岡山県で食べたい!ご当地グルメ・旅めしランキング

岡山県で食べたい!ご当地グルメ・旅めしランキング

年間を通して晴天の日が多いことから、「晴れの国」と呼ばれる岡山県。日本三名園の一つである後楽園や倉敷美観地区など、魅力的な観光スポットでも知られます。瀬戸内の温暖な気候のもとで栽培されるフルーツが名産で、ほかにも多彩な山海の幸に恵まれた県です。そんな岡山県の人気ご当地グルメを、飲食店情報サイト「楽天ぐるなび」の会員にアンケート調査しました。郷土の味から注目グルメまで、岡山の旅めしトップ10をご紹介します。

 

※「旅行・観光の際に食べたことがある/食べたい料理」「おすすめしたい郷土料理」の結果を合わせたランキング(楽天ぐるなび調べ)
※アンケート調査期間:2024年1月17日~24日

 

1位

きび団子

きび団子
771票

岡山県を代表する銘菓・きび団子。古くから岡山は団子の原料である黍(きび)の産地だったことや、岡山発祥とされる桃太郎伝説、さらにかつて「吉備国(きびのくに)」と呼ばれたことから名物となりました。現在は、黍より舌触りの良いもち米粉を生地に使い、風味づけで黍を加えるのが主流。マスカット味や桃味などバリエーションも増えています。

 

2位

牡蠣

 牡蠣
466票

岡山県は牡蠣の生産量が全国第3位。中国山地から流れ込む河川がもたらす豊富な栄養分と、波の穏やかな海域が牡蠣養殖に適した環境を作り出しています。岡山の牡蠣の特徴は、成長が早く、身が大ぶりで加熱しても縮みにくいこと。日生(ひなせ)や寄島(よりしま)といった産地には、さまざまな牡蠣料理を楽しめるお店が多くあります。

 

3位

タコめし

タコめし
446票

瀬戸内海に面した岡山県はタコ漁が盛ん。特に倉敷市の下津井(しもつい)港で水揚げされるタコは、速い潮の流れにもまれて身が引き締まり、美味と評判です。そんなタコをブツ切りにして米と一緒に炊き込んだタコめしは、倉敷の郷土料理。アンケートでも「タコのエキスのしみ込んだご飯がおいしい」「タコの歯応えがいい」など絶賛の声が。

 

4位

津山ホルモンうどん

津山ホルモンうどん
401票

岡山県北部にある津山市の名物で、牛ホルモン入り焼きうどんのこと。津山市は山陰への交通の要衝で、古くから農耕や輸送に用いる牛の市が開かれ、肉食文化が根付きました。鉄板焼きの〆に、ホルモンとうどんを炒めて食べたのが始まりとか。ぷりぷりのホルモンにタレが絡むコク深い味わいが支持され、今では岡山のB級グルメの定番です。

 

5位

ひるぜん焼そば

ひるぜん焼そば
377票

鳥取県に接する岡山県真庭市の蒜山(ひるぜん)高原一帯は、高原野菜の栽培や畜産が盛んな地域。ひるぜん焼そばにも、キャベツや鶏肉など地元の食材が使われています。具材には歯応えのよい親鶏を用いるのが特徴で、ニンニクをきかせた甘辛い味噌ベースの味付けに食が進みます。真庭市内の飲食店や道の駅などで提供されています。

 

6位

デミカツ丼

デミカツ丼
361票

揚げたてのとんかつにデミグラスソースをかけた洋風のカツ丼。起源は昭和初期までさかのぼり、岡山市内のカツ丼店の店主が、帝国ホテルで食べたデミグラスソースに感銘を受けて考案したのが始まりと言われています。今では岡山市内だけでなく県内各地で提供する店が増え、ソースの味わいやトッピングの具材など、各店の個性を楽しめます。

 

6位

フルーツパフェ

フルーツパフェ
361票

桃やぶどう、メロンなどフルーツの名産地らしく、同票で6位はフルーツパフェ。岡山市では2009年から商工会と生産者、飲食店がタッグを組み、フルーツパフェを打ち出した町おこしに力を入れています。趣向を凝らした見た目も華やかなオリジナルのパフェが続々と登場し、参加店舗は30以上。年間を通して楽しめる、岡山の新しい名物グルメとなっています。

 

8位

えびめし

えびめし
330票

特製ソースで黒く染まったビジュアルがインパクト抜群のえびめし。ほどよくスパイスが利きつつマイルドな味わいで、「辛そうで辛くない意外性がある」との声も寄せられたように、見た目とのギャップも評判です。もともと東京・渋谷にあった洋食店の名物ピラフで、のれん分けした岡山で大ヒットし、ご当地グルメとして定着しました。

 

9位

ママカリ

ママカリ
328票

全国的には「サッパ」と呼ばれるニシン科の小魚で、岡山ではママカリとして親しまれています。「ママ(ご飯)をカリ(借り)に行くほどおいしい」ことが名前の由来とか。ママカリを酢で締めて作る寿司は岡山の代表的な郷土料理で、ハレの日のごちそうの定番。岡山駅の人気駅弁「桃太郎の祭ずし」にもママカリの酢漬けが入っています。

 

10位

カキオコ

カキオコ
325票

県内屈指の牡蠣の養殖地である備前市日生(ひなせ)地区発祥の、牡蠣が入ったお好み焼き。牡蠣を加工する際に傷がついたむき身を、地元の家庭でお好み焼きの具材にしたのがルーツとか。現在、大粒の牡蠣がふんだんに入ったカキオコを名物にする飲食店が日生地区一帯にあり、特に牡蠣の旬である冬は多くの観光客でにぎわいます。

 

 

column

 

瀬戸内の気候が育む、岡山産の絶品フルーツ

岡山県を代表する特産品といえば、白桃やマスカットなどのフルーツ。6位にラインクインしたフルーツパフェのほかにも、フルーツを使った多彩なメニューを味わえます。岡山でフルーツがおいしく育つ秘密は、その気候にあります。県内の大部分は瀬戸内海式気候に属し、降水量が比較的少なく、晴天日数や日射量が多いため栽培に適しているのです。

近年はフルーツを観光の目玉に打ち出す取り組みも盛ん。岡山市内を中心にフルーツパフェやフルーツサンドの人気店が増えているほか、桃のチャツネを使った「岡山カレー」も、新名物として注目を集めています。

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