北陸新幹線・敦賀駅から約30分!メタセコイア並木、白鬚神社など映えスポットを巡る琵琶湖・高島ドライブコース

メタセコイア並木(滋賀・高島)

琵琶湖の北西部に位置する滋賀県高島市。メタセコイア並木や白鬚神社といった絶景スポットで注目を集め、四季折々の表情が訪れる人々を魅了しています。

また、若狭湾(福井県)でとれた鯖などを京都に運ぶために使われた若狭街道、通称「鯖街道(さばがいどう)」が市内を縦断。北陸新幹線が延伸開業した敦賀駅からも車で30分ほど、電車・バスでも30~40分ほどでアクセスでき、福井とセットで訪れるのもおすすめです。

今回はそんな見どころ満載の高島市を5つのエリアに分けて、景観やグルメ、体験アクティビティなど、さまざまな魅力に迫るドライブコースを紹介します。

※記事中に記載している移動所要時間は通常時のものです。土曜・休日や桜のシーズンは渋滞することがあります。

 

 

高島のドライブMAP・アクセス

高島市は滋賀の北西部、京都府や福井県に隣接する立地にあります。大阪や京都からはもちろん、名古屋方面からも、ドライブや日帰り旅行におすすめです。

さらに北陸新幹線が延伸開業した敦賀駅からも車で約30分と近いので、福井と琵琶湖周辺の絶景を巡る旅も楽しめます。

 

ドライブスポットMAP

 

車でのアクセス

[大阪方面から]名神高速・京都東IC → 西大津バイパス(国道161号線) → 湖西道路経由で約1時間20分
[名古屋方面から]名神高速・米原JCT → 北陸自動車道・木之本IC → 国道8号線、国道303号線経由で約40分
[敦賀方面から]敦賀駅から国道161号線で約30分

 

電車でのアクセス

[大阪・京都方面から]JR湖西線 新快速で近江今津駅まで、大阪駅から約80分、京都駅から約50分
[東京・名古屋方面から]東海道新幹線・米原駅 → JR北陸本線 新快速で近江塩津駅まで約35分 → JR湖西線 近江今津駅まで約20分
[敦賀駅から]近江今津駅までJR特急サンダーバードで約25分、JR湖西線で約40分

 

メタセコイア並木などの絶景に出合える「マキノ」エリア

高島市の北端に位置する町・マキノは、湖上交通の要衝として栄えたエリア。冷涼な高原や湖岸風景に加え、メタセコイア並木が四季折々の表情で出迎えてくれます。

 

雄々しい岩礁と艶やかな桜に彩られる「海津大崎」

海津大崎 桜

琵琶湖の北端に位置する「海津大崎(かいづおおさき)」は、琵琶湖沿岸の8つの景勝地が選ばれた「琵琶湖八景」のひとつ。海津湾の波食によって突き出した岩礁と、透明な湖水のコントラストが美しい景勝地です。

海津大崎の桜(滋賀・高島)
海津大崎 桜

春は、樹齢80年を超える古木や若木を含む、約800本のソメイヨシノが約4kmにわたって湖岸を縁取ります。公益財団法人日本さくらの会が選定する「日本さくら名所100選」として知られている花見スポットでもあります。

まずはここを目的地に設定して車を走らせ、四季折々の湖岸の風景を眺めながら、散歩を楽しむのはいかがでしょうか。

海津大崎

住所
滋賀県高島市マキノ町海津
アクセス
JR「マキノ」駅から車で約8分
料金
無料
営業時間
散策自由

 

▼ 車で約7分

 

いにしえの人々の知恵が息づく「海津の石積み」

海津の石積み

海津は湖上の交通要衝として栄えた宿場町でもあります。かつてこの地に住んでいた人々は、湖岸に石を積んで風や雨から家を守っていました。そんな当時の石積みを今でも残しているのが「海津の石積み」です。

