提供:ことりっぷ
江ノ電沿いにあり、大仏さまや長谷寺などの寺社や、由比ガ浜など、鎌倉らしさを満喫できるスポットが多い長谷エリア。紅葉の名所「長谷寺」では例年、見頃に合わせてライトアップが行われますが、2022年も11月18日〜12月11日に「鎌倉・長谷寺秋の夜間特別拝観」を実施。そこで今回は「長谷寺」を中心に、さんぽと合わせてぜひ訪れたいランチやスイーツのお店をまとめてご紹介します。晩秋のお出かけにもぜひどうぞ。
四季折々に美しい花のお寺が秋一色に♪「鎌倉 長谷寺」
山の中腹にある広い境内が鮮やかに染まる(©長谷寺)
有名な紫陽花など、一年を通してさまざまな花木に心癒やされる「鎌倉 長谷寺(はせでら)」。国内最大級の木造観音・十一面観世音菩薩(長谷観音)をご本尊とするお寺です。庭園などの見どころも多く、鎌倉の有名観光名所のひとつです。
長谷寺の秋の風物詩。今年ならではの特別バージョンも楽しみ(©長谷寺)
イチョウやイロハカエデなどの紅葉でも知られる長谷寺。例年、見頃に合わせてライトアップが行われます。2022年も11月18日〜12月11日に「鎌倉・長谷寺秋の夜間特別拝観」を実施。なかでも開始から11月27日までの10日間は、2021年に迎えたご本尊造立1300年を記念し、空間デザイナーによる「光のインスタレーション-あまねく光-」も行われます。
ビーガンや健康志向の人にも好評だという「お寺のカレー」
境内には、長谷寺の正式名称「海光山慈照院長谷寺」にちなんだ食事処「海光庵(かいこうあん)」も。精進料理の教えをもとに動物性食材を使わず仕上げた「お寺のカレー」(写真)などの食事や、だんごやあんみつなどの甘味、ドリンクをいただけます。大きなガラス窓から鎌倉の街や由比ヶ浜、遠くには三浦半島まで望むパノラマの眺望も魅力。
さまざまな願いを叶える苺の「願叶守」と“天道”に守られる「てんとう虫守」
ご利益があって見た目もすてきなお守りが揃うのも、長谷寺の魅力。写真の苺やてんとう虫のほか、スイカ、災厄を受け止めて割れる「みがわり鈴」などキュートなものも多く揃います。あじさいや観音様、境内の「和み地蔵」など、長谷寺らしいモチーフも豊富です。
和のチョコレート専門店でチョコ和菓子♪「カカオハナレ」
通りからは砂利敷きのエントランスを通って。静かな雰囲気に包まれる
長谷寺近くのにぎやかな通り沿いにある「カカオハナレ」は、同じ鎌倉の小町通りで人気の「MAISON CACAO(メゾンカカオ)」の“離れ”として、2020年にオープンしたお店。どこか禅の雰囲気も漂う落ち着いた佇まいがすてきなチョコレート専門店です。
ジャスミン茶・抹茶・ほうじ茶と3種のフレーバーが揃う「ハナレモナカ」
「お茶とチョコレート」がこちらのコンセプト。メニューはすべてお店限定で、2021年に1周年を記念して登場したチョコ和菓子「生どら焼き」と「ハナレモナカ」(写真)をはじめ、生チョコレートやソフトクリーム、ドリンクなどが揃います。日本中から選りすぐった和の食材とチョコレートの絶妙な組み合わせを、食べ歩きでもお土産でもどうぞ。
食べるのも作るのも楽しい創作和菓子にうっとり♪「手毬」
海や紫陽花など鎌倉らしいモチーフもすてき。市松模様は意匠登録もしているオリジナル
国内外の企業や大使館などからオーダーを受ける美しい創作和菓子のアトリエ「手毬(てまり)」。看板商品の「市松手毬」をはじめ、季節感あふれるできたての和菓子が並びます。予約制の喫茶もあり、お茶とともに季節の上生菓子を楽しむこともできます。
和菓子体験でつくったお菓子は持ち帰りOK。できたてをその場でいただくのもおすすめ
和菓子の魅力を広めたいとの思いから、体験講座も実施。週に4日、各日の午前・午後1回ずつの講座があり、特別な道具の準備などなく1回完結で気軽に参加できます。りんご(写真)や柿、いちご、ハロウィン、干支、椿など、モチーフは月替わり。簡単にアレンジしたレシピを先生が丁寧に教えてくれるので、初心者も子どもも楽しめます。
古民家でイタリアンサンド♪「アンティコ・ロンディーノ」
江ノ電長谷駅から徒歩5分、細い路地の先にある一軒家。目印はキュートな豚のイラスト
1980年から稲村ガ崎で愛され続けるイタリアン「タベルナ・ロンディーノ」の姉妹店「アンティコ・ロンディーノ」。イタリア発祥のサンドイッチ、パニーノなどを楽しめます。築100年の古民家を、広縁や床の間、建具などをそのまま残して仕切りをなくす形で改装した空間は、開放感と和の情緒が心地よく調和。庭を眺めながらゆったりくつろげます。
好みのパニーノとドリンクに自家製ポテトチップスがつく「レギュラーセット」
看板メニューのパニーノは、注文ごとにスライスするイタリア直輸入の生ハムや、サラミ、チーズなどを、フレッシュな地元の野菜やセミドライトマトなどとともに、温めた自家製フォカッチャでサンド。一つひとつの美味しさが積み重なった味わいを堪能できます。
大仏さま近くの隠れ家カフェ「CHEEERS COFFEE」
明るいグレーの壁と木の風合いが心地よい店内は民家をリノベーション
江ノ電・長谷駅から徒歩約10分、大仏さまで有名な高岩寺の先のハイキングコースに向かうエリアにある「CHEEERS COFFEE(チアーズコーヒー)」。観光客もあまり見かけなくなる住宅街の細い路地を進んだ場所に、静かに溶け込むように建っています。
コーヒー豆にひたした牛乳で作る「白いコーヒープリン」
自家焙煎のコーヒーやしみじみ美味しい焼き菓子が数種類ずつのほか、クロックムッシュなどの軽食も揃います。上質なコーヒーが香る名物の「白いコーヒープリン」(写真)、花だけを煮出したジャスミンティーなど、丁寧に作るこだわりのフードやドリンクばかり。ご夫婦ふたりで営む温かな雰囲気も楽しみながら、ゆったりいただきましょう。
いかがでしたか?
今回は、過去に「ことりっぷWEB」で紹介した中から、紅葉さんぽやグルメを楽しめる鎌倉・長谷エリアのスポットまとめてご紹介しました。メニューや営業時間、定休日、感染対策などは最新の情報をご確認のうえ、おでかけくださいね。
文:高柳涼子