秋の京都ひとり旅おすすめプラン〜名所さんぽも♪ 紅葉とアートを楽しむ休日〜

秋の京都ひとり旅おすすめプラン〜名所さんぽも♪ 紅葉とアートを楽しむ休日〜

提供:ことりっぷ

 

多くの人で賑わう秋の京都。便利な中心部からおしゃれな岡崎エリアまで、地元の人にも愛されるスポットをめぐります。紅葉の穴場スポットからアート鑑賞、温かいお茶と一緒に味わいたいスイーツなど、秋ならではのお楽しみが満載。徒歩で移動すれば途中で京都らしい名所も満喫できる1泊2日です。ぜひ秋旅プランづくりにお役立てくださいね。

【1日目】地元の人気分で紅葉を楽しめる「梨木神社」へ

【1日目】地元の人気分で紅葉を楽しめる「梨木神社」へ 境内でも参道の美しさは圧巻。名水で淹れたスペシャルティコーヒーを楽しめる専門店も。

秋の京都といえばやはり紅葉。地元の人に愛されるスポットをご紹介します。京都御所周辺の公家屋敷跡を整備した国民公園・京都御苑。そのすぐ東の「梨木(なしのき)神社」は、幕末から明治にかけて活躍した公家の三條實萬・實美父子を祀る紅葉の名所です。

彩りの美しさがこちらの紅葉の魅力。赤やオレンジ、黄色に染まるカエデや萩、イチョウと常緑樹の緑がハーモニーを奏でます。境内には「京都三名水」のひとつで現存する唯一の名水「染井の水」の井戸も。パワースポットとしてもお参りしたい場所のひとつです。

 

参道の先にある拝殿の周辺も紅葉が美しい

 

限定メニューも♪ 甘味処「梅園 三条寺町店」でひと休み

限定メニューも♪  甘味処「梅園 三条寺町店」でひと休み レトロな洋館は、大衆食堂だった建物をリノベーション。2階の窓際にはカウンター席も

お参りのあとは、昔ながらの味も新しい味も楽しめる甘味処「梅園(うめぞの)三条寺町店」へ。梨木神社のあとは寺町通りを南に進んで徒歩20分と少しですが、並行する鴨川の河川敷やや京都らしい風情たっぷりの先斗町をさんぽしながら向かうのもおすすめです。

地元で世代を超えて愛される「甘党茶屋 梅園」の5つめのお店として、いくつものアーケード商店街がぶつかる繁華街にオープンしたこちら。名物のみたらし団子やあんみつ、ぜんざいなど昔ながらの甘味のほか、洋の素材を合わせた三条寺町店限定のメニューも注目です。開放的ありながら静かな店内から、地元の賑わいを感じながら過ごしましょう。

 

創業以来の看板メニュー「みたらし団子」(右)とあんみつのセット

 

美術品に囲まれて贅沢ステイ「ART MON ZEN KYOTO」

美術品に囲まれて贅沢ステイ「ART MON ZEN KYOTO」 ホテルがある古門前通りは有名美術商やギャラリーが並ぶ美術商街(画像提供:一休)

カフェでひと息ついたら、ステイ先の「ART MON ZEN(アールモンゼン)KYOTO」に向かいましょう。こちらは観光スポットあ豊富な祇園エリアにある15室の小さなラグジュアリーホテル。「梅園 三条寺町店」からは徒歩十数分。鴨川を渡ってさんぽ気分で行けます。

ホテルを手がけているのは美術茶道具商・中西松豊軒。オールドバカラのシャンデリアが輝くロビーや数寄屋造の技を随所に施したインテリアの客室など館内各所に、国内外の本物の美術品が飾られています。京都の文化やアートを味わえる宿泊者限定プログラムも。

 

どの部屋も調度品からベッドリネン、アメニティまで快適性と質の高さを追求(画像提供:一休)

 

【2日目】おしゃれな岡崎エリアでアート&カフェを満喫

市営地下鉄東西線東山駅を最寄りとし、各線京都駅や阪急京都河原町駅、京阪砂上駅からバスでも行ける岡崎エリア。平安神宮やいくつもの美術館、動物園などみどころ満載です。岡崎疏水などの水辺や豊かな緑も目に心地よいエリア。「ART MON ZEN」からは徒歩20分ほど、風情ある景色が続く「白川筋」を通って向かえば、京都らしさを満喫できます。

 

すてきな空間も味わいたい「京都市京セラ美術館」

すてきな空間も味わいたい「京都市京セラ美術館」 正面の地下1階に新設された「ガラス・リボン」が内と外をつなぐ

岡崎エリアにある美術館のひとつ「京都市京セラ美術館」。本館は日本の公立美術館ではもっとも古い建築です。昭和8年(1933)年に「大礼記念京都美術館」として開館して以来、第二次世界大戦中も活動を継続し、地元の近現代の名品をコレクションする美術館として愛された「京都美術館」を前身としています。

2020年に「京都市京セラ美術館」としてリニューアルオープン。現代アートに対応できる新館やカフェ、ミュージアムショップ、地元の新進作家のためのスペースなども充実した施設に生まれ変わりました。展示でも空間でも京都を感じましょう。

 

開館当時の美しい意匠を最大限に生かして現代的な要素をプラス

 

朝食もブランチもランチもお茶も♪「リグナム」

朝食もブランチもランチもお茶も♪「リグナム」 疏水沿いの真っ白な建物。店内からは桜や新緑、紅葉など四季折々の風景を楽しめる

琵琶湖の水を京都市内に引いている「琵琶湖疏水」。そのうち岡崎エリアでは「岡崎疏水」と呼ばれ、美しい水辺の景色を楽しめます。その疏水沿い、京都市京セラ美術館からは徒歩5分ほど、疏水を渡ってすぐ場所にある「Lignum(リグナム)」は、自家製パンやこだわりの食材を使ったメニューを朝から夜まで楽しめるベーカリーカフェです。

「豊かな自然の中で非日常感を楽しんでほしい」という思いから、目にも美しいメニューが料理やスイーツからドリンクまで勢揃い。くつろぎつつも華やいだ気分で過ごせます。朝食やブランチなど時間帯ごとの限定メニューも楽しみです。

 

旬の果物を楽しめる人気メニュー「フルーツトースト」

 

暮らしの中の美にふれる「河井寛次郎記念館」

暮らしの中の美にふれる「河井寛次郎記念館」 格子窓にかかる一枚板の看板が目印。建物は京都市の歴史的意匠建造物に指定されている

大正から昭和にかけて活躍し、民藝運動の中心メンバーでもあった陶芸家・河井寛次郎(かわいかんじろう)の作品やコレクションを展示する「河井寛次郎記念館」。リグナムからは徒歩30分ほどですが、二年坂や三年坂などの名所をさんぽしながら向かえます。

設計から内装、調度品や襖の取っ手まで自らデザインした自宅兼工房に、陶芸はもちろん彫刻、デザイン、書、詩、随筆など多彩な作品がずらり。暮らしの道具の中に美を見い出せる作品が多く、作品を“見る”ことにならないよう、解説はあえて添えていないそうです。大切な人の家を訪ねたような気分でゆったり過ごして旅を締めくくりましょう。

 

京都らしい“うなぎの寝床”は吹き抜けがあって開放感たっぷり

いかがでしたか?
今回は、過去に「ことりっぷWEB」で紹介した中から、秋の京都ひとり旅にぴったりのスポットをまとめてご紹介しました。情報は各記事の公開時点のものですので、事前に確認しておでかけください。

 

 

文:高柳涼子

 

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