美人の湯と称され、1300年の歴史を誇る佐賀県・武雄温泉。2022年には西九州新幹線が開業し、長崎や福岡からの移動もさらに便利になり、改めて注目されている観光地です。日帰り温泉から、伝統工芸品の武雄焼や最新のデジタルアート、グルメまで、武雄温泉のおすすめ観光スポットをご紹介します。
目次
1.リニューアルした武雄温泉駅
武雄温泉は1300年の歴史ある温泉。弱アルカリ単純泉で保温性に優れ、肌になじみしっとりさせることから、いにしえの時代より「美人の湯」と呼ばれています。
2022年9月に佐賀県の「武雄温泉駅」と「長崎駅」との間を結ぶ西九州新幹線が開業し、長崎駅から約30分、福岡県の博多駅からも特急で約1時間と、アクセスがさらに良好になりました。さらに、九州の3つの空港である、長崎空港、佐賀空港、福岡空港からも、車や電車を利用して約1時間でアクセスできるようになったことから、新たな西九州周遊の拠点としても注目されています。
「武雄温泉駅」は西九州新幹線が開業に伴い、2022年にリニューアル。2つの新施設である、「武雄温泉駅観光案内所」と「武雄 旅 書店」がオープンしました。
武雄温泉駅観光案内所
「武雄温泉駅観光案内所」は在来線改札口の正面に位置しており、手荷物預かりやレンタサイクル「たけチャリ」受付などの観光案内所としての機能に加え、武雄市の名産品である「武雄焼」やスイーツなども販売。
磁器で有名な有田市と伊万里市に隣接している武雄市には90数カ所の窯元があり、「やきものの街」でもあります。武雄焼には磁器と陶器の両方があり、それぞれの窯元で伝統的な技法を生かしながら、個性的な作品が生み出されています。
武雄温泉駅観光案内所では、おすすめの武雄焼を窯元ごとに美しくディスプレイして販売しています。武雄焼のギャラリーとしての役割も兼ねており、観光客の中にはここでお気に入りの作品に出会い、窯元へ連絡してから実際に見学に行かれる方も少なくないそう。陶芸体験ができる窯元もありますので、興味のある方はギャラリースタッフに尋ねてみてください。
武雄 旅 書店
新幹線改札口がある南口の「武雄 旅 書店」は、西九州各地の地域性や文化にまつわる本や旅のお供になる小説など、「旅」にまつわる本を約1,000冊展開する「BOOK & CAFE・BAR」スタイルの書店。本だけではなく、西九州でしか購入できないお酒や食品、焼物、雑貨など、厳選の品を集めた「お土産のセレクトショップ」としての機能も併せ持っています。
カフェではオリジナルブレンドコーヒー、武雄市特産のレモングラスを使ったレモン緑茶、地ビールなどを、武雄焼や有田焼の器で楽しめ、武雄市内で人気のパン屋のバゲット、手作りハム専門店の生ハムを使ったサンドイッチなども提供しています。
在来線改札口側の「武雄温泉駅観光案内所」には武雄市の名産品、新幹線改札口側の「武雄 旅 書店」には少し範囲を広げて西九州の名産品が並んでおり、旅の最初と最後に立ち寄りたいスポットです。
武雄温泉駅観光案内所
- 住所
- 佐賀県武雄市武雄町大字富岡294
- 営業時間
- 8:30~19:00(年末年始は休業)
- アクセス
- JR九州「武雄温泉」駅 改札口前(在来線改札口側)
武雄 旅 書店
- 住所
- 佐賀県武雄市武雄町大字昭和13-21
- 営業時間
- 8:00~20:00(年末年始は休業)
- アクセス
- JR九州「武雄温泉」駅 改札口前(新幹線改札口側)
2.日本一のサウナ「らかんの湯」とチームラボ
