思い立ったらすぐに行ける距離にあるにも関わらず、都心にはないリゾート感を満喫できる新浦安・舞浜ベイエリア。さまざまなホテルが立ち並ぶ中でも、美しい海をルーフトップバーや客室から望めるラグジュアリーホテルが「ハイアット リージェンシー 東京ベイ」です。
特にクラブフロア以上に泊まり、専用のクラブラウンジでくつろぐ滞在は記念日など大切な日に最適の贅沢。潮風を感じ、ワンランク上の滞在を叶える1泊2日プランをお届けします。
無料シャトルバスあり。ハイアット リージェンシー 東京ベイへのアクセス
ハイアット リージェンシー 東京ベイは2021年7月にリニューアルオープンした、海と自然を感じられるアーバンリゾート。都会の喧騒から離れてゆったりしつつ、都心から車で約30分で到着するアクセスの良さも魅力です。
電車の場合は、JR京葉線「新浦安駅」より直通の無料シャトルバスで約10分、もしくは路線バス(3または23系統)でホテル目の前のバス停「了徳寺大学」まで約10分。無料シャトルバスは、東京ディズニーリゾート発着も運行しています。
オレンジ×グレーのシャトルバスをデザインしたのは世界的デザイナーのコシノジュンコさん。ホテル内にはコシノさんが監修したスイートルームもあるほか、館内各所でコシノさんの作品を見ることができます。
「守り神」が待つロビー。リージェンシークラブでチェックイン
エントラスから一歩足を踏み入れると、圧倒されるほど美しい吹き抜けのロビー。オニキスの石を用いたフォーカルウォールやモダンなシャンデリアが目をひき、現実から優雅な世界へと誘ってくれます。オニキスは「守り」の意味を持つ石。ホテルが長く愛されるように、という想いが込められたホテルの守り神です。
ロビーで一際存在感を放つ、2枚の大きなアート。コシノジュンコさんが開業に合わせて描き下ろした油絵で、東京ベイエリアの地平線から昇る太陽がイメージされています。
モダンなロビーに温かみを添えるのは月替りで飾られている生花と、花々が咲き誇るような優美なホテルオリジナルアロマの香り。
生花はフローリストの小林明典さんが手がけ、この日はスプレーカーネーションや南アフリカ原産のアルストロメリアなどがあでやかに咲いていました。
クラブフロア以上のお部屋に宿泊するゲスト専用のチェックインカウンターで手続きを。ゆったりと座りながら手続きをすることができ、優雅な滞在がはじまります。
洗練されたオーシャンビュー客室に宿泊
今回宿泊したのは、クラブフロア以上の客室の中でも、海側のお部屋。海をイメージしたブルーとモノトーンカラーの洗練されたデザインに胸が高鳴ります。
7階以上に位置しているため、眺望も抜群!青い空と東京湾、そして公園の緑が美しく広がるオーシャンビューです。
ベッドルームはほっと心休まる、温かみのあるインテリアが印象的。「世界水準の眠り」を提供し続けているグローバルブランド・シーリー社のベッドは心地よい睡眠を約束してくれます。
アメニティは2種類用意。ナチュラルボディケアブランド「PHARMACOPIA」のシャンプー、コンディショナー、ボディウォッシュと、保湿性アルガンオイルをベースにしたLa Bottega「ARGAN」のシャンプー・コンディショナー・シャワージェル・ボディーローションです。
バスタブと洗い場が分かれているのもポイント。バスタブは足をのばせるほどの広さで、身体の芯から温まれます。
滞在をラグジュアリーに彩るバスローブは、フランス最高峰のリネンメーカー「ガルニエ・ティエボー社」製。ワンピースタイプのルームウェアも用意されています。
冷蔵庫に入っているソフトドリンクは無料!ホテルからのうれしいプレゼントです。
コーヒー、紅茶、緑茶と温かいドリンクも自由に楽しむことができます。
50インチの大きなTVには全室クロームキャスト付き。動画配信サービスが利用できるほか、自分のスマホを大画面に映すことができるので、思い出の写真を振り返るのも良い過ごし方です。
子連れ旅行にもぴったり。「キッズフレンドリールーム」
ハイアット リージェンシー 東京ベイは全350室の客室をもち、クラブフロアのほかニーズに応じてぴったりのお部屋を選ぶことができます。
子連れ旅行にうってつけの客室が「キッズフレンドリールーム」。子どもが一目散に入りたがるようなキッズテントが設置されたキッズエリア付きのお部屋です。約37平米の広さ、ベッド3台、定員大人3名、小学生以下の子どもは添い寝で3名まで無料。
リージェンシークラブラウンジでティータイム
