全室露天風呂付き!「箱根・翠松園」のプライベート空間で源泉かけ流しの温泉を満喫

プレシャススイートツイン「福(さいわい)」の露天風呂

1925年(大正14)年に三井財閥の別荘として建てられ、国の登録有形文化財にも指定されている箱根・小涌谷(こわくだに)の「三井翠松園(みついすいしょうえん)」。この歴史ある建物を利用したレストランとバーを敷地内に有し、全室露天風呂付きの客室やスパを備えたラグジュアリーな宿が「箱根・翠松園」です。

客室の露天風呂は、すべて自家源泉かけ流し。緑に包まれたプライベートな空間の中で、いつでも好きなだけ良質な温泉を楽しむことができます。カップルや夫婦、母娘で癒しの時間を過ごすのに最適な「箱根・翠松園」での滞在記をご紹介します。

 

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東京から約90分で「箱根・翠松園」に到着

箱根・翠松園のエントランス

東京から「箱根・翠松園」へは、電車と送迎車で90分ほどの距離。東京駅から東海道新幹線に乗り、小田原駅へ。そこから箱根登山鉄道に乗り換え、箱根湯本駅を経由して小涌谷駅で下車します。宿泊予約時に申し出れば、小涌谷駅からの送迎サービスを利用でき、約5分で到着します。車の場合は、東名高速道路の厚木ICから所要時間約50分です。

国道一号線から小道に入ると、現れたのは和の雰囲気が漂うエントランス。翠松園の名にもある松の木が迎えてくれます。この松は多行松(たぎょうしょう)という観賞用の品種で、職人によって丁寧に手入れがされており、入り口に掲げられた山を模した翠松園のロゴとも重なって見えます。

「箱根・翠松園」という名前は、別荘だったときの名前「三井翠松園」が由来。これをレストランに生まれ変わらせ、それを囲むようにして全室露天風呂付きの客室を配置し、2007年12月に開業しました。木々に囲まれた3,000坪もの敷地内に、客室は23部屋だけというぜいたくな造りです。

 

ロビーラウンジのアイスティーで一服

箱根・翠松園のロビーラウンジ

エントランスをくぐると、大正ロマン風のレトロで格調ある空間が広がっています。チェックインはお部屋で行いますが、準備ができるまでの間、このロビーラウンジで移動の疲れを癒しましょう。

 

箱根・翠松園のロビーラウンジ

ロビーラウンジの大きなガラスから敷地内の緑が見え、開放感もたっぷり。ラタンチェアに座って生い茂る木々を眺めていると、心が安らぐのを感じます。ウェルカムドリンクは3種類のアイスティーを日替わりで提供されているそうで、この日はマスカットティーをいただきました。

 

水出しコーヒー

ロビーラウンジの調度品の中でも特に存在感を放っているのが、大きなウォータードリッパー。このウォータードリッパーでゆっくり時間をかけて抽出された水出しコーヒーは、明日の朝食時にいただけるようで、今から楽しみです。

 

箱根・翠松園内の案内板

客室へはロビーラウンジのある建物を出て、庭園を通って向かいます。宿泊棟は4つ(松・竹・紅・杉)に分かれているので、館内の案内板で位置を確認しましょう。

 

チェックイン後は早速、心ゆくまで露天風呂を堪能!

プレシャススイートツイン「福(さいわい)」のベッド

翠松園の客室は全23室。いずれも間取りやインテリアなどが異なり、同じ部屋は一つとしてありません。今回は、プレシャススイートの「福(さいわい)」に宿泊しました。

80平米以上ある広々としたお部屋は、シックで落ち着いた雰囲気。「シモンズ」社製のダブルベッドが2つ並び、その奥のウッドデッキが敷かれたテラスにはハンモックが用意されています。ゆったり寝そべることのできるコーナーソファもあり、お部屋の外と中の両方でくつろげました。

 

プレシャススイートツイン「福(さいわい)」の露天風呂

石造りの露天風呂は、1人はもちろん、2人で利用するにも十分な大きさ。チェックインすると、早速、温泉を堪能しました。気兼ねなく、いつでも好きなときに楽しめるのが部屋付き露天風呂の良いところですよね。自家源泉かけ流しの弱アルカリ性単純温泉で肌触りがやわらかく、いつまでも入っていたくなる心地よさでした。

温泉の後はテラスのハンモックに揺られて、しばし休息。周囲は木々のみ、ほかの建物は見えない完全にプライベートな空間で、心も体もリフレッシュできました。

 

