ラグジュアリーライフスタイルホテル「東京エディション虎ノ門」で都会のパノラマと過ごすリュクスな時間

東京エディション虎ノ門 ロビーラウンジ

マリオット・インターナショナルのラグジュアリーライフスタイルホテルブランド「エディション」。現在、ロンドン、マイアミ、ニューヨークなど世界中に全14軒を展開中です。その日本初上陸の地として選ばれたのが、東京・虎ノ門でした。

「エディション」のブランドのコンセプトを手がけるのは、デザインに特化した「ブティックホテル」の生みの親であるイアン・シュレーガー氏。そして、インテリアやコンセプトにその土地の文化的背景を取り入れていることも特徴。「東京エディション虎ノ門」は世界的建築家である隈研吾氏が内装デザインを手がけ、東洋のエッセンスを取り入れた洗練されたインテリアに彩られます。ハイセンスな空間と、東京タワーやレインボーブリッジなど、東京のシンボルを一望できる見晴らしが大きな魅力です。

 

アートと香りに彩られたアプローチ

東京エディション虎ノ門

「東京エディション虎ノ門」があるのは、銀座や表参道といったショッピングエリアまで車で10~15分ほど、国立新美術館や六本木ヒルズのある六本木も車で約10分、東京タワーへは徒歩10分ほどの場所。過密な観光エリアと程よく距離をとった、東京のカルチャーやアート、歴史が交差する立地にあります。

東京メトロ日比谷線・神谷町駅直結と、電車でも好アクセス。高さ180m、地上38階建てのビル「東京ワールドゲート」の31~36階に位置します。

東京エディション虎ノ門

黒大理石の重厚なエントランスを入ると、かぐわしい香りが。ニューヨーク生まれのフレグランスブランド「LE LABO(ル ラボ)」によるシグネチャーフレグランス「Black Tea」です。特別な時間のはじまりを告げるこの香りは、全世界のエディションで使用されています。

31階でエレベーターを降りると、アッパーライトに照らされた空間には、インテリアデザイナー・倉俣史朗の彫刻的アームチェア「How High The Moon」。壁には、1960年代から新宿を舞台に“流しの写真家”として活動した渡辺克巳の作品がかかり、感性を刺激します。

 

東京の大パノラマとグリーンが美しい空間でアフタヌーンティーを

東京エディション虎ノ門 ロビーラウンジ

ロビーラウンジで目を奪われるのは、高さ7.8mのフルハイトウィンドウ。そこから差し込む日差しのなか、25種類500以上の観葉植物が葉を広げ、さながらジャングルのようです。アトリウムを覆う木製のひさしが空間のアクセントになっています。

中央にバーカウンターを配したこのロビーラウンジは、寺院の境内をインスピレーションにしており、昼夜を問わず人々が集います。イアン・シュレーガー氏が提案する、ロビーを社交場に進化させた「ロビーソーシャライジング」を象徴しています。

東京エディション虎ノ門 ロビーラウンジ

チェックインより少し早めに到着し、ロビーラウンジエリアの「Lobby Bar」でアフタヌーンティーをいただきます。観葉植物に囲まれたソファ席はプライベート感があり、都心の風景を眺めながらくつろげます。なかには、東京タワーを間近に望む席も。(席を指定した予約は不可)

東京エディション虎ノ門 アフタヌーンティー

アフタヌーンティーのメニューは季節ごとに替わり、今回いただいたのは「新緑 エディション アフタヌーンティー」(※現在は終了)。2種類のスコーンに加え、スイーツ、セイボリーがそれぞれ5種類ずつ、ティースタンドに乗せられています。

東京エディション虎ノ門 アフタヌーンティー

さまざまな食材で新緑を表現するアイデアには、驚かされるばかり。たとえば、「メロンのグラスショートケーキ」は、メロンの角切り、ハチミツとレモンのジュレを乗せて透明感あるエメラルドグリーンに。苔玉のようなセイボリーは、ケールとカボチャの種をすりつぶしてまぶした「ブランダード」です。そのほか、抹茶やよもぎ、ピスタチオ、枝豆などが美しいグリーンを作り出しています。

