美しい佇まいが魅了する♪古都の風情あふれる素敵な古民家カフェを訪ねる鎌倉さんぽ

美しい佇まいが魅了する♪古都の風情あふれる素敵な古民家カフェを訪ねる鎌倉さんぽ

提供:ことりっぷ

 

海と山に囲まれ自然豊かな鎌倉は四季折々にそれぞれの表情をみせ、訪れる度に新しい発見のある街です。神社めぐりをしていると、木戸門のある大きなお屋敷に出くわすこともあり、歴史に触れながらの街歩きはワクワクとした楽しい気分にもなりますね。レトロな古民家カフェとして生まれ変わった日本家屋も多く、庭の緑を眺めてのんびりと過ごせます。昔ながらの風情を感じてすごす素敵なカフェをご紹介します。

 

 

おばあちゃんの家を訪ねるかのようにホッと落ち着く「燕カフェ」

おばあちゃんの家を訪ねるかのようにホッと落ち着く「燕カフェ」 江戸時代の薬箪笥もおしぼりなどの小物入れとして活躍中

昭和の初期に建てられた日本家屋をリノベーションした「燕カフェ」。縁側やちゃぶ台のあるレトロな和室は手の届くところに骨董品が並び、頭上のライトをドライフラワーが囲むなど、しゃれたエッセンスも取り入れた素敵な空間です。

 

小鉢3品付き「薬膳カレー」(1,600円)

五香紛とショウガを効かせた薬膳のカレーをランチでいただけるのもこのカフェの魅力で、デザートの杏仁豆腐と美人茶をプラスするのがおすすめです。日本を代表する磁器として知られる佐賀県の有田焼や石川県の九谷焼の100年以上前に焼かれた貴重な器に盛り付けられ、朱塗りのお膳で提供されるスタイルもインパクトがあります。

 

杏仁豆腐と美人茶の「薬膳セット」(ランチに+600円)

 

 

佐助エリアの散策に立ち寄りたい花頭窓のある「cafe gula」

佐助エリアの散策に立ち寄りたい花頭窓のある「cafe gula」 フォルムの美しい花頭窓

銭洗弁財天宇賀福神社の奥にひっそりと佇む「cafe gula」。人がすれ違うのが難しいほどの小径沿いの隠れ家的なカフェで、丸窓や寺社で見かける花頭窓など日本建築の美しさを身近に感じる古民家です。店主が“サザエさん部屋”と呼ぶ和室は、火鉢、黒電話、小机、円卓、姿見などがおいてあり、昭和の時代の暮らしをそのまま再現しているかのようです。

 

「アップルパイとローズヒップティー」(400円)

アンティークに囲まれた部屋では、手づくりのスイーツが楽しめます。オーダーを受けてから作るわらび餅やチーズケーキなどをこの部屋でいただいていると時間を忘れそうになるほどのんびりできます。銭洗弁財天様にお参りをした後に、もう少し奥まで足を踏み入れて立ち寄ってくださいね。

 

サザエさん部屋と呼ばれる和室

 

 

財界人の別荘として建てられた優美なお屋敷「Sasho」

財界人の別荘として建てられた優美なお屋敷「Sasho」 庭の緑を眺めて過ごす客間

京都の有名庭師が作庭した池泉式庭園の広がるお屋敷で、ランチやティータイムを楽しめる「Sasho」。風格のある日本家屋は昭和2年の建築で、古き良き鎌倉の風情がそこかしこに漂います。よく磨かれたガラス戸には昔ながらの製法で作るやや歪みのあるガラスがはめられ、木造建築の情緒をより豊かに感じますよ。

 

鎌倉駅から徒歩圏内とは思えないほど広々としたお屋敷

広いお屋敷で小鳥のさえずりを聞きながらのランチは格別で、看板メニューの「ビーフシチュー」(2,500円)や和食の「おまかせコース」などがいただけます。ぜひ季節感と一緒に味わって。

 

「おまかせコース」(3,500円※要予約)の一例

 

 

