東京ディズニーリゾートは、40周年記念イベント「ドリームゴーラウンド」を記念し、一部のアトラクションを短い待ち時間で利用でき、パークで過ごす時間がもっと楽しくなる「プライオリティパス」を今夏より期間限定で導入することを発表しました。
公開日: 2023/09/22
今年もいよいよ東京ディズニーランドで、一年で一番ゾクゾクワクワクするスペシャルイベント「ディズニー・ハロウィーン」が開催されます。2023年9月15日（金）から10月31日（火）の期間中では、おなじみ「スプーキー“Boo！”パレード」が公演され、待ち焦がれていたフロートの途中停止やダンサーの登場に大興奮。さらにディズニーキャラクターのフル仮装が楽しめるのもハロウィーンならではの醍醐味です。
エントランスから既に感じる、お祝いムード
秋の風物詩として定着している「ディズニー・ハロウィーン」。特に2023年は東京ディズニーリゾート40周年をお祝いする“ドリームゴーラウンド”と同時期ということで、ドリームガーランドモチーフのデコレーションで彩られたり、カラフルなカチューシャなどのスペシャルグッズが販売されたりと、より華やかな雰囲気の中で開催されています。
東京ディズニーランドに入園してすぐのワールドバザール前では、ドリームガーランドのポップなデコレーションで気持ちもウキウキに。しかし、柱のタペストリーをよく見ると、40周年の文字がパンプキンに浮かび上がっていて、ハロウィーンとコラボした特別なデザインになっています。
さらに奥のテラスでは、シルクハットをかぶったキュートなゴーストがお出迎え。まるでゴーストたちも「ディズニー・ハロウィーン」を待ちわびていたようです。
ワールドバザールでフォトスポットとスペシャルグッズをチェック
そのままワールドバザールを進むと、ミッキーマウスをイメージしたカボチャのフォトスポットが見えてきます。本来なら怖い牙もミッキーマウスなら、あどけない印象のチャームポイント。行列ができやすい場所なので、あいていたらすかさず記念撮影をするのがおすすめです。
ショップのディスプレイもハロウィーン仕様になっているので、歩きつつスペシャルグッズをチェック。ゴーストたちがパイレーツやプリンセスの仮装をしている様子に、思わずにっこりしてしまうはず。
昨年も人気だった「くっつきぬいぐるみ」（2,000円）は、手の部分がクリップになっていて、肩やカバンなど好きな場所に装着可能。人魚・ヴァンパイア・マスカレードマスクの3種類があり、ハロウィーンを盛り上げてくれます。
シンデレラ城ではディズニー仮装が大集結
さらにシンデレラ城の前までやって来ると、ゴーストたちが既にパーティーを始めていて、大盛り上がりな様子。耳をすませば笑い声が聞こえてきそうな愉快な場面には、ぜひ自分も参加して思い出の1枚を。
鮮やかな花壇にもパンプキンがひょっこり置いてあったり、ミッキーマウスとミニーマウスのかかしが立っていたりして、秋らしさが感じられます。
続いて、『シンデレラ』のロマンチックなシーンを思い出すシンデレラ城前へ。まるで夢の世界を見ているようですが、周りを見渡せば見覚えのあるディズニーキャラクターが勢ぞろい。実はこのディズニー仮装もこの時期のみに見られる光景なのです。
お気に入りのディズニーキャラクターに仮装して、パークに入れる「ディズニー・ハロウィーン」。このイベントを楽しみに、何カ月も前からコスチュームの制作に取り掛かる人も多いのだとか。特にシンデレラ城周辺は撮影場所として人気。さまざまなキャラクターに仮装したゲストたちが集まる様子に気持ちがウキウキしてきます。
そして、パークの奥にある美女と野獣の城も、人気のフォトスポット。お城横にある「ファンタジーランド・フォレストシアター」に向かう道は人の往来も少なめで、きれいにお城との2ショットを写せます。
楽しい写真が撮れるトゥーンタウン
仮装を堪能しても、東京ディズニーランドのハロウィーンはまだまだ終わりません。ミッキーマウスと仲間たちが住むトゥーンタウンには、パンプキンやゴーストたちのデコレーションがあちらこちらに登場し、いつも以上に賑わいを見せています。