武雄温泉には、サウナシュランで2019年から3年連続1位に輝き殿堂入りを果たした、御船山楽園ホテルの大浴場「らかんの湯」があります。サウナシュランとは、プロサウナーが全国9,600施設以上ともいわれるサウナ施設の中から、「今行くべき全国のサウナ施設」を選出し、表彰するもの。
事前予約制で、宿泊者以外も日帰り温泉を利用できます。料金にはサウナを含む大浴場の入浴、チームラボ常設屋内アート鑑賞、「EN TEA House 応灯楼」でのワンドリンク、タオルが含まれています。
常設展示の屋内アートは全8作品。宿泊者以外の日帰り入浴利用者の大浴場利用時間は2時間半の入れ替え制ですが、常設屋内アート鑑賞は入浴時間外でもOK。五感がさえ渡るアフターサウナのお楽しみとして、または、少し早めに到着してアートを鑑賞してから入浴するのもおすすめです。
男性大浴場は、セルフロウリュを楽しめるドライサウナと源泉を16度に冷却した水風呂、大露天風呂と休憩室、外気浴スペースを備えています。
女性大浴場には、アロマボールをサウナストーブに乗せて香りを楽しむドライサウナや水風呂、露天風呂喫茶スペースなどがあります。喫茶スペースには無料のデトックスウォーターや自家製プリンなどが用意されており、利用者から大好評です。
「らかんの湯」のある御船山楽園ホテルは、国登録記念物にも指定されている15万坪の日本庭園の中に建てられた宿。季節ごとに彩りを添える花々が咲き誇ります。特に秋の紅葉は見事。2016年発表の日経新聞「何でもランキング 専門家が選ぶ 昼も夜も紅葉を楽しめる庭園東西10選」では、「西日本2位」、「全国3位」にランクインしています。
御船山楽園では毎年7月から11月初旬まで「チームラボ かみさまがすまう森−ジーシー」の開催もあり、季節毎に異なる楽しみがあります。武雄の自然やアートを愛でながら、日本一のサウナや温泉を体験してみませんか。
御船山楽園ホテル大浴場「らかんの湯」日帰り入浴
- 住所
- 佐賀県武雄市武雄町大字武雄4100
- 営業時間
-
日帰り入浴/1部 15:00~17:30、2部 17:30~20:00、3部19:30~22:00、4部 21:30~24:00
※事前予約制:男女各10名ずつ
※中学生以下は「らかんの湯」日帰り入浴はご利用いただけけません - 予約
- 電話受付(受付時間:11:00~21:00)0954-23-3131
- アクセス
- JR九州「武雄温泉」駅よりタクシーで約5分、JR九州バス(嬉野線 嬉野温泉行き乗車約8分)「御船山楽園」停下車、徒歩約3分
御船山楽園
- 住所
- 佐賀県武雄市武雄町大字武雄4100
- 営業時間
- 8:00~17:00(季節・イベント期間は変更あり)
- 料金
-
※御船山楽園ホテル・竹林亭の宿泊者は入園無料。料金は変更する場合があります
<春まつりー桜>昼夜共通 ※3月中旬~4月初旬
大人(中学生以上)600円、小学生250円
<春まつりーつつじ・大藤・春もみじ> ※4月~5月初旬
大人(中学生以上)700円、小学生300円
<チームラボ かみさまがすまう森−ジーシー> ※7月~11月初旬
平日(8/14~16を除く):大人1,200円、中高生800円、小学生600円、未就学児 無料
土日祝、8/14~16:大人1,600円、中高生1,000円、小学生800円、未就学児 無料
<紅葉まつり>昼または夜 ※11月初旬~12月初旬
大人(中学生以上)600円、小学生300円、昼夜共通:大人(中学生以上)900円、小学生400円 - アクセス
- JR九州「武雄温泉」駅よりタクシーで約5分、JR九州バス(嬉野線 嬉野温泉行き乗車約8分)「御船山楽園」停下車、徒歩約3分
3.美人の湯「武雄温泉」6つの湯巡り
