旅行や出張の楽しみといえば、車内で食べる駅弁!日本一のターミナル駅・東京駅では、全国の有名駅弁やここでしか味わえない限定など種類が豊富で、どれにするか迷ってしまうことも。そこで、東京駅の駅ナカ商業施設「グランスタ東京」と、東京駅に隣接する「大丸東京店」で購入できる、おすすめの駅弁25選をご紹介します!
150種類以上がそろう駅弁専門店「駅弁屋 祭 グランスタ東京」
「駅弁屋 祭」は、その名の通り毎日が駅弁祭り!日本各地の名物駅弁や東京駅限定、期間限定など、常時150種類以上がそろっています。中央通路沿いにあるので、在来線から新幹線への乗り換え途中に購入可能。営業時間は5:30〜22:00と長く、早朝の出張・旅行にも便利です。
なお、すぐそばには「駅弁屋 祭」の人気上位10商品を扱う「駅弁屋 踊」があり、こちらの駅弁は一部、JRE MALLのホームページから予約可能。忙しい時や確実に食べたいときにもおすすめです。
JR東日本クロスステーション「チキン弁当」
昭和39年の新幹線開業に合わせて発売され、2024年で60周年を迎えるロングセラー駅弁。トマト風味のライスと鶏の唐揚げの組み合わせが、幅広い世代に愛されています。ライスの上には、スクランブルエッグとドライトマトのオイル漬けをトッピング。
- 商品名
- チキン弁当
- 価格
- 900円
- 販売場所
- 駅弁屋 祭(グランスタ東京1F 中央通路エリア)
新杵屋「牛肉どまん中」
山形県米沢市の名物駅弁。山形県産米「どまんなか」をふっくらと炊き上げ、その上に甘辛く味付けた牛そぼろと、秘伝のタレでじっくり煮込んだ牛肉煮をのせています。小いも煮やにしん昆布巻き、卵焼きなどのおかずも、すべて手作り。
- 商品名
- 牛肉どまん中
- 価格
- 1,350円
- 販売場所
- 駅弁屋 祭(グランスタ東京1F 中央通路エリア)
新発田三新軒「えび千両ちらし」
蓋を開けると厚焼き卵がびっしりと敷き詰められ、インパクト抜群! その下にはうなぎの蒲焼き、コハダの薄切り、塩イカの一夜干し、蒸しエビが隠されていて、ひと口ごとにさまざま味と食感を楽しめます。新潟県産米を使った酢飯も美味しく、新潟の味覚を満喫できる駅弁です。
- 商品名
- えび千両ちらし
- 価格
- 1,580円
- 販売場所
- 駅弁屋 祭(グランスタ東京1F 中央通路エリア)
JR東日本クロスステーション「大船軒サンドウヰッチ」
明治32年に日本で初めて駅で売り出されたサンドウィッチがこちら。具材は鎌倉ハムのボンレスハムとチーズだけ、マスタードをほんのり効かせた上品&シンプルな味を、発売以来守り続けています。レトロなパッケージもかわいらしく、お土産にも喜ばれます。
- 商品名
- 大船軒サンドウヰッチ
- 価格
- 580円
- 販売場所
- 駅弁屋 祭(グランスタ東京1F 中央通路エリア)
番匠本店「おとなの焼き鯖寿し」
明治35年から福井駅構内で駅弁を販売している「番匠本店」の人気商品。葉わさびを混ぜ込んだ酢飯の上に茎わさび、そして福井名物の焼き鯖がのった、大人のための弁当です。脂ののった焼き鯖と、ツーンと香るわさびは相性抜群で、酒のお供にぴったり。
- 商品名
- おとなの焼き鯖寿し
- 価格
- 1,380円
- 販売場所
- 駅弁屋 祭(グランスタ東京1F 中央通路エリア)
荻野屋「峠の釜めし」
昭和33年の発売以来、1億7,000万食以上を売り上げている群馬県・横川駅の名物駅弁。自家精米のコシヒカリを秘伝のダシで炊き上げた茶めしの上に、国産鶏肉やきんぴら風の牛蒡、うずらの卵、椎茸、杏子など9種類の具材がのっています。東京駅構内では、おなじみの益子焼の容器ではなく、軽量で環境にやさしいエコ容器で提供。
- 商品名
- 峠の釜めし(エコ容器)
- 価格
- 1,200円
- 販売場所
- 駅弁屋 祭(グランスタ東京1F 中央通路エリア)
JR東日本クロスステーション「やわらかヒレカツサンド」
しっとりとしたパンで肉厚の三元豚ひれ肉を挟んだ、ボリュームのあるカツサンド。完熟りんごと特別栽培野菜を煮込んだ濃厚なソースが、肉の味を引き立てます。好みでマスタードをかけて、味の変化を楽しむのもおすすめ。
- 商品名
- やわらかひれかつサンド
- 価格
- 780円
- 販売場所
- 駅弁屋 祭(グランスタ東京1F 中央通路エリア)
