提供：ことりっぷ
名古屋名物として知られる天むすや味噌煮込みうどん、手羽先のから揚げ。そのすべてを味わえてしまうお店をご紹介します。朝からオープンしているので、朝ご飯代わりに天むすや味噌煮込みうどんをいただくことも。活車海老をさばいて作り上げる特別な天むすなど、今までにない名古屋グルメを楽しむことができますよ。
名古屋駅から徒歩5分。朝から営業する天むす屋さん
名古屋市営地下鉄「国際センター駅」から徒歩1分の場所にある「天むす処 けしき.」は、握り立ての天むすを楽しめる、天むすの専門店。通常天むすはテイクアウトで販売するのが一般的なので、握り立てを楽しめるのはありそうでなかったスタイルです。
もともとこの場所は老舗天むす店が営業していたのですが、店主が高齢になったことと跡継ぎがいなかったことから閉店することに。その歴史を受け継ぎながら新たな天むす、名古屋名物を発信したいと代表の近藤さんがお店をオープンさせました。お店を譲り受ける前には天むすの握り方などを教えてもらい、インテリアや内装も以前のものをほぼそのまま使用しています。
注文を受けてから握る、香りと食感が楽しい天むす
カウンターから握り寿司のように握り立てを提供し、出来立てならではの食感や味わいを楽しめるようにしている「天むす処 けしき.」。天むすへのこだわりは出来立てを提供するということ以外にもさまざまです。
まずご飯は、刻んだ大葉などの薬味を混ぜ込んだ香りのよいご飯。そこに海老の殻を炒って作った「海老塩」を手のひらに付け、握っていきます。海苔も握り立てはもちろん、時間が経っても美味しいように特注しているとか。
「無限天むす」（1個330円）
海老天も随時揚げていて、サクサク。それぞれの食材の香りが食欲をそそるのはもちろん、揚げたての天ぷらのサクッとした食感やパリパリとした海苔は握り立てでしか味わえないものです。
玉赤や漬物が無料でついてくるモーニング
朝8～10時まではモーニングタイムとなっていて、天むすをオーダーすると玉赤と漬物が付いてきます。この落とし卵が入った赤だし「玉赤」は、味噌煮込みうどんのスープと同じものを使用していて、鰹や椎茸の出汁が効いた、名古屋らしい味わい。天むすは1個からもオーダー可能なので、手軽に朝ごはんが楽しめますよ。
生け簀で泳ぐ車海老で作り上げる、贅沢天むすも
お店には車海老が泳ぐ生け簀があって、数量限定ですが生きた車海老をさばいて作り上げる「活車海老天むす」をいただくことができます。オーダーすると、まずはさばく前の車海老が目の前に。今日の海老はかなり大きめです。値段は時価となっていて、大きさによって値段が異なります。
「活車海老天むす」（1,300円※時価）
海老自体のサイズが大きいのはもちろんですが、サクッと香ばしく揚げられた車海老は尾まで美味。頭の部分を揚げたものも添えられています。食感や香りがまた違った特別な天むすです。
味噌煮込みも手羽先もオリジナリティを追求
「味噌煮込みうどんセット」（天むす＋1,300円）
天むす以外にもお店には味噌煮込みうどんや手羽先の唐揚げなどのメニューがあり、それらの料理と天むすをセットにして、しっかりお腹を満たすこともできます。
「味噌煮込みうどん」は人気蕎麦店に特別に手打ちしてもらった麺を使っていて、もちもちとした食感が新感覚。具材には肉はもちろん出汁としても美味しい三河赤鶏や名古屋コーチンを使っているので味噌スープもしっかり味わいたくなる一品です。
「手羽先の唐揚げ」（500円）
手羽先の唐揚げは、毎年名古屋で行われている「手羽先サミット」でグランプリを受賞したこともあるという一品。どのセットにも、口どけのよいわらび餅がついてくるので、天むすとセットにすれば大満足の食事になります。
お腹の具合に合わせて1つからオーダーでき、朝からいろいろな名古屋名物が楽しめる「天むす処 けしき.」。天むすはお土産にもできますよ。定番の名古屋名物とはひと味違った工夫が施された品々をぜひ楽しんでみてくださいね。
文：田口真由美
