提供:テレビ静岡
静岡に来たなら絶対味わいたい「静岡おでん」。じっくり丁寧に味わうなら、ここ「あさひ」はいかがでしょうか。常連が必ず頼む裏看板メニューの豚串は、目が痛いほどニンニクが効いた一品です。
表通りから一本裏へ入れば、そこはまるで別世界。静岡県民必見の裏スポットを巡る「しずおか裏表さんぽ」。静岡市街地と麻機地区を結ぶ主要道路「麻機街道(あさはたかいどう)」を散歩します。
まずは「静岡おでん5カ条」から
やって来たのは静岡浅間神社のすぐそば。昭和15年創業の、葵区西草深町にある裏路地の名店「あさひ」。名物はなんといっても静岡おでんで、戦前から受け継がれる店の看板メニューです。
ところで静岡おでんとは、どんなもの?「静岡おでん5カ条」があるそうです。
(1)串に刺してある
(2)黒いスープ
(3)黒はんぺんが入っている
(4)駄菓子屋にもある
(5)青のり・だし粉をかける
あさひ 3代目・海野秀樹さん:
昔から変わらないおでんですね。静岡おでんと言ったら、あとは「信田巻き」。白身の練り製品を油揚げでくるんだものです。黒はんぺんも人気ですが、信田巻も人気ですよ
牛すじが入っているのも静岡おでんの特徴。だし粉をたっぷりかけて食べましょう!
「ちんちん」の田楽もどうぞ
あさひには、寒い冬にぴったりの「味噌田楽」もあります。白みそをこの色になるまで練り上げているそうです。
あさひ 3代目・海野秀樹さん:
田楽のみそを、おでんにかけて食べる方もいます。甘いみそは先代の頃から作り方を変えていません。味噌田楽は静岡の方言で言う「ちんちん(=熱い)」なのでご注意を。
裏看板メニューはニンニクたっぷり豚串
常連さんはおでんと一緒に必ず頼むという裏看板メニューも教えてもらいました。じっくりと焼いた豚肉を、自家製のタレに豪快につけた「豚串のにんにくダレ」。
豚の「精肉」と、豚の顔の肉「かしら」を食べてみました。かしらは弾力があります。そしてニンニクは目が痛くなるほどの辛みで、ガツンと来ました。静岡茶やお酒がすすむこと間違いなしの裏看板メニュー、ディープな静岡を感じてください。
基本情報
- 住所
- 静岡市葵区西草深町28-4
- 営業時間
- 16:30~21:30
- 定休日
- 月曜日 ※月火連休あり
- 問い合わせ
- 054-245-6983
※この記事は、2024年1月12日にテレビ静岡「テレしずWasabee」で公開された記事を転載したものです。