海津の石積み

江戸時代中期ごろには、この約1.2kmの石積みが完成していたものとされており、この地に住む人々が自分たちの家や暮らしを守ってきた歴史が垣間見えます。当時の暮らしを色濃く残した重要な文化的景観として「高島市海津・西浜・知内の水辺景観」のひとつに定められています。

海津の石積み

住所
滋賀県高島市マキノ町海津
アクセス
JR「マキノ」駅から車で約4分
料金
無料
営業時間
散策自由

 

▼ 車で約7分

 

四季折々の表情で出迎えてくれる「メタセコイア並木」

メタセコイア並木(滋賀・高島)

海津から西に向かって進むと、県道小荒路牧野沢(こあらじまきのさわ)線を縁取るように、約2.4km続く「メタセコイア並木」が見えてきます。約500本のメタセコイアが植えられたマキノ高原へ続く並木道です。

メタセコイア並木(紅葉)
メタセコイア並木(冬・雪)

メタセコイアは中国原産のスギ科の植物。最大樹高が115mにも及ぶ「セコイア」に似ていることからその名が付けられました。落葉樹のため、春の芽吹きや夏の新緑、秋の落葉、冬の裸樹と、四季の移ろいに合わせて表情を変化させます。

メタセコイア並木(冬・雪)

景観の美しさが評価され、平成6年に読売新聞社の「新・日本の街路樹百景」に選定されました。今では県外からも多くの観光客が訪れ、圧巻の並木道に魅了されています。

路上駐車は交通の妨げとなり、危険かつ迷惑になるので、写真撮影やゆっくり観賞する場合は、並木沿いにある「マキノピックランド」の無料駐車場に停めましょう。

メタセコイア並木

住所
滋賀県高島市マキノ町蛭口~牧野
(カーナビは「マキノピックランド 0740-27-1811」で目的地設定)
アクセス
JR「マキノ」駅から車で約7分
料金
無料
営業時間
散策自由

 

果物狩りやランチを楽しめる「マキノピックランド」

滋賀・マキノピックランド
滋賀・マキノピックランド

「マキノピックランド」は、旬の果物狩りなどが楽しめる農業公園です。実は、メタセコイア並木が植えられたのは、ランド内の果樹を守る防風林のような役割を期待したことも理由のひとつなのだとか。

滋賀・マキノピックランド
滋賀・マキノピックランド
滋賀・マキノピックランド
滋賀・マキノピックランド

豊かな大地と清らかな水、空気に恵まれ、サクランボ、ブルーベリー、ブドウ、栗、リンゴなど、季節の果実が実ります。

収穫体験では旬の果物を60分間食べ放題。種類によっては、時間内に収穫したものをお土産として持ち帰ることもできます(個数制限あり)。

滋賀・マキノピックランド
マキノピックランド

敷地内にある「なみ木食堂ツバメ」では、開放的な空間で郷土色豊かなメニューを楽しめます。

滋賀・マキノピックランド

なかでもおすすめは「近江のめぐみ びわ膳(ご飯・味噌汁付)」(2,400円)。稚鮎(ちあゆ)の飴煮や地椎茸の玉子〆、鶏の塩麹から揚げ、高島野菜の白和えなど、地元の食材をふんだんに使用したメニューに加えて、高島市民のソウルフード、タレに漬け込んだ鶏肉を焼いた「高島とんちゃん焼き」や、滋賀の郷土料理、すき焼き風に味付けした鍋料理「近江牛入りじゅんじゅん」といったこの地ならではの味が勢ぞろい。内容は季節によって変わるので、訪れるたびに新しい味覚との出合いがありそうです。

マキノピックランド

住所
滋賀県高島市マキノ町寺久保835-1
アクセス
JR「マキノ」駅から車で約7分
料金
[果物狩り]種類により異なる
営業時間
[果物狩り]9:00~16:00(最終受付)
[なみ木食堂ツバメ]11:00~15:00(14:30L.O.)
※気象条件や日没などの影響により予告なく変更する場合あり
定休日
水曜日
公式サイト
マキノピックランド

