千葉県の房総半島には、豊かな自然が生み出した様々な絶景や景勝地、その立地を生かしたレジャースポットが多数存在します。中でも外房に位置する「鴨川シーワールド」は「海の世界との出会い」というコンセプトのもと、海の動物たちと触れ合うことができる千葉県を代表するテーマパークです。
千葉県の海や河川、南国の海を再現した水族館エリアをはじめ、敷地内にあるスタジアムとシアターで開催される動物たちのパフォーマンスは見どころもたくさん!
そんな鴨川シーワールドの魅力と、1日で効率よく楽しめるモデルコースをご紹介します。
50年の歴史を誇る老舗水族館「鴨川シーワールド」へ
鴨川シーワールドは千葉県鴨川市の海沿いにある、1970年オープンの老舗水族館です。源流から海へ、近海から深海へという水の流れを意識した水族館では、日本の淡水魚やペリカンといった鳥類から世界の珍しい魚や海獣など、約800種、11,000点を超える生き物を飼育展示しています。
館内には展示を行う3つの水族館エリアと、4種類のパフォーマンス会場があります。その中でも屈指の人気を誇るのがシャチのパフォーマンス。トレーナーとの息の合ったパフォーマンス、コンビネーションと迫力満点の水しぶきは必見です。
そのシャチを飼育しているのは日本国内では鴨川シーワールドと名古屋港水族館、神戸須磨シーワールドの3カ所で、関東でシャチとトレーナーの水中パフォーマンスが見られるのは、この鴨川シーワールドだけ。
鴨川シーワールドを満喫するなら朝からがおすすめ!
鴨川シーワールドの敷地は東西に全長840mほどで、1日ですべての展示を見て回ることも十分に可能です。
効率よく回るには、4つのパフォーマンスの開演時間を優先してスケジュールを組み、残りの時間を水族館の見学などにゆっくり使うのが良いでしょう。そのためにも公式ホームページを確認して、開館時間を目指して訪れることをおすすめします。
鴨川シーワールドの入館チケットは、メインゲートのチケット売り場のほか、全国のコンビニエンスストアなどでも購入できます。チケットを事前に購入していない場合は、メインゲート右手のチケット売り場で購入しましょう(閉館60分前まで購入可)。シャチをはじめとしたパフォーマンスの観覧料金も入館料に含まれています。
1DAYチケット、2DAYSチケットのほか、東京湾フェリーの乗船券(金谷港~鴨川シーワールド)とセットになった共通券、東京駅、千葉駅から向かう高速バスと入館券のセットプランといった、お得なチケットもあります。
メインゲートを通って入館したら、まず入手したいのが館内マップとパフォーマンスタイムが記載されたパンフレット。
特にパフォーマンスのスケジュールは日ごとに変わることがあるため、要チェックです。鴨川シーワールドの公式ホームページのカレンダーからも確認できますので、事前に調べておくとよいでしょう。
各パフォーマンスは通常、1日に2~3回開催されます。今回は10:00ベルーガ、10:30イルカ、11:00シャチ、11:30アシカという順番で回り、ランチタイムの後、午後の時間にゆっくりと水族館エリアを見て回ることにします。
館内では小さな子ども用のベビーカー、身体が不自由な方のための車椅子の貸し出し(どちらも300円)も行っていて、誰でも安心して来園できる配慮がされています。50年の歴史ある施設ですが、館内にはスロープ、エレベーターといったバリアフリーのための設備も整っています。
目の前に広がるのは太平洋!
太平洋に面した開放的な立地も鴨川シーワールドの魅力の一つ。抜けるような青空と海をバックに写真を撮っている人がたくさんいました。
10:00から「マリンシアター」で行われるベルーガのパフォーマンスまで、園内を散策します。
シャチやイルカなどと背比べできる記念写真用のパネルも人気です。
館内にはフードコートもあり、外のテーブルでも食事ができます。海沿いの小さな港のような雰囲気で、時間が経つのを忘れさせてくれます。
「マリンシアター」でかわいらしいベルーガに会おう!
