太古からの大自然が今なお残る、神秘の島「屋久島」。日本で初めて世界自然遺産に登録された地としても知られます。
ジブリ映画『もののけ姫』のモデルとされる苔むす森などが見られる「白谷雲水峡(しらたにうんすいきょう)」や、短時間で気軽に屋久杉を観賞できる「ヤクスギランド」など、屋久島の大自然に触れられるスポットがいくつかある中で、一度は会いに行きたい屋久島の象徴が「縄文杉」。しかしながら、縄文杉までは本格的なトレッキングが必要となり、自分の足で歩いた人だけがその神々しい姿を拝むことができます。
この記事では、登山初心者でも行けるのか、どれくらい歩くのか、必要な持ち物・服装など、疑問を解消しながら、縄文杉への日帰りトレッキングツアーを詳しくレポートします。
そもそも「縄文杉」とは?
屋久島では、樹齢1000年を超える天然の杉を「屋久杉」、それ未満の若い杉は「小杉」、人の手で植林した杉を「地杉(じすぎ)」と呼びます。「縄文杉」は推定樹齢7200年ともいわれ、今発見されている屋久杉の中で最も古くから生き続けている「森の王者」です。
ちなみに、屋久杉という種類の木があるわけでありません。秋田杉や立山杉、北山杉などが地域名称なのに対し、屋久杉は1000年を超える立派な杉の尊称であり、古くから島民にとって御神木として大切にされてきました。
縄文杉までの所要時間と距離、ベストシーズンは?
縄文杉は人の手がほぼ介入していない深い森の奥に鎮座し、道のりは往復約22km、所要時間は10~11時間程度、標高差約700m。途中には、屋久島最大の切り株で、中から見上げるハートが人気の「ウィルソン株」や樹齢約3000年の「大王杉」など見どころも多く、楽しみながら歩を進めることができます。年間を通して行くことは可能ですが、夏は暑く、冬は雪が積もることがあるため、春と秋がベストシーズンです。
縄文杉トレッキングはガイド選びが重要
縄文杉に行くには地元のガイドに案内してもらうのが一般的。島内には縄文杉トレッキングツアーを実施している会社がたくさんありますが、ガイドによって経験や知識量、レベルはまちまち。特に初心者は慣れない山道を1日歩くことになるため、ガイド選びはとても重要です。また、ツアーによってはほかの旅行者数組と一緒に行動するものもあります。
今回はトレッキング初心者で自信がなかったため、宿泊した「sankara(サンカラ) hotel&spa 屋久島」のプライベートツアーで縄文杉を目指しました。ほかの参加者がいないプライベートツアーなら、自分たちのペースで歩くことができます。
「サンカラ」の経験豊富なガイドによるプライベートツアー
「sankara hotel&spa 屋久島」は、地産地消のフレンチを味わえるオーベルジュ型リゾートホテル。全室バトラー付きで最上級のおもてなしを受けながら、屋久島の自然の恵みを堪能できる唯一無二のホテルです。宿泊は13歳以上に限定された大人の楽園。
ホテルには専属のガイドがおり、屋久島に出発する前からメール・電話で、トレッキングや観光、屋久島での滞在プランの相談にのってもらえ、出発前から最上級のおもてなしを体験できます。また、ホテル専属ガイドだけでなく、外部の信頼できるガイドやツアーの手配もお願いできます。いずれも、GWや夏休み、年末年始などは予約がとれないこともあるため、早めの手配がおすすめです。
今回ガイドをお願いしたのは、サンカラのアクティビティマネージャーを務める大木信介(おおき のぶすけ)さん。大木さんは縄文杉へ1,000回以上ガイドした経験を持つプロ中のプロ。知識がとても豊富で、楽しく学びながら縄文杉へと向かうことができます。
縄文杉トレッキング 詳細レポート
【5:00】ホテルを出発、タクシーで荒川登山口へ
早朝5:00、太陽が昇る前にホテルを出発し、タクシーで縄文杉登山の入口となる「荒川登山口」へと向かいます。毎年3月1日~11月30日は、環境負荷の軽減と混雑緩和のため一般車両の乗り入れが規制されていて、荒川登山口へのアクセスはバスもしくはタクシーのみ。
バスは本数が少なく、行き・帰りの時間を気にしなくてはいけませんが、サンカラのプライベートツアーにはタクシーでの送迎が含まれているので、バスの時間を気にせず、自分たちのペースで動くことができました。大木さんのアドバイスで、登山道が混雑するバス到着時間を避けて荒川登山口へ。途中、事前に予約していた昼食用の弁当をピックアップして向かいました。
【6:00】トレッキングスタート!
