福岡と大分の印象が変わるディープなエリアは県境に。福岡県の南部に位置する「うきは」と隣接する大分県の「日田」はどちらも九州最大の河川である筑後川沿いの町。「うきは」はいちごや桃など四季を通じてフルーツが味わえる一方で、水に恵まれた「日田」は江戸時代に天領となり、歴史の面影が感じられます。
目次
- ・福岡のフルーツ王国「うきは」でフルーツ狩り
- ・新鮮なフルーツを買うなら「道の駅うきは」
- ・スモクークxスペイン料理のレストラン
- ・日常に彩りを添える品々「ぶどうのたね」
- ・赤い鳥居と町並みの絶景神社
- ・大分の水郷「日田」でうなぎを満喫
福岡のフルーツ王国「うきは」でフルーツ狩り
福岡市街から車で1時間ほど、JRなら九州新幹線と在来線を乗り継いで約1時間半で到着する、うきは。日あたりが良く、作物が育ちやすい環境で、収穫できるぶどうの品種は57にもおよび、柿は17種類、いちごは20種類と一年を通じて何かしらのフルーツが旬を迎えています。
旬のフルーツを味わいたいならフルーツ狩りが一番!冬から春はいちご狩りが盛んで、夏はブルーベリーと桃、そして秋はぶどうと梨に柿も加わるなど、四季折々のフルーツ狩りができます。
観光農園「よかもんいちご」では、日中に加えて毎週土曜日の夜にもいちご狩りも開催。いちごの美味しさだけでなく、農業の楽しさ、発見、そして感動も味わえる「エンターファーム」を目指しています。
ライトアップされたビニールハウスは非日常的でロマンチック。明かりに照らされたいちごは普段より艶やかに見え、あまおうや紅ほっぺなど有名ないちごに加え、さちのか、星うららなど珍しい品種も食べ比べできます。
よかもんいちご いちご狩り
- 営業期間・曜日
- 12月上旬~5月中旬の火曜、水曜、木曜、土曜、日曜、祝日
- 営業時間
- ※完全予約制
通常:11:00~13:00(時間無制限、いちごが無くなり次第終了)
ストロベリーナイト(毎週土曜開催):19:00~20:00 - 休み
- 月曜・金曜
- 料金
- 大人:1,900円~3,000円、小学生:1,500円~2,600円、幼児(3〜5歳):1,100円~2,200円
※季節によって価格変動あり
※ストロベリーナイトは通常価格+300円 - 電話
- 090-9790-0742(予約受付時間10:00〜15:00(月曜・金曜を除く)
- 住所
- 福岡県うきは市浮羽町三春2495-2
- 公式サイト
- よかもんいちご
新鮮なフルーツを買うなら「道の駅うきは」へ
観光案内所を兼ねた「道の駅うきは」は、この地域に多いコの字型の茅葺き屋根「くど造り」をイメージした外観が目印。旬のフルーツはもちろん、採れたて野菜や特産品が並ぶ品ぞろえの良さは直売所ならでは。
地元の農家さんが朝採り野菜を持ってきてくれるので、ぜひ午前中に訪れてみて。手作りの惣菜や乳製品、おみやげも販売していて、九州にある道の駅のなかでも屈指の人気を誇ります。
「道の駅うきは」は高台に位置しており、展望台からは筑後平野に広がる水田風景や町並みを一望。のどかな田園風景に癒やされます。
道の駅うきは
- 営業時間
- 9:00~18:00
- 休み
- 毎月第2火曜(祝祭日の場合は翌日休)、年末年始(12/31~1/4)
- 電話
- 0943-74-3939
- 住所
- 福岡県うきは市浮羽町山北729-2
道の駅の隣には、マリオット系列ホテルブランドの「フェアフィールド・バイ・マリオット・福岡うきは」があり、ここを旅の拠点にするのもおすすめ。スタイリッシュなお部屋には寝心地にこだわったベッドやくつろげるソファが置かれ、電子レンジや洗濯機など共有設備もそろっています。
スモークxスペイン料理の「IBIZA SMOKE RESTAURANT」
