神奈川県藤沢市にある「新江ノ島水族館」では、冬季イベント「Jewerium(ジュエリウム)」を2024年2月29日(木)まで開催しています。「Jewerium」とは、宝石(Jewel)と水族館(Aquarium)を組み合わせた造語。宝石がもつ、3つの要素の透明感、色彩、輝きをテーマに、海の中で輝きを放つ生き物たちと館内演出の融合を楽しめます。
目次
キラキラと輝くイルミネーションやライトショー
小田急江ノ島線「片瀬江ノ島駅」から新江ノ島水族館へ向かうと、まずは「湘南お祭り広場」のイルミネーションがお出迎え。海底のパーティーをテーマに広場をキラキラと彩ります。
通常でも輝いていますが、16:00〜19:00の間、毎時00分、20分、40分、19:00〜21:00の間、毎時00分、30分でライトショーを開催。開館以来、初のライトショーとなりますので、時間に合わせて訪れてみてくださいね。
水族館前には、フォトスポット「泡の小部屋」も登場。貝がらをモチーフにしたソファに座って、写真撮影を楽しめます。
特別水槽 第一章「透明に出逢う」
冬のスペシャルイベント「Jewerium」では、宝石がもつ、 透明感、色彩、輝きをテーマにした3つの特別水槽に加え、この冬ならではの演出がほどこされた館内展示を楽しめます。入場口から順に巡ってきましたので、その様子をレポートします。
相模湾ゾーン「相模湾大水槽 出会いの海」横には、水晶をかたどった水槽の中に、ミズクラゲ、テンジクダイの仲間、エビの仲間などが展示されています。水槽の形が変わると、通常よりもさらに輝いて見えるから不思議です。
特別水槽第二章 「彩って生きる」
相模湾ゾーン「相模湾大水槽 相模の沖」前には、ジュエリーボックスにかたどった水槽の中に、ハナヒゲウツボ、サカサクラゲ、ミノカサゴの仲間などが展示されています。
宝石ケースをパカッと開けた中に生き物がいる展示がユニークですよね。水槽の後ろには、色とりどりの装飾がほどこされており、より輝きを増しているのを感じるでしょう。
オーディオガイドとともに楽しむ
自身のスマートフォンから館内に掲示されているQRコードを読み込むと、Jewerium公式アンバサダーで俳優の、水上恒司さんのオーディオガイドが立ち上がります。
観賞しているだけでも楽しいですが、生き物の説明が加わることでより充実した滞在になります。ここだけでしか聞けない体験なので、ぜひ聞きながら館内を巡ってみてくださいね。
美しい泡の演出を楽しめる「相模湾大水槽」
新江ノ島水族館の中で一番大きな水槽が「相模湾大水槽」です。マイワシの他、アジやサバ、エイなど岩場から海底にまで生息する大小の生物100種類、約20,000匹が生息しています。
朝、昼、夕方には水中を宝石が舞うような美しい泡の演出を楽しめます。大小異なる泡と生き物たちとの共演。普段とはまた違った幻想的な様子を観賞できるでしょう。
相模湾大水槽からクラゲファンタジーホールへと向かう途中には、クリスタルが装飾された「きらめきの回廊」が。キラキラと輝いていて歩いているだけでもテンションが上りますね。
光とクラゲがゆらゆらと漂う「クラゲファンタジーホール」
壁面に宝石の結晶とクリスタルが映し出され、さらに幻想的な雰囲気になっている「宝石海月のすみか」。ゆらゆらと揺れるクラゲとライトアップ、こちらには椅子も置いてあるので、座りながらゆっくりと観賞できます。
クラゲがゆらゆらと泳ぐ姿をバックに撮影するのもおすすめ。暗いので、手元がブレないように注意しながら撮影してみてくださいね。
「クラゲサイエンス」横には、さまざまな色や形の鉱物が展示されている「鉱物たちのひみつ基地」があります。見るだけではなく、触れることもできるのでお好みの鉱物を見つけてみてください。
特別水槽 最終章「輝きの先に。」
「ペンギン・アザラシ ペンギンプール」前には、宝石をイメージした水槽が並びます。ヒトデやウミウシなど、5つの動物に分類される生き物を観賞できます。
カットがほどこされているので、正面から観るだけでは気づかないような細部まで見ることができます。
隣には「クラゲたちのグラスツリー」が展示されています。
一見グラスタワーに見えますが、上から下まで重ねられたグラスの一つ一つにクラゲが入っているツリーです。近づいてみると、元気に浮遊するクラゲに気づきます。
イベント限定メニュー「天然石カラーのジェリーサイダー」
一息つきたいときは、軽食を販売する「オーシャンカフェ」へ。5つの天然石カラーのジェリーサイダーをイベント期間限定で販売します。赤珊瑚(ベリー味)/翡翠(ライム味)/ローズクォーツ(ピーチ味)/シトリン(マスカット味)/ラピスラズリ(パイナップル味)、どれもさわやかな味わいでのどを潤してくれます。
2階オーシャンデッキからは、江の島シーキャンドルのライトアップも眺めることができました。
館内最後の展示水槽をすぎると、江の島島内へと誘うイルミネーションロード「光の路」が現れます。「Jewerium」を楽しんだ後は、江の島 島内で開催中の「湘南の宝石」へ行くのもおすすめです。宝石をテーマに、さらに輝きをます新江ノ島水族館。冬のおでかけに訪れてみてはいかがでしょうか。
新江ノ島水族館
- 住所
- 神奈川県藤沢市片瀬海岸2-19-1
- 営業時間
- 10:00~17:00(最終入場16:00)
※時期によって異なるため公式サイトをご確認ください
※2024年4月15日(月)までイルカショースタジアムの展示・ショーを休止中 - 料金
- 大人2,500円 高校生1,700円 小・中学生1,200円 幼児(3歳以上)800円
- 駐車場
- なし ※最寄りの駐車場は「片瀬海岸地下駐車場」
- アクセス
- 小田急江ノ島線「片瀬江ノ島駅」より徒歩約3分、江ノ島電鉄「江ノ島駅」・湘南モノレール「湘南江の島駅」より徒歩約10分
- 公式サイト
- 新江ノ島水族館
取材・撮影・文/加藤あやな
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