春のネモフィラと並んで、秋のコキアの美しさでも知られる茨城県ひたちなか市の「国営ひたち海浜公園」。今年も「みはらしの丘」一面に植えられた約4万本のコキアが順調に生育し、鮮やかな新緑のシーズンを迎えています。
「国営ひたち海浜公園」のコキアがスケールアップ
春にはネモフィラがブルーのじゅうたんを広げる「国営ひたち海浜公園」。園内の「みはらしの丘」には、秋に向けてユーラシア大陸の乾燥地帯原産のコキアが植えられ、季節の移ろいとともにさまざまな表情で訪れる人々を楽しませています。
ヒユ科ホウキギ属の一年草であるコキアのなかでも、同園で植えられるのは観賞用品種である「ルージュ」。丸々とした草姿に成長し、夏から秋にかけて、鮮やかなライムグリーンからくすみグリーン、紅葉から黄金色へとその色合いを変化させるのが魅力です。
今年はコキアの植栽面積を約1.9ヘクタールから約2.3ヘクタールに拡大し、昨年の約3万3千本から約7千本多い、約4万本を6月上旬から植栽。のべ約260人もの人の手で、およそ20日をかけて一本一本丁寧に植え付けられました。
現在、ライムグリーンに色づいて丘を覆い尽くすその姿は、まさに「緑コキア」の見頃。夏空とのコントラストも鮮やかで、コロコロまん丸な形やふわふわの手触りも楽しめるベストシーズンです。この後、9月上旬あたりには小さな花を咲かせ、徐々にくすみグリーンへと色合いを変えることでしょう。
新登場のSNS映え花畑やライトアップイベントも!
「みはらしの丘」の第一頂上には、カラフルなマリーゴールドやケイトウなど約15品種の草花からなる花畑「ウェルカムガーデン」も新登場。丘を上るつづら状の園路を利用し、SNS映えする写真を撮影することも可能です。
さらに、2024年9月27日(金)から10月6日(日)の10日間限定で、「コキアライトアップ2024」も開催予定です。「みはらしの丘」をメイン会場に、音楽に合わせてコキアがカラフルにライトアップされるショーに加え、ステージショーやクラフト体験、約40店舗の飲食ブースなども楽しめます。
夏から秋へ、季節の移ろいとともに変化する「国営ひたち海浜公園」のコキア。青空と新緑のコントラストによる圧巻の夏景色を楽しめるのは今だけです。ぜひこの機会に訪れてみてはいかがでしょうか。
国営ひたち海浜公園
- 住所
- 茨城県ひたちなか市馬渡字大沼605-4
- 料金
- 大人(高校生以上)450円、シルバー(65歳以上)210円、中学生以下無料
- 営業時間
- 9:30〜17:00(9月2日〜10月31日)※火曜休園
- アクセス
- 【電車】JR常磐線「勝田」駅よりバス「海浜公園西口」「海浜公園南口」下車、ひたちなか海浜鉄道湊線「阿字ヶ浦」駅より公園南口まで徒歩約20分
【車】常陸那珂有料道路「ひたち海浜公園」ICすぐ、常磐自動車道「日立南太田」ICより約15km - 詳細
- 国営ひたち海浜公園