フルーツなど農作物の印象が強い「うきは市」ですが、実はブランド豚があり、小学校の給食は地元産でまかなっているほど。「IBIZA SMOKE RESTAURANT(イビサ スモーク レストラン)」では、地元の養豚場から仕入れた豚肉を長時間スモークしたベーコンやソーセージを販売しています。
山の中にたたずむレストランは、まるでおとぎ話に出てきそうな雰囲気。土日祝でランチ営業をしており、ジューシーなスモーク料理とスペイン料理を提供。手作りのかまどでじっくりと焼き上げた豚肉はやわらかく、コショウの辛みがピリッと香る一品です。
コース料理もあり、自家製ハムの盛合わせに始まり、季節のスープ、メイン料理、パエリア、デザートの5品は身も心もたっぷりと満たされる内容。特に店主が本場スペインのバレンシアで習得したパエリアは魚介の旨みが凝縮していて、ワインとも合います。
お肉はもちろん、野菜や果物も地元のものを。デザートには、うきは産の柿とアロス・コン・レチェというスペインの定番スイーツを一緒に。うきはとスペインの美味を堪能できる、稀有なメニューです。
IBIZA SMOKE RESTAURANT(イビサスモークレストラン)
- 営業時間
- 11:00~15:00 (L.O.)※電話にて事前予約をお願いします
- 休み
- 月曜、火曜(不定休)
- 電話
- 0943-77-7828
- 住所
- 福岡県うきは市浮羽町田篭719
- 公式サイト
- IBIZA SMOKE RESTAURANT
日常に彩りを添える品々が集まる「ぶどうのたね」
食べもの以外にも、うきはの魅力を感じられるのが「ぶどうのたね」。耳納(みのう)連山の山すそにある8軒のお店からなり、雑貨店と和菓子屋、それに自家焙煎のコーヒー店などが点在。スポット名にちなんで、暮らしを彩る「たね」になるものと出合えます。
「ギャラリーぶどうのたね 服飾」では、着心地の良さや風合いにこだわった洋服やアクセサリーを販売。築100年ほどの古民家は「ギャラリーぶどうのたね 器」になっていて、作り手の想いが込められた「物語のある暮らし」につながる器が並びます。
素材選びから生産者と丁寧にやりとりし、やさしいお菓子作りを大切にしているのが「和菓子葡萄家」。季節の和菓子と焼き菓子を販売し、特にキャラメリゼされたアーモンドと小豆入りおもちを最中で挟んだ「豆たん」が人気です。
焙煎所とカフェが併設した「Zelkova Coffee」(ゼルコバコーヒー)では、世界中から選び抜いたコーヒー豆を独自の技術で焙煎。イートインでは目の前でハンドドリップしてくれ、自家製ロールケーキなどコーヒーに合うスイーツも味わえます。
ぶどうのたね
- 営業時間
- 店舗により異なる
- 休み
- 店舗により異なる
- 電話
- 0943-77-8667 ※ナビで検索の場合は0943-77-5930
- 住所
- 福岡県うきは市浮羽町流川428
- 公式サイト
- ぶどうのたね
鳥居から眺める町並みが絶景の「浮羽稲荷神社」
約300段の石段に幾重にも朱色の鳥居が連なっている様子が話題の「浮羽稲荷神社」。耳納(みのう)連山の中腹にあり、筑後平野が一望できることから国内外で多くの旅行者が訪れるスポットです。
すぐ近くには公園も隣接し、地元の人たちにとっても大切な憩いの場。車で訪れる場合は、石段を上った先に駐車場があります。
商売繁盛のご利益がある伏見稲荷神社(京都)、お酒の神様を祀る松尾大社(京都)、学問の神様として知られる太宰府天満宮(福岡)の三神を祀っています。
社務所は土日のみ開いていて、お守りのほか、うきは市公式マスコットキャラクター「うきぴー」とコラボしたシールも。御朱印は近くにあるスーパー「サンピットバリュー」の2階でもいただけます。
浮羽稲荷神社
- 住所
- 福岡県うきは市浮羽町流川1513-9
- 公式サイト
- 浮羽稲荷神社
