鹿児島県奄美地方の離島・徳之島。きれいな青い海に囲まれ、ビーチでの海水浴はもちろん、ダイビングやサーフィンなどのマリンアクティビティでも人気の島です。「楽天トラベル」徳之島担当スタッフが選ぶおすすめ観光スポット、グルメ・お土産、アクティビティ、アクセス等、徳之島の旅行情報をご紹介します。
徳之島町
金見崎ソテツトンネル
「金見(かなみ)集落」にある、樹齢300年を超えるソテツの群生で作られたトンネル。約200m続く自然のトンネルは南国ムード満載です。
トンネルを抜けた先には「金見崎展望所」があり、太平洋と東シナ海を見渡す大パノラマが広がります。天気が良い日には、加計呂麻(かけろま)島や与路島など奄美諸島まで見えることも。
- 住所
- 鹿児島県大島郡徳之島町金見
- 料金
- 無料
徳之島町
母間ハート
砂浜に降りる階段の壁にハート型の穴があり、SNS映えする撮影スポットとして人気の「母間(ぼま)ハート」。階段自体も「幸せ階段」と呼ばれています。
海をバックに砂浜に立った被写体を、ハートの穴から覗き込むようにして撮影するのがおすすめ。母間集落を入ってすぐの「川畑製菓」の看板から海へまっすぐ進んだところにあります。
- 住所
- 鹿児島県大島郡徳之島町母間2831
伊仙町
徳之島なくさみ館
写真提供:公益社団法人 鹿児島県観光連盟
徳之島では300年以上前から闘牛が盛んで、お正月や成人式などのおめでたい日にも闘牛大会が開かれています。
このローマのコロッセオのような形の「徳之島なくさみ館」は闘牛場で、徳之島の闘牛文化を支える重要なスポット。全国各地から闘牛ファンが訪れることでも有名です。
屋根付きなので雨の日でも試合が行え、試合がない日でも見学は可能です。運が良ければ、稽古や練習試合をしているところが見られるかもしれません。
- 住所
- 鹿児島県大島郡伊仙町目手久626
- 料金
- 催事によって異なる
天城町
犬の門蓋
東シナ海に面した海岸線一帯に、断崖や奇岩が点在する「犬の門蓋(いんのじょうふた)」。これは隆起サンゴが長年浸食されたことによってできたものです。大きな洞門が2つ並ぶめがねのような奇岩「めがね岩」をはじめ、洞窟、ビーチロックなどの絶景が見られます。また、この一帯では、12~4月頃にホエールウォッチングも楽しめます。
ちなみに、「犬の門蓋」という変わった名前は、人畜を襲う野犬を海に投じたという逸話が由来であると言われています。
- 住所
- 鹿児島県大島郡天城町兼久
- 料金
- 無料
天城町
ムシロ瀬
サンゴ礁の多い奄美群島では珍しい、花崗岩が広がる海岸線。なめらかな花崗岩がムシロを敷いたように見えることから、その名が付いたと言われています。
釣りスポットとしても有名で、回遊魚釣りにおすすめ。また、海岸付近には、大島紬の染色に使用される車輪梅(しゃりんばい)が群生しています。
- 住所
- 鹿児島県大島郡天城町与名間字大石クジン1-3
伊仙町
犬田布岬
「犬田布(いぬたぶ)岬」は、琉球石灰岩が浸食されてできた崖の地形と、東シナ海を一望できる、徳之島の南西部に三角形に突き出した岬です。
芝生の広場には、第2次世界大戦末期、この沖に沈んだ戦艦大和の慰霊塔が立っており、祈りをささげ、平和を誓う場でもあります。
- 住所
- 鹿児島県大島郡伊仙町犬田布
天城町
ウンブキ
サンゴ礁の隆起によってできた鍾乳洞が、再び海に沈下した海底洞窟で、エメラルドグリーンの水面が幻想的。
400m先の海底とつながっているので「陸の中の海」とも呼ばれ、潮の干満によって水位が変化します。陸の地下水と海水が混ざる特殊な環境のため、珍しい魚やエビが多数生息し、日本で初めて発見されたアナゴ種「ウンブキアナゴ」も生息しています。
- 住所
- 鹿児島県大島郡天城町浅間
- アクセス
- 徳之島子宝空港より車で約2分
徳之島町
畦プリンスビーチ
白い砂浜とコバルトブルーの海のコントラストが美しい「畦(あぜ)プリンスビーチ」。昭和47年(1972年)に、当時の皇太子さまと美智子さまが訪れ、散策されたことから「プリンスビーチ」と名付けられました。
遠浅で波も穏やかなので、子連れの海水浴にもおすすめ。また、ビーチのほかに展望所やキャンプ場があり、キャンプ場では炊事棟やシャワーを無料で利用できます。
- 住所
- 鹿児島県大島郡徳之島町畦
- アクセス
- 徳之島子宝空港より車で約25分
天城町
千間海岸
徳之島を代表するダイビングスポット「千間海岸」。海中の透明度が高く、太陽光が差し込む光景は素晴らしいの一言!アーチや海底洞窟が多くあり、足元にはサンゴ礁が広がっています。
