JR東京駅丸の内南口に直結する「東京ステーションホテル」は、令和6年に発生した能登半島地震と、その後の豪雨による被害を受けた地域の復興支援の一環として、能登の食材を取り入れた特別メニューの提供を開始します。この取り組みは、被災地の早期復旧を願い、地元産品の消費を促進することで地域経済の活性化に寄与することを目的としています。
能登の恵み、東京のテーブルへ
「東京ステーションホテル」では、石川県漁港共同組合輪島支所と連携し、輪島ふぐをはじめとする地元の食材を使用した料理を、ホテル内の全レストラン・バーで提供します。特に注目されるのは、水揚げ期間が限られる輪島ふぐを使用した料理。このふぐは、定置網漁業で捕獲された後、輪島漁港で新鮮なうちに下処理され、天然無添加のまま提供されます。
また、地元の伝統調味料である「能登いしり」を使ったオリジナルソースで味付けされたふぐは、その独特の風味が楽しめる一品となっています。
長期的な支援を目指して
東京ステーションホテルは、この特別メニューを期間限定ではなく、長期にわたって提供することで、持続可能な支援を行う方針です。ホテルの取り組みは、被災地の食材を積極的に取り入れることで、地元産業の復興を後押しするとともに、訪れる宿泊客に新たな食文化の発見を提供します。さらに、輪島朝市の復活に向けた意識高揚にも寄与することが期待されています。
能登の食材を堪能し、支援を
新メニューは、バー&カフェ カメリア、バー オーク、ロビーラウンジなど、ホテル内の複数の飲食施設で楽しむことができます。料理は、輪島ふぐのカナッペや焼きたたき、さらには能登町産ブルーベリーの自家製コンフィチュールや石川県産さつまいものデザートなど、多岐にわたります。
これらのメニューを通じて、被災地支援への一助となることを願いつつ、訪れるすべてのゲストに心温まる料理とともに、能登の豊かな食文化を体験してもらいたいと考えています。
その歴史と伝統を生かした上質なおもてなしで、ゲスト一人ひとりに特別な時間を提供し続けている「東京ステーションホテル」。この特別メニューは、ただの食事以上の価値を持ち、被災地の復興への希望としても機能します。能登半島の豊かな食材をこの機会にご賞味ください。
東京ステーションホテル
- 住所
- 東京都千代田区丸の内1-9-1
- 総部屋数
- 150室
- アクセス
- JR「東京」駅丸の内南口直結、東京メトロ丸ノ内線「東京」駅より徒歩約3分