 

▼ 車で約35分

 

箱館山からの雄大な景観を誇る「今津」エリア

マキノから車で約35分のところには今津エリアがあります。今津はバラエティに富んだアクティビティや、琵琶湖の絶景を堪能できるスポットも満載。一年を通じて琵琶湖の豊かな自然を感じられます。

 

琵琶湖の大パノラマを楽しめる「びわこ箱館山」

びわこ箱館山

北西から琵琶湖を見下ろすようにそびえ立つ「箱館山(はこだてやま)」の頂上にあるのは、リゾートパーク「びわこ箱館山」。駐車場から標高630mの山頂まではゴンドラで約8分。ゴンドラを降りると、目の前には大パノラマの琵琶湖が広がります。

びわこ箱館山
びわこ箱館山 コキア
びわこ箱館山

春から夏にかけてのグリーンシーズンには季節の花々が咲き誇ります。「箱館山コキアパーク」では、夏は緑、秋は赤く色づく、丸い形がかわいいコキアを見ることも。花畑から天空に続く階段「ステアーズフラワー」も、フォトスポットとしておすすめです。

びわこ箱館山

毎年春から秋にかけて設置される「風鈴のよし小道」では、琵琶湖の浜辺に生える葦(よし)と虹色の風鈴が、絶景に彩りを添えます。

びわこ箱館山

882個の風鈴が奏でる涼やかな空間を抜けた先に広がるのは、200年以上の歴史を誇る織物「高島ちぢみ」で作られた「虹のカーテン」。虹の発生率が高い滋賀県の特徴を、色とりどりの高島ちぢみで表現した空間です。高原の爽やかな風にはためく虹色のカーテンは幻想的。

びわこ箱館山
びわこ箱館山
びわこ箱館山
びわこ箱館山 スキー場

グリーンシーズンはさらに、ジップラインや巨大なブランコ、水遊びビーチ、ナイトゴンドラなどが、冬はスキーなどがあり、アクティビティも充実。ドッグランもあるので、子どもから大人、愛犬までみんなで楽しめます。

びわこ箱館山

住所
滋賀県高島市今津町日置前
アクセス
JR「近江今津」駅から車で約10分
営業時間
9:00~17:00 ※シーズンによって異なる
料金
[ゴンドラ往復&入園料]大人2,500円、子ども(4歳~小学生)1,200円、3歳以下無料、ペット700円
公式サイト
びわこ箱館山

 

▼ 車で約35分

 

清らかな湧水と織りものの街「新旭」エリア

今津から琵琶湖の南方に向かった先にあるのは、肥沃な平野と比良山系の伏流水に恵まれた新旭エリア。この町では、自然と人が共存しながら生活を営む様子を至るところで見ることができます。職人の街でもあり、「高島ちぢみ」や「高島帆布」などの繊維の産地としても有名な地域です。

 

高島のお土産がそろう「たかしま・まるごと百貨店」

たかしま・まるごと百貨店

新旭駅から徒歩約1分の場所に位置する「高島市観光物産プラザ」の1階には、「たかしま・まるごと百貨店」が出店しています。

ここは、高島の伝統工芸品「高島ちぢみ」や、味噌・醤油・酢などの発酵食品、和ろうそくなど、高島ならではのアイテムがそろい、お土産を選ぶのにおすすめです。

たかしま・まるごと百貨店

江戸時代から綿織物の産地として知られた高島では、織物に凸凹を持たせた独自の製法で「高島ちぢみ」を生み出しました。吸湿性に優れ、サラッとした着心地が高温多湿のこの地に適し、日常生活に取り入れられてきた歴史を持ちます。