2018年にリニューアルした「マリンシアター」では北極海に生息し、「海のカナリア」とも呼ばれているベルーガ(シロイルカ)のパフォーマンスが行われています。
2021年7月に生まれたリーナとヴィズ(ともにメス)の2頭もパフォーマンスに参加し、覚えたばかりの種目で楽しませてくれます。また、2023年9月には新たにオスのテオも誕生しました。
灰色っぽい小さな体で親の後をついて泳ぐ姿がとても愛らしく、その姿から目が離せません。
「マリンシアター」はまるで映画館のような造りの会場に、大きなスクリーンとベルーガのプールがある施設。こちらではベルーガの発する超音波を特殊な装置で拾い、スクリーン上に可視化するという高度なテクノロジーが取り入れられています。
暗い海にいるベルーガは、音や自ら発する超音波の反響で物のある方向や、距離、大きさを把握しています。これは「エコーロケーション」と呼ばれています。
水中マイクを使用したパフォーマンスでは、トレーナーさんの呼びかけに声真似で応える様子を見ることができました。「ピヨピヨ」「ホーホケキョ」というような、鳥の鳴き声を真似したりもするそうです。
スタイリッシュなジャンプが魅力!イルカパフォーマンス
「マリンシアター」を後にし、10:30開演のイルカパフォーマンスを見るために「サーフスタジアム」へと移動します。パフォーマンスはそれぞれ20分前後の内容となるので、焦らなくても十分に開演時間に間に合います。
海獣たちのパフォーマンスといって、真っ先に連想されるのがイルカではないでしょうか。鴨川シーワールドではバンドウイルカによる、息のあったコンビネーションを見ることができます。
機敏な動きとスピード感溢れるパフォーマンスが人気で、アップテンポな曲に乗ったアクロバティックなジャンプに、会場からも一際大きな歓声が! イルカの高い身体能力と知性を感じました。
ここでしか見られない、シャチの大ジャンプ!
鴨川シーワールド最大の目玉といえば、なんと言っても「オーシャンスタジアム」で開催される海の王者・シャチのパフォーマンス。1970年の開園以来、鴨川シーワールドではシャチの飼育に特に力を入れてきました。
太平洋をイメージした「オーシャンスタジアム」で繰り広げられるシャチたちの豪快なジャンプや水しぶきは、圧倒的なスケール。トレーナーとのコンビネーションジャンプも見どころの1つです。
どの席からも大迫力のパフォーマンスを楽しめますが、前列、および中段の席(10段くらいまで)は水濡れ対策を忘れないように。特にカメラなどを持参される方は要注意です!
ポンチョなどの防水グッズも館内で販売されていますので、水濡れが心配な方は事前に購入するのがおすすめ。豪快な水しぶきも会場の一体感を呼ぶのに一躍買っていて、パフォーマンスの盛り上がりに欠かせないものだと感じました!
伝統芸「笑うアシカ」に癒される!