続いてはクラブフロア以上の宿泊者しか入ることができない、1階の「リージェンシークラブラウンジ」へ。ブルーやレッドのインテリアが目を引き、波立つ海や力強さが表現された高級感のあるデザインです。中央にはコシノジュンコさんがリージェンシークラブラウンジのために描いたエネルギッシュな作品も飾られています。
時間ごとにフードプレゼンテーションが行われ、7:00~19:00の営業時間中はいつでもお菓子やソフトドリンクを楽しめます。コーヒー、紅茶、ジュース、炭酸など好きな飲み物を、好きなだけ。オリーブやヤシの木を眺めながら、優雅なティータイムを過ごせます。
クラブラウンジはスタッフのきめ細やかなサービスも魅力的。制服はコシノジュンコさんのデザインで、東京湾と空をイメージした美しいブルーがアクセントです。
アートやワインセラーを鑑賞し、ガーデンをお散歩。館内散策
リージェンシークラブラウンジでくつろいだ後は、館内を散策。1階「ガーデンバー」はソムリエが選んだワインやウイスキーがずらりと並ぶ、お酒好きにはたまらない空間です。ちなみに地下にもワインセラーがあり、保有するワインは200種類以上。気軽に飲めるワインから宝物の逸品まで、幅広く取りそろえています。
壁画は左官職人・久住有生(なおき)さんによる、陰影によって海を表現した左官アート。
ガーデンバー
- 営業時間
- 月~木:17:00~21:00
金~日曜日、祝日、祝前日:17:00~22:00
※晴れた日には屋上のルーフトップバーに案内してもらえます。
※状況によって営業時間が変更となる場合があります。
2階にはガーデンテラスがあり、南国の植物や季節の花を愛でながらちょっとした散策を楽しめます。穴場的なスポットなので、子どもを元気に遊ばせたい子連れ旅行にもおすすめの場所です。
特等席で至極の一杯を。屋上「ルーフトップバー」
ハイアット リージェンシー 東京ベイでぜひとも訪れたいのが屋上「ルーフトップバー」。目の前には広大な東京湾が広がり、潮風を感じながらお酒を楽しめる、非日常感にあふれた空間です。月~木曜日は17:00〜、金~日曜日・祝日・祝前日なら14:00〜と日中から楽しむことが可能。
おすすめはシグネチャーカクテルの「ローズマリー モヒート」(1,380円)と「ローズマリー ピニャコラーダ」(1,500円)。ともにホテルの敷地内で育てているローズマリーをラムに漬け込んだ、オリジナルのローズマリーラムを使用しています。
モヒートはミントの代わりにローズマリーを用いた爽やかな甘さが特徴のカクテルで、ピニャコラーダはココナッツがアクセントになった南国ムードあふれる味わいです。
カクテルを作ってくれたのは、ソムリエ兼バーテンダーの高野さん。「HBAシニアバーテンダー」の資格を持ち、「レストランサービス技能検定1級」も保有するお酒とサービスのプロです。自分の好みなどを伝えると、おすすめのお酒を教えてくれます。
シグネチャーカクテルを味わい、東京湾の絶景を眺める幸せ……。遮るものが何もない、特等席で至極の一杯を堪能できます。
ルーフトップバーはマジックアワーもおすすめの時間帯。赤く染まる幻想的な空はとても美しく、ここで過ごす時間は心に残る思い出になります。晴天日の夜は天体望遠鏡で星空を眺める天体観測体験も実施。スタッフが使い方やホテルから見える星座を教えてくれます。
ルーフトップバー
- 営業時間
- ティータイム:14:00~17:00(金~日曜日、祝日、祝前日)
バータイム:17:00~21:00(月~木曜日)
バータイム:17:00~22:00(金~日、祝日、祝前日)
※天候によりクローズになる場合があります。雨天時には1階ガーデンバーを案内してもらえます。
※状況によって営業時間が変更となる場合があります。
ワイン片手に。クラブラウンジでイブニングカクテルを満喫
リージェンシークラブラウンジでディナー前の17:00~19:00に楽しめるイブニングカクテルは、クラブフロア以上に宿泊する醍醐味の一つ。スパークリングワイン、赤ワイン、白ワイン、ビール、ウイスキーなど、フィンガーフードとともにフリーで満喫できます。
フードは日によってブッフェもしくはワンプレートで提供され、ホテルのメインダイニング「ザ ガーデン ブラッスリー&バー」のヨーロッパ料理を堪能できます。この日は生ハムがあしらわれたカルボナーラ、ジューシーなローストポーク、3種のチーズのキッシュなどが登場しました。見た目にも華やかなレストランの味を満喫!
