日本美のミュージアムホテル「ホテル雅叙園東京」では、館内にある東京都指定有形文化財「百段階段」にて、2023年7月1日(土)~9月24日(日)の期間限定で、「和のあかり×百段階段2023~極彩色の百鬼夜行~」が開催中。今回の企画展は、『百鬼夜行』のストーリーがテーマ。『色』が特徴的な展示演出をはじめ、音楽・香りまで、五感を刺激する夏の涼を誘う体験をぜひ堪能して。こちらの記事では、チケットやグッズ情報などもあわせてご紹介します。
大正ロマンなレトロな雰囲気がただよう、文化財「百段階段」
展示会場となる東京都指定有形文化財「百段階段」は、建物そのものがタイムスリップしたかのような異空間。会場となる7つの部屋を99段の長い階段廊下が繋いでいます。進むごとに、現世から異世界へと旅をするかのような感覚になりますよ。
テーマは「百鬼夜行」。夏の涼を誘う"あやかし"たち
薄暗い通路を抜けると、そこには妖しく光る花々と鬼の姿が
これから起こるあやかしの時を物語るような音色から始まる会場の先には、美しさの中に異界のものが潜む演出も。古の時代に言い伝えられた鬼や妖怪が深夜に徘徊する「百鬼夜行」は、その姿を見た者には災いがふりかかるとされていたんだとか。
歩みを進めると、現世から異界へと入り込んでいくストーリーが各部屋ごとに展開されます。さまざまな姿かたちの鬼や妖怪たちに遭遇しながら階段を上り終え、現世に無事に戻ることができるでしょうか…?物語に入り込む感覚を、ぜひ楽しんで。
五感で楽しむ没入感
文化財「百段階段」の企画展の魅力といえば、圧倒的な没入感。エリアごとにテーマを設けられていて、階段を上るごとに変化するあかり装飾やオリジナル楽曲のほか、時には風を感じたり、心安らぐ清々しいアロマが香るなど、五感を刺激する演出がたくさん。
会場前のエレベーターを降りてすぐの風鈴の清々しい音や、この企画展のためにつくられたオリジナルサウンドトラックなど、極彩色の百鬼夜行の世界へぐっと引き込まれますよ。
多種多様な「あかりアート」が集います
さまざまなジャンルや技術のアーティスト作品が集うのも魅力のひとつ。企画展のフィナーレを彩る植物・花をモチーフにしたライティングデコレーションや、ワイヤーでつくった輪郭に合成油脂をくぐらせシャボン玉のように膜を張らせる技法でつくられた花のような優美な作品、倉敷切子灯篭の造形美を残しつつ和のあかりを発展させた「切子あかり」など、多彩な作品が文化財建築を彩ります。
キュートな妖怪たちのおみやげもチェックして
高橋協子 酔いどれぐいのみ(3740円)
階段下のショップには、百鬼夜行にちなんだ妖怪のおみやげも充実。鋳物風鈴や、「紙にしきごい」モビール、「日本の神々シリーズ」など、展示の中でもみられた品々も手に入れることができますよ。
オンライン入場券は数量限定のグッズつき♪
妖怪づくし・人面草紙 てぬぐい
現在販売中(記事公開時点)のグッズつきオンライン限定チケットは、2種類。
「妖怪づくし・人面草紙 てぬぐい付チケット」(1850円)には、二重ガーゼのふんわりとした肌触りの手ぬぐいがセット。江戸後期の著術家・斎藤月岑が描いた独特なタッチの妖怪が描かれています。
「まよけ猫鈴付チケット」(1980円)は、猫型の「柏木美術鋳物研究所」の真鍮製の鈴がセット。響きの良い音色が幸せを呼びます。
浴衣で食事をいただける「浴衣プラン」も
「ホテル雅叙園」ではほかにも、涼やかな夏のひとときを過ごすプランが充実。約250種類の中から自由に選べる浴衣とホテルのレストランでの食事がセットになった「浴衣プラン」は、本企画展に半額で入場することができます。
オプションでいただける狐面をつけて、いにしえの雰囲気漂う文化財「百段階段」で記念写真を撮るのも良いですね。
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いかがでしたか?この夏は、涼を感じる体験を東京でもぜひ味わってみてくださいね。チケット情報や最新の情報は、公式サイトからご確認ください。
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