続いて、11:30より「ロッキースタジアム」で開催されるアシカのパフォーマンスへ。豪快なシャチとはまた違ったほっこりした時間を届けてくれます。「スマイル一家のハッピーホリデー」と題した、アシカファミリーの日常をコミカルに描いたパフォーマンスが披露されました。
トレーナーさんとアシカとの少しクスッとさせる掛け合いがおもしろく、ほかの3つのパフォーマンスとはまた違う、温かな雰囲気にあります。
水の中からボールを投げたり、かわいらしい仕草で観客を笑わせたりと、愛嬌あるアシカたちの演技は子どもから大人まで、多くの人々を魅了します。もちろん、抜群のバランス感覚から繰り出されるキレのある妙技からも目が離せません。
クライマックスで披露するスマイルは、鴨川シーワールドの伝統芸「笑うアシカ」。ディスカバリーガイダンスのチケットを購入すれば、一緒に記念写真を撮ることができます。
動物たちと触れ合う「ディスカバリーガイダンス」
「ディスカバリーガイダンス」はイルカやアシカと触れ合ったり、写真撮影したりできる人気のプログラム(有料)。「ベルーガにタッチ」(1名850円)、「笑うアシカと記念写真」(1組5名まで1,500円)、「水族館まるごとウォッチング」(1名1,050円)といった特別な体験ができるのも、鴨川シーワールドならでは。
「ディスカバリーガイダンス」のチケットは、平日と繁忙期で販売方法が少し異なります。
平日、および冬期の土・日などは、園内の中央付近にあるインフォメーションセンターにて先着順で販売。冬期以外の土・日・祝日、春休み、GW、夏休み期間は、開園30分前よりメインゲートで整理券を配布し、整理券に記載されている時間にインフォメーションセンターでチケットを購入するという流れになります。
シャチを見ながら食事ができる、日本で唯一のレストラン「オーシャン」
オーシャンスタジアムの真下にあるレストラン「オーシャン」は、シャチを見ながら食事ができるレストラン。海の底を思わせる店内は、シャチのプールを囲むようにテーブルが配され、非日常感を楽しめます。店内には、選んだ料理を自分で運ぶカフェテリア形式のレストランと通常のレストランがあります。
プールの中からこちらを覗いてくるシャチ。興味津々のようです。
カフェテリアのメニューは洋食を中心に魚介料理、肉料理と幅広いラインナップ。地元・房総の食材を使ったさまざまなメニューが味わえます。
「千葉県産伊勢海老とバターチキンのあいがけカレー」(2,410円)は、シャチをかたどったかわいらしいライスもポイントです。「キッズプレート」(1,330円)などもあるので、子ども連れも安心。シャチを間近に感じながら、家族でワイワイ楽しむのも良いですね。
「オーシャン」の一番奥のエリアにあるのが、洞窟(CAVE)をイメージしたフルサービスのレストラン「CAVE」。ここではコース料理が楽しめます。
事前予約などは受け付けていませんが、鴨川シーワールド入館チケットとセットになった「CAVEコース付き入館プラン~青の洞窟 Blue Cave~」などが販売されています。期間限定、人数限定のプランなので、気になる方はお早めに。
太平洋の自然環境をリアルに再現した「ロッキーワールド」
ランチを終えたら午後の時間を使って、ゆっくりと水族館エリアの散策へ。
最初に訪れたのは、アシカパフォーマンスが行われた「ロッキースタジアム」の屋外展示場「ロッキーワールド」。自然に近い環境の中、アザラシ、セイウチ、トド、フンボルトペンギン、イルカなどが暮らしています。
アラスカのブリストル湾に浮かぶラウンド島。その一部を再現したプールで暮らすセイウチの家族。ちょうど食事の時間が終わるところでした。
奄美大島瀬戸内沿岸の海を再現したカマイルカのプール。
「ロッキーワールド」の地下は「ポーラアドベンチャー」というエリアで、地上から見ていたイルカやセイウチの姿を地下から見上げるような仕組みになっています。
プールを見ていると、動物たちが気づいて挨拶に来てくれることも。
動物たちの珍しい姿が見られる「フィーディングタイム」
動物や魚たちの食事風景を間近に観られる、「フィーディングタイム」も鴨川シーワールドの魅力の一つ。普段とは違うアクティブな動物たちの姿を楽しめます。メインとなるのは「ロッキーワールド」の動物たちで、1日に数回見ることができます。
ちょうど海鳥・エトピリカのフィーディングタイムに遭遇! 水面を羽ばたくように泳ぐ優雅な姿は一見の価値ありです。
フィーディングタイムのスケジュールも館内マップやホームページに記載されているので、お目当ての動物の時間をチェックしておくと良いでしょう。
気分は南国リゾート!「トロピカルアイランド」
「トロピカルアイランド」は、世界で一番最初に朝を迎える国として知られる、キリバス共和国のサンゴ礁をモデルにした水族館。まるで南国の島を探検しているような気分になります。
子どもに大人気のクマノミをはじめとした熱帯の魚たち、アカウミガメの健気な泳ぎなど、温暖な海のゆったりとした時間を感じることができます。
見どころの一つである水深7.5mの「無限の海」。下から見上げると、海と一体化したような気分に浸れます。
こちらも「トロピカルアイランドの」人気コーナー「デジタル水槽」。3D、CGなどの技術が導入された大型のスクリーンに自分がデザインした魚が遊泳します。
早速、クマノミをベースにデザイン。デザインした魚は、元となる魚(この場合クマノミ)の生態に合わせた動きをするというプログラムが組まれています。水槽に放たれたクマノミは、同族を見つけると群に混じって泳いでいました!
