年々グレードアップし続けるハウステンボスの光の祭典「光の王国」。日本を代表するイルミネーションの聖地として圧倒的なスケールの感動を与え、数々の受賞を果たしています。昨年登場した日本最長級(85メートル)の噴水イルミネーションや日本最大級のクリスマスマーケットに加え、今年は真っ白なイルミネーションで飾られる「白銀の世界」が登場!
また、これまで別料金だった絶景スポット「白い観覧車」や水面に反射する光の中でクルージングを楽しむ「光と噴水の運河クルーズ」が1DAYパスポートに含まれるようになり、たくさんのアトラクションが楽しめるようになりました。
※ハウステンボスは新型コロナウイルスによる国内感染拡大を防止するため、2020年5月15日(金)まで休業しています。このため、2020年5月6日(祝)まで開催予定だった「光の王国」は終了となりました。
ハウステンボスの営業再開日は変更となる場合があります。詳細は公式ページでご確認ください。
ハウステンボス「光の王国」とは?
オランダの街並みを再現した美しいテーマパーク「ハウステンボス」は、単独テーマパークとしては日本最大の敷地面積を誇ります。
その見どころの1つがイルミネーション。世界最大1,300万球で織りなす「光の王国」は、全国イルミネーションランキングで7年連続(2013~2019年)で堂々の第1位に選ばれています。日本一のイルミネーションに照らし出される異国情緒溢れる場内は、時間を忘れるほどに幻想的です。
チケットを購入しよう
ハウステンボスは日中の1DAYパスポートとは別に、夜のアトラクションとイルミネーションを楽しむリーズナブルな「アフター6パスポート」もあります。パスポート購入すると、場内のカナルクルーザーやパークバス、観覧車や展望台も追加料金なしで利用できます。
アフター6パスポート
- 販売時間
- 18:00~ ※2020年4月以降は17:00~
- 特典
- 入場+約50のアトラクション施設を何度でも利用可能
- 料金
- 大人4,000円、中高生3,400円、小学生2,600円、未就学児2,000円、3歳以下無料、おもいやり2,900円(65歳以上の方、妊娠中の方、3歳以下のお子様連れの方、ペット連れの方)
- チケットの詳細・購入
- ハウステンボス公式ページ・チケット案内
新スポット「白銀の世界」の点灯式に参加しよう
日が落ちてあたりが暗くなったら、アムステルダム広場に向かいましょう。1万個のクリスタルが輝く高さ15メートルのツリーが目印です。この隣のチャペル前で点灯式が行われます。
18:00になると神聖な雰囲気の中、真っ白な衣装を身にまとったシンガーの透き通る歌声と共に一斉に白いイルミネーションであたりが包まれる「白銀の世界」誕生の瞬間は、息をのむ美しさ。あたりは歓声に包まれ、場内のあちらこちらから拍手が巻き起こるとても素晴らしい瞬間です。
※点灯時間は時期により変更
写真映えはここ!光の王国を巡ろう
絵になる「アンブレラストリート」と「光の天空ツリー」
点灯式の後は、場内のそこかしこが美しいイルミネーションに彩られます。雰囲気も良く、夜からは家族連れをはじめカップルもたくさん訪れて、写真を撮る人たちで賑わい始めます。
一番のおすすめフォトスポットは、約1,000本の七色の傘が輝く「アンブレラストリート」。昼は太陽の光が透けてとてもカラフルですが、夜は音楽に合わせて光り輝くので歩いているだけで楽しくなってきます。天井にはアクリル板が貼ってあるので、傘の間から雨が降る…なんて心配もありません。
願いを込めてコインを投げ入れれば、必ず叶うと言われているマウリッツの泉のそばには、音楽に合わせて輝く「光の天空ツリー」が! 高さ30メートルのツリーは広場の空を包み込みます。
圧倒的な存在感の「白い観覧車」
ハウステンボスの全景をゆっくり味わうなら、すべて白でデザインされた「白い観覧車」がおすすめ。白には幸せの意味が込められています。
ヨーロッパの街並みに美しく溶け込み、約7万個のLED電球が光る観覧車の最高地点は地上から48メートル。空調完備のゴンドラなので暑さ寒さの心配もなし。ハウステンボスの美しい夜景を快適にゆっくりと楽しむことができます。
「カナルクルーザー」で光と噴水の運河を渡る
昼間は荘厳で落ち着いた雰囲気だった場内の運河を巡る「カナルクルーザー」。夜は一転、光と音楽に包まれた水上ショーを見せてくれます。クルーザーに乗ってイルミネーションを見ることもできますよ。
こちらはオーケストラを乗せたカナルクルーザー。運河に映る幻想的な夜景に生演奏が響き渡るとても贅沢な時間です。色とりどりの噴水に囲まれてたくさんのカナルクルーザーが運行します。
シンボルタワー「ドムトールン」から夜景を見下ろす
夜景をハウステンボスのシンボルタワー「ドムトールン」からも見下ろしてみましょう。高さ105メートル、地上80メートルに展望台があり、エレベーターに乗って約1分で到着。展望台からはハウステンボスが一望できます。
昼間は長崎の島々やきれいな海が見渡せますが、夜は場内一面に広がる光の演出を楽しめるので、ぜひ上ってみてくださいね。
圧巻の「光の滝・ブルーウェーブ」
タワーの麓に見えるひときわ目立つ青い光は「光の滝・ブルーウェーブ」。全幅60メートルの光の滝は、ドムトールンから溢れ出た光がアートガーデンへと流れ込むような幻想的な世界を演出しています。
遠くから見ても、間近で見ても圧巻のスケールです。
子どもが喜ぶ「光のどうぶつえん」
子どもたちが大喜びするのが、アートガーデンの「光のどうぶつえん」。知っている動物を見つけてはおおはしゃぎ。
大規模なイルミネーションなので足元も明るく、子どもが転んだりすることもありません。
メルヘンな世界とは一変、口から炎を吹くドラゴンもいますよ! 全長13メートル、高さ6.5メートルのロボットだと構えても、大人でも身じろぎしまう迫力です。
白銀の世界の限定品もチェック
思わず集めたくなる限定ミッフィー
ディック・ブルーナ・ショップ「ナインチェ(nijntje)」には約1,000点ものグッズが溢れています。毎年、テーマに合わせた限定のぬいぐるみが発売されます。
Illustrations Dick Bruna © copyright Mercis bv,1953-2020 www.miffy.com
今回は白銀の世界をイメージして、ティアラを装い星の杖を持ったミッフィー(3,300円)です。コレクションしている方も多くいらっしゃいます。今後もオリジナルミッフィーが続々登場しますよ!
限定のグッズやスイーツも
また、総合売店で売られているのは景観が光るジグソーパズル(1,300円)や、たまごを使って焼き上げた雪を想わせる白いスポンジが特徴のチーズケーキ(1,400円)も。生地の中にはホワイトチョコが練りこんであり、ほんのりした甘みが絶妙でやみつきになること間違いなし。
毎年パワーアップする「光の王国」
年々、目玉となるイルミネーションは増えていくのも楽しみの1つ。街中が一斉に輝きをまとうのは必見です。家族でもカップルでも、友だち同士でも大満足のひとときを過ごせますよ。
取材・撮影・文/原 陽子