愛知県岡崎市で「岡崎デジタルアートナイトフェスティバル」が開催されます。開催期間は2022年10月〜2023年1月。岡崎城の天守閣や大手門がプロジェクションマッピングで美しく彩られるほか、岡崎公園がデジタルライトアップされるなど、さまざまなプログラムが無料で楽しめます。
同フェスティバルは、国内外からデジタルアーティストや来場者を迎えて「歴史薫る先端技術メディア芸術都市・岡崎」の飛躍を目的にしているほか、岡崎市民や次世代クリエイターとの交流・共創によって新たな文化のムーブメントを起こし、活力ある地域社会を未来に継承することを目指しています。
壮大な歴史と先進技術が交わる3つのメインプログラム
同フェスティバルの見どころは、岡崎城の天守閣や大手門をプロジェクションマッピングで彩る3つのメインプログラムです。その第1弾は、2020年に完成した岡崎市の新名所・桜城橋を舞台にした「桜城橋 with FORUM8 Rally Japan 2022 プロジェクションマッピング」。
これは同じく11月に愛知県・岐阜県で行われる「FIA世界ラリー選手権(WRC)」とのコラボレーションイベントで、ディスプレイされた3台の「トヨタ GRヤリス」の車体を疾走感のあるデジタルアートコンテンツが駆け抜けます。ラリーでも活躍する「トヨタ GRヤリス」のスピード感をプロジェクションマッピングの演出を通して疑似体験することができます。
メインプログラムの第2弾は「岡崎城大手門 プロジェクションマッピング 2022」です。幅16.4m・高さ11mと壮大な岡崎城の大手門に、岡崎市が誇る文化財などをモチーフとしたプロジェクションマッピング映像が投影されます。
途中には、「岡崎城大手門 デジタルペインティング募集」で選出された作品も登場します。個性豊かなデジタル塗り絵が、大手門いっぱいに広がります。デジタルペインティングの応募方法は、岡崎デジタルアートナイトフェスティバル公式ウェブサイトにてご確認ください。
メインプログラムの第3弾は「岡崎城天守閣 プロジェクションマッピング 2023」です。これはNHK大河ドラマ「どうする家康」の放送と「どうする家康 岡崎 大河ドラマ館」のオープンに合わせて企画されたもの。日本100名城である岡崎城の天守閣を、岡崎市の文化や歴史伝統を昇華させたプロジェクションマッピング映像が彩ります。
メインプログラムの開催期間には、岡崎公園のさまざまなスポットがプロジェクションマッピングと連動したデジタルライトアップで美しく演出されるので、公園を散策するだけでも幻想的な世界が楽しめます。
プロジェクションマッピングを制作するワークショップも実施
もう1つユニークな企画は、自らプロジェクションマッピングを制作できるサブプログラム「岡崎デジタルアートナイトフェスティバル ワークショッププログラム」です。
国際的なアートディレクターであり、デジタルアーティストのジャック・ハン氏などを講師に、芸術としてのデジタルアートと技術としてのプロジェクションマッピングのスキルを学ぶことが可能。グループワークで制作したプロジェクションマッピングは、大手門にてお披露目されます。参加は無料。高校生以上の学生なら誰でも参加できますが、事前申し込みが必要です。詳細は「岡崎デジタルアートナイトフェスティバル」公式ウェブサイトにてご確認ください。
岡崎ならではの文化観光資源と先端技術を生かした同フェスティバルは、文化庁「日本博」の採択事業です。この「日本博」とは、日本が誇るさまざまな文化を多数のプログラムを通じて体系的に発信するプロジェクト。「日本の美」を体現する展覧会・舞台公演・文化芸術祭の1つとして、同フェスティバルが開催されることになりました。
徳川家康生誕の地・愛知県岡崎市で、歴史とデジタルアートコンテンツが織りなす幻想的な光の世界を楽しんでみてはいかがでしょうか。
岡崎デジタルアートナイトフェスティバル
- 開催場所
- 岡崎市内
- 開催期間
- 2022年10月~2023年1月
- 時間
- 18:00〜21:00(メインプログラム/岡崎公園ライトアップ)
- アクセス
- 岡崎城・岡崎公園
【電車】名鉄「東岡崎」駅より徒歩約15分
【車】東名高速道路「岡崎」ICより名古屋方面へ約3km(国道1号沿い) - 詳細
- 岡崎デジタルアートナイトフェスティバル 公式サイト