香川県の瀬戸内海に浮かぶ島々を舞台に、3年おきに開催される「瀬戸内国際芸術祭」。5度目となる「瀬戸内国際芸術祭2022」の春会期が、2022年4月14日(木)〜5月18日(水)に迫りました。
アートを通して島の魅力を表現「瀬戸内国際芸術祭2022」
「瀬戸内国際芸術祭」は、3年に一度、瀬戸内海の12の島と2つの港を舞台に開催される現代アートの祭典です。2010年にはじまった同イベントは、今年5度目の開催を迎えます。
今回のテーマは「島のおじいさんおばあさんの笑顔を見たい」。4・5月にかけての春会期、8・9月の夏会期と9~11月の秋会期の3会期に分け、計105日間にわたって開催されます。
世界各国から参加するアーティストが、地元の人々の協力を得ながら作品を制作。のんびりと船で島を巡ってそれらの作品を鑑賞しながら、美しい瀬戸内の景観や島の人たちとのふれあいも楽しめるのが、同イベントの魅力です。
世界中の人々の心に暗い影を落としたコロナ禍を経て、アートの力で前向きな気持ちを呼び覚ます同イベント。厳密な感染予防対策の指針に基づき、安心・安全な開催をめざしています。
世界が恋する瀬戸内海の美と島々の個性を満喫
「瀬戸内国際芸術祭」の舞台となる瀬戸内海は、一年を通じて温暖な気候と、晴れの日が多いことが特徴。毎回、世界中から訪れるゲストがその美しさに魅了され、それぞれの島が持つ個性に胸を打たれてきました。
オリーブの島「小豆島」やイベント開催前からアートの島として知られてきた「直島」では、清水久和による「オリーブのリーゼント」や草間彌生の「赤かぼちゃ」といった作品がシンボルとして訪れる人々を迎えてくれます。
直島では生活空間をアート化する「家プロジェクト」が進行。島に点在する空き家を改修し、空間そのものをアート化した7軒のプロジェクトと、そこで繰り広げられる住民との出会いが、3つの美術館とともに見どころです。
ほかにも、坂道に沿って民家が並ぶ「男木島(おぎじま)」、鬼ヶ島のモデルとされる「女木島(めぎじま)」、アートが景観に溶け込む「豊島」など個性豊かな島々が、それぞれの魅力を伝えてくれます。
美しい自然とアート、そして島の人々とのふれあいが楽しめる「瀬戸内国際芸術祭」。3年に一度のこの機会に、濃厚なアート旅を楽しんでみてはいかがでしょうか。
瀬戸内国際芸術祭2022
- 会場
- 直島、豊島、女木島、男木島、小豆島、大島、犬島、沙弥島(春)、本島(秋)、高見島(秋)、粟島(秋)、伊吹島(秋)、高松港・宇野港周辺
- 料金
- 3シーズンパスポート:一般(19歳以上)5,000円、ユース(16〜18歳)3,100円
会期限定パスポート:一般4,200円、ユース2,600円 - 会
- 【春】4月14日(木)~5月18日(水)
【夏】8月5日(金)~9月4日(日)
【秋】9月29日(木)~11月6日(日) - アクセス
- 高松港、宇野港、児島観光港などから船で各島へ
- 詳細
- 瀬戸内国際芸術祭2022公式サイト
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