昼は季節の花々が、夜は世界最大級のイルミネーションが彩る光と花の街「ハウステンボス」。イベントやショー、アトラクションの充実ぶりはもちろんですが、一年を通して場内を彩る四季折々の花々の美しい景観も訪れる人を魅了してやみません。
特に春から初夏にかけては最も華やかなブロッサムシーズンを迎え、美しい写真が撮れるフォトジェニックスポットが目白押しです。過ごしやすくなるこの季節に、心ときめく花の街を五感で満喫しましょう!
目次
国内最大級のテーマパークが最も華やぐ季節!
今回訪れたのは、2024年4月7日まで開催の「100万本のチューリップ祭」期間中で、場内はカラフルな春景色で彩られていました。この後も、4月27日~5月26日は「100万本のバラ祭」、5月下旬~6月中旬はあじさいと花のバトンを受け継いでいきます。
同時開催では「花の街 ミッフィーセレブレーション(2024年3月15日~6月30日)」も楽しめるほか、新アトラクション「ミッション・ディープシー Xsenseライド」が登場しています。GWには新エリア「ウォーターガーデン」がオープン!GW新登場のイベント「キングスウィーク(2024年4月27日~5月6日)」の開催もあり、続々と誕生する新しい楽しみ方にも注目です。
ぜひ見どころやおすすめの撮影スポットを事前にチェックして出かけましょう!
ハウステンボス春の風物詩「100万本のチューリップ祭」
(開催期間:2024年2月9日~4月7日)
エントランスを抜け場内へ進むと、まるで絵画のような美しい景観が広がる「フラワーロード」が出迎えてくれます。風車とチューリップのコラボレーションをバックに、本場オランダを訪れたかのような素敵な写真が撮れること間違いなし!チューリップに続く4月中旬~6月中旬には、マリーゴールドやベゴニアの花畑もお目見えするそう。
アジア最大級・100万本の優美なバラが咲き誇る「バラ祭」
(開催期間:2024年4月27日~5月26日)
初夏に開催される「100万本のバラ祭(2024年4月27日~5月26日)」のメインスポットとなるのは、アートガーデンに位置する「グランドローズガーデン」です。視界一面がバラで埋め尽くされるほど華やかな景観は、バラの世界的権威として知られるアラン・メイアン氏が「奇跡の花園」と称賛したほど。
ハウステンボスの開園20周年を記念して命名された品種「ハウステンボス」は、小ぶりで可憐なラベンダーピンクのバラ。探してみてくださいね。
ローズガーデンでは海外アーティストの生演奏も行われます。アコーディオンやチェロ、ヴァイオリンなどの美しい旋律が、優雅な気分をより一層ひきたててくれるはず。
夜はライトアップされ、昼間とはまた違った幻想的な世界へと導いてくれます。おとぎ話の世界へ迷い込んだかのようなロマンチックな時を過ごしてください。
4月27日から新エリア「ウォーターガーデン」も登場。光と共に躍動する音楽噴水ショー「ウォーターマジック」を楽しむことができます。バラ祭の期間中でしか見ることのできない、バラと噴水のコラボレーションは見どころです。
ヨーロッパの街並みを彩るあじさい
(見頃:5月下旬~6月中旬)
5月下旬になると、あじさいがヨーロッパの街並みを彩ります。あじさいが密集して咲く様はまるで豪華なブーケのようです。
アムステルダムシティと光のファンタジアシティの間にある運河の両岸にはあじさいが咲き誇り、「あじさいの運河」と呼ばれています。爽やかな初夏の風を感じながら散策を楽しむのにぴったり!
期間中はパークの中心エリア「アムステルダム広場」の「花の広場」も、あじさいや初夏の花々によって装いが変わります。ステージでのショーを鑑賞したり、ティータイムを過ごしたりしながら、花に包まれた憩いの空間を満喫しましょう。
オランダの宮殿を再現した「パレス ハウステンボス」へと向かう参道も「あじさいロード」となり、並木沿いの色鮮やかなあじさいたちが訪れる人を歓迎してくれます。
こちらは、2021年に誕生した品種「ハウステンボス」。ガクがバラの形に似ていて、ボールのような形がブーケみたいで素敵です。
花々とのセッションを楽しめるおすすめフォトスポット
期間限定のミッフィー花時計(2024年3月15日~6月30日)
「花の街 ミッフィーセレブレーション」の開催中は、「アムステルダム広場」の花時計がかわいいミッフィーデザインになっています。すべて本物のお花でできているというから驚き!この時期におすすめの撮影スポットです。
天気を気にせず楽しめる「フラワーパサージュ」
あいにくの雨模様でも、屋内のショッピングストリート「パサージュ」なら季節の花々と一緒の写真を収めることができますよ。ベンチやテーブルも用意されているので、四季を感じられるフラワーアートを眺めつつ、ゆっくりと休憩するのもよさそう。
最先端技術を駆使した光の花園「フラワーファンタジア」
最先端デジタルアトラクション施設が集まる「光のファンタジアシティ」では、海、宇宙、森、アスレチックなどなど7つの世界観を体験できます。そのひとつ「フラワーファンタジア」は、五感を使って光の花を楽しめる癒やし空間。一歩中に入ると、早速フローラルな香りに包まれます。
続いて、光の花を作る秘密の研究所へ進みましょう。五感で楽しむ仕掛けが随所に施され、さまざまな実験をしながら音や香りを感じることができます。
特に人気を集めているのが、2階の「GARDEN OF REFLECTION」。案内に従って足を踏み鳴らすと次々にまかれる花の種が成長し、一面の花畑が現れます。踏んだ階数や人数などによって春夏秋冬の違った景色が登場するので、どんな花畑に出会えるかはお楽しみ!