標高約600mのところにある荒川登山口で準備運動とトイレを済ませたら、いよいよトレッキングがスタート! 縄文杉までは、トロッコ道約8.5km+山道約2.5kmの道のり。
屋久島は「月に35日雨が降る」と言われるほど雨が多く、麓では降っていなくても、山の上は雨ということも多々あり、滑らないように注意しながら進みます。特に板の端は滑りやすいので真ん中を歩くように、との大木さんのアドバイス。
トロッコは山で切り出した木材を運搬するために、1923年に開通したもの。現在、屋久杉を伐採することは環境保護の観点から禁止されており、トロッコはほとんど運行していませんが、緊急時やトイレの維持・管理のために運行されることがあり、日本で唯一、現役で動いているトロッコなのです。
荒川登山口を出発して最初の見どころは、明かりに照らされ、冒険気分が高まる花崗岩のトンネル。先人が切り開いたトンネルを進んでいきます。
道沿いの岩場に小さく育っていたのは杉の子ども。杉は日光を好むため、開けたトロッコ道の前半では、根を付け始めた杉を見ることができました。
屋久島は海底から花崗岩が隆起してできた島で、急峻な岩山と雨が多い土地柄、土もすぐ流されてしまうため、実は土がなく、植物が根を張っているのはなんと岩の上! 屋久島ならではの光景で、生命力の強さを感じます。
途中、手すりのない橋も! ドキドキしながら渡りつつ、見晴らしが良いので余裕があれば景色も楽しめます。
少し寄り道をして、「大山祇(おおやまづみ)神社」へ。古くは林業の安全を祈願した場所で、登山の無事をお祈りします。
▼ 約45分、約2.6km
【7:00】「小杉谷集落跡」付近で休憩・朝食
歩き始めて約45分のところにあるのが「小杉谷(こすぎだに)集落跡」。ここにはかつて、林業に従事する人々が暮らしており、1923年から1970年頃まで集落が存在しました。小中学校や郵便局、商店もあり、最盛期には約540人が暮らしていたそう。
小杉谷集落跡近くの東屋で、朝食を食べながら休憩をとります。
サンカラでは、早朝に出発する場合、ホテルで朝食をとれないため、代わりに朝食セットを用意してくれます。屋久島育ちの酵母と水で作られたホテルメイドのパン4種類とフルーツ、塩飴といった内容。パンは一気に食べずに、回数を分けて、少しずつ食べるのがエネルギー補給のポイントだそう。
また、休憩するたびに適切なストレッチを行うのが大木さん流。大木さんはダメージを残さないトレッキング法にこだわり、登山初心者でも疲れや筋肉痛が出にくい方法を提案してくれます。
▼ 約35分、約2.8km
【7:50】切り株の上に新たな杉が育つ「三代杉」
小杉谷集落から35分ほど歩き、見えてきたのが「三代杉」。倒木した一代目の上に二代目が育ち、江戸時代に伐採。その二代目の切り株の上に樹齢約350年の三代目が育っているというユニークな杉です。屋久杉は油分が豊富で腐りにくい特性があり、切り株となっても朽ち果てることなく姿を保っています。
江戸時代に年貢として納めるために伐採が進められ、三代杉付近では多くの切り株が見られます。同時に、人の手によって失われてしまった森を回復させるため、植林が広く行われ、未来を担う地杉が育っているのも見られます。
三代杉の手前には、荒川登山口を出発して最初のトイレがあります。水洗式ではなく、自然環境に優しいバイオトイレを導入していて、使用後、ボタンを押すとオガクズと一緒に攪拌される仕組み。臭いも少なく、トイレットペーパーも備わっていて、とても快適に利用できます。
▼ 約60分、約2.7km
【9:00】トロッコ道が終わり、山道へ突入!
