鹿児島県おすすめ観光スポット25選！定番から穴場まで！

幕末から明治にかけて西郷隆盛をはじめとする数多くの偉人を輩出し、日本の近代化に大いに貢献した鹿児島県。歴史にちなんだスポットが豊富であるほか、鹿児島の象徴で活火山のある「桜島」、人気温泉地「霧島温泉」「指宿温泉」、大河ドラマ『西郷どん』で注目を集めた「雄川の滝」、さらには世界遺産の「屋久島」や、日本版の“天国に一番近い島”と呼ばれる「奄美大島」など数々の離島も揃います。

そんな鹿児島県で、現地スタッフがおすすめする定番スポットから穴場まで、訪れるべき観光名所をエリア別にご紹介します！

鹿児島のシンボルである「桜島」は、錦江湾にある陸続きの島。標高約1,117メートルの御岳（北岳）という活火山が、現在も活発に噴火を続けています。散策に適した溶岩遊歩道の途中には、絶景を望める展望所も複数完備。

海沿いの露天風呂を楽しめる「古里温泉郷」や、錦江湾を見晴らせる日本最大級の足湯などもあり、観光スポットが盛りだくさんです。
※活火山のため、事前に噴火状況を確認し、立入禁止区域などにも注意して訪ねてください。

【現地スタッフおすすめコメント】

鹿児島を象徴する観光スポットです。

江戸時代初期に薩摩藩主・島津氏によって造られた、別邸跡とその庭園。日本を代表するとも言われる庭園は、錦江湾や桜島の景観を取り入れた設計で、雄大な景色が楽しめます。

隣接する尚古集成館は幕末に建てられた金属加工の工場跡で、世界遺産「明治日本の産業革命遺産」のひとつ。島津家の歴史や近代化事業を紹介する展示が行われています。

【現地スタッフおすすめコメント】

鹿児島の歴史や文化、自然を満喫できるスポットです。

江戸城無血開城や明治新政府樹立など、明治維新に多大な功績を残した西郷隆盛。西南戦争で敗北後、鹿児島市内にある故郷・城山の地で自刃しました。

この銅像は没後50年祭記念として、城山を背景に立てられたもの。高さ約8メートル、日本初の陸軍大将の制服姿で仁王立ちする姿は勇ましく、鹿児島を象徴するモニュメントです。

【現地スタッフおすすめコメント】

2018年放映大河ドラマ『西郷どん』で、西郷ブーム再来！

鹿児島県屈指のパワースポットで、6世紀に建立された歴史ある神社です。御主神は、建国神話の主人公である瓊々杵尊（ににぎのみこと）。

現在の社殿は1715年に島津氏が建立・寄進したもので、朱塗りの絢爛な姿が格調高い雰囲気を醸し出しています。樹齢約800年の御神木やさざれ石、霧島七不思議の伝説など神秘的な見どころもいっぱいです。

【現地スタッフおすすめコメント】

坂本龍馬も新婚旅行で参拝したと言われています。

霧島温泉郷の中心に位置する「霧島温泉市場」は、観光案内所・土産店・食事処が集まる施設です。広場にある「蒸しもの販売所」では、温泉の蒸気で蒸し上げる温泉たまごや温泉まんじゅうをテイクアウトでいただけます。

広場には屋根付きの足湯があり、ゆったりと浸かって疲れを癒すのもおすすめ。鹿児島・霧島の特産品を多数取り揃えたお店は、お土産探しにぴったりです。

【現地スタッフおすすめコメント】

霧島市観光協会もあるので観光情報もこちらでどうぞ。足湯を利用する際でも、清潔なタオルが用意されているので、手ぶらでOKなのもうれしい！

高さ約23メートル、幅約16メートルというなかなかのスケールもさることながら、ここを流れる水はなんと温泉の湯！ 霧島地区の温泉水を集めて流れる珍しい「湯の滝」です。

周囲は自然が豊かで、秋は乳青色の滝と紅葉のコントラストが印象的。冬は滝から湯けむりが立ち上り、夜はライトアップされてさらに幻想的になります。

【現地スタッフおすすめコメント】

四季折々にさまざまな表情を見せてくれる滝です。

鹿児島県出水（いずみ）市は日本最大のツルの渡来地であり、毎年10月中旬から12月頃にかけて、ナベヅルやマナヅルなど約1万羽を超えるツルが越冬のために訪れます。その渡来数と種類の多さは日本一とも。

「出水市ツル観察センター」では、2階にある展望所の大きな窓からツルの様子を間近に眺められます。自然とツルが織りなす大パノラマは圧巻！ 1階にはカフェや売店があり、ツルの優雅な姿を楽しみながらゆったりと休憩するのもおすすめです。

【現地スタッフおすすめコメント】

ツルたちが羽を広げて大空をはばたく姿は、他では見ることのできない、出水の冬の風物詩です。

江戸時代、薩摩藩が地方支配の拠点となる「外城」を最初に築いた場所であり、国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されている出水麓（いずみふもと）。およそ400年前の面影を感じる武家屋敷群が並びます。