フォトスポットで人気の牢屋は、ハロウィーンになるとゴーストも一緒に仲間入り。他のゴーストと違って縞模様の囚人服がお似合いで、どんな悪さを一体しでかしたのか…。そのいたずらっ子らしい表情に笑いもつられ、楽しげな写真を撮ることができます。
牢屋のすぐ近くにあるジョリートロリー車庫も、ハロウィーンの装飾がほどこされています。取っ手を持ちながら写真を撮ると、まるでゴーストも扉を開けるのを手伝ってくれているような、もしくは邪魔をしているような、かわいらしい一枚に仕上がります。
エリア内にさり気なく貼られたチラシもハロウィーン限定なので、ぜひ探してみてくださいね。
ハロウィーンと秋の味覚が融合したスペシャルメニュー
ハロウィーンの雰囲気を堪能したところで、スペシャルメニューを味わいに「トゥモローランド・テラス」へ。『ベイマックス』の愛くるしい表情が描かれた「ベイマックス・バーガー」は、牛カルビとパティのご褒美感たっぷりな中身に加え、もっちりしたバンズが特徴です。
通常でもいただけるスペシャルセット（1,330円）ですが、ハロウィーンをイメージして、紫イモパウダーを混ぜたマヨネーズが期間限定で加わり、まろやかな風味になっています。サンドされたカボチャの甘みもポイントの秋らしさが感じられるハンバーガーです。
ほくほくしっとり食感の「スウィートポテトクレープ」（550円）は、プラス550円でかわいいゴーストのプレートを付けられます。耳の部分も使えるので、調味料を添えるのに使い勝手が良く、小物用のトレーとしても重宝しそう。
カシスムースの甘酸っぱさとチョコムースのビターな甘さが絶妙な「カシス＆チョコムース」（550円）。プラス550円で仮装したゴーストたちが集結したスーベニアカップを付けられます。
「スウィートポテトクレープ」と「カシス＆チョコムース」も、同じく「トゥモローランド・テラス」で販売しているほか、ワールドバザールの「スウィートハート・カフェ」、ウエスタンランドの「ハングリーベア・レストラン」など、東京ディズニーランド内の6～7カ所で購入できます。
パレード前の楽しみ方！特別なガーランドをゲット
「ディズニー・ハロウィーン」に訪れたなら、午後に開催される「スプーキー“Boo！”パレード」は外せません。特に2023年は4年ぶりにディズニーの仲間たちが乗ったフロートが停止するので、じっくりと観賞できるパレードルートへ向かいます。
フロートが停止するのはプラザ前とトゥモローランド/トゥーンタウンの2箇所で、今回はプラザ前で観賞しました。今年は例年よりもかなり混雑しているため、前の方で観賞したい人は公演時間の2〜4時間前には場所を確保して待つのがおすすめ。有料パス「ディズニー・プレミアアクセス」を購入するのもひとつの手です。
パレードを待っている間も、ぜひ周りにご注目を。電灯につるされたガーランドには、ハロウィーンのコスチュームを着たミッキーマウスやディズニーの仲間たちが描かれています。下の方には40周年の文字が記され、大切な節目だということを実感。
みんなと一緒にお祝いしようということで、ドリームガーランドのシールをキャストからもらえますが、「ディズニー・ハロウィーン」期間中はそのシールもハロウィーン仕様に。
手書きのメッセージを書いてくれるのもうれしいポイント！集めて自分だけのハロウィーン・ガーランドを作ってみたくなります。
待ちに待った「スプーキー“Boo！”パレード」の時間
本日のメインイベントといっても過言ではない「スプーキー“Boo！”パレード」。ゴーストたちがミッキーマウスやディズニーの仲間たちをゴースト流のゾクゾクワクワクする世界へと誘うパレードは、盛大なBGMから始まります。ウエスタンランドの方向に視線を向けると、一番手には機関車に乗ったマックスが意気揚々と行進。
フロートはウェスタンリバー鉄道にクモの巣やパンプキンで装飾し、ゴースト流にアレンジしたもの。それぞれのフロートがテーマランドやアトラクションをイメージしているのも見どころのひとつです。
