昼も夜も美しい景色を見せてくれる人気の観光地「横浜」。横浜のシンボル「横浜マリンタワー」が2022年9月にリニューアルオープンしました。展望フロアはみなとみらいの街を一望できるだけでなく、光と映像のメディアアートとのコラボレーションなども楽しめるクリエイティブな施設へと進化しています。女子旅やロマンチックな週末のデートにも最適な「横浜マリンタワー」の魅力をたっぷりお届けします!
目次
横浜のシンボル、横浜マリンタワー
かつては横浜港の灯台としても機能していた高さ約106mの「横浜マリンタワー」。1961年に開館して以来、横浜のシンボルとして多くの人に愛されてきました。
2019年より工事のため一時休館していましたが、横浜ならではのアートや交流を楽しめる場として2022年9月1日にリニューアルオープン!「Nature & Future」をコンセプトに、外装・内装ともに新しくなりました。
低層部にはグリーンの壁を設けることで山下公園と一体感を生み出し、人々が新しい横浜マリンタワーに自然と足が向くようにしています。
タワー前の広場はストリートライブ、キッチンカー、マルシェなど、気軽に楽しめるイベントが開催されるようになり、憩いの空間へと生まれ変わりました。
駅から徒歩1分!アクセス抜群の好立地
季節ごとの花々や海への眺望などが魅力の山下公園の目の前に位置する横浜マリンタワー。電車で訪れる場合は、みなとみらい線「元町・中華街駅」の4番出口から徒歩約1分、JR根岸線「石川町駅」の中華街口から徒歩約15分です。
横浜の人気観光地である中華街からは徒歩約8分、「横浜赤レンガ倉庫」から歩いても16分ほどで到着することができますので、海を眺め山下公園をお散歩しながらマリンタワーへ向かうのもおすすめです。
みなとみらいが一望できる展望フロアへ
山下公園側にあるエントランスを抜けると、展望フロアのチケット売り場があります。チケットを購入したら2階へ。ここから、展望フロアへつながるエレベーターに乗り込みます。
エレベーターは格子状になっているタワーの内部を昇っていくため、みなとみらいの景色が広がっていく様子を見られます。ぐんぐん上昇して、あっという間に展望階へ到達! エレベーターの扉が開いた瞬間、目に飛び込んでくる絶景は圧巻です。
360度ぐるりと見渡せる展望フロアは、どこを切り取っても絵になります。窓を以前の4倍の大きさにしたとのことで、よりダイナミックな景観が楽しめるようになりました。すべての窓ガラスは斜めに設置されているため、真下の景色も見やすく迫力満点!
みなとみらいや山下公園はもちろん、天気の良い日は富士山や東京タワー、東京スカイツリー®なども見られます。
展望フロアの東側からは、横浜ベイブリッジや鶴見つばさ橋、本牧埠頭(ふとう)も一望。山下公園の隣には2024年3月末まで開催予定の「GUNDAM FACTORY YOKOHAMA」もあり、通常では見られない角度からガンダムを見下ろすことができます。タイミングが良ければ、「GUNDAM-DOCK」に格納されたガンダムが動いている様子も観覧できるかもしれません!
「横浜マリンタワー展望フロアチケット」と「GUNDAMFACTORY YOKOHAMA入場券」がセットになったお得な数量限定チケットも、横浜マリンタワー1階の券売機で販売。特典として、実物大「動くガンダム」と横浜マリンタワーのイラストが描かれた特別仕様チケットを、記念に持ち帰ることができます(先着3,000名予定)。
横浜の夜景とメディアアートの融合は必見!
