山口県のおすすめ観光スポット21選！現地スタッフが定番から穴場スポットまで厳選

2015年に萩の産業遺産群が世界遺産登録されたことで人気を集める山口県。「松下村塾」や「萩城下町」など、幕末や明治維新を支えた志士たちの史跡名所が多く残り、国宝・五重塔で有名な「瑠璃光寺」や菅原道真を祀る日本最初の天満宮「防府天満宮」などの歴史的なスポットも点在しています。

「角島大橋」や「秋吉台」など一度は目にしたい絶景スポットも充実。さらに下関のフグも気軽に楽しめる「唐戸市場」や「獺祭の蔵元」など、食の観光名所も合わせてご紹介します！

2000年11月3日に開通した角島観光のシンボル的存在。コバルトブルーの海や、途中に浮かぶ小さな鳩島、角島などの風光明媚な絶景は、映画やCMのロケ地としても有名です。また、通行料金無料の離島架橋としては日本屈指の長さ（全長1,780メートル）を誇ります。

【現地スタッフおすすめコメント】

写真撮影にはもってこいのスポットです！

白狐のお告げによって昭和30年に建立された神社。商売繁盛をはじめとした願望成就の大神です。 123基の鳥居が、龍宮の潮吹側から100メートル以上にわたって並ぶ景色は圧巻。

高さ約6メートルの大鳥居の上部に設置された賽銭箱に、見事、賽銭を投げ入れることができたら願いが叶うといわれています。

【現地スタッフおすすめコメント】

CNNの「日本の最も美しい場所31選」に選ばれました

長門湯本温泉は山口県最古の湯で、昼はのどかな川辺の風景、夜は幻想的なライトアップが楽しめる観光地です。2000年以降に衰退した温泉街を再生するために、2016年から街全体をデザインする「長門湯本みらいプロジェクト」が始まりました。その成果は高く評価され、2020年度の地方創生大賞を受賞しました。今ではリピーターや移住者も増え、第二の故郷として愛されています。

【現地スタッフおすすめコメント】

公衆浴場「恩湯（おんとう）」は街のシンボル！洗い場でけがれを落としてからみそぎの場である浴槽に入るという、神聖な入浴を体験できます。

延宝元(1673)年、岩国藩主・吉川広嘉によって創建された、清流錦川に架かる木造五連のアーチ橋。反り橋の構造は精巧かつ独創的で、現代の橋梁工学からみても非のうちどころがないと言われ、日本三名橋のひとつに数えられています。

春は桜、夏は鵜飼いや花火の夜景、秋は紅葉、冬は雪化粧と、四季おりおりの色彩豊かな景観も魅力です。

【現地スタッフおすすめコメント】

たくさんの桜が咲き誇る春の景色も必見！

幕末期に吉田松陰が主宰した私塾。松陰神社の境内にあり、もともとは松陰の実家の物置だった建物で、和室2間に土間が付いただけの簡素なもの。講義室だった8畳の部屋には松陰の石膏像と肖像画、机が置いてあります。

高杉晋作、久坂玄瑞、伊藤博文、山県有朋など、明治維新期に活躍した多くの人材がこの塾から輩出されました。

【現地スタッフおすすめコメント】

「明治日本の産業革命遺産」として世界遺産登録されています

毛利輝元が築いた萩城を中心に、260年間にわたって36万石の城下町として栄えた萩市。白壁となまこ壁、黒板塀の美しい町並みには、今なお城下町の風情が色濃く残り、国史跡および、世界遺産（明治日本の産業革命遺産）にも登録されています。

萩焼を扱う店や古民家を改装したカフェなど、散策途中に立ち寄りたいスポットも満載です。

【現地スタッフおすすめコメント】

5月上旬～中旬には夏みかんの花の甘い香りが漂います

美祢市の中・東部に広がる日本最大のカルスト台地。500～600メートル級の山脈に囲まれた盆地状の台地を形成し、台地面の標高は180～420メートル。主として古生代の石灰岩から成る台地の地下には、鍾乳洞が多数散在しています。

国の特別天然記念物にも指定される自然美は、レンタサイクルで探訪するのもおすすめです。

【現地スタッフおすすめコメント】

例年2月第3日曜日は山焼きが開催されます

秋吉台の地下にある日本屈指の大鍾乳洞。総延長は国内第2位の約11.2キロメートルですが、観光ルートは約1キロメートルまで。洞内の気温は四季を通じて17℃のため、夏涼しく冬は温かく、快適に探勝できます。

鍾乳石がお皿のように折り重なった「百枚皿」や「洞内富士」など、悠久の時間が作り出した自然の造形美が数多く楽しめます。

【現地スタッフおすすめコメント】

秋吉台へは洞内途中のエレベーターでアクセス可能！

500種2万点の水族たちが展示されている水族館。関門海峡を再現した瀬戸内海水槽はトンネル状で海底散策気分が味わえ、世界のフグ100種類以上やシロナガスクジラの全身骨格標本など、下関らしい展示が特徴です。

目の前に関門海峡が広がるアクアシアターでは、イルカとアシカのユニークな共演パフォーマンスが必見です。

【現地スタッフおすすめコメント】

常時100種類展示する世界のフグは世界一のコレクション！

日本海に面した向津具半島の付け根部の頂上に広がる、標高333メートルの草原の地。眼下には日本海に浮かぶ島々や、果てしなく広がる海と空の大パノラマが展開しています。

