愛知県長久手市の「愛・地球博記念公園」内に2022年11月1日、スタジオジブリ作品の世界観を体感できる公園施設「ジブリパーク」が開園。これを記念し、10月29日から、愛知県美術館で「ジブリパークとジブリ展」が開催されます。
ジブリパーク開園記念「ジブリパークとジブリ展」
ジブリパーク誕生の舞台裏を紹介する「ジブリパークとジブリ展」は、長野、愛知、熊本、兵庫、山口と全国5会場で開催される展覧会。2022年7月の長野会場をスタートし、2022年10月29日からは、いよいよ「ジブリパーク」誕生の地・愛知会場での開催がはじまります。
「ジブリパークとジブリ展」では、パークの制作現場を指揮する宮崎吾朗監督が、アニメーションの世界を自分の足で歩き、発見できるパークをどのように考え、描き、創っているのかを初公開となる制作資料とともに紹介しています。
パーク誕生に至る背景や施設にまつわる秘密、開発秘話など、知られざる舞台裏が盛りだくさん。また、宮崎吾朗監督による『アーヤと魔女』や『コクリコ坂』、『ゲド戦記』の資料も展示されています。展覧会を通して、ジブリ作品や「ジブリパーク」の楽しみ方がぐっと広がりそうです。
人気作品の世界に入り込める、魅力的な展示の数々
会場には、ジブリの秘密が詰まったパーク内施設「ジブリの大倉庫」に登場する「にせの館長室」を再現。映画『千と千尋の神隠し』の湯婆婆が、執務室で仕事に没頭する姿を見られます。
映画『耳をすませば』に出てくるバロンの人形の素材や模型などが展示され、制作過程がわかります。また、2024年3月開園予定のパーク内「魔女の丘」に建てられる予定の、「ハウルの城」の記帳な模型も。
さらに、映画『となりのトトロ』からは「サツキとメイの家」を1/5スケールで再現。書斎のテラスに設置されていたパーゴラ(日よけ棚)は、本物の柱を使った原寸大で再現され、写真撮影も可能です。
ネコバスやカオナシと撮影できるフォトスポットや限定グッズも!
エントランスでは子どもも大人も乗車可能な、おなじみ「ネコバス」がお出迎え。ジブリ作品の名シーンを再現し、ゲストが作品内に入り込んだような感覚を味わえる「ジブリのなりきり名場面展」もパークから一部が再現されており、映画『千と千尋の神隠し』の千尋になりきってカオナシと一緒に写真撮影も可能です。
さらに、特設ショップでは、「ジブリパークとジブリ展」オリジナルグッズや、パークや作品に関するグッズの販売も。愛知会場限定アイテムもあり、当地ならではのモーニング文化に欠かせない「小倉トースト」と小トトロがレトロにデザインされたピンズや手ぬぐいも見逃せません。
いよいよ待望のオープンを迎える「ジブリパーク」と、スタジオジブリ作品の魅力がぎゅっと詰まった「ジブリパークとジブリ展」。パークを訪れるついではもちろん、「パークチケットが取れない」と嘆くあなたも、ぜひチェックしてみてはいかがでしょうか。
ジブリパークとジブリ展
- 会場
- 愛知県美術館(名古屋市東区東桜1-13-2 愛知芸術文化センター10階)
- 会期
- 2022年10月29日(土)~12月25日(日)
- 料金
- 平日:一般1,700円、高大生1,100円、小中生600円/土日祝:一般1,900円、高大生1,300円、小中生800円
※混雑緩和のため、事前予約制(日時指定券)を導入。事前に日時指定券をご購入の上、来場。 - 開館時間
- 10:00~18:00(入館は閉館1時間前まで)
金曜は20:00まで、月曜休館(10月31日は開館) - アクセス
- 【電車】名古屋市営地下鉄東山線または名城線「栄」駅下車徒歩約3分、名古屋鉄道瀬戸線「栄町」駅下車徒歩約2分
【車】名古屋高速都心環状線「東新町」出口から約3分