和歌山県内で最多の源泉数を誇る那智勝浦町で、多彩な温泉施設をお得に巡るイベント「勝浦温泉・湯川温泉 温泉ウィーク2024」が、2024年9月21日~10月14日に開催されます。
期間中には「紀伊山地の霊場と参詣道(さんけいみち)」の世界遺産登録20周年を記念したコラボ企画も行われます。
南紀を代表する温泉地をたっぷり満喫できる湯巡りイベント
「勝浦温泉」「湯川温泉」の2つの温泉地を抱える那智勝浦町には177カ所(2018年3月現在)もの源泉があり、その数は和歌山県内一。
勝浦温泉は海に面した一帯に多種多様な源泉が湧き出ているのが特徴で、一方の湯川温泉は郷土の文豪・佐藤春夫が名付けた「ゆかし潟」のほとりにあり、かつて熊野詣の参拝者が身を清める「湯垢離場(ゆごりば)」として栄えたと言われています。
今年2~3月に続いて開催される秋の「温泉ウィーク2024」は、この2つの温泉地にある計12施設のうち、好きな3カ所を通常料金の半額で入浴できるというもの。「温泉めぐり札」(前売り 800円、当日 1,000円)を購入することで入浴半額券3枚が付いてくるほか、町内の協賛加盟店や一部のタクシー事業者で使える500円割引券も付いています。
対象施設で入浴すると「温泉めぐり札」にスタンプが押され、スタンプが3つたまると、オリジナルのトートバックかタオルのどちらかがプレゼントされます。那智勝浦町の名物・マグロをモチーフにした、かわいらしいデザインの限定グッズです。
また、3カ所のスタンプを集めてアンケートに答えると、入浴券などが当たる抽選にも応募できます。
勝浦温泉・湯川温泉 温泉ウィーク2024
- 開催期間
- 2024年9月21日~10月14日
- 参加費(温泉めぐり札)
- 【前売り】800円 【当日】1,000円
※1,000個限定でなくなり次第終了 - 販売場所
- 那智勝浦観光機構HP
- 備考
- スタンプラリーでは「勝浦温泉」「湯川温泉」両方の施設をそれぞれ最低1カ所巡ることが条件
同じ施設での2回使用は不可
入浴対象施設
勝浦温泉「丹敷の湯」、「天然温泉公衆浴場 はまゆ」
湯川温泉「きよもん湯」、「ゆりの山温泉」
「紀伊山地の霊場と参詣道」世界遺産登録20周年記念のコラボ企画も
2024年7月7日に世界遺産登録20周年を迎えた「紀伊山地の霊場と参詣道」。その一角に当たる那智勝浦町には、熊野那智大社や那智山青岸渡寺(なちさんせいがんとじ)、那智の滝、補陀洛山寺(ふだらくさんじ)、熊野古道といった多くの構成資産があります。
このうち、那智山青岸渡寺では、10月12日に世界遺産20周年を記念した採燈大護摩(さいとうだいごま)が開催され、熊野修験者たちが世界平和や国土安穏の祈りを捧げます。
今回の温泉ウィークでは、この採燈大護摩とコラボした100名限定の特別セットも販売されます。料金は1,500円で、3カ所の温泉施設の入浴料が半額になる「温泉めぐり札」に加えて、護摩木と寺院の御朱印が付いてくるほか、希望者は採燈大護摩・火渡りの優先案内も。
太古から自然信仰の精神が育まれてきた聖地を肌で感じ、さらに地元の名湯にゆったり浸かる那智勝浦の旅は、心身ともにスッキリ清められること間違いなし。古来数多の旅人を癒やしてきた歴史ある温泉地で、自然や文化に触れる湯めぐりを楽しんでみませんか?
「温泉ウィーク」コラボ企画 那智山青岸渡寺・採燈大護摩体験
- 開催場所
- 那智山青岸渡寺 三重塔前(和歌山県東牟婁郡那智勝浦町那智山68)
- 開催日
- 2024年10月12日
- 開催時間
- 13:30~15:30(12:30受付開始)
- 料金
- 1,500円(100名限定、申込は10月4日まで)
- アクセス
- JRきのくに線「紀伊勝浦」駅からバス、「那智山」バス停下より徒歩約15分
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