別府駅の周辺観光！シンボル的存在の「竹瓦温泉」 や「別府ラクテンチ」などを散策

このモデルコースでは、別府駅周辺のおすすめ観光スポットをご紹介します。
まずは、別府温泉のシンボル的存在「竹瓦温泉」からスタート！別府名物の冷麺や、動物やアトラクションも楽しめる「別府ラクテンチ」などを巡ります。

 

 

１．旅の始まりは「竹瓦温泉」から

別府駅から東へ車で約5分の「竹瓦温泉」は、別府温泉のシンボルとして知られているスポット。丸みを帯びた唐破風造（からはふづくり）の屋根が特徴的な建物は、昭和13（1938）年に建てられたものですが、この温泉自体が創設されたのは明治12（1879）年。

 

外観や内観に当時の名残が残っています。この歴史ある建物の中でまずはじっくり温泉に浸かりましょう。

 

のれんをくぐった先にあるのは、昭和初期を思わせるロビー。お風呂上りにくつろげるスペースです。

 

普通浴では源泉・かけ流し温泉、名物の砂湯では、「砂かけさん」に温泉で温められた砂をかけてもらうなど、思い思いの時間を過ごすことができます。

 

竹瓦温泉

住所

大分県別府市元町16-23

営業時間

［普通浴］6:30～22:30、［砂湯］8:00～22:30（最終受付21:30）

入浴料

［普通浴］大人（中学生以上）300円、小人100円（小学生未満は無料）。
［砂湯］1人1,500円（6歳以上入浴可能）

定休日

第3水曜（祝日の場合は翌日休み）

アクセス

【電車】JR「別府」駅から路線バス乗車「流川ゆめタウン前」下車、徒歩約2分
【車】東九州自動車道「別府」ICから車で約20分

公式サイト

竹瓦温泉

 

徒歩約5分
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２．長屋×現代アート「SELECT BEPPU」

「竹瓦温泉」から徒歩5分ほどの場所にあるのはレトロな雰囲気が漂う「SELECT BEPPU（セレクト ベップ）」。築100年を越える長屋をリノベーションしたセレクトショップです。

 

1階は別府に縁のある作家のグッズや工芸品、食品などが並び、思わず手に取りたくなるこだわりのアイテムに出会うことができます。

 

2階では大輪のピンクの花が描かれた襖（ふすま）絵を鑑賞することができます。これは、台北とブリュッセルを拠点に世界で活躍する現代美術家のマイケル・リン氏作の作品で、別府現代芸術フェスティバル2009「混浴温泉世界」に出品されたものです。会期終了後もこの場所で公開され続けています。

 

SELECT BEPPU

住所

大分県別府市中央町9-34

営業時間

11:00〜18:00

定休日

火・水曜（祝日は営業）

アクセス

【電車】JR「別府」駅から徒歩約5分
【車】東九州自動車道「別府」ICから車で約15分

公式サイト

SELECT BEPPU

 

徒歩約11分
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3．名物の別府冷麺「六盛 松原本店」

「SELECT BEPPU」から徒歩11分ほどの場所には、手のべ冷麺専門店「六盛」があります。
実は冷麺は別府のソウルフード。かつて満州に住んでいた日本人が、自国へ戻った際に別府市でお店を開いたことがルーツだと言われています。

 

六盛の「冷麺」（並盛890円）は太麺でコシがあるので食べ応えも十分。2種類の昆布と国産牛肉のエキスを加えた澄んだスープは、旨味がしっかりとしていながらもすっきりとした味わいです。
冷麺に添えてあるのはキャベツのキムチ。少し酸味があり、口がさっぱりします。

 

冷麺専門店ですが、「ラーメン」（並盛 850円）や「中華そば」（並盛 850円）、「おつまみスペアリブ」（1つ350円）などのメニューも豊富。地元の人たちに長年愛されているお店です。

 

六盛 松原本店

住所

大分県別府市松原町7-17

営業時間

11:30～14:00（L.O.13:45）、18:00～20:00（L.O.19:45）※スープが無くなり次第終了

定休日

水曜

アクセス

【電車】JR「東別府」駅から徒歩約10分、JR「別府」駅から徒歩約17分
【車】東九州自動車道「別府」ICから車で約15分

公式サイト

手のべ冷麺専門店 六盛

 

徒歩約7分
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4．足湯とお団子でひと息「cafe SHU」

食事を楽しんだあとは「cafe SHU（カフェ シュウ）」で食後のデザートを。ここでは、足湯に浸かりながら、和スイーツやドリンクを楽しむことができます。

 

イチオシは「だんご」（各1本250円～）。こしあん、つぶあん、みたらし、ごまだれなどプレーンな味のほかに、トッポギ、たこなし、大学芋風、めんたいチーズなど珍しいものも。時期によっていろいろな味が登場します。（各商品はテイクアウトも可能）

 

足湯が楽しめるのはテラス席。足を休めながらゆったりとした時間を過ごせます。

 

