沖縄旅行の玄関口、那覇空港のある那覇市に、2023年に誕生した「Southwest Grand Hotel」。人気観光スポット「国際通り」が目の前にあり、朝から夜まで観光を楽しめる抜群のロケーションです。街中にあるにも関わらず、プールやジャグジー＆サウナ、サンセットバーなど多彩な設備がそろう、那覇屈指のラグジュアリーホテルでの1泊2日の滞在記をご紹介します。
目次
国際通りから徒歩すぐ！ 那覇市内に誕生したラグジュアリーホテル
「日本のおもてなしを世界中の人々へ」をコンセプトに、その場所にしかないストーリーを大切にし、ホテル創りをしている「PDS HOTELS」の7軒目に誕生したラグジュアリーホテルが「Southwest Grand Hotel」です。
ミッドセンチュリー時代のアメリカンカルチャーから着想を得た内装デザインとインテリアが特徴。「琉米文化」が融合した当時の面影を感じながら、落ち着いた沖縄時間を過ごせます。
アクセスは、那覇空港より車で約12分、ゆいレール「県庁前駅」から徒歩約5分。国際通りから徒歩数十秒の近さ。沖縄の観光拠点に便利なロケーションです。
チェックイン＆6種類から選べるウェルカムドリンク
まずは、1階のラウンジでチェックイン。ネオンサインや遊び心あふれる色使いなど、館内各所でアメリカンカルチャーを感じ、どこか懐かしくもおしゃれな雰囲気が漂っています。
ウェルカムドリンクはソフトドリンクとアルコールの6種類から選べます。今回は、爽やかな味わいの「フローズンヴァージンモヒート」と、甘酸っぱい「グァバとマンゴーのトロピカルカクテル」のモクテルをオーダーしました。オープンテラスで沖縄の風を感じながら、旅のはじまりに乾杯！
全室45平米以上のゆったりとした客室
客室は5タイプ全88室。すべての部屋が45平米以上の広さがあり、ゆったりとした間取りが特徴です。
開放感のある間取りと市街地の景色を楽しめる「グランドツイン」
今回宿泊したのは7階～10階に位置する「グランドツイン」。最大3名まで宿泊可能で、木のあたたかみを感じる空間が広がります。手前からデスク、セミダブルサイズのベッドが2台並び、その奥にソファスペースがあります。
テレビは75インチで、横幅166cm超えの大迫力！スマートフォンとのミラーリングも可能で、映画やドラマなども臨場感たっぷりな映像で楽しめます。
ベッド下に収納スペースがあるのも特徴のひとつ。スーツケースを開けたまま収納できるので、便利な使い勝手です。
冷蔵庫内のドリンクはすべて無料。沖縄を代表するドリンクのオリオンビールや泡盛、さんぴん茶などがラインナップ。部屋飲みはもちろん、ホテルのプールサイドにも持って行けるので、ステイ中の楽しみ方が広がります。
※ドリンクのラインナップは客室タイプや季節により異なります。
そして、プールサイドやサウナまでの館内移動に役立つのが、ホテルオリジナルのガウンとビーチサンダル。ワッフル地のフード付きガウンはさらりとした肌ざわりで使い心地も快適。ビーチサンダルは自宅に持ち帰ることができます。うれしいおもてなしで、沖縄滞在中のビーチ散策にも大活躍しそうです。
ロゴ入りの袋の中に歯ブラシなどのアメニティがそろっており、パジャマはコットン100％素材のセパレートタイプ。やわらかな着心地で、リラックスして過ごせます。子ども用サイズもあるので、お子さま連れでの宿泊も安心です。
洗面エリアは大きな鏡とダブルシンクの洗面化粧台があり、身だしなみの準備も快適。また、洗面エリアとベッドエリアには間仕切りのできるスライドドアが備わっており、入浴時には閉めることも可能です。
バスアメニティは、精油と日本の発酵技術に着目して開発された「oltana（オルタナ）」。上品な泡立ちと香りで、くつろぎのひとときへと導いてくれます。基礎化粧品セットの用意※もあるので、荷物が少なくて済むのもうれしいですね。
※基礎化粧品セットを希望の場合はお部屋のテレビからVOD（ビデオ・オン・デマンド）でオーダーできます。
特別な日の滞在におすすめ「テラススイート」
