
東京ドームを中心にさまざまな施設が集まる東京都文京区のエンターテインメントエリア「東京ドームシティ」。活気あふれる街で一際存在感を放つ人気のホテルが地上43階の「東京ドームホテル」です。
2023年春には開業以来初となる大規模リニューアルを行い、新コンセプトフロア「エグゼクティブフロア」と「プレミアムフロア」が誕生!35階以上の高層階に位置する客室は、まるで隠れ家のようにリトリートできる空間です。大都会の夜景と上質なおもてなしを楽しむ、東京ドームホテルのエグゼクティブフロア体験記をお届けします。
特別なフロアが誕生。高さ155mの「東京ドームホテル」

東京ドームホテルとは2000年に誕生し、観光もビジネスも含めて多岐にわたるニーズに応えてきた人気のホテル。1,006室もの客室のうち、39~41階が「エグゼクティブフロア」、35~38階が「プレミアムフロア」として生まれ変わりました。特にエグゼクティブフロアは最上級のおもてなしで「Tokyo Retreat」を叶える特別な客室。カップル・夫婦の記念日旅行や大人女子旅にぴったりです。

アクセスはJR総武線「水道橋駅」の東口より徒歩約2分、都営地下鉄三田線の「水道橋駅」A2出口より徒歩約1分。さらに東京メトロ丸ノ内線・南北線の「後楽園駅」2番出口より徒歩約5分と抜群の立地です。東京ドームシティ方面の高層ビルを目指すと、迷うことなく到着できます。
滞在のはじまりは、40階から。専用ラウンジでチェックイン


通常チェックインは1階のフロントで行いますが、エグゼクティブフロア宿泊者は特別。エレベーターで40階に向かい、エグゼクティブラウンジでチェックインができます。東京ドームホテルは14:00〜チェックイン開始のため、長くホテルステイを楽しめるのも魅力です。

「エグゼクティブラウンジ」とはエグゼクティブフロア宿泊者のための専用ラウンジ。40階に位置するので眺めがよく、大きな窓から東京ドーム方面の景色が見渡せます。

ラウンジの一番奥に設置された「ディスカバリーウォール」には、「東京ドーム」に関連するエンターテインメント性溢れる人や物をモチーフにしたアート、文京の街にゆかりのある「弥生土器」をイメージした作品、「小石川後楽園」の自然からインスピレーションを得た作品などが調和してディスプレイされています。このディスカバリーウォールは、エグゼクティブフロアとプレミアムフロアの客室にも設置されているので、お部屋に入ったらぜひチェックしてみてください。

時間帯ごとにさまざまなドリンクや軽食が提供され、14:00〜17:00の「アフタヌーンティー」ではスイーツを楽しめます。ラインナップは日替わりで、この日はホテルメイドのティラミスがお目見え。ホテル近隣にあるお店の品も並んでいます。
※取材時は老舗和菓子店「本郷三原堂」の「塩せんべい」。

ドリンクはコーヒーやカフェラテのほか、紅茶やデカフェのハーブティーなど7種類の茶葉がティーブッフェで楽しめます。美しい東京の景色を見ながらお茶を飲むだけで、心が安らいでいきました。
大きな窓から望む絶景に感動。「エグゼクティブスイート A」

ラウンジで心ゆくまでくつろぎ、今回宿泊する「エグゼクティブスイート A(パレスサイド)」へ。木の温もりあふれるインテリアが印象的で、床は皇居グリーンのカーペット。都会にいながら自然を感じるような洗練されたデザインです。広さは約66平米、定員2人。

客室に入ってますはじめに感動したのが、部屋一面の大きな窓から見渡せる大都会・東京の絶景!パレスサイドは皇居や丸の内の高層ビル群、そして遠くにはお台場や東京湾まで見渡せる最高の眺望です。その景色を目一杯堪能できるよう、窓際に設けてあるのは「ENGAWAベンチ」。日本文化を感じながら、縁側に腰掛けることができます。

エグゼクティブフロアのデザインは「INFINITY(無限)」がテーマ。ベッドの上には、インフィニティをイメージした、日建スペースデザイン・菅野晃央さんの作品が描かれています。

テーブルに用意されていた焼き菓子とお茶は、エグゼクティブフロア宿泊者のための特別なウェルカムスイーツ。ENGAWAベンチに座り、宇治煎茶を煎れて絶景を堪能する時間も幸せです。

