宮島対岸の温泉旅館「庭園の宿 石亭」で景色と料理、本や音楽との出合いを楽しむ”自遊時間”

「宮浜温泉 庭園の宿 石亭」庭園

世界遺産・嚴島(いつくしま)神社が佇む宮島の対岸に、風光明媚な温泉地があることをご存知でしょうか。宮島に臨む浜辺にあることから、その温泉郷は「宮浜温泉」と呼ばれます。

「宮浜温泉 庭園の宿 石亭(せきてい)」は、見事な日本庭園を囲むように、離れの客室を配した隠れ家のような宿。“神の棲む島”の眺望と静かなひとときを独り占めできます。

日本の宿ならではの「味わい」を大切にする宿のグループ「日本 味の宿」にも選ばれた名旅館「石亭」での趣深い滞在の様子をご紹介しましょう。

 

 

石亭に向かう前に、荷物を預けて宮島観光へ

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「宮浜温泉 庭園の宿 石亭」の発祥は、明治創業の「あなごめし うえの」にさかのぼります。創業まもなく、駅弁屋として人気に。現在でも宮島への玄関口のJR山陽本線・宮島口駅前に店を構え、連日行列が絶えない人気店です。

石亭に宿泊するゲストは、その「あなごめし うえの」でチェックイン前でも荷物を預かってもらうことができます。宿に向かう前に、宮島口駅前で荷物を預け、身軽に宮島観光を楽しむのもおすすめです。

「宮浜温泉 庭園の宿 石亭」

石亭は、宮島口駅から車で約15分、最寄りのJR大野浦駅からは車で約5分の立地にあります。電話を入れれば、無料送迎サービスも利用できます。

 

瀬戸内の景色を借景にした日本庭園が自慢の「庭園の宿 石亭」

「宮浜温泉 庭園の宿 石亭」ラウンジ

到着し、客室に案内される途中で思わず立ち止まったのが、大パノラマのラウンジ。天井から床までしつらえた大きな窓の外には、宮島と瀬戸内の海、美しい日本庭園が広がります。

広島の木工家・松本寛治さんによる石亭の世界観を反映したテーブルやイスが置かれ、滞在中、何度もくつろぎに訪れたくなりそうです。

「宮浜温泉 庭園の宿 石亭」床下サロン

敷地内にはラウンジのほかにも隠れスペースが点在し、棚に並ぶ本や音楽を心の赴くままに楽しめます。

また、館内のあちこちに亭主こだわりのイスが置かれ、新しいイスと出合うたびに腰を下ろし、くつろげる工夫にあふれています。

「宮浜温泉 庭園の宿 石亭」亭主

二代目亭主・上野純一さんは、「石亭ではハンス・J・ウェグナーの『ベアチェア』をはじめ、座り心地のよいイスを至るところに置いて、お客様に自由に座っていただいています。好きなところで好きなように過ごしていただき、そこで感じた究極の居心地のよさが、またここに戻って来たくなる要素なのではないかと思います」とおっしゃいます。

「宮浜温泉 庭園の宿 石亭」
「宮浜温泉 庭園の宿 石亭」客室

また、宿づくりで大事にしている「はひふへほ」についても教えてくださいました。いわく、「は」は儚い、「ひ」は灯、「ふ」は風呂、「へ」はベッド、「ほ」は本を指すとのこと。「旅先で新しい本や音楽と出合える、一期一会の空間をイメージしています」。

お話を伺って、どんなイスや「はひふへほ」との出合いが待っているのか、一層ワクワクしてきます。

 

四季を楽しむ離れの客室「聖山」

客室は、数寄屋の離れに7室、母屋2階に3室、四阿(あずまや)に2室の全12室。約1,500坪の広大な庭園をぐるっと囲むように配し、どの客室からも庭を眺めることができます。

「宮浜温泉 庭園の宿 石亭」客室
「宮浜温泉 庭園の宿 石亭」客室
「宮浜温泉 庭園の宿 石亭」客室

今回宿泊した部屋は、庭の東奥にある離れの客室「聖山(せいざん)」(92平米、定員2~6名)。

92平米もの広々とした室内に主室とリビング、次の間、広縁(ひろえん)やテラスなどを配し、部屋に入った瞬間から、「さぁ、どうやって過ごそう?」と心が躍りました。

「宮浜温泉 庭園の宿 石亭」客室

広縁には亭主こだわりのチェアが用意され、庭を眺めたり、コーヒー片手に語らったり、本を読んだりと、思うままにくつろげます。

また、これだけ広いと冬場の冷えが気になりますが、床暖房を完備しているので心配無用。石亭では既存の素材を活かしつつ、機能を差し替え、よりよい空間を追求していて、快適な滞在を叶えてくれます。