「美人の湯」として知られる武雄温泉は、1300年も前に書かれた『肥前風土記』の中に記されているほど歴史ある名湯。かつて、宮本武蔵、シーボルト、伊達政宗といった歴史上の名だたる人物が入浴したといわれています。
武雄温泉の日帰り温泉は、元湯(もとゆ)、蓬莱湯(ほうらいゆ)、鷺乃湯(さぎのゆ)と、貸切風呂の殿様湯、家老湯(かろうゆ)、柄崎亭(つかさきてい)の合計6カ所。元湯は1876年建築の木造で、現在使用されている温泉施設の建物としては日本最古。蓬莱湯はシンプルで清潔感のあるタイル張り。鷺乃湯は内湯のほかに露天風呂とサウナも完備。趣の異なる浴場で、いずれも武雄温泉の無色透明でとろんとしたアルカリ性の名湯を楽しめます。
貸切風呂で利用できる殿様湯は江戸時代中期、武雄領主の鍋島氏の専用風呂として造られた風呂です。大理石が市松模様に配されており、江戸時代のものとは思えないモダンな印象。7畳半の和室付きで、湯上がりに人目を気にせずゴロリと横になれるのも魅力です。
家老湯は殿様湯の隣にあり、階段に美しいマジョリカタイルを使用。4畳半の和室も備わっていて、こちらも貸切風呂で利用が可能。予約制ではなく、現地で空きがある場合に順番に入浴できます。それぞれ趣の異なる浴場で湯巡りを楽しんでみてはいかがでしょうか。
武雄温泉 元湯・鷺乃湯・蓬莱湯・殿様湯・家老湯・柄崎亭
- 住所
- 佐賀県武雄市武雄町武雄7425
- 営業時間
- 元湯・鷺乃湯:6:30~24:00(受付終了23:00)
蓬莱湯:6:30~21:30(受付終了20:30)
殿様湯・家老湯・柄崎亭:10:00~23:00 - 定休日
- 無休(12月中旬にメンテナンスによる休業日あり)
- 料金
- 元湯・蓬莱湯:大人500円、小人(3才~小学生)250円
鷺乃湯:大人740円、小人(3歳~小学生)370円
殿様湯(貸切風呂):1室1時間4,300円(平日割引 1室1時間3,800円)
家老湯(貸切風呂):1室1時間3,500円(平日割引 1室1時間3,000円)
柄崎亭(貸切風呂):1室1時間3,900円(平日割引 1室1時間3,500円) - アクセス
- JR九州「武雄温泉」駅より徒歩約12分
4.「武雄温泉楼門」と東京駅舎八干支との謎のミステリー
武雄温泉の入口に立つ朱塗りの楼門は、東京駅を設計した佐賀出身の辰野金吾氏によって設計され、大正4(1915)年に完成。平成17年に国の重要文化財に指定されています。
竜宮城を連想させる鮮やかな色彩と形で、天平式楼門と呼ばれる、くぎを一本も使っていない独創的な建築物となっています。
楼門二階の天井の四隅には、「東西南北」の方角を表す、子(ねずみ)、卯(うさぎ)、午(うま)、酉(とり)の絵が彫られています。一方、遠く離れた東京駅南北ドームの天井には、巳(ヘビ)や辰(たつ)など八つの干支のレリーフがあり、「なぜ、十二支のうちのこの八つだけだったのか」ということが、長い間「謎」とされていました。2013年の武雄温泉楼門修復で、同時期に辰野金吾氏によって設計された武雄温泉の楼門の四つの干支と東京駅の八つの干支を合わせることで、十二支がそろうということが判明。「明治・大正時代を代表する佐賀県出身の建築家である辰野金吾氏が仕掛けたミステリー」だと、話題になりました。
この楼門内部の「四干支」は、武雄市観光協会主催の期間限定「朝活プログラム」に参加すれば、ガイドとともに火曜を除く毎日9~10時に見ることができます。実は、2022年に開業した武雄温泉駅新幹線口構内の天井にも、この四干支の彫絵をモチーフとした絵が描かれています。ぜひ探してみてください。