車両には、ヒューイ、デューイ、ルーイの3つ子とホーレス・ホースカラーとクララベル・カウも乗車。元気いっぱいの姿に、こちらも思い切り手を振って返します。パンプキンが笑っているボタンや、クモの巣が付いた帽子など、細部までこだわりを感じる衣装にも注目です。
2番目には、グーフィーとプルートが登場。アドベンチャーランドをイメージしたフロートですが、恐ろしい大蛇も愛嬌たっぷりな表情。グーフィーも海賊に変身し、はしゃいでいる様子です。
プルートはフロートの最後部に乗っているので、ぜひお見逃しなく。
パレードを引き立てているのが、フロートの間で踊るダンサーの存在。4年ぶりの復活で、フロートごとに異なる衣装はその場をいっそう華やかに、奇妙で独特な動きには思わず引き込まれてしまいます。
ゆっくり進んでいると油断した次の瞬間には、目の前で驚かされることも。東京ディズニーランドがうたっている「やりすぎちゃってコワイイね！」の文字が頭をよぎります。
パレード中盤では、ついにお墓に囲まれたシンデレラ城とともにミッキーマウスが現れ、周りの空気は一気に最高潮！スケルトンをモチーフにした衣装をカッコよく着こなし、キレッキレなダンスを披露する姿はまさにスターそのもの。
この両手を上げ下げする振付はゴーストの新しい仲間になるためのダンス。事前に練習しておけば一体感が高まり、パレードをもっと満喫できます。
シンデレラ城の周りを飛んでいるお化けもおそろいのポーズ。怖さよりひょうきんな感じが表れています。
ミッキーマウスの次には、カラフルなドレスがお似合いのミニーマウスが続きます。同乗しているダンサーの衣装もふわりとしたスカートが軽やかで、まるで舞踏会のよう。
ファンタジーランドをイメージしたキャッスルカルーセルには、スーツを着たおしゃれなゴーストがまたがり得意げな様子。パンプキンがティーカップになったアトラクションも、ゴーストがくるくると回っていて楽しそうです。
パレードはその後、蒸気船マークトウェイン号に乗ったドナルドダックとデイジーダックが登場。
同じテーマランド内にあるカントリーベア・シアターもフロートに取り込んでいて、普段のユーモアたっぷりなクマたちに代わって、チャーミングなゴーストのクマたちが得意のダンスを披露してくれます。
パレードのトリを飾るのが、「スプラッシュ・マウンテン」があるクリッターカントリーをイメージしたフロート。よく見ると丸太にはパンプキンが乗り込んでいて、今にも落下しそう。
約45分にわたる「スプーキー“Boo！”パレード」は、4年ぶりのダンサーやフロートの停止が加わり、迫力満点。この頃になれば振付もマスターし、自分もゴーストの仲間入りになっていること間違いなし。
※実施時間は予告無く変更になる場合があります。
ホーンテッドマンションもハロウィーン仕様に
興奮から冷める間もなく、ゴースト気分のまま「ホーンテッドマンション」へ。いつもなら999人の幽霊たちが待ち構えていますが、2023年9月14日（木）から2024年1月8日（月）まで、『ティム・バートンのナイトメアー・ビフォア・クリスマス』をモチーフにしたスペシャルプログラム「ホーンテッドマンション”ホリデーナイトメアー”」を実施しています。
ジャックオーランタンでクリスマスツリーをデコレーション。ハロウィーンとクリスマス、ふたつのイベントが組み合わされた様子は独特の世界を築き上げています。建物がリースで飾り付けられたり、パンプキンのツリーが用意されたりと、通常とは異なる外観にも注目です。
念願のこれぞ！ディズニー・ハロウィーン
2023年の「ディズニー・ハロウィーン」は、パレードやデコレーションがよりパワーアップして復活した印象。その様子に終始、ゲストたちは喜び、パーク全体がハッピーな空気に包まれていました。
ゾクゾクなハロウィーンのはずですが、やっぱり東京ディズニーランドのハロウィーンはワクワクの方が大きいです。ディズニーの仲間たちと一緒に、”コワイイ”ハロウィーンを満喫しませんか？
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取材・撮影・文／浅井みら野
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