JR東日本クロスステーション「東京肉三昧弁当」
東京ステーションホテルの総料理長・石原雅弘シェフが監修。東京産の丸大豆醤油で味付けた「黒毛和牛のカルビ」、生姜をきかせた「豚のロース焼き」、江戸甘味噌を使った「鶏モモ江戸甘み味噌焼き」と、“肉三昧”が楽しめます。どれも本格的な味付けで、ご飯との相性も抜群。
- 商品名
- 東京肉三昧弁当
- 価格
- 1,850円
- 販売場所
- 駅弁屋 祭(グランスタ東京1F 中央通路エリア)
JR東日本クロスステーション「炭火焼風牛たん弁当」
一枚一枚丹念に焼き上げた仙台名物の牛たんが楽しめる、贅沢な弁当。ポイントは、宮城県塩釜沖の海水を煮詰めて作った「塩釜の藻塩」が添えられていること。加熱機能付き容器入りなので、容器の紐を引っ張って数分待つと湯気が立ち上がり、アツアツが楽しめます。
- 商品名
- 炭火焼風牛たん弁当
- 価格
- 1,300円
- 販売場所
- 駅弁屋 祭(グランスタ東京1F 中央通路エリア)
JR東日本クロスステーション「新幹線E7系弁当」
新幹線E7系を模したプラスチック容器の中には、鶏の唐揚げ、エビフライ、赤ウインナー、ポテトフライ、ポテトサラダなど、子どもが好きなおかずがいっぱい! 容器は持ち帰って飾ったり、小物入れにしたりと、使い道はさまざま。ほかに「E6系こまちランチ」もあり、新幹線好きは見逃せません。
- 商品名
- 新幹線E7系弁当
- 価格
- 1,350円
- 販売場所
- 駅弁屋 祭(グランスタ東京1F 中央通路エリア)
赤レンガがレトロな雰囲気。グランスタ東京「京葉ストリートエリア」
2022年4月にオープンした「京葉ストリートエリア」は、弁当やスイーツ、カフェ、洋服、雑貨など、28のショップがそろうにぎやかなエリア。JR東京駅八重洲南口近く、新幹線のりかえ口からJR京葉線乗り場へ向かう途中にあるので、千葉方面へのおでかけに便利です。
壁面には東京駅高架橋の赤レンガを再利用した建材が使われていて、レトロな雰囲気が楽しめます。
魚力海鮮寿司「サーモンいくら丼」
鮮魚専門店「魚力」がプロデュースする寿司テイクアウト専門店の人気ナンバーワンがこちら。生と炙り、2種類のサーモンといくらがのった、親子丼です。目利きのバイヤーが厳選したネタを使っているので、鮮度が良く風味も豊か。
- 商品名
- サーモンいくら丼
- 価格
- 1,100円
- 販売場所
- 魚力海鮮寿司(グランスタ東京1F 京葉ストリートエリア)
日本橋 天丼 金子半之助「江戸前天丼弁当」
行列が絶えない江戸前天丼の専門店「日本橋 天丼 金子半之助」の味を手軽に楽しめる弁当です。毎朝、豊洲市場で仕入れている穴子や海老、いかに加え、半熟卵や海苔、茄子など多彩な天ぷらが豪快に盛り付けられ、ボリューム満点! 高音の胡麻油で揚げた天ぷらは、冷めても美味しいと評判です。
- 商品名
- 江戸前天丼弁当
- 価格
- 1,450円
- 販売場所
- 日本橋 天丼 金子半之助(グランスタ東京1F 京葉ストリートエリア)
塚田農場「絶品!塚だまタルタル 若鶏のチキン南蛮弁当」
2016年「惣菜・べんとうグランプリ」金賞を受賞した、塚田農場おべんとラボの大人気メニュー。塚田農場のこだわり卵「塚だま」を使った特製タルタルソースを絡めていただく若鶏のチキン南蛮はもちろん、職人が丁寧に焼いた玉子焼き、佐賀県の老舗ブランド「竹八」の高菜明太、味がしっかり染み込んだ肉じゃがなど、美味しさが詰まったお弁当です。
- 商品名
- 絶品!塚だまタルタル 若鶏のチキン南蛮弁当
- 価格
- 950円
- 販売場所
- 塚田農場OBENTO&DELI(グランスタ東京1F 京葉ストリートエリア)
sakana bacca「東京ちらし」
都内に8店舗を展開する魚屋「sakana bacca」が、グランスタ東京限定で提供しているちらし寿司。小肌やあさり煮に加えて、さまざまな旬のネタを楽しめます。五反田の老舗味噌屋の味噌昆布や、伊豆大島のべっこう醤油など、東京ならではの調味料でひと手間を加えているのがポイント。
- 商品名
- 東京ちらし
- 価格
- 1,580円
- 販売場所
- sakana bacca(グランスタ東京1F 京葉ストリートエリア)
築地 鳥藤「とり重」
