利用者のバス旅行意欲が大きく上昇！バス旅行の意識に変化【楽天トラベル】

公開日: 2022/11/21

高速バスに対する安心を醸成することを目指す「高速バス安心推進コンソーシアム」は、2020年よりコロナ禍におけるサービス利用者の意識や行動変化の調査を定期的にインターネットで実施しています。2022年10月に3回目のアンケートを実施。今回の調査では、楽天トラベルで過去2年間に高速バスを利用したことがある全国の670名を対象に行いました。最新の調査結果をもとに、コロナ禍におけるバス移動の意欲や移動時期の変化、バス会社の感染対策で重要視する点などについてご紹介します。

利用者の75％が「とても利用したい」「利用したい」と回答

「現在のバスでのご旅行に対する意欲を教えてください」という質問に、「とても利用したい」「利用したい」と回答した人の合計は、前回調査では49%でした。それに対し、今回の調査結果では75%と26ポイントアップ。多数の人が、高速バスでの旅行に意欲を示しています。

旅行の時期は「いますぐにでも」、「今秋・冬」が66％を占める

そして次のバス利用のタイミングについては、「いますぐにでも」と答えたユーザーが40%、秋・冬（10～12月）が19％、年末年始が3％、年明け（1月～2月）が4％との結果となり、直近での利用意欲が高まっていることも感じられます。

次回のバス移動の目的は、「テーマパーク・遊園地」、「観光・行楽（テーマパーク・遊園地を除く）」、「温泉」などの秋冬の行楽シーズンを楽しむニーズや、年末年始の帰省のニーズが上位となっており、今冬にバス移動の需要回復が見込まれるものと思われます。

費用や時間を有効活用できるところが高速バスの魅力

バスでの移動意欲が高い理由については、1位「価格が安いから」、2位「時間が有効活用できるから」、3位「出発・到着時間の都合が良いから」となっており、費用や時間を有効活用できるところが高速バスの最大の魅力となっています。

一方で「バスでの旅行意欲が低い理由」については、「疲れるから」が1位となっておりますが、これまで１位だった「新型コロナの感染がまだ拡大するかもしれないから」は5位に順位を下げていることから、少しずつポストコロナに向けた意識の変化が伺えます。

ウィズコロナにおける高速バスの感染症対策への意識とは？

多くの人が高速バスで「旅行に行きたい」と考えていることが分かりましたが、利用者はバス会社のどのような感染症対策を重視しているのでしょうか。バス会社の感染症対策について重視するものとして、「車内の清掃・消毒」「車内でのソーシャルディスタンス」「走行中の車内換気」がこれまでと変わらず上位となりました。

多くのバス会社は運行終了後、アルコール消毒液を使い、手すりや座席、乗客が触れる場所などを除菌清掃したり、運行中はエアコンを外気導入したり換気扇を回したり、休憩時に換気をしたりしていますが、この対応が引き続き求められていることがわかります。

「感染症対策として、お客様同士が心掛けるべきことをお知らせください」という質問については、「車内での大声での会話を控える」という回答が最も多くなっており、行楽シーズンはグループで高速バスを利用する機会も増えることから、車内でのおしゃべりはなるべく控えて欲しいという意見が多くなっていました。また、「37.5度以上の場合は乗車を控える」、「乗車中はマスクを着用する」などは前回同様意識が高く、利用者同士での感染予防対策の意識は薄れていないことが伺えます。

利用者は高速バス事業者の継続的な取組みを重視

最後に、感染対策をまとめたサイトページの作成や、お客様の声に基づいたバスサービスの改善などを行う「高速バス安心推進コンソーシアム」の活動について聞いたところ、「とても良いと思う」「良いと思う」と回答した人は91％にのぼりました。

高速バス安心推進コンソーシアムは、「今後も高速バスの安心を醸成できるよう参画事業者が一丸となって取り組み、高速バスに安心して利用いただける環境を利用者の皆様と一緒に作ってまいります。都市間を移動される際には、高速バスのご利用をお待ちしております。なお、特に多くの人が移動される年末年始のご予約はお早目にされることをおすすめいたします」と話しています。