水の一生がテーマの水族館「エコアクアクローム」
メインゲートから入ってすぐ右手にある「エコアクアローム」は、川の源流から海に至るまでの様々な環境を再現した「水の一生」がテーマの水族館です。
千葉県の淡水に棲息するイワナ、サワガニ、ヒメマスや、近海で獲れるタカアシガニ、クラゲ類、マンボウなどを見ることができます。
近海エリアでは、産卵を終えたばかりのコウイカなどを展示。また、千葉県の海で実際の漁で上がったという、珍しいアルビノ個体のエイも。優雅な姿に目が釘付けになります。
「エコアクアローム」の深海エリア「Kurage Life」では、謎に包まれたクラゲの生態について学ぶことができます。幻想的なインディゴブルーの空間の中にいると、まるで海の底を漂っているような感覚に。なんだか自分自身もクラゲになったような気分になります。
個性的なオリジナルグッズが満載!「ラオイ」でお土産を購入
鴨川シーワールドはお土産も充実。帰り際に寄りたいのが、バザールコート「ラオイ」。広い店内にはぬいぐるみやお菓子など、オリジナル商品が多数並んでいます。
一番人気は、やはりシャチのぬいぐるみとのこと。店頭の必ず当たるくじ引き「シャチくじ」に多くの人が足を止めていました。
人気商品「ちょこるか」(※2024年7月現在、980円)はイルカの形をした、かわいらしいチョコレート。つい手に取りたくなるサイズ感が良いですね。
店員さんによると、シャチがデザインされたお菓子類が特に喜ばれているとのこと。ほかにもプリントクッキーなど、ここでしか手に入らない限定商品が目白押しです。
全室オーシャンビュー!「鴨川シーワールドホテル」
鴨川シーワールドには館内直結のオフィシャルホテル「鴨川シーワールドホテル」があります。客室はすべてオーシャンビューで眺望は抜群。宿泊して鴨川シーワールドはもちろん、周辺の観光スポットを散策するのもおすすめです。
広々としたロビーには波の音と、暖かい陽射しが届いてきます。こちらに宿泊すると、到着日から出発日まで鴨川シーワールドへの入園が無料に!
かわいらしいウミガメの抱き枕付きプランなど、子どもが喜ぶプランも豊富に用意されています。
鴨川シーワールドのメインとなる4つのパフォーマンスを中心に、1日でまわれるモデルコースをご紹介しました。シャチやイルカの迫力あるパフォーマンスはもちろん、様々なテクノロジーを駆使した、楽しく新しい展示も鴨川シーワールドの大きな魅力です。海とそこに住む生き物たちを見て、触れ合って学ぶことができるテーマパークに、ぜひ家族や友人と遊びにいってみてください!
