ぺろりと完食です。

 

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おいしいパンを片手に、奈良時代からこんこんと湧くいで湯に足を浸し、川のせせらぎを楽しむ。ここで過ごす時間は、究極のリラックスタイムになるはず! 山水をたたえた美しい水盤は、とびきりフォトジェニック。毎年4月下旬から5月上旬には藤棚が彩りを添えます。

 

東府やResort&Spa-Izu

「Bakery&Table 東府や」からさらに奥に進むと現れる「滝見テラス」。ここでは、テーブル席からカウンター席、ゆらゆら揺れる卵型のハンギングチェアまで、さまざまな席を用意。滝に近いテーブル席に座ると、マイナスイオンをたっぷり浴びられます。

 

東府やResort&Spa-Izu

歩けば歩くほど、新しい発見がある「東府やResort&Spa-Izu」。とても充実した施設なので、できるだけ滞在時間をたっぷりとってお出かけくださいね。

 

東府やResort&Spa-Izu

住所
静岡県伊豆市吉奈98
アクセス
[電車]伊豆箱根鉄道「修善寺駅」からバス約20分「吉奈温泉口」下車後、送迎あり
[車]東名沼津ICから約45分(約38km)
チェックイン
15:00 (最終チェックイン:19:00)
チェックアウト
11:00
総部屋数
30室

 

 

撮影/岡村智明 取材・文/安藤美紀

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