客室のお菓子

客室に用意されていたお菓子は、東京・神楽坂「菓の子や」のおかきチョコレート。和洋折衷の味わいが、同じく和と洋が融合したお部屋とマッチすることから、こちらをセレクトしたのだそう。

 

客室のネスプレッソ
客室の冷蔵庫

ネスプレッソマシンもあるので、本格的なコーヒーがお部屋で味わえます。デカフェも用意されているので、カフェインを控えたい夜にも一息つけますね。


備え付けの冷蔵庫の中には、ドリンクがぎっしり。水、炭酸水、サイダー、果汁100%のジュース、瓶ビールが無料で用意され、値札の付いたシャンパンは有料。ボトルに入っているのは、アメリカ・サンフランシスコ生まれのティーブランド「マイティ―リーフ」による、翠松園オリジナルのストレートティーとオーガニックデトックスティー。露天風呂につかりながら、水分補給をするのにもぴったりです。

 

浴衣

館内着は浴衣が用意されていて、レストランでも浴衣を着てリラックスした状態で食事を楽しめます。

 

箱根・翠松園の客室アメニティ

上品な香りのシャンプー、トリートメント、洗顔・ボディソープは、スパ発のスキンケアブランド「Lapidem TOKYO(ラピデムトウキョウ)」のもの。合成着色料、鉱物油などを使っていない体に優しい製品で、ノンシリコンですがシャンプーも泡立ちがよく、すっきりとした洗い心地でした。

 

女性客用のスキンケアブランド「sisley」
箱根・翠松園の客室アメニティ

女性の宿泊客にはフランスの高級スキンケアブランド「sisley」のクレンジングミルク、洗顔料、化粧水、乳液も用意されています。


歯ブラシ、クシ、泡立てネット、シャワーキャップなど、アメニティも充実しています。

 

箱根・翠松園の客室のロッカー
箱根・翠松園の客室ドアのボタンが点灯

玄関にあるロッカーを利用することで、非接触で物の受け渡しが可能。使用済みのグラスなど、部屋から下げてもらいたいものをこのロッカーに入れてスイッチを押すと、部屋のドアの前の表示が点灯し、これを確認したスタッフの方が新しいものと交換してくれます。このシステムのおかげで部屋をすっきりきれいに保つことができ、常に快適に過ごせます。

 

 

滞在スタイルに合わせて選べる多彩な客室

まるで森の中の別荘!ラグジュアリースイート「尚」

ラグジュアリースイートツイン「尚(ねがう)」

それぞれに魅力が異なる、そのほかのお部屋もご紹介。

最も広い120平米を誇るラグジュアリースイート「尚(ねがう)」は、リビング、寝室、和室、テラスという構成。隣のプレシャススイート「隆(とき)」とコネクティングでき、その場合は最大7名まで一緒に宿泊できます。そのため親子三世代で利用するゲストも多いのだとか。

 

ラグジュアリースイートツイン「尚」の露天風呂

石造りの露天風呂には休憩スペースが設けられていて、時間を気にせず気ままに温泉が楽しめます。冷蔵庫も設置されていて、中のコーヒー牛乳やスポーツドリンク、ビールなどを飲みながらゆったり過ごせそうです。

 

ラグジュアリースイートツイン「尚」の内風呂
ラグジュアリースイートツイン「尚」のシャワー

露天風呂のほかに、内風呂とミストサウナを備えたシャワールームも。内風呂は「ジャクソン」製のバイブラバスで、気泡が血行を促進し、疲労回復効果が期待できます。ドリンクを飲みながら、半身浴で汗を流すのもいいですね。

 

ラグジュアリースイートツイン「尚」のベッドルーム

ダークウッドを基調とした寝室。「シモンズ」社製のダブルベッドが2台と、52インチのテレビが設置されています。

 

ラグジュアリースイートツイン「尚」のスピーカー

寝室に置かれた蓄音機型のスピーカーがクラシカルなムードを演出。スマートフォンを差し込んで音楽を再生すると、温もりをまとった音が優しく響き渡ります。

 

ラグジュアリースイートツイン「尚(ねがう)」
ラグジュアリースイートツイン「尚」の和室

リビングには大きなコーナーソファとリクライニングチェアを配置。60インチのテレビを見ながら談笑したり、寝そべって本を読んだり。複数人でも思い思いにくつろげる広さです。

和室はリビングともマッチするモダンな雰囲気。夜はここに布団を敷き、ベッドと合わせて4名まで泊まることができます。

 

 

温もりを感じるスタイリッシュスイート「定」

スタイリッシュスイートツイン「定(ただす)」

こちらは約55平米のスタイリッシュスイート「定(ただす)」。「シモンズ」社製ダブルベッドとソファが配された、明るい雰囲気のお部屋です。

 