こだわりは地産地消。「ザ ガーデン ブラッスリー&バー」でディナー
ディナーは肩の力を抜いて楽しめる1階「ザ ガーデン ブラッスリー&バー」へ。コースもしくはアラカルトで注文ができるため、お腹の空き具合によって自由にチョイスできます。
料理長を務める高橋秀和さんのこだわりは、地産地消。千葉県産の食材を中心に活用し、シンプルな素材の良さを存分に引き立てる料理を季節に合わせて提供しています。
4皿のコース「Dinner A」は美しく盛り付けられた前菜からスタート。赤キャベツのソルベが添えられた鴨胸肉のロースト、オレンジとの相性抜群の自家製マリネサーモン、濃厚なフォワグラのブリュレと、一皿目から工夫を凝らした繊細な味わいを堪能しました。
魚料理は「帆立貝と小海老のヴォローヴァン ロブスタークリームソース」。ヴォローヴァンとは、具材をパイに詰め焼き上げたフランス料理です。特に、旨味がギュッと凝縮したロブスタークリームソースが絶品!魚・野菜の出汁に焼き上げたロブスターを合わせ、ブランデーで香りづけするなど、手間ひまかけた一流ホテルの味です。コンソメやソースなどベースの味から手作りすることもお店のこだわり。
粒マスタードソースと味わう肉料理「USブラックアンガスビーフサーロインのグリル」は、ソムリエ厳選の赤ワインとのマリアージュを楽しめる柔らかな赤身のステーキ。千葉県産のたけのこが添えられ、春の訪れを感じられる一皿でした。
デザートは「ピスタチオのモンブラン チョコレートアイスクリーム」。栗ではなく珍しいピスタチオの香り豊かなモンブランで、最後まで驚きのある料理を満喫しました。
ザ ガーデン ブラッスリー&バー
- 営業時間(ディナー)
- 17:30~22:00 (LO 21:30)
- 料金
- コース:Diner A 5,980円など
アラカルト:ピザ マルゲリータ 2,110円など
豊富なラインナップ!お楽しみの朝食ブッフェ
高級感あふれる客室のこだわりのベッドで目覚めた朝。1階「ザ ガーデン ブラッスリー&バー」でお楽しみの朝食ブッフェをいただきます。
メニューはサラダ、卵料理、ベーコン、ソーセージ、フルーツ、パンなど洋食を中心に、和食やカレーも選べる豊富なラインナップ。
オムレツはオープンキッチンで注文ごとに作ってくれるので、出来立てを味わえます。
パンは毎朝ホテルで焼き上げており、特にエッグベネディクトが人気!クロワッサンでポーチドエッグを挟んだ見た目にもかわいらしいパン料理で、スモークトラウトやスモークチキンと一緒に食べるのもおすすめです。
ザ ガーデン ブラッスリー&バー
- 営業時間(朝食)
- 7:00~10:30 (LO 10:15)
- 料金
- 大人 3,740円、小学生 1,870円
フィットネスや南国ムードあふれる公園でワークアウト。周辺施設も充実
12:00と余裕のあるチェックアウト時間までは、館内や近隣でワークアウト。1階のフィットネスは24時間利用できる宿泊者専用のジムで、テクノジム社の最新フィットネスマシン、ヨガマット、バランスボールなどがそろえられています。
ホテルの目の前にある浦安市総合公園はランニングやウォーキングに最適。広大な芝生、そしてヤシの木が立ち並び、南国ムードあふれる中で気持ちよく身体を動かせます。
そのほかにも、新浦安・舞浜ベイエリアは東京ディズニーリゾートをはじめとして観光スポットが充実しており、チェックアウト後に訪れるのもおすすめ。たとえば、大人も子どもも楽しめるトランポリンパーク「トランポランドTOKYO BAYSIDE」、全38種のお風呂を楽しめる温泉テーマパーク「大江戸温泉物語 浦安万華郷」などがホテルから徒歩圏内にそろっています。
ゆっくりリゾートを満喫。のんびりテラスでランチ
ゆっくり過ごす大人のリゾート旅なら、チェックアウト後「ザ ガーデン ブラッスリー&バー」でランチ。日中はテラス席がとても気持ちよく、愛犬を連れた近隣住民にも人気です。
メニューは気軽なブラッスリーらしく、アラカルトでも、コースでも。キッチン内にあるピザ窯で焼かれるピザも一押しです。
ザ ガーデン ブラッスリー&バー
- 営業時間(ランチ)
- 11:30~14:30 (LO 14:00)
潮風に吹かれ、リゾート感を大満喫できるラグジュアリーホテル「ハイアット リージェンシー 東京ベイ」。特に春〜秋はルーフトップバーでカクテルを楽しむのに最高のシーズンです。ワンランク上のクラブフロアで、たまの贅沢を味わいにでかけてみませんか。
ハイアット リージェンシー 東京ベイ
- 住所
- 千葉県浦安市明海5-8-23
- アクセス
- JR「新浦安駅」から無料シャトルバスで約10分、または路線バスで約10分
※パークへも無料シャトルバス運行 - 客室数
- 350室
- 駐車場
- 134台あり。1泊1,800円(チェックアウト日の13:00まで、以降30分200円)
取材・撮影・文/小浜みゆ