夜になると展望フロアは一変。昼間とはまた違う、息をのむような横浜のパノラミックな夜景が楽しめます。ロマンチックな雰囲気は、デートにもぴったりです。
展望フロアは29階と30階にあり、今回のリニューアルで自由に行き来できるようになりました。山下公園の氷川丸や本牧埠頭、高速道路もオレンジ色に光り輝きます。
29階には床がスケルトンになった場所もあり、ドキドキしながら真下の景色を見ることもできます。
30階の展望フロアではアートとテクノロジーを融合した「メディアアートギャラリー」がオープン。みなとみらいの夜景に重ね合わせて、アーティストによる光と映像の作品が投影されているのです。
みなとみらいにはいくつか夜景の楽しめるスポットがありますが、アートと融合した夜景が見られるのはマリンタワーならでは。時期によって投影される映像は変更されるので、何度でも訪れたくなりますね。
横浜マリンタワー展望フロア
- 営業時間
- デイチケット:10:00〜18:00(17:30最終入場)
ナイトチケット:18:00〜22:00(21:30最終入場)
※6~8月は日没に合わせて19:00にデイチケットとナイトチケットが切り替えとなります - 入場料(デイチケット)
- 一般(高校生以上)/平日:1,000円、土日祝:1,200円
小中学生/平日:500円/土日:600円 - 入場料(ナイトチケット)
- 一般(高校生以上)/平日:1,200円、土日祝:1,400円
小中学生/平日:700円/土日:800円
未就学児無料 - アクセス
- みなとみらい線「元町・中華街駅」より徒歩約1分
- 公式サイト
- 横浜マリンタワー
※オンライン事前購入は100円割引でお得です
※施設が定める特定日(ゴールデンウィーク・お盆休みなど)、および企画営業(花火大会など)については料金が異なります。
ここでしか買えない横浜土産がそろうショップ
横浜マリンタワーには展望フロアの他にも、さまざまな施設が併設されています。
2階にはお買い物を楽しめるショップがあり、マリンタワーをモチーフにした文房具や、横浜土産にぴったりのお菓子などを取りそろえています。ここでしか買えないマリンタワーオリジナルグッズもあるので、ぜひ立ち寄ってみてくださいね。
多くのアートも楽しめる館内
1階、2階にはさまざまな場所にアートが飾られています。ここは2階のショップ横にあるアートギャラリー。横浜出身の作家さんの作品や、横浜に関連した書籍などを展示しています。
1階には壁一面に描かれた大きなアート作品を展示。吹き抜けを利用しているので、想像以上に大きく迫力があります。
横浜市内を中心とした地域に関する観光情報を案内してくれる、横浜シティガイドのカウンターも2階に設置されています。
ボリューム満点のホイップクリームが魅力!「Eggs ’n Things」
横浜マリンタワーにはおいしい料理をいただけるレストランやカフェ、ゆっくりくつろげるBARも用意されています。まずは1階の「Eggs ’n Things(エッグスンシングス)」をご紹介しましょう。
「Eggs 'n Things」は1974年にハワイで誕生して以来、世界中で人気を誇るハワイアンレストランです。All Day Breakfastをコンセプトとしており、朝食だけでなく、昼食や夕食にもぴったりなボリュームのあるブレックファーストメニューを取りそろえています。
中でも注目は、たっぷりのホイップクリームをのせたパンケーキ。ふわもちの生地と甘さ控えめで口当たりの軽いホイップクリームがマッチしていて、見た目のボリューム以上に食べやすい人気のメニューです。メープル、ココナッツ、グァバの3種のシロップをお好みでかけられます。
パンケーキ以外にもオムレツやロコモコ、アヒポケなどのハワイらしいメニューがそろっています。ステーキなどもありますので、ガッツリ食べたい時にもおすすめです。
山下公園に面した場所にあり、一面がガラス張りなので見晴らしが良いところも魅力。公園の木々や花々を眺めながら、ハワイに来たかのような非日常感が楽しめます。
Eggs ’n Things 横浜マリンタワー店
- 営業時間
- 9:00~22:00(L.O. 21:00)
- 定休日
- 施設休館日に準ずる
- アクセス
- みなとみらい線「元町・中華街駅」より徒歩約1分