ドリンクは12種類前後から選べる紅茶、コーヒー類を用意。シャンパンをプラスすることもできます(追加料金3,800円)。

Lobby Bar

営業時間
[日~木]7:30~23:00(L.O. フード22:00 ドリンク22:30)
[金・土・祝前日]7:30~23:30(L.O. フード22:30 ドリンク23:00)
アフタヌーンティー
12:00~17:00(L.O.16:30)
※提供しているアフタヌーンティーは時期により異なります

 

都心の絶景をひとり占めできるテラス付きの客室「ロフトテラスツイン」

東京エディション虎ノ門 客室

今回滞在するのは、東京のスカイラインを満喫できるテラス付きの客室「ロフトテラスツイン」。にぎやかなロビーラウンジから一変、客室は白と天然木を基調とした落ち着いた雰囲気です。51平米の空間に、2台のクイーンサイズベッドを備えています。

東京エディション虎ノ門 客室テラス

天然のツタと鉢植えに囲まれたプライベートテラスからの眺望に、思わず息を呑みます。手が届きそうな距離で東京タワーを眺めながらソファに身を預け、自分だけの時間を過ごす――。ここでしか味わえない贅沢です。

東京エディション虎ノ門 客室

茶器で淹れたお茶とともに、ウェルカムスイーツでほっと一息。キューブ型のボックスに入ったティーバッグは、高品質な日本茶を世界に発信する「SAYURI」のものです。その土地の上質なものを取り入れるエディションのポリシーがここにも表れています。

東京エディション虎ノ門 アメニティ

シャンプーからボディクリームまで、バスアメニティはアメリカ発のフレグランスブランド「LE LABO」のもの。使うたびに、エディションを象徴する「Black Tea」の香りに包まれます。使い捨てではなく、詰め替え可能なポンプ式ボトルにすることで環境に配慮。

東京エディション虎ノ門 アメニティ

プラスチックフリーにこだわり、ヘアブラシやくし、歯ブラシは竹製です。かみそりにはサトウキビ由来の素材を使い、ボディスポンジはへちま製と、徹底しています。

東京エディション虎ノ門 客室

また、洗面台は広々としていて身支度も快適。寝室とバスルームを仕切る格子にも日本らしさを感じます。引き戸を引くことで適度にプライベートな空間にもできます。

東京エディション虎ノ門 客室

湯上がりにはバスローブのほか、日本らしいオリジナルの浴衣も用意されています。

東京エディション虎ノ門 客室

日が暮れると、宝石のような東京タワーや都心のビル群、レインボーブリッジのきらめきに心を奪われます。

夜、ディナーなどに出かけている間に部屋を整えてくれるターンダウンサービスもうれしいもの。ベッドサイドにスリッパが置かれ、ミネラルウォーターを用意してくれるなどの就寝準備に加え、使ったタオルやカップは新しいものに交換、ティーバッグやネスプレッソのカプセルなどは補充しておいてくれます。

 

機能性とテラスの開放感を兼ね備えた客室「スタジオテラス」

東京エディション虎ノ門 客室

東京エディション虎ノ門にはロフトテラスツインのほかにもさまざまなタイプの客室があります。キングサイズベッド1台を備えた「スタジオテラス」の室内は、このホテル内ではいちばんコンパクトながらも42平米の広さがあります。広々としたワークデスクも備え、ワーケーションやビジネスでの滞在にもぴったり。

東京エディション虎ノ門 客室

「スタジオテラス」にも、東京都心を一望できるプライベートテラスがあります。なかには東京タワービューの客室も。

 

絵画のように眺望を楽しめる客室「デラックスタワービューキング」

東京エディション虎ノ門 客室

大きく窓が開けた「デラックスタワービューキング」からは、まるで一幅の絵のように眺望を楽しめます。テラスはありませんが、「スタジオテラス」と同じ、42平米の空間にキングサイズベッドやワークデスクが。