たかしま・まるごと百貨店

この高島ちぢみの特性を存分に活かしたのが「ステテコ」(2,178円)。ステテコというと男性用肌着のイメージが強いですが、こちらは前空き部分がないため、女性のルームウェアとしても使用できます。速乾性に優れ、綿素材で肌にも優しいので、性別を問わず幅広く支持されているアイテムです。

たかしま・まるごと百貨店
イアリング・ピアス 2,090円~

琵琶湖で刈り取った葦を使ったアクセサリーも必見。成長した葦からすいた和紙を細かく裁断し、ひねって糸にしたものをおしゃれにデザインした、環境にやさしいアクセサリーです。

葦は、手で刈り取ることで新たな葦が育つので、琵琶湖の水質保全や鳥類・魚類の生息場所の確保、CO2削減にもつながります。サステナブルなアイテムをファッションに取り入れてみるのはいかがでしょうか。

たかしま・まるごと百貨店

高島市の特産品「アドベリー」を使った商品も見逃せません。アドベリーとは、滋賀県安曇川(あどかわ)町で育てられている果物のこと。ニュージーランドで栽培される「ボイセンベリー」を原種にしています。収穫時期は6月中旬のわずか2週間のみで、県外に出回ることはほとんどありません。

ポリフェノールや鉄分、アントシアニンや葉酸などの栄養要素が豊富に含まれ、甘酸っぱい味わいが特徴です。アドベリーを使った「アドベリーバタージャム」(850円)、「アドベリーレモンジャム」(800円)や、炭酸水で割って楽しむ「アドベリークラフトコーラ」(1,480円)、「アドベリービネガー」(830円)などに加工され、高島土産として人気を集めています。

たかしま・まるごと百貨店

住所
滋賀県高島市新旭町旭1ー10-1 高島市観光物産プラザ1階
アクセス
JR「新旭」駅から車で約1分
営業時間
10:00~18:00
定休日
火曜日、年末年始

 

▼ 車で約3分

 

人と清らかな水が調和する街「針江」

滋賀・高島 針江エリア

「たかしま・まるごと百貨店」から琵琶湖の方向へ車を約3分走らせると、「針江(はりえ)」地区に到着します。

針江では、琵琶湖の西岸に連なる山で降った雨や雪が溶けて流れた水が、地中に潜り込み、湧き水となって出ている様子を町の至るところで見ることができます。この湧き水を針江に住む人々は「生水(しょうず)」と呼び、飲料水や炊事など、日常生活に取り入れているそうです。

滋賀・高島 針江エリア
滋賀・高島 針江エリア

集落内を巡る水路や水を生活用水に利用するシステムのことは「川端(かばた)」と呼ばれ、町内を歩いていると、共同の川端を見かけることも。

滋賀・高島 針江エリア

琵琶湖が育む水辺の暮らしを見学しに、国内だけではなく、海外からもたくさんの人が訪れ、地元有志「針江 生水の郷」による見学ツアーも実施されています。

公式サイト
針江 生水の郷

 

▼車で約20分

 

北陸と京都を結ぶ鯖街道の要衝「朽木」エリア

新旭エリアよりさらに西へ20分ほど車を走らせた先にあるのは「朽木(くつき)」エリア。皇室・朝廷に食材を献上していた御食国(みけつくに)・若狭から京都へ、鯖をはじめとした海産物、食材を運んだ「鯖街道」は、ここ朽木を縦断しています。交通の要衝として栄えた当時をしのばせる街並みや、鯖グルメなどに触れられる場所です。

 

朽木エリアを象徴するレトロモダンな「丸八百貨店」

滋賀・高島 丸八百貨店

朽木の中心部にたたずんでいるのは「丸八百貨店」。1933年に建てられ、当時は地域の人々が買い物を楽しむ百貨店として営業していました。

しかし、日中戦争の影響で、1938年に森林組合の事務所へと変わり、屋上は敵の飛行機を監視する防空監視哨として使用されることに。当時は2階建てでしたが、1943年頃に遠くを見渡す物見櫓(ものみやぐら)として3階が増築され、今の姿となりました。