明治40年の創業以来、築地場外市場で愛され続けている鶏肉専門卸売店「鳥藤」。グランスタ東京店では多彩な弁当や焼鳥を販売していますが、なかでも人気を集めているのが手頃な価格の「とり重」です。低温調理でやわらかく仕上げたもも肉やねぎま、つくね、皮に加えて、うずらの卵やそぼろご飯もあり、“鶏づくし”が楽しめます。
- 商品名
- とり重
- 価格
- 1,188円
- 販売場所
- 築地 鳥藤(グランスタ東京1F 京葉ストリートエリア)
まだまだある!グランスタ東京で買える駅弁
ここまでグランスタ東京内の「駅弁屋 祭」「京葉ストリートエリア」で買える駅弁を紹介してきましたが、他にも魅力的なお店がいっぱい!そこで、他のエリアで買えるおすすめの駅弁をまとめて紹介します。レストランが充実している「スクエア ゼロエリア」でテイクアウトするのもおすすめ!
近畿大学水産研究所 はなれ「近大紅白丼」
マグロで紅色を、マダイとシマアジで白色を表現した、おめでたい紅白丼です。近畿大学が稚魚まで育て、その後全国の養殖業者が育てた「近大生まれの魚」をふんだんに使用。水産養殖業界のパイオニア、近畿大学水産研究所の研究成果を、東京駅で手軽に楽しめます。
- 商品名
- 近大紅白丼
- 価格
- 2,300円
- 販売場所
- 近畿大学水産研究所 はなれ(グランスタ東京1F中央通路エリア)
TOUBEI「海の三色カップ」
大正14年創業の老舗「味の浜藤」がプロデュースする新ブランド。こだわりの海産物を使用した弁当やお惣菜のミニカップ9種類を提供しています。一番人気の「海の三色カップ」は、酢飯100gの上にいくら、釜揚げしらす、マグロがのった、小さいながらもスペシャルな一品。
- 商品名
- 海の三色カップ
- 価格
- 680円
- 販売場所
- TOUBEI(グランスタ東京1F中央通路エリア)
PREMIUM SAND +CAFÉ メルヘン「グランスタ限定4色パック」
店内の厨房で作るできたてのサンドイッチで人気の「サンドイッチハウス メルヘン」。東京都内を中心に28店舗を展開していますが、グランスタ東京の店舗ではここだけの限定4色パックが手に入ります。お惣菜パンからスイーツパンまで4種の具材を楽しめるので、ランチにもおやつにもおすすめ。
- 商品名
- グリルチキン4色パック
- 価格
- テイクアウト713円/イートイン726円
- 販売場所
- PREMIUM SAND +CAFÉ メルヘン(グランスタ東京1F丸の内坂エリア)
純但馬牛 美方 powered by GORIO「純但馬牛100%極上絹ごし大とろハンバーグ弁当」
高級炉窯炭焼ステーキの名店「哥利歐(ごりお)」が監修する焼肉店で販売。二度挽きしてじっくり焼き上げた最高級純但馬牛のハンバーグは、肉汁たっぷりでふわふわの食感! 自家製おろしポン酢で、さっぱりと楽しめます。
- 商品名
- 純但馬牛100%極上絹ごし大とろハンバーグ弁当
- 価格
- 1,944円
- 販売場所
- 純但馬牛 美方 powered by GORIO(グランスタ東京B1 スクエア ゼロエリア)
名古屋コーチン専門 伊藤和四五郎商店「特上焼鳥重」
愛知県の老舗鶏肉店が手掛ける、東京駅限定の弁当。名古屋コーチンのつくね,ねぎま、希少部位のぼんじりなど人気の焼鳥4本に加え、だし巻き卵やししとうといった副菜も充実しています。
- 商品名
- 特上焼鳥重
- 価格
- 1,630円
- 販売場所
- 名古屋コーチン専門 伊藤和四五郎商店(グランスタ東京B1 スクエア ゼロエリア)
北出タコス「テイクアウト 3タコス」
北海道産トウモロコシで作るできたてのトルティーヤで多彩な具材を包む、手作りタコスの専門店。定番タコス3種類(チキンティンガ、ポークカルタニス、ビーフスアデーロ)と自家製トルティーヤチップス・サルサのセットは食べごたえがあり、旅のお供にぴったり。
- 商品名
- テイクアウト3タコス
- 価格
- 1,350円
- 販売場所
- 北出タコス(グランスタ東京B1 スクエア ゼロエリア)
1日1万食以上を売り上げ!大丸東京店で買える駅弁
JR東京駅八重洲北口改札を出てすぐのところにある大丸東京店。地下1階の食品フロア「ほっぺタウン」には全長60mのお弁当ストリートがあり、1日に1万食以上もの弁当が販売されています。年間延べ1,000種類以上販売される弁当の中から、おすすめを厳選して紹介!
