遠野市のおすすめ観光スポット15選

約250年前、遠野を襲った大飢饉の犠牲者を供養するために、一人の和尚が数年をかけて自然石に彫った。コケむした石にうっすらやさしい顔を浮かべる羅漢像は大小さまざま。

「道の駅みやもり」そばにあるJR釜石線の「めがね橋」はレトロな雰囲気が漂う橋脚。水と緑の風景に調和し、まるで『銀河鉄道の夜』の一場面のようだ。幻想的なライトアップも楽しめる。

大正元（1912）年開基の真言宗の寺。2代目住職の摺石宥然師が建立を発願した福徳十一面観音像は、一木彫の観音像としては日本一の高さを誇る。ミニ四國八十八ヶ所と西國三十三観音霊場もある。

延徳2（1490）年に開山した常堅寺の裏手に流れる小川「カッパ淵」は、ほの暗い茂みに覆われ、カッパが現れたという伝説が残る場所。境内にはカッパ狛犬の姿も。

岩手県花巻市と遠野市の境にある標高1645mの山。登山道は、北から登る小田越登山コースがある。山頂からは西から東へ鶏頭山をはじめ、早池峰本峰や剣ヶ峰などを望める。

昔ながらの遠野の農村風景を再現した施設。広大な敷地には、南部曲り家や水車小屋などが点在する。文化と伝統の守り人「まぶりっと衆」のサポートで陶芸体験など（要予約）も楽しめる。

遠野市の形を約600分の1のサイズで模した遠野池を中心に、曲り家や水車小屋など、遠野の風景を再現。ゆっくり流れる時間を体感しよう。入浴施設や宿泊施設、食事処も併設している。

語り部が昔話を実演するほか、音と映像で昔話の世界を楽しめる「昔話蔵」や、「柳田國男展示館」、「城下町資料館」などを備え、『遠野物語』の世界をまるごと体感できる。

宮沢賢治の『銀河鉄道の夜』のモデルになったといわれる「めがね橋」のたもとにある道の駅。特産品である根わさびや葉わさび、わさびを使った加工品などを販売する。

映像を駆使し、遠野の歴史や暮らしをわかりやすく展示。美しい映像を通し、柳田國男の『遠野物語』の世界を体感しよう。大画面のシアターでは水木しげるの河童アニメが鑑賞できる。

風力発電の風車が印象的なドライブ休憩スポット。物産・産直販売、インフォメーション、レストラン、展望デッキ、休憩ホールなどがある。

遠野の伝統文化を伝える施設。重要文化財指定の「菊池家曲り家」や、遠野地方の神様・オシラサマが納められた「オシラ堂」などがあり、自然とともに生きたかつての暮らしを再現している。

六角牛山麓の水と南部杜氏の技が生み出す清酒「國華の薫」で知られる県内有数の歴史を誇る蔵元。遠野市はビールの原料ホップの生産日本一であり、そのホップで仕込んだビールや、クラフトビール「遠野麦酒ZUMONA」のすっきりした味わいも評判。予約すれば工場見学も可。

『遠野物語』の語り部佐々木喜善の生家裏にある小高い丘。昔、60歳を超えた老人はここに遺棄され、その後集団で回向されたといわれている。デンデラは「蓮台」のことだ。

達曽部川に架かる橋。大正4（1915）年に開通した岩手軽便鉄道（現在のJR釜石線）は、宮沢賢治の『銀河鉄道の夜』のモデルになった鉄道として有名な場所だ。