ハワイアングッズとBBQが楽しめる「menehune collection」
「Eggs ’n Things」の隣には、ハワイアンショップ「menehune collection(メネフネコレクション)」があります。ここでは、アロハシャツやハワイアンジュエリー、ビーチアクセサリーなどのハワイアングッズを購入できます。
イチオシは、オリジナルブレンドのコーヒー豆。併設されているフードスタンドでは、この自慢の豆でいれたコーヒーや、マナプア(ハワイ風肉まん)、チーズティーなどを販売しています。ここで購入したものは、開放感が抜群のテラスでゆっくりいただけます。
夏季にはこのテラスでBBQができます。ビーフステーキやタンドリーチキン、ガーリックポークやガーリックシュリンプなど盛りだくさんのメネフネセットは5,500円。スタンダードセットは4,200円です。来店の3日前までに予約する必要があるため、詳細は直接店舗にお問合せください。
menehune collection 横浜マリンタワー店
- 営業時間
- 10:00~20:00
- 定休日
- 施設休館日に準ずる
- アクセス
- みなとみらい線「元町・中華街駅」より徒歩約1分
ワンランク上のニュートロ・イタリアン「the terrace」
4階にはイタリアンレストラン「the terrace(ザ テラス)」が。神奈川県の食材を用い、伝統のイタリアン料理を新しい感覚で仕上げたレトロスタイルの料理が味わえます。
美しい景色とともにワンランク上のお料理を楽しめるので、記念日にもぴったり。休日は予約で埋まっていることが多いそうなので、事前に詳細を確認しておくことをおすすめします。
ディナーコースは5,800円から。産地にこだわった鮮魚や、食材の良さを最大限に味わえる調理法を駆使した料理が楽しめます。
平日のランチではスープとアンティパスト、ドリンクがついたピザセット・パスタセット(各1,600円)や、ランチコース(3,200円から)などを用意しています。
春から初夏にかけて、過ごしやすい季節はテラス席でお料理を楽しむのも最高です。山下公園の緑と横浜の青い海を眺めることができます。テラス席でのお食事を希望の場合は、予約時に伝えておくと良いでしょう。
展望フロアから夜景見物とともに、ぜひ「the terrace」でのお食事を楽しんでみてはいかがでしょうか。
the terrace
- 営業時間
- ランチ 11:30~15:00(LO14:30)、ディナー 17:00~22:00(LO コース20:30 アラカルト21:00)
- 定休日
- 毎週火曜日(祝日を除く)
- アクセス
- みなとみらい線「元町・中華街駅」より徒歩約1分
おしゃれな隠れ家バー、「mizumachi」
山下公園側から建物に沿ってぐるりと歩いた反対側にあるのが、バー「mizumachi」。入口がマリンタワーの建物内にないため、まるで隠れ家のよう。知る人ぞ知る、おしゃれなバーです。
店内はシックな雰囲気。落ち着いた夜の時間を過ごせます。
ドリンクは「オーガニック」「クラフト」を基本コンセプトとしており、シャンパン、クラフトビール、カクテルなどがいただけます。時期によっては、日本で一番小さなワイナリーとされている「横浜ワイナリー」の「YOKOHAMA WINE」が置いてあることも。そのほか、「YOKOHAMA BEER」など横浜ならではのお酒も。
ミックスナッツやピッツァなど、お酒に合う軽いおつまみも用意しています。マリンタワーで夜景を眺めた後、余韻に浸りながらお酒を楽しむのも粋ですね。
mizumachi
- 営業時間
- 17:00〜23:00、土・日曜日 13:00〜23:00
- 定休日
- 毎週火曜日
- アクセス
- みなとみらい線「元町・中華街駅」より徒歩1分
週末デートや女子旅に最適な「横浜マリンタワー」
横浜らしさが詰まったクリエイティブな施設へと進化している「横浜マリンタワー」はいかがでしたか?
光と映像のメディアアートと夜景のコラボレーションが楽しめる展望台や、横浜ならではの食事が楽しめ、ロマンチックな休日のデートや女子旅にも最適です。
ぜひ、みなとみらいでのデートの際には「横浜マリンタワー」へ訪れてみてください。
撮影・取材・文/北川りさ