日帰りも1泊旅も♪ 東京とその近郊で本に親しめるスポット6選

日帰りも1泊旅も♪ 東京とその近郊で本に親しめるスポット6選

提供:ことりっぷ

 

おでかけ先や旅先での読書は思い出にも残るとても贅沢な時間。今回は東京・埼玉・神奈川の3都県から、本に親しめるスポットをまとめてご紹介します。絵本や児童書が並ぶ図書館や文学館、さんぽやアート鑑賞などと兼ねて楽しめる施設、1泊2日で本にひたれる宿など、読書を目的に行きたい場所ばかり。ぜひおでかけ先リストに加えてみてくださいね。

 

【東京都】本のまちで本にひたる「BOOK HOTEL 神保町」

【東京都】本のまちで本にひたる「BOOK HOTEL 神保町」 1階ロビーの「BOOK SELECTION」は宿泊者以外も利用OK。本を肴にお酒を飲めるバーも

書店や古書店がほかにはない規模で並ぶ“本のまち”神保町。地下鉄神保町の駅すぐの便利な場所に「BOOK HOTEL(ブックホテル)神保町」があります。コンセプトは「『わたしの本』を見つけるホテル」。本と出会えるさまざまな仕掛けが満載です。

 

最上階・12階にあるプライベートサウナつきの「MANGA ART ROOM」

各フロアに異なるテーマの本棚があるほか、客室にも本が。事前アンケートをもとにスタッフが本を選んでおいてくれるマッチングサービスや本や神保町にちなんだ有料アクティビティもあります。人気のジャンルや読書入門にぴったりの本、マニアックな本まで目利きのスタッフがセレクト。本好きはもちろん、ふだんあまり読書をしない人も楽しめますよ。

 

 

【東京都】『魔女の宅急便』の世界観にふれる「魔法の文学館」

【東京都】『魔女の宅急便』の世界観にふれる「魔法の文学館」 館内の本は文学館前の「展望の丘」でも読むことができる

千葉県との県境を流れる旧江戸川沿いにある江戸川区の「なぎさ公園」。一角に、『魔女の宅急便』で有名な江戸川区ゆかりの児童文学作家・角野栄子さんが館長を務める「魔法の文学館」があります。見晴らしのよい丘に建つ純白の建物は、建築家・隈研吾氏が設計。館内は『魔女の宅急便』の舞台「コリコの町」をイメージしたいちご色の世界が広がります。

 

自主的に選んでほしいとの思いから、本はあえてあまり分類せずに配架しているそう

館内には角野さんの著作はもちろん、ご本人が選んだ世界中の児童書や絵本が並び、プロジェクションマッピングや4面映像シアター、角野さんの仕事場を際限したコーナーなど、わくわくするポイントが満載。企画展も定期的に開催され、本の世界に親しめます。

 

 

【東京都】クラシカルな建築もすてきな「国際こども図書館」

【東京都】クラシカルな建築もすてきな「国際こども図書館」 明治から現代までの日本の子どもの本の歩みをたどる展示室「児童書ギャラリー」

歴史的建造物が点在する上野恩賜公園の一角にある「国立国会図書館 国際子ども図書館」は、明治39年(1906年)に帝国図書館として建てられたレンガと石の洋館。建築家・安藤忠雄氏も参画しての改修を経て、2002年に国立唯一の児童書専門図書館として開館しました。

 

もと貴賓室だった「世界を知るへや」。世界中の地理や歴史、文化などを紹介する本や外国語の本などを読める

もとの建物の構造や内外装をできるだけ生かし、創建時の明治ルネサンス様式と現代的なガラスが融合した唯一無二の空間に、47万冊以上を所蔵。大人にとっても学びが深まる本が揃います。当時の技術の粋を集めた宮殿のような空間で、ゆったりと本の世界にひたれます。

 

 

【埼玉県】8mの本棚が大迫力!「角川武蔵野ミュージアム」

【埼玉県】8mの本棚が大迫力!「角川武蔵野ミュージアム」 建物は巨大な岩がモチーフの61面体。「ところざわサクラタウン」のランドマークにもなっている

JR武蔵野線東所沢駅から10分ほど歩いた「ところざわサクラタウン」の一角にある「角川武蔵野ミュージアム」。図書館や美術館、博物館などがジャンルを超えて融合し、まったく新しい形に再編成された文化複合施設として、2020年にオープンしました。

 

高さ8mの本棚が吹き抜けを囲む「本棚劇場」。プロジェクションマッピングで名前の通り“劇場”に

5フロアに分かれた館内は見どころ満載で、本や読書にまつわるスペースもユニーク。施設の目玉でもある「本棚劇場」や、人間の脳の構造を表現したという本棚に独自の分類で本が並ぶ「エディットタウン−ブックストリート」、ライトノベルやコミック、児童書を37000冊を所蔵する「マンガ・ラノベ図書館」などがあり、ここだけの読書体験を楽しめます。

 

 

【神奈川県】渓流が心地いい「湯河原惣湯 Books and Retreat」

【神奈川県】渓流が心地いい「湯河原惣湯 Books and Retreat」 遊歩道にはテーブルや椅子、ベンチが設置され、「玄関テラス」の本を持ち出して読むこともできる

東京から90分ほどで行ける古くからの温泉地・湯河原。温泉街の中心にある「万葉公園」に2021年にオープンした「湯河原惣湯 Books and Retreat(ゆがわらそうゆブックスアンドリトリート)」は、森の中で本と食、温泉を楽しめる施設です。

 

「玄関テラス」のカフェ&ライブラリー。50冊ほどの本は常時入れ替えている

こちらは入口に位置する「玄関テラス」と、森の奥の温泉&サウナ&ラウンジ「惣湯テラス」を、渓流沿いの遊歩道がつなぐつくり。「玄関テラス」「惣湯テラス」ともライブラリーがあり、新しい本との出会いも楽しめます。玄関テラスのカフェではテイクアウトグルメも販売。公園内の好きな場所で、緑やせせらぎに癒やされながら読書や食事を楽しめます。

 

 

【神奈川県】1万2000冊が迎えるブックホテル「箱根本箱」

【神奈川県】1万2000冊が迎えるブックホテル「箱根本箱」 見渡す限り本、本、本…の「本箱ラウンジ」。館内の本はすべて購入できる

書籍流通の大手「日販」の保養所だった施設が、掛け流しの温泉と美食、読書を楽しめるホテルになった箱根・中強羅の「箱根本箱(はこねほんばこ)」。日販のチームがセレクトした1万2000冊を、ラウンジや客室などの好きな場所で心ゆくまで楽しめます。

 

大きめのヘッドレストでソファがわりに使えるベッドや防音対策など、読書に没頭できる工夫がうれしい

明るく開放感たっぷりの「本箱ラウンジ」(写真)はもちろん、各界の著名人が選んだ本を人ごとにまとめた「あの人の本箱」や、テーマごとに本を集めた小部屋も。客室はすべて露天風呂つきで、強羅温泉と大涌谷温泉の2種を引いた大浴場も。部屋にこもって読書三昧したい人にも、食事や温泉も満喫したい人にもぴったりです。

 

 

いかがでしたか?
今回は、過去に「ことりっぷweb」で紹介した中から、読書を楽しめる東京都内と近郊のスポットをまとめてご紹介しました。最新の情報をご確認のうえ、おでかけくださいね。

 

文:文/高柳涼子

 

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