小町通りの古民家で焼きたてワッフル「瀬戸小路」

小町通りの古民家で焼きたてワッフル「瀬戸小路」 オリジナルの焼型で焼くふんわりとしたわっふる左から「あんずジャム」(250円)「カスタードクリーム」(250円)

鳩サブレーの豊島屋がプロデュースする「瀬戸小路」は、店頭で一枚ずつ手焼きするわっふるのお店です。豊島屋は上生菓子や干菓子といった和菓子にも定評があり、なかでも昭和初期に販売を開始した「わっふる」は隠れた人気商品で、この古民家のお店では焼きたてを2階でイートインできます。

 

小町通りでも印象的な古民家

わっふるの種類はあんずジャムをはじめとしてカスタードやチョコ、キャラメルクリームや小豆あんなど約8種類。そこに生クリームなどのトッピングも可能で、鳩サブレーに使うのと同じバターのトッピングも選べます。できたての美味しさをぜひ。

 

「小豆あん 鳩サブレーバター」(350円)

 

 

鶴岡八幡宮からすぐの隠れ家「古民家カフェ ユキノシタ」

鶴岡八幡宮からすぐの隠れ家「古民家カフェ ユキノシタ」 築80年の日本家屋

長年この家に住んでいた方から受け継いだ奥ゆかしい日本家屋の風情が漂う「古民家カフェ ユキノシタ」。参拝客で賑わう鶴岡八幡宮の近くにありながら、小径を入った住宅街にあり静かで隠れ家的な古民家カフェです。

 

 左から「珈琲クリームとバナナ、カシスのサンデー」(1,300円)「季節のヴィーガンケーキ2種盛り合わせ」(1,500円)「カフェラテ」(700円※スイーツや食事とのセットは500円)

今ではほとんど見かけることのないレトロな照明器具や茶箪笥はそのまま使用し、桐の和箪笥もテーブルにと再利用しています。大きな梅の木を中心に栗や琵琶、柚子など実のなる木が悠々と枝葉を伸ばすお庭を眺めながら、ヴィーガン素材をカレーやスイーツでのんびりと過ごせます。

 

「ユキノシタ スパイスカレー」(1,800円)

 

 

八幡宮の参道・段葛沿いのそば処「段葛 こ寿々」

八幡宮の参道・段葛沿いのそば処「段葛 こ寿々」 店頭では提灯と柳が風にそよぐ

端正な日本家屋が鶴岡八幡宮への参道でひときわ目を引く「段葛 こ寿々」は、老舗のおそば屋さん。美味しいそばの産地として知られる信州の蓼科にある専用のそば畑で大切に育てたそばの実を使用します。職人が打つそばは艶々としてコシがあり、のど越しもいいのが特徴です。

 

のり・揚げ玉・青しそ・大根おろしで風味豊かに味わう「こ寿々そば」(1,180円)

こだわりのそばと同じぐらいの看板商品がとろける食感のわらび餅です。国産の本わらび粉を贅沢に使い職人が大きな銅鍋でじっくり練り上げ、ツヤとコシがあります。お店の一角にはわらび餅専用の売店がオープンします。鎌倉で親しまれている味をお土産にしてはいかがでしょうか。

 

わらび餅の売店「わらび餅プチ」(432円~)

 

 

小町通りの裏路地にあるレトロカフェ「ミルクホール」

小町通りの裏路地にあるレトロカフェ「ミルクホール」 鎌倉駅から徒歩約5分

古時計やアンティークなピアノ、飴色のテーブルや椅子など大正から昭和の時代を彩ったレトロ感たっぷりの品々が並ぶ「ミルクホール」。1976年創業の純喫茶です。

 

「自家製プリン」(単品730円 ドリンクとのセット1,060円)

名物の「ハヤシライス」のほかクラシカルなスタイルの「自家製プリン」も創業当時からの人気メニューは、やや固めのほろ苦い味わい。時間を忘れてゆったりと過ごせますよ。

 

アンティークにあふれる店内

今回は鎌倉エリアの古民家カフェを特集しました。街歩きを楽しみながらぜひおでかけくださいね。

 

 

文:高橋茉弓

 

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