本格的なエスプレッソが飲めるilly(イリー)のコーヒーマシンも、贅沢なアメニティ。100%アラビカ種コーヒー豆のイリーブレンドを飲むことができます。

冷蔵庫に入っている飲み物は無料のおもてなし。ミネラルウォーターやソフトドリンクだけではなく、赤ワイン・白ワイン・ビールと、アルコールも楽しめます。


高級感あふれるバスルームは大きな鏡、バスタブ、シャワールームが設置され、使い勝手も抜群。バスタブは足を伸ばせるほどの広さで、ゆったりとお湯に浸かることができます。トイレ別。

バスアメニティはタイで人気のスキンケアブランド「パンピューリ」のシャンプー、コンディショナー、ボディウォッシュ、ボディローション。心を解きほぐしてくれるようなタイジャスミン&ミントの香りで、癒しのバスタイムを演出してくれます。

女性にはパリの老舗ブティック「デタイユ・ラ・メゾン」のメイク落とし・洗顔料・化粧水・乳液、男性にはメンズスキンケアブランド「GACHI」の洗顔料・化粧水・整髪料が用意されているのもうれしいポイント。荷物少なく、身軽に旅を楽しめます。

リラクシーなルームウェアは、肩の力を抜いて過ごす上で欠かせないアイテム。ダークグレーの落ち着いたカラーで、上下に分かれたセパレートタイプとなっています。
マジックアワーに酔いしれる。ラウンジで楽しむカクテルタイム

客室で絶景を堪能し、再びエグゼクティブラウンジへ。39~41階の「エグゼクティブフロア」と40階のラウンジは、エレベーターではなく階段でつながっているため、気軽に足を運ぶことができます。


17:00〜20:30は「カクテルタイム」。多彩なアルコールとコールドミール、そして温かいスープを自由に楽しむことができます。コールドミールは3種類。「生ハムのクリームチーズロール」や「スモークサーモン ミルクレープ」、「白身魚のエスカべッシュ オレンジ風味」など、お酒に合うアペタイザーが日替わりで提供されます。



アルコールは赤ワイン、白ワイン、スパークリングワイン、ビールなど豊富なラインナップ。ウォッカ、ラム、フルーツリキュールや炭酸水も用意されているので、自分好みのカクテルを作ることもできます。

お酒を楽しむおすすめの時間帯は日没前後。遊園地や街のあかりが灯り始めるマジックアワーはこの上ない美しさです。スパークリングワインで乾杯し、夜景を見ながら大切な人と語り合う、幸せなひとときを過ごせます。
夜景を独り占め。プライベートな空間で過ごす極上の夜

部屋に戻ると、目に飛び込んできたのはパレスサイドの煌めく夜景。宝石箱のような夜景は、大都会・東京ならではの景色です。

ENGAWAベンチに座り、ワインを飲みながら夜景を堪能できます。最上級の客室だからこそできる、至極の贅沢。プライベート感のある客室からの絶景は、エグゼクティブラウンジとはまた違った美しさを感じられました。
コースもブッフェも。館内のレストランでディナー

ディナーを楽しめる多彩なレストランも東京ドームホテルの魅力。フランス料理、京料理、ステーキレストランなど、さまざまな選択肢があります。43階のスカイラウンジ&ダイニング「アーティスト カフェ」でロマンティックなコースを堪能してもよし、3階のスーパーダイニング「リラッサ」でカジュアルにブッフェを満喫してもよし。ルームサービスを頼み、夜景を見ながら気兼ねなく食事をいただくのもおすすめです。
芳醇なチョコレートとウイスキーを味わう、大人な夜

1日の最後はエグゼクティブラウンジの「ナイトキャップ」で締め。20:30〜21:30の間、就寝前にスナックとお酒を楽しむことができます。ウイスキーはニッカウヰスキー「竹鶴ピュアモルト」や秩父蒸留所「イチローズモルト」などこだわりのラインナップ。フランスの高級ショコラメゾン「Weiss(ヴェイス)」のダークチョコレートとウイスキーを嗜み、心地良い気分で眠りにつきました。
高層階が確約。モノトーンのモダンな客室でくつろぐ「プレミアムフロア」

エグゼクティブフロアのほか、今回リニューアルオープンしたのが「プレミアムフロア」。35~38階に位置するため高層階が確約されており、パークサイドもしくはパレスサイドの絶景を楽しめます。