「宮浜温泉 庭園の宿 石亭」庭園

広縁から続くのが藤棚のあるテラス。4~5月には豊かな藤が花を咲かせます。2月後半頃には枝垂れ梅も見られ、聖山は四季の彩りをより濃く感じられる一室です。

「宮浜温泉 庭園の宿 石亭」客室

さらに、広縁の脇には書斎スペースが設けられ、旅の思い出でもしたためてみようかという気に。

石亭ではぜひ、戸棚や文机などの引き出しにも注目してみてください。なぜなら、引き出しの中には宿こだわりの本などが隠されているから。遊び心あふれるギミックが館内全体に散りばめられていて、まるで宝探しのような楽しみがあります。

「宮浜温泉 庭園の宿 石亭」客室

そして、聖山の内風呂のあまりにぜいたくな造りにも驚かされました。広い空間に岩々、温泉が注ぐ大きな檜風呂に、大浴場の露天風呂かと思わず錯覚。

「宮浜温泉 庭園の宿 石亭」アメニティ

浴室には、植物由来の原料にこだわった「MARKS&WEB」のシャンプー、コンディショナー、ボディソープと、「雪肌精」のスキンケアアイテムが用意されていました。

 

至福の滞在を演出するさりげないおもてなし

「宮浜温泉 庭園の宿 石亭」客室

石亭は、ぬくもりを感じるおもてなしが随所に散りばめられているのも魅力です。

まず目に留まったのが、「恋しく待つ」と見立てた小石と松やウェルカムメッセージ。宿からの思いが込められたメッセージに、この滞在がきっと豊かなものになるだろうという期待がふくらんでいきます。

「宮浜温泉 庭園の宿 石亭」客室

おつき菓子はもみじ饅頭の老舗「やまだ屋」の「桐葉菓(とうようか)」。もち粉の生地で包み、通常のもみじ饅頭よりもちもちっとした食感が特徴です。

ここにも亭主のメッセージが添えられ、さりげなくも行き届いたもてなしに感動しました。

「宮浜温泉 庭園の宿 石亭」客室

そして、ルームキーには宮島が発祥とされる伝統工芸品のしゃもじのキーホルダーが。一つひとつに部屋の名前が彫られていて、なんともかわいらしく、ぬくもりも感じます。

 

石亭に12ある客室は、それぞれに造りも趣も異なるため、毎回違う部屋を選ぶ楽しみが味わえます。聖山以外の客室も少しご紹介しましょう。

 

宮島と海の眺望を静かに堪能できる客室「芭蕉」

「宮浜温泉 庭園の宿 石亭」客室

母屋2階にある「芭蕉」(74平米、定員2~4名)は、宮島と瀬戸内の海、日本庭園の眺望が特長です。広縁には大きな窓に向かってハンス・J・ウェグナーのロッキングチェアが置かれ、絶景を眺めてくつろげます。

「宮浜温泉 庭園の宿 石亭」庭園

部屋からは錦鯉が泳ぐ池と藤棚や梅、桜の木がよく見え、四季折々の風景も楽しめます。

「宮浜温泉 庭園の宿 石亭」客室

間取りは10畳の主室、6畳の次の間、4畳の広縁。母屋2階の一番奥に位置するため、とても静かで心落ち着く時間を過ごせます。

「宮浜温泉 庭園の宿 石亭」客室

そして、寝室の脇に小部屋を発見! 1畳ほどのスペースに机とイスがすっぽりと収まっていて、まるで秘密基地のよう。子どもの頃、押入れなどに秘密基地を作って遊ぶのが好きだったことを懐かしく思い出しました。

「宮浜温泉 庭園の宿 石亭」客室

芭蕉の浴室も広々としていて、どこか北欧を感じさせる造り。檜の香りに包まれ、ゆったりとバスタイムを満喫できそうです。

芭蕉を含め、母屋2階の3室のお湯は温泉ではありませんが、大浴場で心ゆくまで温泉に浸かれます。

 