大分の水郷「日田」でうなぎを満喫「うなぎ 鷺邸Rotir」
うきはを堪能したら東に向かい、大分県日田へ。うきはから日田へは車で約30分、列車ならJR久大本線(きゅうだいほんせん)で約20分の近さです。
日田は古くより水資源に恵まれており、水が清らかで濁っていないことから「水郷(すいきょう)」と呼ぶ風習があるエリア。うなぎを提供するお店も多く、三隈川沿いにある「うなぎ 鷺邸Rotir」では、満々とたたえた水の景色が広がります。
2面に設けられたガラス窓からは太陽光が差し込み、とても開放的。床の間や欄間(らんま)といった和風建築ならではのしつらえが空間をより洗練的に仕立てていますが、元の持ち主が茶の湯を心得ていた方だと知り、納得です。
名産地として有名な鹿児島県大隅産のうなぎを使用し、蒸すのではなく焼き上げる地焼きスタイル。地元の老舗醤油をベースにした甘すぎないタレでご飯を蒸した「水郷かばせいろ」はこちらのオリジナルです。
一品料理もありますが、せっかくなら白焼き、かば焼きの両方を味わえるコースがおすすめ。カリっと香ばしい白焼きは日田の名産である柚子との相性も抜群です。骨せんべい、鰻ざく、茶わん蒸し、肝吸いも付いていて、鰻の魅力を存分に堪能できます。
うなぎ 鷺邸Rotir
- 営業時間
- 11:30~14:30(L.O.)、18:00~21:00(L.O.)
- 休み
- 不定休
- 電話
- 0973-28-6088
- 住所
- 大分県日田市隈2-3−16
- 公式サイト
- うなぎ 鷺邸Rotir
伝統が息づく「井上酒造」で酒蔵見学&試飲
豊かな水の恩恵を受け、日田では昔から焼酎や日本酒、ビールといった醸造業が盛ん。文化元(1804)年に創業した「井上酒造」は、材料となる酒米を自ら育て、繊細な日本酒造りに徹してきました。
7代目の井上百合さんは、女性でありながら自らも杜氏を務めます。こちらで育った百合さんにとって初めて飲んだ日本酒は今も忘れられない衝撃的な美味しさで、その時の味を再現したという「百合仕込み」は販売した途端に売り切れるほど。すっきりとした味の後にお米の旨みが残る逸品です。
「百合仕込み」に加え、販売から100年以上も飲み続けられている「角の井(かくのい)」、九州らしく大麦を100%使用した麦焼酎「初代 百助(ももすけ)」など取り扱っているお酒の種類も豊富。試飲もできるので安心して購入できます。
酒蔵見学も受け付けていて、昔の酒造りの道具の説明や麹が発酵する様子などが見られます。タイミングが良い時期であれば、酒造者も滅多に入れない麹室(こうじむろ)を見学できる日も。
また、井上酒造は日銀総裁を務めた井上準之助氏の生家でもあることから貴重な資料が残されており、「清渓文庫」が併設されています。訪れた際は酒蔵とあわせて見学するのもおすすめです。
井上酒造
- 電話
- 見学申込み・お問い合わせ:0973-28-2211
※時期によって見られない工程や、立ち入りできない場所があります - 住所
- 大分県日田市大字大肥2220-1
- 公式サイト
- 井上酒造
清渓文庫
- 開館時間
- 10:00~17:00(要事前予約)
- 休み
- 火曜
- 入場料
- 300円
- 電話
- 0973-28-2211(平日のみ)
- 住所
- 大分県日田市大鶴町2299
歴史の面影が残る「豆田町商店街」
日田は江戸時代に徳川幕府が天領とし、人や物が盛んに行き交う地域。「豆田町商店街」には江戸から明治にかけての建物がきれいに残され、エリア一帯が伝統的建造物群保存地区の指定。時代ごとの名建築とともに歴史をたどる旅を楽しめます。
威風堂々とした佇まいに目を引く「岩尾薬舗」(いわおやくほ)は、安政2(1855)年に開業。江戸から昭和にかけて増改築を重ねた建物(日本丸館)は、国の有形文化財でもあります。1階で薬剤を販売する傍らで、全国的にヒットした万能薬「日本丸」にまつわる資料なども展示しています。