このエリアは、ウミガメとの遭遇率が非常に高いことでも知られ、運が良ければウミガメと一緒に泳ぐこともできます。
- 住所
- 鹿児島県大島郡天城町兼久
- アクセス
- 徳之島子宝空港より車で約15分
天城町
与名間ビーチ
「与名間(よなま)ビーチ」は、全体が海浜公園として整備されているビーチで、プールやオートキャンプ場、マリンスポーツ体験施設などを併設するレジャースポットです。毎年6月下旬に開催される、トライアスロン大会のスタート地点及びスイム会場でもあります。
また、夕日スポットとしても知られ、天気が良い日には水平線に沈んでいくきれいな夕日を見ることができます。
- 住所
- 鹿児島県大島郡天城町与名間
- アクセス
- 徳之島子宝空港より車で約10分
ホエールウォッチング
徳之島周辺の海は冬でも暖かく、毎年12月下旬~3月下旬頃に、出産・子育てのために南へと泳いでくるザトウクジラを高確率で観察できます。運が良いと、クジラの大ジャンプが見られるかもしれません。
ホエールウォッチングクルーズや、シュノーケルをつけてクジラと一緒に泳ぐアクティビティもありますが、海に入らなくても海岸から見えることもあります。
ダイビング、SUP、シュノーケリング
きれいな海に囲まれた徳之島では、ダイビング、シュノーケリング、SUP(スタンドアップパドルボード)などのマリンアクティビティもおすすめです。
特にダイビングではアオウミガメに高確率で出会え、産卵を終えて、海に帰る姿が見られることも。ほかにも、イルカやザトウクジラ、カクレクマノミなど、たくさんの海の生き物を見ることができます。
いざり体験
「いざり」とは漁のひとつであり、干潮時にサンゴ礁に引っかかっているタコや寝ている魚を探して歩く「夜のおさんぽ」のこと。体験は基本的に夜間に行われますが、日中に開催されることも。
島のお母さんたちと一緒に、海辺をのんびり散策していると、青いヒトデなど珍しい生き物と出会えることもあります。
シークニン
「シークニン」とは、シー=酸っぱい、クニン=みかんという意味を持つ、徳之島に自生している島みかんのこと。
シークワーサーの原種とも言われていて、鳥や虫も食べないほどの酸っぱさと高い栄養素が特徴。シークワーサーの20倍ものビタミンCがあるとされ、スーパーフードとして注目を浴びています。
あまりに酸っぱいため、みかんのようにそのまま食べることはなく、果皮や果汁をふんだんに使ったジャムやゼリーが人気です。
徳之島コーヒー
亜熱帯性海洋気候の徳之島は、日本では数少ない、コーヒー豆を生産できる地域です。島内には、貴重な徳之島コーヒーを楽しめる喫茶店もあります。
ヤギ汁
奄美地方や沖縄の郷土料理のひとつ「ヤギ汁」。ヤギの肉と骨を煮込み、塩で薄く味付けしたスープです。独特のクセとにおいがあるため、好き嫌いが分かれるかもしれませんが、一度食べたらやみつきになるという人も。
地元では、おめでたいときに食べるごちそうとされていて、結婚祝いや忘年会、新年会など、人が集まる場で振る舞われています。
豚骨料理
徳之島をはじめとする奄美群島では、昔から豚がよく食べられており、豚骨料理は奄美群島のソウルフードとして親しまれています。家庭では、島の黒糖焼酎や黒砂糖でトロトロになるまで煮込んだ「ワンフニ」という料理が定番。
徳之島担当スタッフのイチオシは、「ホテルサンセットリゾート」の豚骨料理。このホテルにはオーシャンビューの露天風呂もあり、レストラン・露天風呂ともに宿泊者以外でも利用可能です。
徳之島へのアクセス
【飛行機】
・鹿児島空港より直行便で約70分(1日4便)
・奄美大島より約30分(1日2便)
・沖永良部島より約30分(1日1便)
【船】
・鹿児島港より約15時間
・奄美大島より約3時間20分
・沖永良部島より約1時間50分
・那覇より約10時間30分
(いずれも1日1便)
徳之島島内でのアクセス
【路線バス】
・亀津~花徳(けどく)・平土野(へとの)~空港
・亀津~花徳・平土野~与名間
・犬田布(いぬたぶ)~西阿木名~平土野
・亀津~伊仙~犬田布
の4路線のほか、デマンド運行(予約制)の路線もあり
【レンタカー】
【タクシー】
空港・港以外で、流しのタクシーはほぼなし
【レンタサイクル・バイク】
自転車・バイクのレンタルをやっているお店が島内にいくつかあり
※島内はアップダウンがあるので、自転車での移動は要注意
徳之島のホテル
※掲載内容は公開時点のものです。ご利用時と異なることがありますのでご利用の際は公式ホームページなどでご確認ください。