一人旅やカップルにおすすめの客室「連舞」

「宮浜温泉 庭園の宿 石亭」客室

芭蕉と同じ母屋2階にある「連舞(つれまい)」(42平米、定員1~2名)は、一人旅や恋人との旅行にぴったりな客室です。

「宮浜温泉 庭園の宿 石亭」客室

日本庭園を正面に、瀬戸内海、宮島までを見渡せる眺望が連舞の最大の特長。

「宮浜温泉 庭園の宿 石亭」客室

広縁にある、体を包み込むようにフィットするチェアは、景色を堪能しているうちに、うたた寝してしまいそうな心地のよさ。

「宮浜温泉 庭園の宿 石亭」客室

広縁のとなりには、3畳ほどの書斎スペースも。窓に向かって設けられたデスクに座れば、文豪気分で筆や仕事もすいすい進みそうです。

ふかふかのソファ、ミュージックプレイヤーや多数の本も用意され、風呂上がりに、音楽を流しながらソファに深く沈み込み、お酒を楽しめたら……。そんな妄想もふくらみます。

「宮浜温泉 庭園の宿 石亭」客室

部屋の奥に、茶室のにじり口のように低いアーチが。まるで秘密の小部屋への入口のようでワクワクします。

アーチをくぐると、庭園を望む浴室が広がります。木のぬくもりあふれる檜風呂で、大きな窓から入る自然光を浴びながら、1日に何度もバスタイムを楽しみたくなります。

 

大浴場・露天風呂で宮浜温泉の湯を堪能

「宮浜温泉 庭園の宿 石亭」温泉大浴場

石亭には、宿の背後の山に湧く宮浜温泉の湯を引いた2つの大浴場があります。片方は開放的な広さの半露天風呂が特徴。

「宮浜温泉 庭園の宿 石亭」温泉大浴場

半露天の奥には露天風呂も。鳥のさえずりが聞こえてきそうな静かな空間に、心も体も癒やされます。

「宮浜温泉 庭園の宿 石亭」温泉大浴場

さらに奥には足湯。温泉と外気浴を兼ねた足湯を繰り返せば、のぼせることなく長風呂を楽しめそうです。

「宮浜温泉 庭園の宿 石亭」温泉大浴場

もうひとつの大浴場には、檜香る内湯と岩造りの露天風呂が。

「宮浜温泉 庭園の宿 石亭」温泉大浴場

泉質はラドンを含む単純弱放射能温泉・低張性アルカリ性温泉。神経痛や筋肉痛、疲労回復などに効能が期待できます。女湯と男湯は、入浴の途切れた夜中に入れ替えが行われます。

 

貸切風呂「蓬莱亭」で温泉を独り占めすることも

「宮浜温泉 庭園の宿 石亭」貸切風呂

大浴場とは別に貸切風呂「蓬莱亭」もあり、予約をすれば無料で利用できます。

木のぬくもりがやさしい浴槽と、バーカウンターを備えた大人のプライベート空間で、2階にはゆっくり休憩できるリビングも用意されています。

 

瀬戸内の旬を目でも舌でも味わえる夕食

「あなごめし うえの」をルーツに持つことから、石亭は料理にも定評があり、心待ちにしていた夕食の時間。夕食は部屋食で、誰にも気を遣うことなく、じっくり堪能できます。

「宮浜温泉 庭園の宿 石亭」夕食

まず運ばれてきたのは、広島「盛川酒造」の食前酒と穴子三昧の先付。ふわふわ食感の穴子の二味(ふたみ)焼き、サクサク香ばしい衣の穴子黒米揚げ、穴子の天ぷら、穴子と雲丹の胡麻醤油和えと、存分に穴子を堪能できます。

宮島でおいしい穴子が獲れるのは、古くから盛んな牡蠣の養殖と関係があるのだとか。牡蠣いかだの周囲に漂う豊富なプランクトンめがけ、大量の小魚が集まり、それが穴子の餌となり、穴子が名物になったそうです。

「宮浜温泉 庭園の宿 石亭」夕食

椀は、湯葉で作った茶巾の中に甘鯛や大きなハマグリ、タラの芽、わらび、筍の姫皮といった春の食材がぎっしり。

石亭の食事は季節感を特に重んじ、旬の食材選びや、日本の四季を感じる盛り付けにこだわっています。

料理長の野島裕也さんいわく、年に13回メニューを変え、毎年少しずつブラッシュアップしているのだそう。この日は桃の節句が近かったこともあり、雛祭りにちなんだ料理を楽しみました。