鴨川シーワールド
- 住所
- 千葉県鴨川市東町1464-18
- 電話
- 04-7093-4803
- 営業時間
- 9:00〜16:00 ※曜日、季節により変更あり。公式サイトでご確認ください
- 休館日
- 水曜日(7〜8月の夏休みシーズン、祝日は営業)
※情勢の変化により急に営業内容等が変更となる場合あり - 料金
- 1DAYチケット/大人(高校生以上)3,300円、小人(小学生・中学生)2,000円、幼児(4歳以上)1,300円、60歳以上2,700円(年齢を証明するものを提示する必要あり)
- アクセス
- 【電車】JR「安房鴨川(あわかもがわ)」駅より無料送迎バス
【車】館山自動車道「君津」ICより約55分 - 公式サイト
- 鴨川シーワールド
鴨川シーワールド周辺の観光スポットを紹介
鴨川市には観光スポットがたくさんあります。鴨川シーワールドへ遊びに来た際は、ぜひあわせて訪れてみてください。
誕生寺
誕生寺は、現在の千葉県鴨川市小湊の地に漁師の子として生まれた日蓮聖人降誕を記念して建立された歴史ある寺。日蓮宗の大本山としても知られています。本堂と祖師堂に安置されている「木造日蓮聖人坐像」などの日蓮聖人所縁の品々のほか、千葉県内最大規模の仁王門などの見どころも。
清澄寺
清澄山の頂上近くにある清澄寺(せいちょうじ)は、771年に不思議法師が開いたとされている寺で、若き日の日蓮聖人が勉学に励み、日蓮宗立教開宗の宣言をした場所。境内に入ると目に飛び込んでくる高さ48mの大杉は千年杉と呼ばれ、長寿のパワースポットとしても人気です。本堂の奥には、インド様式の白い仏舎利塔(ぶっしゃりとう)があります。
- 住所
- 千葉県鴨川市清澄322-1
- 時間
- 9:30〜16:00
- 料金
- 拝観料無料(宝物殿は大人 300円、小人100円)
- アクセス
- 【電車】JR「安房天津」駅より日東バス「清澄寺」下車、徒歩約3分
- 公式サイト
- 日蓮宗 大本山 清澄寺
仁右衛門島
源頼朝や日蓮聖人の伝説でも知られる仁右衛門島(にえもんじま)は、南房総の海に浮かぶ約3万平方メートルの県内最大規模の島。新日本百景の地にも選ばれた場所で、鎌倉時代の初代・平野仁右衛門以来、平野家が一戸だけ住んでいることから仁右衛門島と呼ばれるようになりました。島内には、歌人たちが仁右衛門島の四季を詠んだ句碑などが残っています。
- 住所
- 千葉県鴨川市太海浜445
- 時間
- 8:30〜17:00
- 料金
- 一人往復の渡船料/大人1,350円、中学生1,050円、5歳~小学生950円
- アクセス
- 【電車】JR「太海」駅より渡船場まで徒歩約12分
【車】館山線自動車道「君津」ICより約60分
鴨川オーシャンパーク
国道128号沿いにある海を目の前にした道の駅「鴨川オーシャンパーク」。地元鴨川産の海の幸、山の幸を販売する物産館をはじめ、昔懐かしい磯を再現した千年磯といったユニークな施設、青空市場、休憩所などが併設されています。豊かな自然や温暖な気候に育まれた、鴨川の魅力が詰まった道の駅です。
- 住所
- 千葉県鴨川市江見太夫崎22
- 時間
- 2月~10月/9:00分〜18:00、11月~1月/9:00分〜17:00
- アクセス
- 【電車】JR「鴨川駅」より日東バス「太夫崎」バス停下車
【車】館山自動車道「君津」ICより約60分
- 公式サイト
- 道の駅 鴨川オーシャンパーク
鴨川松島
大小合わせて7つある島(荒島、弁天島、鵜島、雀島、波涛根島、猪貝島、海獺島)の総称で、宮城県の松島を連想させる景観からその名がつきました。島に生い茂る松の緑と海と白波のコントラストが美しく、新日本百景にも選ばれています。
大山千枚田
房総半島のほぼ真ん中に位置する大山千枚田(おおやませんまいだ)は、東京から一番近い棚田の里として知られています。階段のように連なる375枚の田んぼと山並みは、日本の原風景を思い起こさせます。千枚田と里山、集落が織りなす美しい景観は「日本の棚田百選」に選ばれています。
- 住所
- 千葉県鴨川市平塚540
- 時間
- 9:00~16:00 ※火曜休館(NPO法人 大山千枚田保存会)
- アクセス
- 【電車】JR「安房鴨川駅」より日東バス「大山千枚田入口」下車、徒歩約22分
【車】館山自動車道「鋸南保田」ICより約23分
取材・写真・文/安藤亮輔