三代杉から約60分歩くと、トロッコ道の終点に到着。この先はトイレがないため、ここでトイレを済ませておきます。
また、トロッコ道は整備されているので、雨が降っても折りたたみ傘をさして歩くことができますが、ここから先は山道。両手が使えるよう、レインウェアに着替えておきましょう。
標高約900m地点の「大株歩道入口」からいよいよ山道での本格トレッキング。ゴツゴツとした岩場や急な階段を進み、標高約1,300m地点にある縄文杉まで登っていきます。
山道は、岩や木をつかみながら手の力も借りて登るのが足を痛めず安全に進むポイント、と大木さんに教えてもらいました。そのため、滑り止めの付いた軍手があると便利です。トロッコ道よりも難易度が上がる分、冒険気分でアドレナリン全開!
▼ 約30分、約0.6km
【9:30】恋愛のパワースポット、ハート型の切り株「ウィルソン株」
大株歩道入口から30分ほど山道を登り、たどり着いたのは「ウィルソン株」。切り株の中に入って上を見上げるとハートの形に見えることから、恋愛のパワースポットとして人気です。この切り株は16世紀末頃に伐採されたもので、中は8畳ほどの広さがあり、名前は、存在を広めたアメリカの植物学者・ウィルソン博士に由来します。
撮影には超広角カメラが搭載されたスマートフォンがおすすめ。大木さんにベストスポットを教えてもらい、ばっちりきれいにハートを撮ることができました。
道中には湧き水が汲めるスポットが数ヵ所あります。屋久島の水は不純物をほとんど含まない超軟水で、甘くまろやか! 屋久島の森の中で飲む天然水は、思い出に残る味わいです。
▼ 約45分、約1.1km
【10:50】樹齢およそ3000年、雄々しい「大王杉」
ウィルソン株から約45分、心臓破りの階段を登り、休憩を挟みながら「大王杉」に到着。大王杉は樹齢約3000年の大きな杉で、まるでガッツポーズをしているかのような姿に、雄々しい力強さを感じます! 1966年に縄文杉が発見されるまでは、この大王杉が最古の屋久杉として知られていました。
(2021年10月1日~2022年3月1日の間、大王杉周辺の登山道の切り替え工事を実施しています。)
大王杉近くにはトイレブースが。携帯トイレを持参すれば、このブースで利用可能。使用済みの携帯トイレは持ち帰り、登山口もしくは屋久杉自然館前に設置している回収箱に捨てられます。
▼ 約5分、約0.1km
【11:00】世界遺産エリアに突入! 推定樹齢約1500年の「夫婦杉」
山道を進んでいくと森が深くなり、突然空気感が変わるのを感じます。ここは1993年に登録された世界自然遺産地域で、太古からほぼ人の手が入っていないエリア。屋久島全体が世界遺産と思われがちですが、実は世界遺産に登録されているのは島のおよそ2割のみで、これまで歩いてきたのは世界遺産エリア外だったのです。ここから先、縄文杉までは世界遺産エリア内。
自然淘汰された森は小さな植物から大きな屋久杉までさまざまな植物が共存。屋久島の自然が生み出した、ありのままの姿がそこにはあります。
大王杉から約5分歩き、「夫婦杉」に着きました。約3m離れた2本の屋久杉が手をつなぐように合体しています。推定樹齢は右の夫が約2000年、左の妻が約1500年。仲睦まじい姿にほっこり安らぎます。
▼ 約30分、約0.7km
縄文杉直前には、触ることができる屋久杉も。どっしりとした佇まいで人間を出迎えてくれ、1000年以上を生き抜いてきた歴史を自分の手で体感できます。
【11:30】待望の「縄文杉」との対面!
