新しい旅の形、「ライフスタイルホテル」
ライフスタイルホテルとは、高いデザイン性と宿泊以外の付加価値を備えたホテルのこと。その土地や街の風土にフォーカスしたコンセプトがあり、テーマに合わせた独自の楽しみ方や個性的なサービスが人気です。
ホテル自体の品質も高く、その理由はハイアット、マリオット、星野リゾートといった有名なホテルの系列であったり、無印良品の「MUJI HOTEL GINZA」のように別業態の独特な運営ノウハウを持っていたりするから。オリジナリティあふれる内装や仕掛けはSNS映えも間違いなし! 自宅の生活空間を作る上でのヒントも得られるかもしれません。「ホテルは眠るだけの場所」ではなく、ホテル滞在そのものを目的としたおこもり旅行にぴったりの、ライフスタイルホテル10選をご紹介。
東京のライフスタイルホテル10選
東京都中央区
ハイアット セントリック 銀座 東京
「ハイアット セントリック 銀座 東京」は、国際的なホテルグループ「ハイアット」が手掛けるライフスタイルホテル。銀座の中心・並木通りに位置し、館内には銀座の歴史を写した約800点の写真や、この地がかつて新聞社だったことに由来して活版文字の地図を使って製作した銀座の地図、銀座の賑わいをイメージした複数の銀座襖絵など、銀座をテーマにしたアートワークが各階に施されています。
「銀座らしさ」を落とし込んだ客室は、伝統と革新を表現した鮮やかなデザイン。ツインやキングのほかに、車椅子の方にも対応したアクセシブルルーム、ゆったりと過ごせる洗練された5タイプのスイートルームを完備。
お食事は、テラスを備えるオールデイダイニングで、東京都産の食材をふんだんに使用した料理に舌鼓を打って。
東京都中央区
MUJI HOTEL GINZA
「無印良品」の家具や衣類、アメニティを備える「MUJI HOTEL GINZA」。客室はセミダブル、ツインなど広さの異なる多彩なタイプを用意。ゆったり過ごせるようこだわり抜かれたマットレスや照明に加え、アロマ、アメニティなど備品はほとんどが無印良品のもの。部屋で試して購入することも可能です。
日本各地の郷土料理をいただけるレストランや、「日本の見方」をテーマに約500冊の書籍が揃うライブラリー、オリジナルブレンドのコーヒーや紅茶、カクテルを楽しめるサロンなど、館内施設も充実。建物の1階から6階には「無印良品銀座店」を構え、ショップ併設レストランの食器類を購入できたり、銀座店限定の店頭サービスを試したりすることもできます。
東京都港区
アンダーズ東京
虎ノ門ヒルズの最上階に位置し、ハイアットが手掛けるラグジュアリーライフスタイルホテル「アンダーズ東京」。
館内には数々のアートワークが展開され、客室はシンプルで洗練された空間。自然の素材を生かし、スタイリッシュで落ち着きのある客室は日本家屋をイメージしています。スタンダードタイプでも50平米以上と広々としていて、東京タワー、東京スカイツリー、皇居外苑など、バスルームや窓からは東京らしい風景が広がります。特別な日にはスイートルームもおすすめ。
厳選した日本の食材にこだわるレストランも自慢のひとつ。51階から東京の絶景を眺めるグリルレストランや、1階の路面テラスで一息つけるカフェ&バー、大人の隠れ家的江戸前寿司カウンターなど、ホテルのこだわりが光ります。
東京都港区
東京エディション虎ノ門
日比谷線「神谷町」駅直結、マリオット系列の「東京エディション虎ノ門」は、2020年10月20日オープン。世界的に有名な建築家・隈研吾氏がデザインを手がけたスタイリッシュな空間がゲストを出迎えます。15のテラス付き客室と22のスイートルームを含む、全206室からなるゲストルームからは、東京のスカイラインを一望。
ほかにも、東京タワーを望む絶景が広がるレストランや、本格的なアフタヌーンティーも楽しめるカクテルバー、このホテルにしかないBioprogramming(バイオプログラミング)のトリートメントを提供するスパ、最先端のテクノジムを完備したジムなど、充実した設備が揃います。
東京都港区
ホテル1899東京
東京の老舗旅館「ホテル龍名館お茶の水本店」のメインダイニング「RESTAURANT 1899 OCHANOMIZU」として2014年に誕生した「ホテル1899東京」は、お茶文化をコンセプトとしたライフスタイルホテル。
茶室を思わせる丸窓のモチーフや、縁側でくつろいでいるかのような気分に浸れる小上がりのベッドを配した客室は、まさにお茶を楽しむための空間。スーペリアダブル以上のお部屋では、赤レンガ通りの景色も一望できます。
館内には、宿泊者限定で煎茶と抹茶をいただけるティーカウンターや厳選した茶葉を購入できるショップ、お茶を使ったスイーツが並ぶ日本茶専門カフェなど、お茶に関する設備が勢ぞろい。ゆるやかな時間の中、のんびりティータイムを満喫してみては。
東京都渋谷区
渋谷ストリームエクセルホテル東急
東京メトロ「渋谷」駅直結という好立地が魅力の「渋谷ストリームエクセルホテル東急」。ヴィンテージモダンを表現したおしゃれな客室は、優れた機能性も兼ね備える独創的な空間。渋谷のアパレルショップをイメージしたワードローブ「ファッションクローク」をはじめ、こだわりの家具が備え付けられています。1日13組限定のデラックスタイプ客室には、湯船に浸かりながら渋谷の街を望む「ビューバス」付きのお部屋も!