楼門の奥には共同浴場であった当時の新館も残されています。現在は資料館となっていますが、楼門と同じ辰野氏の設計によるもので、ともに国の重要文化財に指定されています。
武雄温泉楼門「楼門干支見学会」※2024年3月31日までの限定公開
- 住所
- 佐賀県武雄市武雄町武雄7425
- 営業時間
- 9:00~10:00まで(受付9:30分まで)1回約20分
- 定休日
- 火曜
- 料金
- 一般:大人500円、子ども250円 ※文化財保護協力費として(元湯入浴券付き)
- アクセス
- JR九州「武雄温泉」駅より徒歩約12分
武雄温泉新館
- 住所
- 佐賀県武雄市武雄町武雄7425
- 営業時間
- 10:00~18:00
- 定休日
- 火曜
- 料金
- 見学無料
- アクセス
- JR九州「武雄温泉」駅より徒歩約12分
5.「佐嘉平川屋武雄温泉本店」の豆腐グルメと足湯
武雄温泉楼門の前に店を構える「佐嘉平川屋(さがひらかわや)武雄温泉本店」。佐賀平野は日本でも有数の大豆生産地で、豆腐づくりに適した大豆が豊富につくられています。この店は、佐賀の豆腐文化を発信する「佐嘉平川屋」のフラッグシップストアであり、芦沢啓治氏の設計による美しい和モダンな空間です。
武雄温泉楼門を眺められるレストランスペースでは、温泉湯豆腐のコース料理を堪能できます。佐嘉平川屋の温泉湯豆腐は、ただの湯豆腐ではありません。温泉水と同質の成分からできた調理水で炊いているうちに、豆腐の表面が溶け出して鍋の中は豆乳のように白く濁ってきます。角のとれた豆腐は、食感も味わいも一段とまろやか。まずは豆腐の味を楽しみ、お次は白濁したスープを出汁にしてお肉や旬の野菜などを入れる豆乳鍋、シメの雑炊と、一度で三度おいしい鍋料理です。
カフェスペースではヘルシーな「豆乳パフェ」や「豆乳ジェラート」などを提供。中庭の足湯で癒やされながら、ゆっくりと味わえます。
お土産には、「豆乳もち」や「温泉湯豆腐」もおすすめ。豆乳もちは、古くから佐賀県全域で親しまれてきた「呉豆腐(ごどうふ)」を改良したもの。豆乳をでん粉でじっくり練り上げて作っているので、もちもちの新食感が味わえます。みたらしたれをかけて食べるヘルシーなデザート感覚のお豆腐です。
佐嘉平川屋 武雄温泉本店
- 住所
- 佐賀県武雄市武雄町武雄7411
- 営業時間
- カフェ 9:00~18:00(L.O.17:30)、お食事 10:00~18:00(L.O.16:30)
- アクセス
- JR九州「武雄温泉」駅より徒歩約12分
6.駅弁グランプリ優勝「佐賀牛極上カルビ焼肉弁当」
武雄温泉駅カフェの「カイロ堂」は、厳選されたブランド黒毛和牛「佐賀牛」A5等級を使った駅弁が見逃せません。九州駅弁グランプリで2011年から3年連続優勝を飾った注目のお店。「武雄温泉駅案内所」の奥に位置しています。
第8回、9回九州駅弁グランプリで連続優勝した「佐賀牛すき焼き弁当」は、絶妙な煮込み具合で「佐賀牛」A5等級の柔らかい肉質とうまみを堪能できる逸品。口の中でとろけるような食感が魅力です。
第10回九州駅弁グランプリで優勝した「佐賀牛極上カルビ焼肉弁当」は、「佐賀牛」の極上カルビとスライス肉を、自慢の自家製ダレで香ばしく焼き上げたお弁当。時間がたっても、お肉がとても柔らかくジューシー。佐賀牛の重厚なうまみを味わえます。
どのお弁当も午前中で売り切れてしまうことがあるので、電話予約しておくと安心です。
駅弁の販売とともに、カフェ内でのイートインもあり、「佐賀牛ステーキすき焼き重御膳」や武雄産ブランド豚「若楠三元豚ヒレトンカツ定食」などの定食屋や、自家製ジェラートやビールなども味わえます。駅弁はテイクアウトのほか、カフェ内でゆっくりと食べることもできます。