夫婦杉からおよそ30分、ついに「縄文杉」にたどり着きました! 約5時間半かけて自分の足で歩き、お目にかかる縄文杉は眩しいほどの神々しさ。この日は幻想的な霧に包まれ、より「森の王者」の貫禄が際立っていました。
縄文杉を保護するため、すぐ近くまで行くことはできませんが、3つのデッキがあり、左・正面・右と3方向から観賞可能。樹高25.3m、胸高周囲16.4mという巨木はカメラに収まらないほどの大きさです。
一般的に杉は500年ほどが寿命とされる中、推定樹齢7200年の縄文杉をはじめとした長寿の屋久杉は、屋久島の自然環境が生み出した奇跡。雨が多く、栄養に乏しい岩の上という過酷な環境下でゆっくりゆっくりと成長し、油分が多く腐りにくいことも手伝って、緩やかに時代を超えて生き続けてきたとされています。
道中、そういった屋久島の自然環境のことをいろいろと、大木さんに教えていただいただけに、感動もひとしお!
縄文杉を満喫したら、近くの東屋で昼食。およそ5時間半のトレッキングを終えて、世界遺産の森で食べるおにぎりはこの上ないおいしさです。大木さんから温かいお味噌汁の差し入れをいただき、ここでもサンカラの素晴らしいホスピタリティを感じました。
【12:30】下山開始
昼食後、山道約2.5km+トロッコ道約8.5kmの同じ道を通って荒川登山口へと戻ります。日が落ちて暗くなると危ないので、遅くとも13:00には縄文杉を出発しなくてはいけません。下りは上りの約1.5倍の筋肉を使うと言われ、膝を痛めないように慎重に下りていきます。
心に余裕のある帰り道は、見える景色も変わってきます。太古の自然が残る深い森から、人間の手で回復した森まで、屋久島の歴史とともに風景を堪能しましょう。
大木さんから「足元を見てみてください」と言われ、見ると、トロッコ道にハートを発見! 造った人の遊び心でしょうか。まだ暗い朝は気付きにくいので、帰りに探してみてください。
ほかにも、面白い写真が撮れるスポットなど、経験豊富な大木さんだからこそ知るポイントを教えてもらいました。それがどこかは、大木さんをはじめとしたサンカラの専属ガイドにお願いした人だけのお楽しみ!
森を抜けると、巨大な花崗岩がゴロゴロと転がる荒川が見えてきました。山に降り注いだ雨が下流に流れる様を体感できます。
▼ 約4時間30分、約11km
【17:00】荒川登山口に到着! トレッキング終了
縄文杉を出発して約4時間半、ついに「荒川登山口」へと戻ってきました! 1日かけて自分の足で歩き、ゴールしたときには大きな達成感を得ることができます。
疲労が残らないよう、最後にもストレッチをしてトレッキング終了。ホテルへ戻るタクシーの車内でも、大木さんから疲労回復につながるビタミンCを多く含むオレンジジュースの差し入れが! そして、サンカラのプライベートツアーは、お部屋に戻ったらすぐお風呂に入れるよう、帰る時間に合わせてお湯を入れておいてくれる素晴らしいサービス付き。翌日は自分でも驚くほど疲れや筋肉痛がなく、大木さんの細やかなサポートの効果を実感しました。
縄文杉トレッキングツアーの服装・持ち物
縄文杉トレッキングは事前準備がとても大切です。必要な服装や装備を下記に挙げていますが、季節によっても変わるので、事前にガイドに相談すると良いでしょう。
なお、トレッキングシューズ、ザック(カバー付き)、レインウェア(上・下セット)、帽子、ヘッドライト、ストックなどは、サンカラでレンタル(有料)できます。そのほか、島内にレンタルショップもあります。
服装
