閉店後の書店で夜更かし！まちの本屋＆ホテル「ねをはす」が山口県下関市にオープン【楽天トラベル】

公開日: 2024/11/21

山口県下関市に、カフェ併設の書店やホテル、レストランが一つになった複合施設「ねをはす」が、2024年11月2日にオープン。

館内のホテル「ねをはす Book&Hotel」では、各客室に約1,000冊の本が並べられ、まるで書店に泊まっているような気分を味わえます。

本好きにはたまらない！書店とホテルが一体となった複合空間

山口県下関市に誕生した「ねをはす」は、カフェ併設の書店「ねをはすBook&Cafe」（1～2階）、地元の食材を使った料理が楽しめる「Restaurant Neohas」（3階）、全39室を備えたホテル「ねをはす Book&Hotel」（4～7階）からなる、7階建ての文化複合施設です。

地域の人々にとっては普段から気軽に立ち寄れる書店やカフェとして、県外などからの旅行者向けには宿泊を兼ねた旅の目的地になることを目指してオープンしました。

館内に入ってすぐ、1階中央の吹き抜け部分では高さ約5mのシマトネリコの木が目に飛び込んできます。

「下関に暮らす人々と、下関を訪れた人々が同じ空間を行き交い、滞在するような施設になる」というコンセプトのもと、施設名の「ねをはす」には「下関に根を張る・根差すように」といった意味が込められているそう。

書店内は、「根を張る」象徴であるシマトネリコの木を中心に、本棚が扇状に広がっていくようなレイアウトに。店内を歩いてみると、まるで本棚の間を探検しているようなワクワク感があります。

「ねをはすBook&Cafe」は、約170坪の売り場に約2万冊の本がそろいます。1階には文学作品や実用書、児童書が並べられ、2階はアートや自然科学、社会・歴史など、さまざまな興味・関心に応える専門的なタイトルもラインナップされています。

また、2階には何やら洞窟のような不思議な空間が。

ここはブックディレクターが季節ごとに異なるテーマで選書した本が展開されるコーナー。今まで触れたことがなかったような、思いがけない1冊との出合いが待っているかもしれません。

書店内には、街のコーヒースタンドのように気軽に立ち寄れるカフェも併設されていて、いれたてのコーヒーとともに、じっくり本の世界に浸れます。また、ドリンクはテイクアウトも可能です。

3階の「Restaurant Neohas」は、地元・下関産の新鮮な食材をふんだんに使用した料理が自慢。ランチはハーフビュッフェ形式で、メインディッシュは6種類から選べます。

ホテルの宿泊客以外にはランチタイムのみの営業ですが、宿泊客は朝食やディナータイムも利用可能。夕食では味も見た目も楽しめるカジュアルフレンチのコース料理、朝はメインプレートを選ぶハーフビュッフェが用意されます。

営業時間: 【朝食】7:00〜10:00（L.O. 9:30）※宿泊客限定
【ランチ】11:30〜16:00（L.O. 15:00）
【ディナー】18:00〜23:00（L.O. 22:00）※宿泊客限定

3〜7階に設けられたホテル「ねをはす Book&Hotel」の一番の特徴は、本好きに向けて設計された読書のためのコンセプトルーム「書屋」です。

食にまつわる本を集めた「言 -koto-」、旅をテーマにした「黙 -moku-」、動物に関する本がそろう「読 -toku-」、たっぷりの漫画に囲まれる「文 -fumi-」という異なる4つのテーマの客室があり、部屋ごとにブックディレクターが選んだ約1,000冊の本が壁の本棚を埋め尽くしています。

まるで未知の世界へ誘われるかのように、たくさんの本に囲まれて眠りにつく光景は、本好きにとっては夢の体験と言えそうです。

コンセプトルーム以外にも、家族連れや友人同士での旅行、ビジネスなど、さまざまなシーンに対応する客室タイプが設けられているので、読書好きに限らず、観光や出張の拠点としてもおすすめです。

さらに宿泊客には、ひときわ特別な体験も用意されています。

1〜2階「ねをはすBook&Cafe」の営業時間は10:00〜20:00ですが、21:00〜翌5:00の間は宿泊客だけが足を踏み入れることができる「夜の本屋」へと様変わり。ほどよく照明を落とした店内では一人ひとりにランタンが手渡され、夜の森を散策するように広い書店の中を自由に見て回れます。

とても1日では目を通せないほど、途方もない量の本に囲まれて過ごすホテルステイは、本の虫にとってまさに至福の体験。

時間を気にすることなく、非日常的な「書店での夜更かし」を楽しめるブックホテル「ねをはす Book&Hotel」で、下関の旅をより特別な体験に変えてみませんか？