ハマユウ、ツツジ、ツバキ、サザンカなど四季折々の花が高原の一角を染め、夏は絶景のキャンプ場や、幻想的な漁火を眺めるスポットとしても人気です。

【現地スタッフおすすめコメント】

敷地内には日本海や青海島を見渡すカフェもあり！

大内氏前期全盛の頃、25代大内義弘が現在の香山公園に建立した香積寺を、毛利輝元が萩に引寺。跡地に仁保から移築したのが、現在の「瑠璃光寺」です。

国宝でもある五重塔が有名で、全国に現存する屋外の五重塔のうちで10番目に古く、日本三名塔のひとつにも数えられています。日没から数時間ライトアップされる夜の美しさも必見。

【現地スタッフおすすめコメント】

大内文化を優雅に伝え「西の京・山口」を代表する観光名所

フグの市場としてはもちろんのこと、タイやハマチの市場としても有名な関門の台所。一般向けの小売りも行い、新鮮な魚介類や農産物を直接販売しています。

毎週末と祝日には、市場1階が海鮮屋台街に大変身する「活きいき馬関街」を開催。新鮮な食材を使った握り寿司や海鮮丼、味噌汁などのほか、フグ刺しなどがその場で手頃に味わえます。

【現地スタッフおすすめコメント】

朝早い時間には実際のセリの様子も見学できます

菅原道真を学問の神として祀った日本最初の天満宮。京都の北野天満宮、福岡の太宰府天満宮とともに日本の三天神といわれています。

正月の初詣や早春の梅まつりをはじめ、11月には西日本屈指の荒祭りとして知られる御神幸祭（裸坊祭）も開催。1年を通じて多くの参拝者が訪れる境内には、抹茶とお菓子をいただける茶室や歴史館もあります。

【現地スタッフおすすめコメント】

菅公を崇敬した高杉晋作の辞世の句もあります

今や、日本で最も有名な日本酒銘柄のひとつである「獺祭（だっさい）」の蔵元「旭酒造」。“酔うため売るための酒ではなく味わう酒を求めて”とのポリシーのもと、精米歩合が50％以下の純米大吟醸酒を造り、冬だけでなく年中日本酒を仕込む画期的な製造法を確立。獺祭が試飲（有料）できる本社蔵の見学もおすすめです（要予約）。

【現地スタッフおすすめコメント】

直売所「獺祭ストア」（9:00～17:00）もあり！

周南市の沿岸部に広がる全国有数の石油化学コンビナート群。その幻想的な工場夜景を船上から楽しむクルーズツアーが人気です。

夜景ナビゲーターが同乗し、瀬戸内海に沈む夕陽や周南大橋、コンビナートの光や煙突からの炎など、非日常的で美しい風景が堪能できます。特に、日本夜景遺産に認定された晴海親水公園からの工場夜景が必見です。

【現地スタッフおすすめコメント】

瀬戸内海の美しい夕景と幻想的な工場夜景を楽しめます

地殻変動によるマグマの熱の影響を受けて1400万年前に誕生したホルンフェルス。黒色と淡灰色の岩が美しい縞模様を成す高さ約12メートルの断崖は、「日本の地質百選」や「21世紀に残す日本の風景遺産100選」にも選ばれています。

断崖周辺は遊歩道が整備され、期間限定で遊覧船も運行。海上からの眺めも楽しめます。

【現地スタッフおすすめコメント】

数ある須佐湾の景勝のなかでも最たるものです

岩国市内に2カ所ある名物的な食事処。いずれも民芸調の独特な店構えや幟が目印で、人気No.1メニューは、若鶏を炭火で焼いた山賊焼。ジューシーかつ豪快なうま味が絶品です。

契約農場で育てた自慢の皇牛の焼肉や、大きな山賊むすびも人気。支店の中でも最大規模を誇る「玖珂店」では、敷地内に滝や神社、観音像まで設置しています。

【現地スタッフおすすめコメント】

ドライブスポットとしても有名な山間の食事処

長門市仙崎出身の童謡詩人・金子みすゞの生誕100周年を記念してオープン。みすゞが幼少期を過ごした書店金子文英堂跡地に、金子文英堂の建物や庭を復元しています。

本館棟には、遺稿集や着物などの遺品を展示した常設展示室、パソコンによる資料の検索室、みすゞの詩の世界を音と光で体感できるみすゞギャラリーなどを備えます。

【現地スタッフおすすめコメント】

みすゞの生涯や生きてきた時代を偲ぶことができます

北長門海岸国定公園内にある白砂青松の海岸。砂浜からは国指定天然記念物の「指月山」、沖合には笠山や多くの島々を眺めることができる絶好のロケーションです。

海水の透明度が高く、「快水浴場百選」に選ばれており、夏はファミリーなどで賑わいます。「日本の夕陽百選」にも名前を連ねる絶景のサンセットは一見の価値ありです。

【現地スタッフおすすめコメント】

菊ヶ浜から眺める夕陽は指月山とのコントラストが絶妙です

常盤湖を中心にした広大なときわ公園内で、2016年春にグランドオープンした動物園。世界の野生動物生息地の環境を園内に再現し、動物が本来の行動を発揮できるようにした“生息環境展示”を取り入れています。

飼育頭数国内最多のシロテテナガザルやボンネットモンキーを中心に、動物たちの自然の姿に出会えます。

【現地スタッフおすすめコメント】

ユニークで貴重な動物種を自然のままの姿で楽しめる動物園

自家用車やサファリバスから猛獣たちを間近で観賞できる動物園。野生に近い姿で飼育されるライオンやトラ、クマたちは迫力満点。専用バスに乗車すれば希少なエサやり体験も可能です。

約50種500頭の動物たちがのんびり暮らす「動物ふれあい広場」や、環境体験遊具のあるキッズサファリ、遊園地なども完備しており、1日中楽しめます。

【現地スタッフおすすめコメント】

珍しいホワイトライオンとホワイトタイガーにも会えます