「宮浜温泉 庭園の宿 石亭」夕食

お造りは日替わりで、料理長が市場で直接買い付けたという旬の魚介が器を彩ります。

「宮浜温泉 庭園の宿 石亭」夕食

続いて登場した雛飾りのような八寸の華やかさには、思わず感嘆の声をあげてしまいました。

サヨリと筍でお内裏様、広島のサーモン(マス)とうずら卵でお雛様、地元産野菜のムースで三段菱餅を表現。吊し雛に見立てたタコやアワビ、ちらし寿司など、箸をつけるのを躊躇してしまう美しい料理が並びます。

あまりに大きくぷりっぷりの牡蠣フライにも感動! 宮島の対岸で育った、むっちり固太りで旨味たっぷりの「健牡蠣(けんがき)」を使っているそうです。

しゃもじの上には健牡蠣を味噌と和えて直火で焼いたもの。季節感と地元の食材、伝統工芸を同時に楽しめる特別なひと皿です。

「宮浜温泉 庭園の宿 石亭」ソムリエ

石亭にはソムリエがいて、ワインのペアリング(7,700円~)もオーダー可能。ソムリエの岡田健二郎さんは元板前という経歴の持ち主で、料理のことも熟知しているだけに、より料理を引き立たせるワインを選んでくださいます。

味の幅が広い八寸には、肉・魚とも好相性で守備範囲の広いオレンジワインをはじめ、数種類の提案が。料理長とも何度も試飲を重ね、その日の料理との相性はもちろん、1人1人の好みに寄り添った絶妙なペアリングで楽しませてくれます。岡田さんとのお話もまた、石亭の料理を忘れ得ぬものにしてくれました。

「宮浜温泉 庭園の宿 石亭」夕食

八寸、石焼に続いては、平貝を器にした焼物。ふき味噌で焼いたサワラ、広島牛に桜の葉を巻いて塩竈蒸し焼きにした一品や、ホワイトアスパラなどが彩ります。

「宮浜温泉 庭園の宿 石亭」夕食
「宮浜温泉 庭園の宿 石亭」夕食

ほかにも、アイナメにうるいやこごみといった春野菜の餡をかけた石焼、桜えび蕎麦など、旬を感じる料理が並びます。12時間ほどかけてカリカリに焼いた桜えびを練り込み、宿で打ったという蕎麦は風味豊か。

「宮浜温泉 庭園の宿 石亭」夕食
「宮浜温泉 庭園の宿 石亭」夕食

また、オプションメニューとして温冷の肉料理も用意されています(別途3,000円)。この日の冷製の肉料理は、粗めにカットした牛肉をポン酢や雲丹、わさびなどで調えた広島牛のタルタル。「牛たたきの再構築」をテーマにした一品です。

温かい肉料理は、100時間も炊いたとろけるやわらかさの牛ほほ肉。赤ワインをベースに味噌、子羊の骨出汁などで作った深みのあるソースも絶品です。

「宮浜温泉 庭園の宿 石亭」夕食 あなごめし

そして、穴子釜炊きご飯が登場! たくさん堪能し、お腹もふくれてきたところだったのですが、ふっくらやわらかく香ばしい穴子、タレのしみたご飯に食欲をかきたてられて、思わずおかわりしてしまいました。

「宮浜温泉 庭園の宿 石亭」夕食

広島・大竹市にある「Patisserie Trois」監修のデザートで締めくくり。コースを通して瀬戸内の旬を目いっぱい堪能し、幸福感に満たされました。

 

自分だけの隠れ家を探して、館内を回遊する楽しみ

「宮浜温泉 庭園の宿 石亭」庭園

食後、しばし宿の中を散策。遊び心にあふれる石亭なら、少し歩いてみるだけで新しい何かに出合える予感がします。

「宮浜温泉 庭園の宿 石亭」床下サロン

ラウンジの下には「床下サロン」と呼ばれるライブラリー空間が。昼はカフェ、夜はバーとしても利用できます。

デンマークの代表的な家具デザイナー、フィン・ユールの「チーフテンチェア」やハンス J. ウェグナーの「ベアチェア」といった名品が置かれ、あまりの座り心地のよさにおしりに根っこが生えそうに。