東京エディション虎ノ門 客室

客室から、東京タワーが足元まで見えるこんな景色を望めるのは、東京エディション虎ノ門ならでは。

 

ディナーは「The Blue Room」でヘルシーな美食を夜景とともに

東京エディション虎ノ門 レストラン

31階のロビーフロアにあるレストラン「The Blue Room」でディナータイム。その名の通り、サファイアブルーのベルベットのシート、ブルークリスタルのカットグラスなど、鮮やかなブルーに彩られた空間です。朝食からランチ、ディナーまで楽しめ、夜は窓の外に東京タワーを中心とした東京の夜景が広がり、ロマンチックなムードに胸が高まります。

東京エディション虎ノ門 ディナー

料理は各国のクラシック料理をエディション流にアレンジしたもの。アラカルトのほか、3品のコースや5品のコースがあり、今回は前菜、メインディッシュ、デザートで構成される3品のコースをいただきました。メニューは季節により変わります。写真は初夏のメニューで、甘エビのタルタル、和牛テンダーロイン、ピーチメルバ。

東京エディション虎ノ門 ディナー

メインディッシュの和牛テンダーロインに、初夏はこがし醤油で味付けをしたとうもろこしの天ぷらやサマートリュフを添え、季節感を巧みに取り入れています。

ウェルネスやサステナビリティにもこだわり、無農薬の牧草を食べて育ったグラスフェッドの黒毛和牛を使用。オーガニックやナチュラル製法で育てられた食材、関東を中心としたローカルな食材を優先的に用いています。

The Blue Room

朝食
7:00~10:30
ランチ
12:00~16:00(L.O.14:30)
ブランチ
12:00~16:00(L.O.15:00)
ディナー
17:30~22:30(L.O.21:00)

 

スペシャリティレストラン「The Jade Room + Garden Terrace」も今秋誕生

東京エディション虎ノ門 レストラン

2022年秋には、スペシャリティレストラン「The Jade Room + Garden Terrace」もオープン予定。「The Jade Room」は「Jade」(翡翠)の名が示す通り、グリーンを基調としたシックな空間です。

指揮を執るのは、イギリスのミシュランスターシェフ、トム・エイキンズ氏。日本初進出のシェフによる独創的な料理に期待が高まります。

東京エディション虎ノ門 ルーフトップバー

「The Jade Room」の外に広がる「Garden Terrace」は、木々とハーブに囲まれ、さながら空中庭園のよう。ここも東京タワーを間近に望む特等席です。「The Jade Room」のキッチンで調理された料理のほか、カクテルなどを楽しめます。

 

「Gold Bar at EDITION」でカクテルとともに大人の時間を

東京エディション虎ノ門 バー

ディナーの後は、もう少しお酒を楽しむために1階の「Gold Bar at EDITION」へ。天井高5mの空間は、日本の「焼杉」にインスパイアされた黒塗りの木材を基調に、ゴールドの調度品でアクセントを付けた重厚かつラグジュアリーな雰囲気。

東京エディション虎ノ門 バー

いただけるのは、1860年代から禁酒法時代まで続いたアメリカのカクテル黄金期 「ゴールデンエイジ」にインスパイアされたカクテル。往年のクラッシックカクテルである、フィズ、サワー、パンチ、マティーニやマンハッタンといったカクテルに、日本の素材と現代のテクニックを掛け合わせた独創的なシグネチャーカクテルが15種類もメニューに並びます。

赤ワイン、グラッパ、ベルモットを使った「ピノと二つの葡萄」(2,300円)などのユニークなカクテルをいただき、今日一日のリュクスな時間を振り返ります。

フード類は地元で著名な料理人が、日本ならではの食材を使い、季節ごとにキュレーションします。現在は、国籍を問わず著名人に愛される東京・渋谷にある九州居酒屋「なるきよ」のなるきよ氏が担当。旬の野菜のスティックをなるきよ御用達の鹿児島産もろみ味噌とヴィーガンマヨネーズでいただく一皿や、東京産の白味噌に漬け込み串焼きにしたタスマニアサーモンに、イクラやトリュフペーストをまとわせた贅沢な一品などを提供しています。