滋賀・高島 丸八百貨店

終戦後は、日用品から文房具までそろう「村の何でも屋さん」として親しまれ、1997年には国の登録有形文化財に指定されています。

滋賀・高島 丸八百貨店

現在も外装や内装にレトロモダンなしつらえが残され、街のランドマークとしての役割を担っています。地域の人が運営する1階のカフェでは、地元の人が団らんしていることも多いので、その輪に入って、かつての街並みや思い出話を聞いてみるのも楽しいかもしれません。

丸八百貨店

住所
滋賀県高島市朽木市場792
アクセス
JR「安曇川」駅から車で約20分
営業時間
10:00~18:00
定休日
火曜日、年末年始 ほか

 

▼車で約3分

 

鯖街道を代表するこだわりの鯖ずし「朽木旭屋」

鯖街道「朽木旭屋」

安曇川に沿って朽木エリア内を走る国道367号線には、鯖ずしを名物とする店が軒を連ねます。この国道365号線と安曇川を望むロケーションに位置するのが「朽木旭屋」です。鯖ずしと石臼挽き十割蕎麦を看板メニューに、県内外の人をもてなしています。

鯖街道「朽木旭屋」

鯖ずしに使われる鯖は、通常、酢と砂糖を合わせた漬け汁で漬け込みますが、旭屋では数十分漬け込んだら引き上げ、丸一日寝かせて鯖ずしに仕立てます。身は生に近い食感を残しつつ、酢の味わいが生臭さを消し、鯖のポテンシャルを最大限に引き出した仕上がりに。

白板昆布で仕込んだものと、炙った鯖ずしが楽しめる「あぶりセット」(1,760円)は、どちらも味わえておすすめです。

鯖街道「朽木旭屋」

持ち帰りには、一番人気の「朽木」(3,942円)がおすすめ。肉厚な鯖をじっくり熟成させ、白板昆布でうま味を足した一品です。鯖の歯応えと芳醇な味わいが口の中に広がり、幸せな余韻をもたらしてくれます。

そのほか、極限まで肉厚度を増した「真幻」(12,960円・事前要予約)など、レアな鯖ずしも。店内で飲食すると、持ち帰り商品を割引価格で購入できるので、食事とお土産をセットでどうぞ。

朽木旭屋

住所
滋賀県高島市朽木岩瀬40-1
アクセス
JR「安曇川」駅から車で約30分
営業時間
平日 11:30~14:30(持ち帰りは15:00まで)
土日祝 11:00~15:00(持ち帰りは15:30まで)
※冬期は土日祝も平日時間
定休日
1月1日 ほか不定休
公式サイト
鯖ずし 朽木旭屋

 

▼車で約25分

 

白鬚神社や城下町散策を楽しめる「高島」エリア

最後におすすめしたいのは、城下町の面影を今に残す高島エリア。朽木から東の方角へ約30分の場所にあります。

高島は「売り手よし、買い手よし、世間よし」の「三方よし」の経営哲学で有名な近江商人を全国に輩出した街として知られているエリア。「近江の厳島(いつくしま)」と呼ばれている「白鬚(しらひげ)神社」もあります。

 

城下町の情緒が街にとけ込む「高島びれっじ」

滋賀・高島びれっじ

旧城下町の高島市勝野地区は、武家屋敷が今もなお残り、江戸の情緒を伝えています。

近江高島駅から車で約2分のところにある「高島びれっじ」は、築150年の旧商家を残すために街の人々が自力で改修し、屋内型体験施設として再生させたスポットです。1~8号館まで、キャンドル工房や食事処、スイーツショップ、ベーカリー、染色工房などが軒を連ね、高島のさまざまな伝統文化に触れることができます。

滋賀・高島びれっじ

1号館の「蝋燭町キャンドル工房」ではキャンドルとハーバリウムの体験教室を開催。キャンドルは子ども向けから本格的なアロマキャンドルまで、さまざまなコースから選べます。