「宮浜温泉 庭園の宿 石亭」床下サロン

また、床下サロンをはじめ、各ライブラリーやラウンジからは、電話1本でお酒をオーダー可能。ワインやビール、ウイスキー、ジンなどをラインナップ。

「宮浜温泉 庭園の宿 石亭」床下サロン

少し低い目線から庭園を望み、池を泳ぐ錦鯉を眺めながらチルタイムを満喫できます。

「宮浜温泉 庭園の宿 石亭」ライブラリー

庭の敷石に導かれるまま回遊し、宿の西奥にあるライブラリー「吸吐(スーパー)文庫」へ。「吸吐」と書いて「スーパー」と読む、ネーミングにも遊び心を感じます。

こじんまりとしたスペースに、書架や薪ストーブをしつらえ、小説から美術や建築雑誌、料理本など、さまざまなジャンルの本に没頭できる空間です。

「宮浜温泉 庭園の宿 石亭」ラウンジ

吸吐文庫に隣接するのが「凡々洞(ぼんぼんどう)」。大人1人がやっと通れるほどの小さな鉄の扉の先は、洞窟のようなサロンになっています。

「宮浜温泉 庭園の宿 石亭」あずまや

庭を渡り、東奥の桜の木の下の四阿へ。キャンドルに火を灯して語らうもよし、桜の季節にはデッキにイスを持って行き、花見をするもよし。

亭主がおっしゃる通り、各スペースをめぐっていろいろなイスに座ってみて、お気に入りの空間、イスを見つけて気ままに過ごす――。石亭ならではの、新たな温泉宿の楽しみ方に出合えました。

 

料理人の技が光る至福の朝食

「宮浜温泉 庭園の宿 石亭」朝食

朝食は母屋1階にある広間でいただきます。まずは自家製青汁スムージー、地元の農園でとれたハーブと野菜のサラダから。

続いて、広島産の天然鯛や海苔、呉産の生ひじき、広島地鶏と地元野菜の筑前煮風、広島サーモンなど、地元の食材をメインにしたご飯がすすむメニューが並びます。ご飯は広島・庄原産のコシヒカリを釜で炊いたもの。

「宮浜温泉 庭園の宿 石亭」朝食

特に、板前が目の前で作るだし巻玉子は絶品。黄身が深いオレンジ色で濃厚な味わいが特徴の広島県安芸高田市にある「向原農場」の卵を使っています。できたてのふわふわの食感もたまりません。

朝食でも、こだわりの食材で丁寧に作られたことが伝わる料理を堪能し、さらに幸せな気分で満たされました。

 

「宮浜温泉 庭園の宿 石亭」ラウンジ

ラウンジでは朝、コーヒーやフレッシュジュースのサービスが。ゆっくり朝食を味わい、ラウンジで庭を眺めながらコーヒーをいただいたら、名残惜しいですが、そろそろチェックアウトの時間。

「あなごめし うえの」あなごめし弁当

石亭では前日21:00まで予約しておくと、チェックアウト時に、「あなごめし うえの」のできたてのお弁当を用意してもらえます。ふっくら焼いた穴子とタレと出汁がしみたご飯が絶品のあなごめし弁当を、この先の旅のお供に。

宮浜温泉 石亭 銀つば

また、和菓子職人がひとつひとつ手作りしたきんつばならぬ「銀つば」もお土産におすすめです。銀つばもあなごめし弁当とともに、前日にオーダーしておくのをお忘れなく。

「宮浜温泉 庭園の宿 石亭」客室

亭主こだわりのイスに腰掛け、風景をぼーっと眺めたり、音楽に耳を傾けたり、目の前の本に没頭したり――。「石亭」での滞在は忙しない日常から開放され、静かで自由な時間の使い方を思い出させてくれました。

どこまでも自由になれる「石亭」でのひととき。ぜひあなたも、広島・宮浜温泉へ足を運んでみてはいかがでしょうか。

 

宮浜温泉 庭園の宿 石亭

住所
広島県廿日市市宮浜温泉3-5-27
アクセス
山陽自動車道「大野浦」ICより車で約10分
JR山陽本線「大野浦」駅より無料送迎あり
駐車場
無料
チェックイン
15:30(最終チェックイン21:00)
チェックアウト
10:00

撮影:大林博之 取材・文:アンドウミク

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