暑い夏が終わっても、東京ディズニーリゾートはまだまだ熱く盛り上がります。開催中の「ディズニー・ハロウィーン」では、ハロウィーンの特徴である「仮装」をしながらパークに入園できるのです。この滅多にない機会を楽しみにゲストは大忙し。コスチュームの材料探しから制作期間などの準備の様子、見落としがちな仮装のルール、そしてパークに入ってからもハロウィーン気分を味わえるグッズをご紹介します。
仮装は両パークでOK!
スペシャルイベントの「ディズニー・ハロウィーン」は、東京ディズニーランドと東京ディズニーシーの両方で開催。2023年は、9月14日(木)から10月31日(火)まで。期間中は毎日ディズニーキャラクターのフル仮装でパークに入れます。
東京ディズニーランドのファンタジーランドは、ディズニー映画『シンデレラ』、『美女と野獣』、『ふしぎの国のアリス』などのおとぎ話を再現したエリア。その作品の仮装をすれば、まるで映画の中に迷い込んだような写真が撮れます。
そして東京ディズニーランドのシンボルでもある「シンデレラ城」は、常に人気のフォトスポットですが、「ディズニー・ハロウィーン」では特に仮装した人たちで大にぎわい。ディズニーのオールスター集結は、まさに圧巻の一言。訪れた際はぜひ立ち寄ってみてください。
仮装しているゲストは東京ディズニーランドの方が多い印象ですが、もちろん東京ディズニーシーでも仮装を楽しめます。
オリエンタルな雰囲気が漂うアラビアンコーストでは、『アラジン』の格好が映えますし、活気あふれる街並みが続くアメリカンウォーターフロントでは、『101匹わんちゃん』や『トイ・ストーリー』などの作品がお似合いです。
誰でも歓迎!ディズニー仮装
通常の場合、ディズニーキャラクターの仮装をして入園が許されるのは小学6年生までのお子さまのみ。しかし、「ディズニー・ハロウィーン」の期間中だけは誰でもフル仮装ができるため、子ども以上に大人の方が燃えているのです。大人数や家族で参加するなら、同じ作品のキャラクターを分担してみると一体感も高まり、作品の世界観がより伝わります。
もちろん、友人同士で仮装しても盛り上がること間違いなし!全身をコーディネートするフル仮装以外にも、おそろいのカチューシャやTシャツを着るプチ仮装で参加するゲストも多いです。これなら仮装のハードルも低く、友人とはぐれたとしても目印になりますね。
どのキャラクターが仮装OKかは事前に要チェック
仮装をしようと思ったら、まずは東京ディズニーリゾートの公式サイトをチェックしてみてください。「ディズニー・ハロウィーン」とは別に「ディズニー仮装」の特設ページが公開されています。ディズニーキャラクターはもちろん、ディズニー社配給・配信の作品も含めた仮装対象作品がリスト化されているので、ここで仮装の候補を探してみるのもおすすめです。
パークでひと際目立っていたお二人は「ヴィランズ」でテーマを合わせて。『リトルマーメイド』のアースラと『101匹わんちゃん』のクルエラの仮装が美しい。
アニメーションだけでなく、実写映画も仮装対象になるので、『スター・ウォーズ』の人気者・R2-D2にふんするゲストも。普段は『パイレーツ・オブ・カリビアン』のジャック・スパロウの仮装をしているそうです。
1カ月以上におよぶ渾身の出来は衣装というより、作品と呼んだ方がふさわしいです。顔がわからなくなるコスチューム・メイクは禁止されているので、かぶり物を使う際は頭と体が離れるように準備しましょう。
「ディズニー仮装」の特設ページでは、コスチューム、アイテム、メイクに関する詳細なルールが記載されています。丈が長すぎる衣装や棒などのアイテムも持ち込み禁止のため、プリンセスのドレスや魔法使いの杖を検討する際は要注意です。
キャラクターということで、人間以外の仮装もOK。こちらのゲストは、実写版ではなくアニメーションの『アラジン』に出てくる魔法のじゅうたんで登場。布地を調達してデザインした模様は本物そっくり。制作期間は1カ月ほどで、黄色のタッセルもちゃんと四隅についており、細部へのこだわりが感じられます。