フラワーファンタジア
- 営業時間
- 9:00、10:00~最長21:00(詳細は公式サイトにて確認)
- 場所
- 光のファンタジアシティ内
幸せ気分をアップしてくれる花アイテムをゲット!
花の街で主人公気分を味わえるスペシャルなアイテムが、「花の街の花かんむり」(各色2,400円)です。ピンク、イエロー、ブルーなど優しいカラーバリエーションがそろっていて、オーガンジーのリボンも素敵!360度どこから見てもキュートです。花と香りの専門店「アンジェリケ」など、場内の各所で購入できますよ。
「アンジェリケ」では、オリジナルのハーバリウムやサシェ(香り袋)づくり体験もできます。花と触れ合った幸せな気持ちごとお家に連れて帰りましょう!
アンジェリケ
- 営業時間
- 9:00~最長21:00(詳細は公式サイトにて確認)
- 場所
- アムステルダムシティ内
- 体験
- <花びらのハーバリウムづくり体験>
・所要時間:約20分~
・料金:2,000円~
<香りのサシェづくり体験>
・所要時間:約10分
・料金:700円
ヨーロッパの街並みがひときわ美しく彩られる、春から初夏のハウステンボス。華やかな感動が味わえるこの季節に訪れて、みんなに自慢したくなるような非日常の時間を楽しんでみませんか?
バス、高速船、特急列車などアクセスはさまざま
長崎県佐世保市にあるハウステンボスは、実在するオランダの街を再現したテーマパーク。大村湾に面し、場内には運河が引かれ、クルーザーが行きかう穏やかな街並みが広がります。
長崎空港からは、ハウステンボス行きのバス(所要時間約50分、片道大人1,500円・子ども750円)で向かうか、高速船(所要時間約50分、片道大人2,200円・子ども1,100円)に乗りクルージングを楽しみながら向かうのもおすすめです。
博多駅からは、特急「ハウステンボス」(所要時間約1時50分、片道大人3,970円※自由席)に乗ると、目の前のハウステンボス駅に到着します。
ハウステンボス
- 時間
- 最長9:00~22:00(最終入場は1時間前まで)
※時期により異なるため公式サイトをご確認ください - 入場料
- <1DAYパスポート>
大人7,400円、中高生6,400円、小学生4,800円、未就学児3,700円、シニア5,400円
※未就学児は4歳~小学生未満(3歳以下は無料)
※シニア価格は65歳以上の方
※1DAYパスポート以外のチケットあり
※入場料は変動する可能性あり、詳しくは公式サイトにてご確認ください - 入場チケット
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ハウステンボスの公式サイト、もしくは以下より引換券の購入が可能です
【楽天ポイントが貯まる・使える】ハウステンボス 入園Eチケット(引換券) - アクセス
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■公共交通機関を利用の場合
<長崎空港から>
高速バスまたは高速船で約50分 ※高速船の運行日はこちらでご確認ください
<博多駅から>
特急「ハウステンボス」で約1時間50分
■車利用の場合
<長崎市内から>
長崎自動車道・東彼杵IC →(国道205号)→ ハウステンボス着(約35分)
<福岡空港から>
九州自動車道・太宰府IC → 鳥栖JCT→(長崎自動車道)→ 武雄JCT →(西九州自動車道)→ 西九州自動車道・佐世保大塔IC →(国道205号)→ ハウステンボス着(約1時間55分) - 住所
- 長崎県佐世保市ハウステンボス町1-1
- 駐車場
- あり(普通車 1回1,000円)
※ハウステンボス直営ホテル宿泊者専用駐車場(無料)有り(ハウステンボス入国棟手前)
取材・写真・文/吉野友紀
※一部写真は、過去開催時のものやイメージです。
©ハウステンボス/J-21315