屋敷は復元されたものですが、碁盤の目のような町割や川石を積み上げた石垣は当時からほぼ変わらない姿で残っており、江戸時代にタイムスリップしたかのような歴史ロマン溢れる街並みを楽しめます。東京ドーム約9個分と敷地が広いため、ガイドによる解説を聞きながら散策する「いずみ観光牛車」の利用がおすすめです。

【現地スタッフおすすめコメント】

本城の鹿児島城跡や外城の武家屋敷群を歩けば、薩摩の武士達の往事の生き様が見えてきます。

幅約210メートル、高さ約12メートルのスケールを誇り、「東洋のナイアガラ」とも呼ばれる壮大な滝。春は桜やつつじが彩り、夏は水量も多く豪快です。秋は紅葉がライトアップされ、冬は雪景色を楽しめます。

周辺は公園として整備。園内には食事処や土産品店が軒を連ねており、中でも鯉や黒豚を使った料理が人気を集めています。

【現地スタッフおすすめコメント】

公園内の清水神社には縁結びと安産の神様が祀られています。

九州最大級の高さ約117.5メートルを誇る「鶴田ダム」は、下流の洪水を防ぎ、水力で発電することを目的として建設されました。

その隣にある「鶴田ダム公園」からは、ダム湖である大鶴湖を一望する壮大な景色を楽しめて、春は桜の名所としても人気のスポット。予約すればダム内部や操作室なども見学することができます。

【現地スタッフおすすめコメント】

「ダム湖百選」に選ばれている見事なダムで、ダムカードもゲットできます。

蒲生（かもう）八幡神社境内にそびえ立つ、根周り約33メートル、目通り幹囲約24メートル、高さ約30メートルと日本一の巨樹で、国指定の特別天然記念物。樹齢は約1600年と言われる老木は、近年ではパワースポットとしても人気を集めています。

地元では出水市の「出水の大楠」と相思の仲とされ、両樹にまつわる悲恋物語が語り伝えられています。

【現地スタッフおすすめコメント】

まるで怪鳥が空から降り立ったような姿に圧倒されます！

南九州市・知覧は第二次世界大戦末期、沖縄戦において、出撃基地として人類史上類のない特攻作戦が展開された地です。

館内では、平和を祈念し、その記録を後世に正しく伝えるべく、陸軍特別攻撃隊員や各地の戦地で戦死した隊員たちの遺品、遺影、関係資料を展示しています。地元知覧町出身の語り部による解説も実施。

【現地スタッフおすすめコメント】

平和や命の尊さについて考えさせられる場所です。

海岸に天然砂むし温泉、屋内には大浴場や休憩所を完備した、指宿（いぶすき）温泉を代表する日帰り入浴施設。

海岸に自然湧出する豊富な温泉の熱で温まった砂の中に、顔だけ出してスコップで体を埋めてもらうと、砂の重みと熱により身体がぽっかぽかに！ 全身美容を目的とした女性の利用が増えているほか、サウナ感覚で入れると海外の方からも好評です。

【現地スタッフおすすめコメント】

大潮の干潮時には、波打ち際で砂浴びができます。

錦江湾に浮かぶ美しい無人島です。3月から10月の大潮または中潮の干潮時にのみ、本土からこの島まで続く砂州が出現。島へ歩いて渡ることができます。

陸とつながることから「縁結びの島」として夫婦やカップルで渡る人も多く、周遊道路や展望台が整備され、「Chirin's Bell（チリンズベル）」という鐘も設置されています。
 

【現地スタッフおすすめコメント】

渡ることができればラッキー！とても貴重な砂州です。

薩摩半島の最南端に位置する標高約924メートルの開聞岳（かいもんだけ）は、「日本百名山」にも数えられている南薩を代表する山。別名「薩摩富士」と呼ばれ、指宿のシンボルとして親しまれています。

登山道はゆるやかならせん状で、登りやすさも魅力。頂上からは霧島や桜島、屋久島など、鹿児島の名所を360度の大パノラマで一望できます。

【現地スタッフおすすめコメント】

周囲に山がないため、南薩のどこからもその姿が見られます。

回転式流しそうめん発祥の地と言われ、「平成の名水百選」に選定された唐船峡（とうせんきょう）京田湧水で冷やしたそうめんを一年中味わえる「市営唐船峡そうめん流し」。木製の丸テーブルを囲み、目の前で流れるそうめんは見ているだけでも涼しい気分になれそう。

マスの塩焼きやおにぎりがセットになった定食や一品料理もあり、そうめんと一緒にいただくのがおすすめです。

【現地スタッフおすすめコメント】

そうめん、おにぎり、マスの塩焼き、鯉こく、鯉のあらいがセットのA定食がおすすめです。

大隅半島の高台にある公園。もともと林業従事者の休憩施設として造られましたが、現在は絶景を眺めるビュースポットとして評判となっています。標高約439メートルの展望所から見下ろす錦江湾の景色は雄大そのもの。