岩尾薬舗(日本丸館)
- 営業時間
- 10:00~16:00
- 休み
- 不定休
- 日本丸館(見学)
- 入場料:大人350円、小中高生250円
- 電話
- 0973-23-6101
- 住所
- 大分県日田市豆田町4-15
豊かな水が森林を潤すことで、日田は杉も有名。杉を焼くことで木目の風合いが増し、職人の技で仕上げた日田下駄は日本三大産地のひとつに数えられています。「天領日田はきもの資料館」は下駄の直売所「足駄や」と資料館を兼ねており、高さ4mを超す「日本一の杉げた」も見どころです。
天領日田はきもの資料館 足駄や
- 営業時間
- 10:00~17:00
- 休み
- 不定休
- 2階下駄資料館
- 入場料:大人100円
- 電話
- 0973-28-6064
- 住所
- 大分県日田市豆田町3-11
- 公式サイト
- 天領日田はきもの資料館
町を歩いていると、信号の前に「とまって」の文字と下駄のモチーフがあったり、大分県無形民族文化財に指定されている鵜飼がデザインされたマンホールがあったり、至るところで地域の文化を随所で感じられます。
「小鹿田焼の里」自然の恵みで営まれる芸術品
天領として九州随一の発展を遂げた日田では、人口増加によって日用品が不足し、そのため陶器の製造に力を入れます。その時に誕生したのが「小鹿田焼(おんたやき)」。素朴ながら独特な風合いが焼き物ファンに人気で、民藝運動を唱えた柳宗悦(やなぎ むねよし)より「世界一の民陶」と称されました。
当時の技法を受け継ぎながら、わずか9軒の窯元がひっそりと山あいで作陶しています。道を歩くと登り窯が見えたり、唐臼(からうす)が土をつく音が聞こえたり。唐臼は川の水をししおどしのように利用するなど、ここでも水郷の一面が。川のせせらぎと唐臼の二重奏は「残したい日本の音風景100選」に選出されるほど、風情が感じられます。
小鹿田焼は長い歴史と伝統を守りながら、土づくりから完成まで機械を用いず手作業で取り組む流れ。その技法は一子相伝で受け継がれており、窯を守り続けています。技法は同じなのに出来上がる焼き物の趣が異なるのも興味深いです。窯元の直売所で欲しいものが見つかったら、制作の邪魔にならないようにお声がけしましょう。
窯元を訪れる前には、「小鹿田焼陶芸館」で成り立ちや特徴を知ってから巡るとさらに楽しめます。毎年10月には小鹿田焼民陶祭が開催され、この日のために焼き上げた作品を目当てに全国から大勢の人たちが訪れます。
小鹿田焼陶芸館
- 開館時間
- 9:00~17:00
- 休み
- 水曜(祝祭日の場合は翌日休)、年末年始
- 入場料
- 無料
- 電話
- 0973-29-2020
- 住所
- 大分県日田市源栄町138-1
- 公式サイト
- 小鹿田焼陶芸館
地域を代表する行事「日田祇園山鉾会館」&ご神木が珍しい「八坂神社」
江戸時代に町人文化が花開き、その風習は今も健在。春には豪華絢爛なひな人形を旧家で展示する「天領日田おひなまつり」が、夏には10mを超す迫力満点の山鉾が巡行する「日田祇園」が開催され、当時の賑わいを彷彿させます。
日田祇園の曳山行事はユネスコ無形文化遺産に登録されており、通年でその山鉾を間近で見られるのが「日田祇園山鉾会館」です。地区を代表する山鉾など計6基が展示され、賑やかなお祭りの様子も映像で流れています。
日田祇園山鉾会館
- 開館時間
- 9:00~17:00
- 休み
- 水曜(祝祭日の場合は翌日休)、年末年始
- 入場料
- 大人320円、小中高生220円
- 電話
- 0973-24-6453
- 住所
- 大分県日田市隈2-7-10
- 公式サイト
- 日田祇園山鉾会館
