福井県で食べたい!ご当地グルメ・旅めしランキング

越前がに

2024年3月の北陸新幹線敦賀延伸で、東京と新幹線でダイレクトにつながり、注目の福井県。日本海側には夕陽の美しい東尋坊やあわら温泉、内陸側には曹洞宗の大本山・永平寺や、親子連れで楽しめる恐竜博物館などの観光スポットに満ちています。そんな福井県の人気ご当地グルメを、飲食店情報サイト「楽天ぐるなび」の会員にアンケート調査しました。郷土の味から注目のグルメまで、福井の旅めしトップ10をご紹介します。

 

※「旅行・観光の際に食べたことがある/食べたい料理」「おすすめしたい郷土料理」の結果を合わせたランキング(楽天ぐるなび調べ)
※アンケート調査期間:2024年5月16日~23日

 

1位

越前がに

越前がに
932票

越前がにとはオスのズワイガニのことで、11月から3月にかけてシーズンを迎えます。多彩な調理法の中でも、プリプリの食感とほとばしる旨みを堪能できる茹でガニが人気。また、地元ではメスのセイコガニも内子と呼ばれる濃厚な卵巣を味わえて人気があります。「カニといえば福井」との声も寄せられたように、県を代表する冬の味覚の王者です。

 

2位

越前おろしそば

越前おろしそば
648票

冷たい蕎麦にたっぷりの大根おろしと削り節、出汁をかけて食べる郷土料理です。福井の蕎麦栽培の歴史は古く、戦国時代に領主が非常食として栽培を奨励したと伝わります。大根おろしには食欲を増進する効果もあり、さっぱりとした味わいも相まって夏にぴったりの料理。福井駅周辺にはおろしそばを売りにした店が多くあります。

 

3位

ソースカツ丼

ソースカツ丼
618票

独自色が際立つ福井県のご当地グルメといえば、ソースカツ丼。カツには薄めの豚肉を使い、きめ細かいパン粉の衣でカラッと揚げて、アツアツのうちに特製のウスターソースにくぐらせます。カツは切らずに、ご飯の上に数枚を重ねてのせて完成。豚肉の甘みとソースのスパイシーな酸味、サクサク食感のバランスが絶妙で、ご飯がどんどん進みます。

 

4位

焼き鯖寿司

焼き鯖寿司
605票

若狭地方の郷土料理「浜焼き鯖」を棒寿司にした一品。従来、鯖寿司といえば酢締めした鯖を焼かずに押寿司にする製法が一般的でしたが、2000年頃から焼き鯖寿司が登場し、人気を博しました。こんがりと焼けた皮目が香ばしく、酢飯にまでにじみ出す鯖の脂の旨みも美味。「駅の売店で買って列車の中で食べた」との声もあり、旅のお供にぴったりです。

 

5位

ごま豆腐

ごまどうふ
444票

禅寺の修行僧のタンパク源として古くから作られてきた、ごま豆腐。福井県の代表的なお寺で、曹洞宗の大本山として知られる永平寺でも長く受け継がれ、現在では門前町のグルメとして人気を集めています。味噌ダレをつける永平寺の伝統的な食べ方のほかに、抹茶入りのごま豆腐に黒蜜をかけたスイーツ風など、アレンジメニューも多彩です。

 

6位

若狭ふぐ

若狭ふぐ
395票

若狭ふぐとは福井県の若狭湾沿岸で養殖されているトラフグのこと。雪解け水が注ぎ込む若狭湾は水温が比較的低いことから身が締まり、栄養もたっぷりと蓄積され、プリプリとした歯ごたえと深みのある味わいを楽しめます。天然ものの旬が11~2月なのに対し、養殖ものは一年中安定して出荷され、季節を問わず味わえるのも魅力です。

 

7位

うなぎ

うなぎ
355票

福井県の若狭地方にある三方五湖(みかたごこ)は天然うなぎの産地として有名。海水と淡水が入り混じるこの一帯で獲れるうなぎは「口細青うなぎ」と呼ばれ、一般的なうなぎと比べて表面が青味がかり、口先が細く尖っているのが特徴です。脂ののりがよいため、香ばしく焼き上げてうな重にすると、身のふっくら感や豊かな旨みが際立ちます。

 

7位

敦賀ラーメン

敦賀ラーメン
355票

福井県敦賀市は古くから大陸との交流で栄えた交通の要衝。昼夜問わず働く鉄道職員やトラック運転手に愛されたのが、敦賀の屋台ラーメンでした。現在も市内中心部を南北に走る国道8号沿いに屋台営業の店があり、ラーメン店も立ち並びます。豚骨と鶏ガラをベースにした醤油味のスープが基本で、店ごとに味付けや麺の違いも楽しめます。

 

9位

ボルガライス

ボルガライス
330票

オムライスの上にカツをのせ、仕上げにソースをかけたボリューム満点の洋食メニューで、福井県越前市で生まれたご当地グルメです。オムライスの中身や、カツの種類、ソースの味などに各店の工夫や個性が光り、バラエティの豊富さもボルガライスの魅力。現在では越前市にとどまらず、鯖江市や福井市でも提供するお店が増えています。

 

9位

油揚げ

油揚げ
330票

福井の食卓でおなじみの油揚げが、他県のものと大きく異なるのはその分厚さ。厚揚げのようなボリューム感ですが、中はふんわりとした純然たる油揚げになっています。フライパンやトースターで温めると、外はサクッと香ばしく、中はジューシーな味わいに。大根おろしやネギ、削り節をかけ、醤油をたらして食べるのがご当地流。

 

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福井では冬が旬?!水ようかんの秘密に迫る

水ようかんといえば夏の和菓子の定番ですが、福井県民にとっては冬のソウルフード。別名、丁稚(でっち)ようかんと呼ばれ、大正・昭和の丁稚奉公の時代から親しまれるお菓子です。一般的なようかんと比べて糖度が低いため、夏場は保存が効かないことから、冬に食べる習慣が根付いたのだとか。

A4サイズほどの平たい箱に入っていて、切れ目に沿って付属のヘラですくいとって食します。福井の街角で「水ようかん、はじめました」の張り紙を見かけるようになれば、冬の訪れの合図。温かい部屋で楽しむ、つるりと瑞々しい水ようかんのおいしさは格別です。

福井の水ようかん
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