どのメニューにするか迷った時には、わらび餅と好きな3種類のだんごを選べる「よくばりセット」（850円）がおすすめ。少しづつ味わえるのでスイーツ好きにもたまらない一品です。

 

cafe SHU

住所

大分県別府市楠町19-15　ホテル「MURE Beppu」1階

営業時間

10:00～19:00（L.O18:30）

定休日

不定休

アクセス

【電車】JR「別府」駅より徒歩約15分
【車】東九州自動車道「別府」ICより車で約20分

 

車・タクシーで約6分／徒歩約30分（ケーブルカー乗り場まで）
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5．「別府ラクテンチ」で動物やアトラクション満喫

「六盛」から車で約6分、「別府ラクテンチ」は遊園地と動物園が合わさった別府のレジャースポット。まもなく100周年を迎える昭和レトロ感満載の施設で、子ども大人も遊べる遊具がたくさんあります。

 

入口は2つありますが、「メインゲート」から入場すると、ケーブルカーでゆっくり上っていくことが可能です。ケーブルカーは日本屈指の急効傾斜30度の急勾配。眼下に広がる街並みや、日本ではここにしかない「二重式観覧車」を眺めながら山の上へと進んでいきましょう。

 

メインゲート近くで行われている「あひるの競走」もお見逃しなく。一着を当てるゲームです。あひるたちはスタッフの声に従ってスタートラインである後ろの棚まで戻り、スタンバイ。合図とともに走り出します。

 

8匹のあひるが走る姿は愛らしく、見守っている人たちは全力で応援！

 

園内の「どうぶつコーナー」には、テナガザルやチンパンジー、カピバラ、ペンギン、などが暮らしており、動物とふれあえるコーナーもあります。「バードパーク」は、クジャクやフラミンゴ、アヒルなどがお目見え。鳥たちにおやつ（1袋100円）をあげることもできますよ。

 

ほかにも敷地内には、メリーゴーランドやジェットコースター、サイクルモノレールなどのアトラクション、思いきり走り回れる広場や大吊り橋などがあり、温泉も併設。一日中遊ぶことができます。

 

夜間営業が行われるクリスマスの時期には、ライトアップされた園内から別府の夜景と打ち上げ花火を同時に見ることができるので、ロマンチックなデートを過ごしたい人にもおすすめです。

 

別府ラクテンチ

住所

大分県別府市流川通り18

営業時間

9:30～17:00　※12～2月は日によって10:00～16:00

定休日

火曜
※12～2月は火・水曜定休、※ただし冬休み期間は無休
※1月中旬～2月中旬は休園

入園料

メインゲート（ケーブルカー往復乗車券付き）大人1,300円、小人600円
乙原ゲート 大人1,100円、小人500円
※いずれも2歳以下は無料

アクセス

【電車】JR「別府」駅より亀の井バス乗車「流川通り12丁目」停下車、徒歩約10分
【車】東九州自動車道「別府」ICより車で約10分

公式サイト

別府ラクテンチ

 

車・タクシーで約3分／徒歩約16分（ケーブルカー乗り場から）
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6．「グローバルタワー」から別府の夜景

夕方以降も観光を楽しむなら、別府の夜景を見に行くのもおすすめ。
「別府国際コンベンションセンター（ビーコンプラザ）」敷地内にある、「グローバルタワー」の展望台から別府市内を一望することができます。

 

まずはエレベータに乗って地上100メートルの展望デッキへ。展望デッキに着いたら、側面がガラス張りのライティングされた階段を一段ずつ登って行きます。日没後の約15分～20分間のトワイライトタイムは特に絶景。天気の良い日に訪れたなら、空がロイヤルブルーに染まっていく様子をぜひ楽しんでください。

 

展望デッキには屋根がなく、ガラス箱のような3面ガラス張りの空間。外気を感じながら、キラキラと輝く別府市内を一望することができます。デートスポットとしても有名で、ここで告白やプロポーズをする人、結婚式を挙げるカップルもいるそうです。

 

グローバルタワー

住所

大分県別府市山の手町12-1 別府国際コンベンションセンター（ビーコンプラザ）内

開館時間

3月～11月9:00～21:00、12月～2月9:00～19:00

入場料金

大人（高校生以上）300円、小人（中学生以下）200円

定休日

12月29日～1月3日 ※そのほか悪天候時は入場不可

アクセス

【車】JR「別府」駅西口から路線バス乗車「ビーコンプラザ前」停下車すぐ
【電車】東九州自動車道「別府」ICより車で約10分

公式サイト

別府国際コンベンションセンター（ビーコンプラザ）

 

 

7．このページで紹介中のスポット一覧

 

 

この記事では、はじめに「竹瓦温泉」で別府の湯を楽しみ、周辺を徒歩で散策。レトロな雰囲気漂うセレクトショップや別府の名物グルメ、和スイーツ×足湯を巡って「別府ラクテンチ」へ。動物との触れ合いやアトラクションを満喫して、最後に夜景スポットを訪れる1日観光コースをご紹介しました。

 

取材・文／原口可奈子　撮影／井上由紀子