スタイリッシュスイートツイン「定」の露天風呂

露天風呂は趣のあるヒノキ枠の石風呂で、ゆったり足を伸ばしてお湯につかれます。

 

客室の花
客室の花

壁には、客室ごとに異なるお花が飾られていました。お部屋の中でも季節を感じられるよう、敷地内で収穫してディスプレイしているのだそう。かわいらしいお花にホッと癒されました。

 

 

樹齢300年のモミジや美しい草木が茂る庭園を散策

箱根・翠松園の庭園
箱根・翠松園の庭園を散歩

夕食までの時間は、敷地内の庭園をお散歩しました。大正時代に建てられた三井財閥の別荘「三井翠松園」をリノベーションした「料亭 紅葉」は、国の登録有形文化財に指定されている建物。「富士屋ホテル」も手がけた大工、河原徳次郎による施工と伝えられています。

庭園にはさまざまな木々や花が植えられていますが、「料亭 紅葉」の前には樹齢300年にもなるモミジの木が鎮座しています。春夏は新緑、秋は赤く染まった姿、冬は雪景色と、四季折々の風景を楽しむことができます。

 

スパ「Spa by sisley」
スパ「Spa by sisley」

館内のスパ「Spa by sisley」で日々の疲れを取るのもおすすめ。植物美容学とテクノロジーを融合させたフランスの高級スキンケアブランド「sisley」のアイテムとメソッドを用いたスパです。

30~100分のさまざまなコースが用意されていて、顔と体の両方をほぐす「フィト アロマティック ボディ トリートメント」(90分26,000円)が人気。エステティシャンの巧みな技術と合わせて、植物から抽出したエキスが配合された「sisley」のアイテムならではの、さわやかな香りに癒されます。

予約は宿泊予約と同時にするのがベスト。2人まで同時間帯に施術でき、カップルや友人、親子などで一緒に利用するゲストが多いそう。男性も利用可能です。

 

遊び心が楽しい!季節感あふれる懐石料理を堪能

「料亭 紅葉」
「料亭 紅葉」

ディナーは「料亭 紅葉」で。中庭を囲んだ形になっており、個室、テーブル席、カウンター席が用意されています。外観と窓枠などは当時のままの造りで、大正時代にタイムスリップしたかのような気分に。BGMも蓄音機風のレトロな音質で、ムードを高めてくれます。

 

前菜

ディナーは日本料理の懐石、または洋食の鉄板焼きから選択できますが、今回は日本料理をいただきました。内容は月ごとに替わり、全国各地から取り寄せた旬の食材を用いた料理を提供。器は主に有田焼を使い、季節に合わせて色やデザインをセレクトしています。

まずは前菜(写真は2人分)。「驚きのある料理を届けたい」という料理長の思いから、大きな一つのお皿に2人分の料理を乗せ、季節を感じさせる装飾があしらわれています。

7~8種類で構成され、この日はハマグリと浜防風のミルク浸し、トマトバジルソースを添えたホタテの柚香マリネ、合鴨フォアグラパイ包み、煮穴子の桜の葉寿司など。いずれも和食に遊び心が加わった斬新な一品で、「どんな味なんだろう?」とワクワクしながら食べ進みました。

 

お吸い物

次のお吸い物は、帆立しんじょの湯葉包み揚げ、胡麻豆腐、こごみ入り。刻んだウド、ミョウガ、新ショウガをのせた、春の訪れを感じさせるすまし仕立てです。

 

お造り

お造りは本マグロの中トロ、桜鯛、サワラの焼き霜造りの3種。魚は地のものだけでなく、全国から旬のものを厳選して仕入れています。小鉢で添えられた花わさびと鬼おろしのポン酢和えは、サワラと一緒に食べるほか、さっぱりとした口直しに。

 

若竹鍋

強肴(しいざかな)は若竹鍋。わかめとタケノコの若竹煮を鍋にしたもので、カツオだしと鶏ガラスープがベースの上品な味わい。宮城産の白魚の唐揚げとつるりとした板わらびが入り、露地物の木の芽でふわりと春の香りをまとわせています。

 

黒毛和牛のグリル

焼き物は黒毛和牛のグリル。ふき味噌バターで味付けた新ジャガイモ、シイタケ、カブ、タラの芽が付け合わせです。

 

桜エビとエンドウ豆の釜炊きご飯

食事は、静岡・由比(ゆい)産の桜エビとエンドウ豆の釜炊きご飯で、魚沼産コシヒカリを使用。桜エビの香ばしい風味が口いっぱいに広がり、幸せな気持ちになれる一杯です。

 

