能登半島地震で被災の老舗旅館「加賀屋」が「KITTE大阪」に日本料理店をオープン【楽天トラベル】

公開日: 2024/08/03

「プロが選ぶ日本のホテル・旅館100選」で36年連続総合日本一に選ばれている、石川県七尾市・和倉温泉の老舗旅館「加賀屋」。能登半島地震の影響でグループ4つの旅館が休業を強いられる中、2024年7月31日に大阪駅前に誕生した商業施設「KITTE大阪」に、加賀屋が運営する日本料理店が新たにオープン。

「KITTE大阪」内には、北陸3県の魅力を体感できるアンテナショップ「HOKURIKU＋」も設けられ、関西の地から能登の復興を後押しします。

「和倉温泉加賀屋」の詳細

「加賀屋」の極上の日本料理とおもてなしを大阪で

2024年7月31日、JR大阪駅に直結する高層ビルにオープンした「KITTE大阪」は、日本各地のグルメが堪能できるレストランや全国の特産品を扱うアンテナショップなど、全114店舗が入った注目の商業施設です。

5階レストランフロアに開業した「日本料理加賀屋」では、加賀屋が誇る極上の会席や寿司が提供されるほか、和倉温泉がある能登の郷土料理もラインナップ。一椀ごと、一鉢ごとに五感が満たされるメニューがそろっていて、日本を代表する老舗旅館ならではの豊かな食体験を楽しめます。

また、料理を彩る器には地元・石川の伝統工芸「輪島塗」「珠洲焼」が使われるなど、随所にこだわりが光ります。

「加賀屋」は、能登半島最大の温泉地・和倉温泉にある明治39（1906）年創業の老舗旅館。その卓越したおもてなしの精神から、かつて昭和天皇・皇后両陛下や上皇・上皇后両陛下もご宿泊になった一流旅館です。

また、「プロが選ぶ日本のホテル・旅館100選」では過去40回以上にわたって総合日本一の座を獲得しているトップ常連の宿で、宿泊客の中には生涯を通してリピートするファンもいるほど。

ところが、2024年元日に発生した能登半島地震の影響により、和倉温泉にある加賀屋グループの4旅館は2024年8月現在、いずれも休業を余儀なくされています。

加賀屋が営む日本料理店は、東京・銀座や名古屋、京都、博多などに続き、今回オープンした「KITTE大阪店」が全国8店舗目。大阪の地で、石川の山海の幸をふんだんに盛り込んだ老舗伝統の味に触れることは、巡り巡って能登復興のパワーにつながると言えそうです。

日本料理加賀屋 KITTE大阪店

住所: 大阪府大阪市北区梅田3-2-2 「KITTE大阪」5階
営業時間: 【ランチ】11:00～15:00（最終入店14:00／L.O.14:00）
【ディナー】17:00～23:00（最終入店21:00／L.O.21:30）
客席数: 52席
詳細: 「日本料理加賀屋 KITTE大阪店」公式サイト

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「KITTE大阪」には北陸3県の魅力を体感できるアンテナショップも！

「KITTE大阪」2階には、石川県・富山県・福井県の特産品が集まるアンテナショップ「HOKURIKU＋（ホクリクプラス）」もオープン。店内には各県ゆかりの商品や伝統工芸品がずらりとそろっていて、復興に歩みを進める北陸のエネルギーを存分に感じられます。

石川県

石川県からは、茶葉の茎を焙煎した皇室御用達のほうじ茶「献上加賀棒茶」や、日本の金箔生産量99％を誇る金沢の伝統工芸・金箔製品など、加賀・能登・金沢それぞれに特色が異なる商品がラインナップ。

富山県

富山の名産品では、富山湾の神秘とも言われるホタルイカを贅沢に使ったかき餅（おかき）がお土産におすすめ。

また、高岡市で江戸時代から盛んに作られてきた「高岡銅器」も地元を代表する伝統工芸で、店内には職人手作りの美しい錫（すず）製品が並びます。

福井県

福井からは、絹のような上品な食感がクセになる定番土産、羽二重餅が登場。約1500年の歴史を持つ、日本三大和紙のひとつ、越前和紙で作られたさまざまな製品も手に入ります。

「HOKURIKU＋」では店内の装飾にも北陸らしさが詰まっています。石川の県産杉をふんだんに活用した温かみのある空間の中に、重厚な富山の高岡銅器がアクセントとして光り、さらに福井で採掘される笏谷石（しゃくだにいし）が店舗全体に高級感を演出しています。

また、併設のスタンディングバーには、良質な米どころである北陸3県で仕込まれた地酒が用意されていて、セルフ式サーバーで飲み比べを楽しむこともできます。さらに、北陸の旬の話題を発信するコンシェルジュが常駐しているため、最新の観光情報に触れながら石川・富山・福井への旅行を計画するのもよさそうです。