1室のみの特別なお部屋「テラススイート」は、誕生日や記念日などの特別な日の滞在におすすめ。広々とした約16平米のテラスにテーブルセットやハンモックを備え、那覇の街並みを望めます。
居心地のよさを追求したリビングダイニングに、寝室にはキングタイプのベッドを完備。一面ガラス張りのバスルームには、スタイリッシュな丸形のバスタブが配置されています。
宿泊者専用のプライベートラウンジで一息
客室で一息ついたら、2階にある「プライベートラウンジ」へ向かいましょう。6:00～22:00の間、宿泊者なら誰でも利用可能で、ライトスナックを楽しみながらのんびりと過ごせます。
飲み物は、スパークリングワインやオリオンビール、ソフトドリンクのほか、コーヒーマシンも用意されています。ライトスナックは、ブルーシールのアイスクリームや沖縄銘菓などを中心に甘いものから塩っぱいものまで豊富なラインナップです。
プール＆サウナでリフレッシュ
ホテルのアイコニックな存在の「プール」は、寒い時期になると温水になるので夏だけでなく1年中楽しむことができます。窓から差し込む太陽の光を浴びながらプールサイドでリラックス。水着（有料）や、浮き輪などの貸し出しサービスもあるので、準備を忘れても大丈夫です。
夜になると水中がライトアップされ、ぐっとムーディーな雰囲気に。6:00～22:00まで入れるので、朝食前や夕食後の利用もおすすめです。
プールのエリア横に屋外テラスがあり、温水のジャグジーもあります。周りのビル群よりも高い位置にあるので、見渡す限りの青空＆夜空を贅沢に一望。併設するレストラン＆バー「The Sailor’s Club」のドリンクや軽食をテラスやプールサイドで楽しむことも可能です。
テラスから外階段を登って最上階に向かうと、水着で入れるサウナと水風呂もあります。サウナストーンの用意もあり、水をかけてセルフロウリュを楽しむことも可能。本格的なサウナを満喫できます。
サウナ・水風呂・外気浴と、沖縄の風を感じながら整う心地よさは唯一無二の体験です。チェックイン後、寝る前、朝食前なと、好きなタイミングで堪能してみてくださいね。
サンセットを眺めながら「The Sailor’s Club」で乾杯
夕食前に11階にあるサンセットバー「The Sailor’s Club」に向かい、食前酒を楽しみます。ワインやビール、シャンパン、沖縄のフルーツを使ったオリジナルカクテルなどを味わいながら、美しい夕日や夜景を観賞。
今回は沖縄の空と海の色をイメージした爽やかなカクテルをいただきました。
沖縄食材×イタリアンをオープンキッチンで堪能
プール＆サウナ、バーなどを楽しんでいると、そろそろ夕食の時間です。「Southwest Grand Hotel」には、オールディダイニング、和食ダイニング、鉄板焼と趣の異なる3つのレストランがありますが、今回はオープンキッチンの雰囲気を感じながら食事のできるオールディダイニング「A LONG VACATION.」でいただきます。
夕食はアラカルトまたはコースから選べますが、今回はアラカルトを選択。スタッフの方からおすすめのメニューを教えてもらいました。
まずは、冷菜から「クラシックシーザーサラダ」（1,800円）と「牛イチボのカルパッチョ トンナータソースとトリュフ」（1,800円）をオーダー。「クラシックシーザーサラダ」は、サーブされてから目の前でロメインレタスをカットしてくれます。たっぷりのパルメザンチーズと燻製したつるしベーコンがアクセントになり、ワインにもあう一品です。
サーブされるとともに、トリュフの香りが漂ってきたのは「牛イチボのカルパッチョ トンナータソースとトリュフ」。沖縄県産牛肉を肉の繊維がなくなるまで叩いており、舌の上でとろけるような食感を楽しめます。
続いて、「オイスタープラッター」（6ピース3,500円／1ピース700円）をいただきました。シェフが各地から厳選した生牡蠣は、つるっとした食感と濃厚な旨味が絶品。レモンや沖縄県産のシークヮーサー果汁を使ったホットソースなど、数種類のソースが添えられ、味のバリエーションも楽しめます。