「日田祇園山鉾会館」を訪れた際には、ぜひ目の前にある「八坂神社」にも立ち寄ってみて。宝永宝永元(1703)年に建てられ、素戔嗚尊(すさのおのみこと)と菅原道真を合祀し、旅行の安全にもご利益があります。
本殿の横には、「むらくもの松」と呼ばれる樹齢300年超えの松がご神木として祀られています。左右に伸びた枝は力強く、まるで境内をぐるりと取り囲もうとしているかのようです。
八坂神社
- 住所
- 大分県日田市隈2-8-30
- 公式・関連サイト
- むらくもの松
足をのばして温泉地「由布院」へ
日田まで訪れたら、人気温泉地の「由布院」は目と鼻の先。車で約1時間、日田駅からも「特急 ゆふいんの森」や「特急 ゆふ」で1時間弱で到着します。湯の坪街道には飲食店やお土産店が軒を連ねており、見どころ豊富。
大分川沿いでは春は桜、5月下旬から6月中旬には蛍観賞も見逃せません。夏は映画祭や音楽祭などのイベントも盛んで、紅葉の名所でもある金鱗湖(きんりんこ)では、11月頃から冬の早朝にみられる幻想的な朝霧の光景もおすすめです。
金鱗湖は温泉水が流れ込んでいるため水温が高いことが特徴。由布院駅から徒歩で行くことができる人気観光スポットで、湖の周りには遊歩道も整備されています。
金鱗湖から水の流れにそって大分川沿いの道へ向かうと、土産店が連なる湯の坪街道とは異なるのどかな光景。共同浴場「ゆのつぼ温泉」や美術館「COMICO ART MUSEUM YUFUIN」などが点在しています。
大分川沿いに佇む「COMICO ART MUSEUM YUFUIN」は、隈研吾さんによって設計された美術館。焼杉の外観が空の青さや植栽の緑色を際立たせており、石や竹を配したモダンな佇まいが行きかう人々の注目を集めています。
館内には日本を代表する現代アーティストの作品を展示。草間彌生さん、杉本博司さん、村上隆さん、奈良美智さんなどが名を連ねます。2階からは作品越しに由布院のシンボル「由布岳」が望め、自然と作品が調和する光景が見られます。
COMICO ART MUSEUM YUFUIN
- 開館時間
- 9:30~17:00(最終入場16:00)
- 休み
- 水曜
- 入場料
- 一般1,700円、大・専門学生1,200円、中高校生1,000円、小学生700円、未就学児無料
※オンライン予約にて各200円割引 - 住所
- 大分県由布市湯布院町川上2995-1
- 公式サイト
- COMICO ART MUSEUM YUFUIN
美術館を満喫した後は、すぐ近くの「榎屋(えのきや)茶房」へ。喧騒から離れ、静かな時間とともに豊後牛ハンバーグなどのランチをいただけます。吹き抜けの空間では立派な梁が存在感を放ち、日田出身のカジワラ邦さんによるステンドグラスが神秘的。この空間は隣接する宿泊施設「榎屋旅館」の昔のフロントをリノベーションしたものだそう。旅館では愛犬と一緒に宿泊することもでき、源泉かけ流しの温泉が堪能できます。
榎屋茶房
- 営業時間
- 朝食:7:30~10:00(L.O. 9:00)
ランチ:11:30~14:00(L.O. 13:00)※土曜・日曜・月曜のみランチ営業
パブ:18:00~22:30(L.O. 21:30) - 電話
- 0977-85-2285
- 住所
- 大分県由布市湯布院町大字川上1086-2
福岡と大分の印象が変わる旅へ、いざ
県境で隣接しており、古くから関わり合いのある福岡県「うきは」と大分県「日田」。雄大な耳納連山が見渡せる「うきは」では、一年を通して旬のフルーツを味わえ、「日田」では昔ながらの町並みや伝統工芸品など人々が紡いできた歴史があります。福岡・博多の都市部と温泉が有名な大分のイメージとは一味違った魅力あふれるエリア。由布院からもほど近く、新しい観光の発見や出会いを探すのにぴったり!次の旅行計画の参考にしてみませんか。
取材・写真・文/浅井みら野
取材協力/九州旅客鉄道株式会社