14:00~18:00のチェックインは、2階のプレミアムフロア専用チェックインカウンター「プレミアム・ステージ」が利用可能。水の音が心地良く響き、陽の差し込む明るい空間です。混雑時も列に並ばずに、座って待つことができます。

「プレミアムルーム ツイン(パークサイド)」は窓側にバーカウンターを備えた約33平米の客室です。ホワイト×ブラックのモノトーンを基調としたデザインで、都会的な雰囲気が流れる空間。ディスカバリーウォールのほか壁面にはさりげなく東京都の地図も描かれ、地域のつながりを感じられます。定員2人。


広々としたバスルームはユニットバスタイプ。エグゼクティブフロアと同じ「パンピューリ」のバスアメニティも用意されています。

夜は東京ドームや東京ドームシティ アトラクションズの色とりどりの夜景を見ながらワインに舌鼓。プレミアムルーム ツインのバーカウンターは景色を望む特等席です。

飲み物は冷蔵庫に入っている赤ワイン・白ワイン・ビール・ソフトドリンク・ミネラルウォーターが無料です。
新しく誕生したフィットネスルームでワークアウト

東京の景色を一望する客室で、気持ちよく目覚めた翌朝。2023年2月にオープンした7階の「フィットネスルーム」で身体を動かします。自然光が入る広々とした明るい空間には、ライフフィットネス社のクロストレーナーやアップライトバイクなどの機器が大充実。「プレミアムフロア」または「エグゼクティブフロア」の18歳以上の宿泊者は、滞在中いつでも無料で利用できます。
- 営業時間
- 6:00〜22:00
ティースタンドがフォトジェニック。最上階で楽しむ朝食



朝食はホテル最上階の43階、地上150mから絶景を望むスカイラウンジ&ダイニング「アーティスト カフェ」へ。「プレミアムフロア」または「エグゼクティブフロア」宿泊者限定の朝食会場です。3種のモーニングブレッド、彩り野菜のサラダ、ベリーソースのプレーンヨーグルトといった料理を、アフタヌーンティーのようなかわいらしいティースタンドで楽しめます。

メインディッシュは卵料理もしくはヘルシーなトマトベースの野菜スープ「リッボリータ」から選択可能。卵料理はオムレツ、スクランブルエッグ、フライドエッグを選ぶことができ、人気は「オムレツ」です。ハム、チーズ、きのこをトッピングでき、ひとつの具材だけでも、すべてトッピングしてもOK。クラシカルなトロトロのオムレツは、朝から気分が上がるおいしさです。
天然温泉や岩盤浴でリトリートの続きができる周辺観光
11:00にゆったりとチェックアウトした後は、東京ドームシティを観光。2023年5月に開業20周年を迎える「LaQua(ラクーア)」で、天然温泉、サウナ、岩盤浴を楽しむのもおすすめです。3月~5月にかけて大規模なリニューアルも実施しており、完全個室のプライベートサウナ「Sauna Lounge Rentola(サウナ ラウンジ レントラ)」や多彩なグルメがそろうフードゾーン「DELI&DISH(デリアンドディッシュ)」が4月15日に新たにオープンしたほか、人気アトラクション、サンダードルフィンもリニューアルしました。
上質を知る大人に似合う、東京ドームホテルの「エグゼクティブフロア」と「プレミアムフロア」。洗練された新しい客室と、20年以上に渡り培ってきた確かなサービスで、上質な体験ができるフロアです。おこもりステイを堪能したい人はエグゼクティブラウンジが使える「エグゼクティブフロア」、アクティブに東京観光も楽しみたい人には「プレミアムフロア」がぴったり。東京の絶景を望むホテルの高層階で過ごす、特別なリトリートを体験してみませんか。
東京ドームホテル
- 住所
- 東京都文京区後楽1-3-61
- アクセス
- JR水道橋駅地下鉄4線の駅から徒歩約1~6分
- 駐車場
- 283台
- チェックイン
- 14:00
- チェックアウト
- 11:00
- エグゼクティブラウンジ
- 対象:エグゼクティブフロア(39~41階)宿泊者
料金:無料 - 営業時間
- 7:00~22:00
・ティータイム 7:00~14:00
・アフタヌーンティー 14:00〜17:00
・カクテルタイム 17:00〜20:30
・ナイトキャップ 20:30〜21:30
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取材・撮影・文/小浜みゆ