滋賀・高島びれっじ
滋賀・高島びれっじ
滋賀・高島びれっじ

今回体験したのは、ジェルキャンドル・海バージョン(小サイズ2,200円)。ガラス瓶の中に色とりどりの砂を注ぎ入れて、好みのモチーフを置き、ジェルキャンドルを注ぎ込んだら完成。瓶の中に広がるアクアリウムのような情景が幻想的です。

滋賀・高島びれっじ
滋賀・高島びれっじ

4号館の「染色工房いふう」では、ハンカチやシルクショールなどの染色体験ができます。プロの染色師がわかりやすくレクチャーしてくれるので、初めての人でも安心です。

今回は「すみながし染コース・ハンカチ」(1,650円)を体験。好きな色の染料をポツポツと水面に垂らし、弧を描くように紙片で水面をなでると模様が現れます。

滋賀・高島びれっじ

こうしてできた模様をハンカチに映し取って、しっかり乾かせばできあがり。世界にひとつだけのオリジナルハンカチは、旅の思い出に彩りを添えてくれるはず。

屋内でできるので、雨の日でも、大人も子どもも一緒になって楽しめます。

高島びれっじ

住所
滋賀県高島市勝野1400
アクセス
JR「近江高島」駅から車で約2分
営業時間
10:00~最終受付15:00(※要予約)
各体験の所要時間は60~120分程度(内容によって異なる)
定休日
月曜日(祝日の場合は営業し、翌日休業)
公式サイト
高島びれっじ

 

▼車で約3分

 

歴史をひっそりと見つめ続けてきた「乙女ヶ池」

滋賀・高島 乙女ヶ池

「高島びれっじ」から車で約2分の距離には、「乙女ヶ池」があります。ここは、フナやブラックバスなどが生息していて、バス釣りの聖地として有名。

奈良時代に藤原仲麻呂(恵美押勝)が挙兵に失敗し、捕らえられて斬罪されたと伝えられる「勝野の鬼江」もこの乙女ヶ池周辺だとか。NHK朝の連続テレビ小説『ごちそうさん』のロケ地に選ばれたこともあります。旅の途中でホッとひと息つきたいときに、安らぎを与えてくれるスポットです。

乙女ヶ池

住所
滋賀県高島市勝野3061-1
アクセス
JR「近江高島」駅から車で約2分

 

▼車で約5分

 

湖中の大鳥居からパワーを感じる「白鬚神社」

滋賀・白髭神社

旅の最後は2000年余りの歴史を持つ近江最古の大社「白鬚(しらひげ)神社」へ。乙女ヶ池から車で約2分の距離にあります。

古くから延命長寿の神として広く知られ、縁結び、子授け、福徳開運、商売繁盛、交通安全など、人の営みごとの導きの神としても信仰されています。

滋賀・白髭神社
白鬚神社
白鬚神社

琵琶湖中には、社殿の鳥居と相対するように建てられた朱塗りの大鳥居が。朝日を受けて輝く様子や、夕陽を背景にたたずむ様子など、その時ならではの景観を楽しみましょう。

湖中の大鳥居を安全に拝観できるよう、地元有志によって2021年に展望台が設置されたので、高い視点からフォトジェニックな写真も撮影できます。

白鬚神社

住所
滋賀県高島市鵜川215
アクセス
JR「近江高島」駅から車で約5分
公式サイト
白鬚神社

 

琵琶湖と豊かな緑に恵まれた高島市。交通の要衝として栄え、各地の旅人がもたらした文化と郷土に根付く文化を融合させ、独自の文化を育んできました。郷土の味覚、美しい景観、歴史舞台、バラエティ豊富なアクティビティなど、楽しみも満載です。気になるスポットをセレクトし、充実のドライブ旅を満喫してください。

 

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取材・文/露久保 瑞恵 撮影/道海 史佳

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