こちらのお二人は『不思議の国のアリス』のチェシャ猫と『リロアンドスティッチ』のスティッチ。大好きなキャラクターと色味を合わせたコーディネートが参考になります。
こちらのお二人は『アラジン』のジャスミンと『ミラベルと魔法だらけの家』のミラベル。着物姿のミラベルはとても個性が光っていてすてきです。
フル仮装で参加するゲストの中には、布地の専門店に赴き、一から仕立てる人もいます。その場合の制作期間は約3週間~1カ月ほど。ほかに通販サイトで衣装をそろえる人もいて、その際は仮装をしたいキャラクターの名前も含めて検索すると、お目当てのものが探しやすいです。
準備万端で参加すれば感動もひとしお
カラフルなTシャツが目を引くお二人は、海外のウォルト・ディズニー・ワールド・リゾートで購入したおそろいのTシャツを着用。40周年限定カチューシャと合わせた祝祭感あふれるコーディネートです。
既存の洋服をハロウィーン仕様にアレンジする方法も、オリジナリティが感じられる仮装です。好きなアイドルグループのライブTシャツにミッキーマウスとミニーマウスの要素を追加。好きなもの同士を掛け合わせた衣装は、着ているだけで幸福感も倍増しそうですね。
手作りはコスチュームだけに留まらず、その先のウィッグやカチューシャまで。さわやかな青にネイビーのリボンが落ち着きを感じさせるディズニーカチューシャは、東京ディズニーシーで販売していそうですが、実はシンプルなカチューシャにリボンをくっつけたという手作り。さらにアトラクションに乗る際はカチューシャを外すので、ネイビーのストラップもおそろいで準備するなど、きめこまかい配慮もうかがえます。
パーク到着後でも安心!グッズでハロウィーンを満喫
準備する時間がなかったり、仮装が初めてだったりしてもご安心を!東京ディズニーランドと東京ディズニーシーでは、エントランス近くやパーク内の随所にカチューシャやTシャツを販売しているので、当日でもすぐにプチ仮装を楽しめます。
特に買ってすぐに装着できるカチューシャは、種類が豊富。ぜひ自分のお気に入りを見つけてみてください。またオレンジ色にクモの巣をあしらったハロウィーンらしい限定カチューシャも販売しています。
目元にミッキーマウスが連なったキュートなサングラスは、日差しが強い秋にも重宝するオシャレグッズ。目を引くデザインでありながらも、持ち運びも便利で、実用性も兼ねそなえています。
肩やカバンなどに装着できる「くっつきぬいぐるみ」は、パークをめぐるお供にちょうど良い存在。かわいらしい見た目ですが、身に付ければ一気にハロウィーンっぽい装いに。ハロウィーン限定のグッズで、人魚・ヴァンパイア・マスカレードマスクの3種類があります。
着替えはホテル・自宅から
東京ディズニーランド・東京ディズニーシーに入れば仮装をしていても全然気になりませんが、大切なのは仮装をするタイミング。パーク内に更衣室はなく、イクスピアリ内には事前予約制で着替えスペースが用意されています。ただそのスペースも限られているので、近隣ホテルに宿泊して、お部屋で仮装をしてからパークに入る方法がおすすめです。
仮装で新たな世界に没入
「ディズニー・ハロウィーン」は、お気に入りのディズニーキャラクターになりきれる絶好のチャンス。ある時、ゲストが仮装していたところ、「アリス、今から出勤ですか?」とキャストに話しかけられたのだとか。自然と自分もおとぎ話の一員になれるのが、この時期ならではの風物詩。自分じゃない誰かになれるハロウィーンは、まさに夢と魔法のようなひとときです。
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取材・撮影・文/浅井みら野
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