Gold Bar at EDITION

営業時間
[水・木]17:00~24:00(L.O.23:30)
[金・土・祝前日]17:00~26:00(L.O.25:30)
定休日
日~火

 

朝いちばんはフィットネスで体を目覚めさせる

東京エディション虎ノ門 ジム

翌朝は朝食前に、31階にある宿泊者専用のジムへ。イタリア製のプレミアムフィットネスマシンブランド「Technogym(テクノジム)」のランニングマシンなどが並びます。日本製の障子からやわらかく日差しが差し込むなか、汗を流してすっきり。

東京エディション虎ノ門 プール

ジムのとなりには屋内温水プールもあります。明り取りの窓から差し込む自然光のなか、全長14mのプールでゆったりと泳いだ後は、ジャグジーへ。水着のレンタルもあるので、思い立ったら利用できるのもうれしいところ。

営業時間
[ジム]24時間
[プール]7:00~22:00(最終入場21:00)
※現在、プールの利用は事前予約制
料金
無料

 

ルームサービスで優雅にいただく朝食

東京エディション虎ノ門 朝食

朝食はレストラン「The Blue Room」とルームサービスのどちらかを選択可能。今回は客室でゆったりといただきます。

メニューは和食、洋食から選ぶことができ、洋食の場合は、クロワッサンやデニッシュ、グリーンサラダ、ハム、チーズ、卵料理、フルーツ、ジュース、コーヒー・紅茶などのセット。卵料理は、エッグベネディクト、ケールやほうれん草が入ったグリーンオムレツなどから選べます。平飼いのオーガニック卵を使ったメニューも。

東京エディション虎ノ門 朝食

和食のセットは、野菜の煮物、茶碗蒸し、焼き魚、小鉢、自家製ピクルス、味噌汁、白米または玄米、旬のフルーツなど。出汁を大切に作り上げた、滋味たっぷりの朝食です。テラス席で朝日に輝く高層ビルを眺めながら朝食をいただいていると、パワーがみなぎってくるのを感じます。

 

絶景のスパ「The Spa at The Tokyo EDITION, Toranomon」で癒しの時間を

東京エディション虎ノ門 スパ

最後に「The Spa at The Tokyo EDITION, Toranomon」へ。トリートメントルームは、2人一緒に利用できるカップルスイートを含む全6室。窓の外に東京の街を望むロケーションで、最高のリラックスタイムを過ごせます。カップルスイートにはドライサウナとミストサウナもあり、身体を温めてからトリートメントを受けることも可能です。

ここでは、ヘアビューロンなどで知られる日本発の「Bioprogramming(バイオプログラミング)」や、フランスのオーガニックコスメ「Absolution(アブソリュション)」のプロダクトを使った、ボディ、フェイシャル、スカルプなどのトリートメントを用意。これらのプロダクトのスパトリートメントを日本で初めて導入したスパです。

東京エディション虎ノ門 スパ

また、館内で香っていた「LE LABO」のフレグランスもスパで購入可能。おみやげに持ち帰れば、自宅でもエディションの余韻に浸れます。

 

東京エディション虎ノ門 ロビーラウンジ

東京タワーを間近に感じ、31階以上からの大パノラマとともに過ごす時間は、想像以上に贅沢なものでした。ホテル内で出合うアート、それぞれコンセプトが際立ったレストランやバーなどに感性が刺激され、客室ではくつろぎに満ちた時間を過ごす――。「東京エディション虎ノ門」は、そんな滞在を叶えてくれる場所です。

東京エディション虎ノ門

住所
東京都港区虎ノ門4-1-1
アクセス
東京メトロ日比谷線「神谷町」駅直結
駐車場
あり
チェックイン
15:00
チェックアウト
12:00
宿泊予約
楽天トラベル「東京エディション虎ノ門」宿泊プラン一覧

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撮影/岡村智明 取材・文/仲川僚子

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