こちらは、訪れた多くの人が頼む人気メニュー「トリュフポテト 熟成パルメザンチーズ」（1,800円）。ふんだんにかけられたパルメザンチーズの下には生ハム、アクセントにトリュフのオイルを使用しており、三位一体の味。赤ワインやビールとの相性が抜群です。
メインは、やんばるハーブの若鶏や久米島産車海老、泊漁港で揚がった鮮魚など、沖縄県産食材を取り入れたメニューが多くそろいます。その中でも今回は「沖縄県産 豚のグリル」（2,800円）をチョイス。沖縄産のグリル野菜と一緒にいただきます。
オーブンでじっくりと焼かれたお肉は、柔らかい肉質と甘みのある程よい脂身でジューシーな味わい。熱々のフライパンで提供してくれます。
デザートは「バスクチーズケーキ」（1,000円）。PDS HOTELSの系列ホテルでも人気の高い一品を、こちらでも味わえます。表面は香ばしく、中にいくにつれてとろっとした食感を楽しめるケーキで、チーズ本来のおいしさを引き出した濃厚な味わいが特徴です。
食事を堪能し終えたのは21時近かったのですが、ダイニングには宿泊者以外の方も続々と訪れていました。タパスとワインで軽く楽しむ方から、記念日の祝いにコース料理を注文する方などさまざま。地元の方の利用も見られ、多くの方から人気を集めていることを感じました。
まだまだ眠らない！ 夜の国際通りを散策
国際通りすぐという立地なので、夜のショッピングや2軒目を楽しみに街へ繰り出してみるのも醍醐味。23時頃まで営業しているお土産品店や、深夜まで営業している飲食店なども多くあります。散策後は沖縄文化の、「締めのステーキ」を楽しむのも良いですね。
翌朝のチェックアウトは12時なので、深夜近くまで遊んでもゆっくり睡眠をとることも可能です。
翌朝はジムからスタート
昨晩は少し食べすぎてしまったので、朝食前にジムへ向かいました。木を使用した珍しいマシンは、サステナブルフィットネスブランド「Water Rower｜NOHrD」製。水やタオルの用意、ウェア＆シューズのレンタル（各500円）もあるので、手軽に身体を動かせます。
琉球、和洋を味わうブッフェ朝食
朝食は11階にある「The Sailor’s Club」へ。沖縄食材をふんだんに使用し、約80種類が並ぶ朝食ブッフェをいただきます。
琉球料理から和食、洋食……と、目移りするほどのラインナップで、選ぶのが大変！といううれしい悲鳴をあげるほどでした。パンだけでも、揚げたてカレーパンやリコッタチーズとマヌカハニートースト、サーターアンダーギーにベーグルサンド……と、14種類もあるんです。
「かちゅー湯」のお味噌や、海鮮丼の素材など複数から選べるカスタムブッフェも楽しめ、何日泊まっても飽きずに食べられそうです。
大きな窓から朝日を浴びながら、しっかりと朝食をいただき1日の始まりを元気に迎えましょう！
12時のチェックアウトまで余すことなく楽しんで
チェックアウトは12時なので、朝食を食べ終えた後もまだまだ時間があります。2階にある「プライベートラウンジ」で今日の観光の作戦会議をするも良し、プール＆サウナをもう一度楽しむのも、一眠りするのも良いですね。
那覇市内のホテルは観光の利便性が高いため、のんびり過ごすというイメージがあまりなかったのですが、「Southwest Grand Hotel」は、今までのイメージを覆す利便性も良くてかつ、リゾートステイを楽しめるホテルだと感じました。
観光もホテルステイもどちらも存分に楽しみたい！という欲張りな方にぴったり。旅の拠点にも、目的地にもなる「Southwest Grand Hotel」で、これまでの沖縄にはなかった、新しい宿泊体験をしてみませんか。
Southwest Grand Hotel
- 住所
- 沖縄県那覇市久茂地3-29-52
- アクセス
- ゆいレール：「県庁前」駅から徒歩約5分
タクシー：那覇空港から約12分 - チェックイン
- 15:00
- チェックアウト
- 12:00
- 駐車場
- あり 10台／1,500円（1泊）先着順
※そのほか、隣接に有料コインパーキングあり
撮影：川畑 公平 取材・文：加藤あやな