水菓子のいちご汁粉仕立て

シメのデザートは水菓子のいちご汁粉仕立て。いちごピューレ、白あん、蜜に抹茶味のかき氷をのせたもので、中にあまおうイチゴと清見みかん、白玉が隠れています。上はミルクせんべいで、混ぜながら食べると食感の違いも楽しめました。

料理は1品ずつ説明してくれますが、どれもお品書きからは味が想像できないものばかり。最初から最後までおいしいサプライズの連続に、心弾むディナータイムでした。

 

 

大正レトロを感じるバーでカクテルを一杯

「BAR 伊都」で一杯

夕食後は、併設のバー「BAR 伊都」で一杯。伝統とモダンがほどよく調和した店内に座っているだけでも、日常のあれこれから解放されたような気分になります。日本産のウイスキーを豊富に取りそろえ、それ以外にもワインや焼酎など各種酒類をラインナップ。気分や好みでオリジナルカクテルをリクエストすることもできます。

この日は、バーテンダーさんにマリブとアプリコットリキュールを使った南国系の華やかなカクテル(1,600円)を作ってもらい、大満足!

 

残ったご飯でおにぎり

ほろ酔い気分で部屋に戻り、酔いを覚ました後に再び露天風呂を満喫。温泉、おいしい食事、お酒、温泉…なんて幸せな時間なんでしょう。

実は、夕食のボリュームがたっぷりで釜炊きご飯を少し残してしまったのですが、それをおにぎりにして届けてくれました。こんなきめ細やかなホスピタリティにも感激! 夜食においしくいただきました。

 

朝も温泉!ドライサウナを備えた大浴場へ

大浴場
大浴場

ぐっすり眠って気持ちよく起きた翌朝は、朝食前に大浴場へ。こちらも弱アルカリ性単純温泉のマイルドなお湯で、ゆっくりつかって芯から温まることができました。竹や杉に囲まれた大きな露天風呂やドライサウナも備え、お部屋の露天風呂とはまた違った開放感が味わえます。全部屋に露天風呂が付いているため、大浴場は比較的空いているのも魅力です。

 

手間ひまかかった料理がずらり!ぜいたくな朝食

朝食

朝食も「料亭 紅葉」で。和食と洋食から選べますが、今回は和食をセレクト。お目覚めのマンゴージュースから始まり、自家製温豆腐、江戸前風玉子焼き、メカジキの味噌漬け、ポテトクリームと温野菜のサラダなど、ディナーに負けず劣らずボリューム満点!

曲げわっぱの中には、金太郎マスのユッケ仕立て、ナスのきんぴら、高菜明太子などの小鉢が並びます。萬古焼(ばんこやき)の土鍋でふっくら炊き上げたご飯とともに、ゆっくり味わいました。

 

 

スーベニアショップでお土産を買ってチェックアウト

ショップ「スーベニール」

チェックアウト前に、ロビーラウンジの隣にある「スーベニール」でお土産を購入しましょう。メイド・イン・ジャパンの名品を取りそろえ、箱根の伝統工芸品である寄木細工や富山の老舗鋳物メーカー・能作(のうさく)の酒器、有田焼のお皿などが並んでいます。

 

オリジナルブランド「FUFU JAPAN SELECTION」の調味料
お香「翠松園のかほり」

お土産におすすめなのが、オリジナルブランド「FUFU JAPAN SELECTION(ふふジャパンセレクション)」の調味料。特に、甘味の強い淡路島産の玉ねぎで作った「国産 玉ねぎをふんだんに使った生ドレッシング」(1,000円)が好評です。朝食のサラダにも使われているので、味を確かめてから購入できるのがいいですね。

お部屋で使われているオリジナルのお香「翠松園のかほり」(3,800円)も購入できます。白檀を中心に丁子(ちょうじ)、ムスクなど数十種類がブレンドされた、心が落ち着く香りです。

 

小涌谷駅まで送迎も

チェックアウト後は、最寄りの小涌谷駅まで送迎も。

都心からもアクセスしやすい立地ながら、箱根・小涌谷の自然に囲まれ、非日常の時が流れる「箱根・翠松園」。歴史の風格と現代的な快適さをあわせ持つ大人の隠れ家のような宿で、大切な人とぜいたくな時間を過ごすのはいかがですか?


箱根・翠松園

住所
神奈川県足柄下郡箱根町小涌谷519-9
アクセス
箱根登山鉄道「小涌谷」駅より送迎あり(要予約)
客室数
23室
チェックイン
15:00
チェックアウト
11:00

 

撮影/岡村智明 取材・文/土田理奈
 

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