「琴弾廻廊（ことひきかいろう）」は、10,000平米以上の敷地に豊富な温泉風呂や地産グルメの食事処、宿泊施設を擁する大型温浴施設です。2023年から大規模な改装工事に着手し、2024年9月15日にリニューアル。新しく11種類のサウナと7種類の水風呂が誕生し、日本最大級のサウナテーマパークへと生まれ変わりました。
オーシャンビューの本格フィンランドサウナや蒸し風呂など11種のサウナ
「琴弾廻廊」では、今回のリニューアルで数々の個性豊かなサウナが誕生しました。
「Ship Sauna」は有明浜の入江を眺めながら瀬戸内海へ出航するような気分を味わえるオーシャンビューサウナです。ノルウェーの「オスロサウナ協会」という施設の水上サウナから着想を得て作られました。「Ibuki Sauna」は、ガラス面の向こうに瀬戸内海へ浮かぶ伊吹島を望めるサウナ。木製のバレルサウナで日光を浴びながら「日本の渚100選」に選ばれた瀬戸内海の絶景も満喫できます。「Ariake Sauna」はエストニアの「カルマサウナ」から着想を得た白い内壁が印象的。サウナ室の中を「日本の夕陽百選」に選ばれたサンセットが茜色に染めます。
「琴弾廻廊」ならではのコンセプトサウナも用意されています。「Kama Sauna」は日本に古くから伝わる蒸し風呂を模した和風のサウナ。 巨大なかまくら型のかまど内では、輻射熱がじんわりと体を蒸し上げます。床にセットされた防水使用の畳の上に寝転んで、ゆっくりと過ごすのがおすすめです。
フィンランド語で火を意味する「Tuli サウナ」は心落ち着く暗闇を演出。仄暗い照明は火の揺らめきをイメージし、夜はキャンドルの灯りを眺めながら入浴することができます。「Setouchi Lemon Sauna」は、瀬戸内の名産であるレモンの香りが漂うサウナ。ブルーとレモンイエローを基調としたサウナ室で、セルフロウリュによって立ち昇る爽やかなアロマに癒やされます。
様々なロケーションにテントサウナも設置されています。「MORZH MAX Sauna」は、マイナス20度以下の環境にも耐える高い断熱性のテントサウナです。そのポテンシャルを最大限に発揮できるよう、ストーブにはフィンランド生まれのブランド「HARVIA」の、多量のストーンを搭載できる「LEGEND15」を採用。迫力あるセルフロウリュを体験してみてください。
また、「Ocean View Sauna」は、瀬戸内海を一望できるロケーションに置かれたサウナ。絶景を楽しみながらテントサウナで過ごせます。「HIISI Sauna」は、無骨なアウトドアの雰囲気を醸し出し、森の中のサウナ浴気分を味わえる空間です。さらに、館内の露天浴場にもサウナが登場。蒸気の回りが早いドーム形状の「Dome Sauna」のほか、サウナカーもお目見えします。
立ち水風呂、3度の強冷水風呂、源泉水風呂などで極上のととのい体験を
サウナ浴に欠かせない水風呂もバラエティ豊富に7種類がスタンバイ。本場の北欧スタイルにならい、サウナの後は海水へ浸かることが可能です。瀬戸内海の海水を引き込んだ「Setouchi 海水水風呂」で極上のととのいを体験してみてください。
ご当地の文化をフューチャーした水風呂も要チェックです。高さ約170センチメートル、幅約240センチメートルという特大の醤油樽を再利用した「小豆島 醤油樽 水風呂」は、立ったまま浸かれる点も魅力。地酒「三豊鶴」の仕込み樽を使った水風呂もユニークです。
「Onsen 水風呂」と「寝ころび Onsen水風呂」は、冷却した天然温泉水の源泉を掛け流しで使用。ほんのり茶褐色の、肌ざわり柔らかな水風呂です。また、チラーによってしっかりと温度管理された水風呂も用意されています。
キンキンに冷えた水風呂を求めるならチラーを最大出力の3℃に設定した強冷水の「Onsen 水風呂」へ。ひとりでゆったりととのうなら、チラー水を使用した信楽焼の「SSS水風呂」をチェックしましょう。
海水温泉や泡沫浴風呂とはじめとする効能や趣向がさまざまなお風呂を擁し、オーシャンビューの食事処も好評な「琴弾廻廊」。別棟に宿泊施設もあり、宿泊も可能です。この度誕生した種類豊富なサウナとあわせて楽しみ尽くしに、瀬戸内への旅へ出かけましょう。
琴弾廻廊
- 住所
- 香川県観音寺市有明町6-6
- 総客室数
- 74室
- アクセス
- 【電車】JR「観音寺」駅よりタクシーで約5分
【車】高松自動車道「大野原」ICより約12分