穴子寿司 平島「具だくさん海鮮ちらし」
まぐろ、いか、サーモン、いくら、ししゃもっこ、ねぎとろなど、10種類の海鮮具材をぎっしりと敷き詰めた海鮮ちらしです。その名の通り、具だくさんでボリュームたっぷり。比較的手頃な価格も、人気の理由です。
- 商品名
- 具だくさん海鮮ちらし
- 価格
- 1,180円
- 販売場所
- 穴子寿司 平島(大丸東京店B1Fほっぺタウン)
イーション「デミグラスハンバーグ&牛サガリのガーリックライス御膳」
トマトと赤ワインで煮込んだハンバーグと、脂が少なくさっぱりとした牛サガリ肉を一度に楽しめる、肉好きにはたまらない弁当。ガーリックライスの香りと黒胡椒をきかせた旨辛ソースが食欲をそそります。余ったソースを、バゲットに付けて食べるのもおすすめ。
- 商品名
- デミグラスハンバーグ&牛サガリのガーリックライス御膳
- 価格
- 1,190円
- 販売場所
- イーション(大丸東京店B1Fほっぺタウン)
※内容が変更になる可能性あり。詳しくは店舗までお問い合わせください
地雷也「月てまり・花てまり
海老の天ぷらを具材にした名古屋名物「天むす」5個に加え、バラエティー豊かな惣菜を盛り込んだ弁当です。赤魚の西京焼と海鮮焼売などが入った「月てまり」と、鶏つくねと揚げ野菜のあんかけなどが入った「花てまり」があります。
- 商品名
- 月てまり・花てまり
- 価格
- 1,080円
- 販売場所
- 地雷也(大丸東京店B1Fほっぺタウン)
創作鮨処 タキモト「ドリームプリティミルフィーユ」
大丸東京店「ほっぺタウン」の「年間お弁当ランキング」で1位に選ばれた弁当(2022年3月1日〜2023年2月28日の販売個数を集計)。アワビやネギトロ、サラダエビ、カレイ、イクラ、カニ、サーモンなど11種類もの具材をミルフィーユ状に重ね合わせた海鮮丼は、まるで海の宝石箱。上から見ても横から見ても美しく、目でも舌でも楽しめます。
- 商品名
- ドリームプリティミルフィーユ
- 価格
- 1,595円
- 販売場所
- 創作鮨処 タキモト(大丸東京店B1Fほっぺタウン)
亀戸升本「すみだ川あさり飯」
創業明治38年の亀戸升本店で親しまれている「あさり飯」を弁当に仕立てた、一番人気の商品。毎朝職人が手焼きする卵焼きやこんにゃくの煮物、鶏つくね、亀戸大根のたまり漬けなど、お惣菜もすべて手作り。米麹と青唐辛子・有機醤油を長期熟成させた秘伝の辛味「亀辛麹」を付けて味わうのもおすすめです。
- 商品名
- すみだ川あさり飯
- 価格
- 1,458円
- 販売場所
- 亀戸升本(大丸東京店B1Fほっぺタウン)
いかがでしたか?日本各地の有名駅弁から、出来立てのお弁当、そしてちょっと贅沢弁当まで、選択肢は限りなく広がります。
圧倒的な品ぞろえを楽しみながら「駅弁屋 祭」で購入するもよし、乗り換えにサクッとエキナカの「グランスタ」で購入するもよし、改札外の「大丸東京店」でゆったり選ぶもよし、お弁当目的に訪れるというのもありですね。ぜひ東京駅で、色々なお弁当を楽しんでみてください!
取材・文/渡辺裕希子