武雄温泉駅カフェ カイロ堂
- 住所
- 佐賀県武雄市武雄町大字富岡8249-4
- 営業時間
- 10:00~18:00 (定食11:00~15:00 ※予約済み弁当は18:00まで可)
- アクセス
- 武雄温泉駅内
7.「武雄市図書館」の建築美と「九州パンケーキ」
美しい建築デザインと斬新な運営スタイルで、一躍人気スポットとなった「武雄市図書館」。2013年にグッドデザイン賞を受賞し、観光客が多く訪れる図書館としても有名です。
隣接する「武雄市こども図書館」には約2万冊の絵本と靴をぬいであがれるスペースなどがあり、2階に併設された「九州パンケーキカフェ」では、九州の素材で作ったパンケーキが楽しめます。店内のテーブル席の他、開放的なテラス席やキッズコーナーが用意されているのも人気の理由のひとつ。
ランチにおすすめなのは「カルボナーラ・パンケーキ」。福岡で人気の「ハニー珈琲」は、好きな武雄焼のカップを選ぶことができます。その他、お子さん向けのお絵かきができるパンケーキなどがあり、ランチタイムには和風ハンバーグプレートやチキン南蛮などのメニューも提供しています。
武雄市図書館、武雄市こども図書館
- 住所
- 佐賀県武雄市武雄町武雄5304-1
- 営業時間
- 9:00~21:00
- アクセス
- JR九州「武雄温泉」駅よりバスで約5分
九州パンケーキ 武雄市こども図書館店
- 住所
- 佐賀県武雄市武雄町武雄5304-1
- 営業時間
- 平日:11:00~18:00(L.O.17:30)、土日祝:10:00~18:00(L.O.17:30)
- アクセス
- JR九州「武雄温泉」駅よりバスで約5分
8.絵付け体験が人気の「武雄温泉物産館」
武雄温泉物産館ではお土産物や特産品などを販売しています。土産品のおすすめは、世界初の遺伝子組み換えではない武雄産高オレイン酸大豆「佐大HO1号」を使用した、スナックや味噌、大豆コーヒー。
「佐大HO1号」は、佐賀大学で40年かけて開発され、従来の大豆の約4倍のオレイン酸が含まれている大豆。オレイン酸は 、コレステロール値を下げ、動脈硬化や心疾患を予防、便秘の解消をするなどの効果が期待できる栄養素。からだにうれしすぎる大豆として、注目されています。
館内にあるスイーツ工房「くぅ」では、野菜や卵など地元の素材を多く使ったスイーツが味わえます。「さがプリンマップ」にも掲載されている「武雄温泉なめらかプリン」の上に、ソフトクリームをのせた「プリンソフト」が人気。冬限定の佐賀県産イチゴ「いちごさん」を丸々一個使った「苺大福」は、この店の看板商品です。
武雄温泉物産館では、伝統工芸品である「弓野人形(ゆみのにんぎょう )」のふくろう笛やハト笛に絵付け体験も行っています。
弓野人形は、胡粉(ごふん)を厚く塗ったぼってりとした愛らしい形と、鮮やかな彩色が特徴。デザインが多彩で、節句人形など数百種類もの型が現存しています。昭和初期には、菓子メーカー「グリコ」のおまけとして配布する人形の大量注文があった人気の伝統工芸品。自分好みの彩色ができる絵付け行程を体験し、そのまま持ち帰ることができます。
武雄温泉物産館
- 住所
- 佐賀県武雄市武雄町大字昭和805
- 営業時間
- 8:30~17:00
- 料金
- アクセス
- JR九州「武雄温泉」駅よりタクシーで約5分
掲載スポット一覧MAP
武雄温泉には温泉やサウナ、伝統工芸品からデジタルアートまで、日帰りでも宿泊しても楽しめる魅力ある観光施設がたくさんあります。ぜひ武雄温泉で、充実した時間と癒やしのひと時を過ごしてみてください。
撮影・取材・文/北川りさ