□トレッキングシューズ
スニーカーは滑りやすく、ケガの原因になるため、必ず自分の足に合った登山用のシューズを用意してください。
疲れると土踏まずが下がり、足は少し大きくなります。下りで足を痛めないよう、普段の靴のサイズより0.5~1cm大きいサイズを選ぶのがポイントです。
□登山用ソックス
足の疲れを軽減するために、シューズ同様、ソックス選びも重要です。登山用の厚みがあるものを用意しましょう。
□吸湿速乾性のあるTシャツ
綿素材は汗をかくと乾きにくく、体を冷やすのでNG! 速乾性のある化学繊維のものを選びましょう。
□長ズボン
登山用スパッツ+ショートパンツでも可。デニムは濡れると乾きが悪く、重くなるためNGです。
□防寒具
出発前や休憩時の冷え防止に。縄文杉は麓との気温差が約-8℃あります。夏は薄手の長袖、冬は薄手のダウンなどを用意していきましょう。
□ザック・サックカバー
日帰りの縄文杉トレッキングであれば、25リットル前後のものがおすすめです。また、雨に濡れないように、リュックの中のものは、ジッパー付きの袋に入れておくと安心です。
□帽子
日除けになるツバが広いものがおすすめです。
持ち物
□レインウェア
レインコートではなく、登山用の汗をかいても蒸れない上下セパレートのものがマスト。防寒具としても役立ちます。晴れの日でも非常用として必携です。
□折りたたみ傘
雨の中、食事をする際やトロッコ道を歩くときに活躍します。
□手袋
マストではありませんが、山道で岩や木をつかむときに。100円ショップの軍手でも十分です。冬は防寒にも役立ちます。
□ヘッドライト
日が短い時期は必須です。
□飲み物
お水500ml×1本(夏場は2本)でOK。途中で沢の水を汲めるので、荷物は軽くして行きましょう。
□弁当
トレッキング中、お店はありません。サンカラのプライベートツアーであれば、前日に予約しておき、当日、弁当屋に立ち寄ってくれます。
□行動食
キャンディー、チョコレートバーなど。甘いものだけでなく、塩分補給も忘れずに! 今回は、サンカラの朝食セット(パン、フルーツ、塩飴)で十分でした。
□ストック
マストではありませんが、膝・足への衝撃をやわらげてくれます。ちなみに、今回の取材時は一切使わずにゴールできました。
□携帯トイレ
山道に入ると往復5時間ほどトイレがありません。
□その他、ビニール袋、タオル、ティッシュなど
また、装備だけでなく、体力づくりも重要。「縄文杉に行くことが決まったら、筋肉を目覚めさせておくことが大切です。毎日1駅分歩くようにしたり、エスカレーター・エレベーターではなく階段を使ったり。登山初心者でも大きな不安を感じる必要はありませんが、体力があればあるほど、余裕をもって楽しめます」と大木さんはおっしゃいます。
せっかく屋久島を訪れるなら、会いに行きたい縄文杉。決して楽とは言えない道のりだからこそ、出合えたときの喜びはかけがえのないものです。事前準備を万全にして、さまざまな奇跡が生み出した神秘的な森を満喫しに行ってみませんか。
今回宿泊した「sankara hotel&spa 屋久島」では、縄文杉トレッキングツアー以外にも、白谷雲水峡やヤクスギランドのツアー、島内を1周するツアーなど、希望に合わせてアレンジしてもらえます。ホテル自体も、屋久島の食材を存分に味わえるディナーに朝食、全室につくバトラーサービス、アルコールも無料のラウンジなど、食事・空間・ホスピタリティ、すべてが最上級。極上のリゾートステイを叶えてくれます。詳しくは下記の記事をご覧ください。