館内には、「BALMUDA」の家電を備える「フードマイスター」、ランドリーやアイロンを使用できる「スタイルケアマイスター」、バランスボールやサイクルマシーンを使って体を動かせる「アクティブマイスター」など、目的に合わせた複数のパブリックスペースが充実しているのも特徴です。
東京都豊島区
星野リゾート OMO5東京大塚
JR「大塚」駅より徒歩約1分に位置する「星野リゾート OMO5東京大塚」。「旅のテンションをあげるホテル」をコンセプトに持ったカジュアルホテルで、街の観光を楽しみたいという人におすすめです。
開放的なロビーラウンジ「OMOベース」は、かつて賑わいを見せた旅籠(はたご)をイメージした空間。時間を問わず利用できるオールデイカフェを併設するほか、街歩きに欠かせない「ご近所マップ」を完備。ホテルスタッフによる、ご近所ガイドサービスも人気です。
客室は、縦空間や壁面を有効活用したやぐら寝台のようなスペースに、和の要素を加えたコンセプトルーム「YAGURA Room」。秘密基地気分でわくわくした滞在が叶います。バスルームは、広い洗い場と大きな浴槽のゆったり設計。トイレもセパレートで、水回りが3点独立しているのはうれしいポイントです。
東京都台東区
NOHGA HOTEL UENO TOKYO
江戸時代から続く下町・上野の芸術や文化を肌で感じられる「NOHGA HOTEL UENO TOKYO」。家具ブランド「IDEE」の創始者・黒崎輝男氏と、「東京画廊+BTAP」代表の山本豊津氏がキュレーターを務める館内には、地域アーティストの作品をはじめ、国内外の現代アートや、地域の職人・デザイナーと連携したオリジナルプロダクトを各所に配置。客室のアメニティやレストランで扱う食器にも用いられています。
広さの異なる客室は、やわらかく落ち着きのある雰囲気。「太田ハム」のハムやベーコンなど、地域の食材にこだわったメニューが並ぶ朝食も見逃せません。
東京都墨田区
ONE@Tokyo
東京スカイツリーまで徒歩約3分と、観光の拠点にも最適な「ONE@Tokyo」。テーマは、東京の下町路地。世界的に有名な建築家・隈研吾氏がデザインを手掛け、ホテルそのものが美術品であるというコンセプトを持った、カジュアルなホテルです。
芸術家のアトリエをイメージしたスイートルームや、シースルーのシャワースペースを備えた開放感あふれるロフトルーム、ミニマルで機能性を追求したスタジオルームなど、多彩な客室タイプを用意。高層階のお部屋では、東京スカイツリーや東京の街並みを一望できます。
約15メートルのひとつながりのカウンター「ONE Table」を備えたメインラウンジで食事をいただいたり、木と緑に囲まれた最上階のルーフトップでのんびりくつろいだりと、自由な過ごし方を楽しめるのも魅力的です。
東京都墨田区
モクシー東京錦糸町(マリオットグループ)
マリオットグループが手掛ける「モクシー東京錦糸町」。イタリア・ミラノで誕生したモクシーブランドは、ポップなデザインやユニークな体験が詰まった、くつろぐ滞在にもワーケーションにもぴったりの、新しい形のライフスタイルホテルです。
スタイリッシュなデザイン性と機能性が融合した客室は、ツインとクイーンの2タイプ。洗面エリアとレインシャワーを配したバスルームは、モノトーンでまとめられたおしゃれな空間です。折り畳み式のテーブルとチェアを備え、目的やシーンに合わせて自由にお部屋をカスタマイズできるのもうれしいポイント。
24時間オープンのカフェ&バーや、至るところにコンセントを備えたラウンジ、宿泊者は無料で利用できるフィットネスジム、約89平米のミーティングスペースなど、充実した施設が揃います。軽食コーナーやウェルカムドリンクなど、セルフサービスも豊富!