その向こうには開聞岳、北側には桜島まで眺めることができます。パラグライダーの名所としても全国的に有名です。

【現地スタッフおすすめコメント】

海の向こうに見える開聞岳はなかなかの雄姿です。

大河ドラマ『西郷どん』のオープニング映像で話題となった、落差約46メートル、幅約60メートルの滝。エメラルドグリーンの美しい滝つぼが特徴で、フォトジェニックな光景が広がります。

滝を眺められる展望台は「上流展望所」と「雄川の滝展望所」の2カ所。駐車場から約1,200メートル続く遊歩道をトレッキングして、展望所を目指しましょう。清流のせせらぎや緑あふれる自然のパワーを感じながら、散策を楽しんでみては。

【現地スタッフおすすめコメント】

癒しのパワースポット。トレッキングができる動きやすい服装をおすすめします。

鹿児島県と沖縄県の中間に位置し、日本版「天国に一番近い島」と称される奄美大島。青く澄んだ海や、ここにしか生息していない動植物など、雄大な自然が魅力。

日本で2番目の規模を誇るマングローブ原生林が広がる「黒潮の森 マングローブパーク」では、神秘的なマングローブをカヌーで探検可能。ほかにも、ダイビングといった美しい海での各種マリンスポーツ、1～4月に回遊してくるクジラを見るホエールウォッチングツアーなども体験できます。

【現地スタッフおすすめコメント】

奄美群島は国立公園に指定されています。

本土最南端・鹿児島県佐多岬の南南西約60キロメートルの海上に位置する島で、日本初の世界自然遺産登録エリア。小さな面積ながら、九州最高峰の宮之浦岳（標高約1,936メートル）をはじめ、1,000メートル超の山々が46座もあり、「洋上のアルプス」と呼ばれています。

島の約90％は森に覆われており、樹齢7200年あまりと言われる縄文杉を代表格に、特有の自然が見どころです。

【現地スタッフおすすめコメント】

神秘的な太古の森が残されています。

海の中から湧き出ているめずらしい温泉で、入浴できるのは1日2回のみ。満潮時には水面下に沈んでしまうため、干潮の前後約2時間だけ利用することができます。昼なら海を眺め、夜は波音をBGMに星空を見上げて、自然に囲まれた壮大な気分で湯浴みを楽しんで。

混浴で脱衣所がなく、水着着用の入浴も禁止されていますのでご注意を（バスタオル巻きや湯浴み着は可）。

【現地スタッフおすすめコメント】

海の景色を満喫できる温泉です。

1969年に造られた「種子島宇宙センター」は、総面積約970万平米に及ぶ、日本最大のロケット発射場です。青い海と白い砂浜に囲まれていることから、「世界一美しいロケット発射場」とも。

センター内の「宇宙科学技術館」は無料で見学可能。宇宙開発のさまざまな分野について、実物大モデルやゲームなどを交えた展示が並び、楽しみながら学ぶことができます。

【現地スタッフおすすめコメント】

JAXAのお土産ショップは要チェックです！

奄美群島のひとつ・与論島（よろんじま）にある、条件が揃ったときにだけ姿を現す「百合ヶ浜」。例年は、春～夏の中潮・大潮の干潮時に観測されています。

沖合が浅瀬になり、白い砂浜とエメラルドグリーンの海が美しく輝く様子は、圧巻！ 日によって出現する浜の数も変わるという、まさに幻の浜です。年齢の数だけ星砂を拾うと、幸せになれるという伝説も。

【現地スタッフおすすめコメント】

海外のリゾートビーチに来たような美しさ！

沖永良部島（おきのえらぶじま）は、鹿児島市内から500キロメートル以上南下したところにある、隆起サンゴ礁の島。島内には200～300程度の鍾乳洞があると言われており、洞窟内を探検するケイビングの聖地とも呼ばれています。初心者でも気軽に楽しめるツアーを各社が提供中。

一歩足を踏み入れたらそこはまるで異空間。棚田のような地形に水が溜まり、幻想的な光景を作り出すリムプールが見られる「銀水洞」や、総延長日本第2位を誇る「大山水鏡洞」など、ここでしか見られない絶景を楽しめます。

【現地スタッフおすすめコメント】

およそ1億年かけて作られた自然の神秘を、初めてでも気軽に見に行くことができます。

薩摩半島から西へ約30キロメートルに3島を連ねる甑島（こしきしま）のひとつ、下甑島の沖合に浮かぶ、高さ約127メートルの奇岩。横から見ると有名なフランスの偉人に似ていることから「ナポレオン岩」と呼ばれています。

島内の「前の平展望所」はこの岩を眺めるのに最適なスポット。海上から間近に見ることができる「観光船かのこ」のクルージングも人気です。

【現地スタッフおすすめコメント】

圧倒的な存在感を持つ巨大な岩です。