2024年8月11日〜11月10日に新潟県の佐渡島で「さどの島銀河芸術祭2024」が開催。国内外のアーティストが招待され、佐渡の自然や歴史、民話や伝承などをそれぞれの感性で表現する催しです。同芸術祭では、ライブアートパフォーマンスやツアー、体験型プログラム、ミュージシャンによるパフォーマンス、台湾との交流イベント、シンポジウムなども実施。アートを通じて、さまざまな角度から佐渡島の魅力を体感できる内容です。
国内外のアーティストが集結!歴史建造物のガイドツアーも
国内外からたくさんのアーティストが招待される「さどの島銀河芸術祭2024」。佐渡の伝統芸能や歴史的建造物から受けたインスピレーションを、それぞれがアート作品やパフォーマンスへと仕上げていきます。金の産地として栄えていた佐渡にはかつて北前船が往来しており、ヒトやモノの流入によって能や鬼太鼓などの芸能文化が生まれ、独自の生活スタイルや日本文化が培われてきました。
同芸術祭で展示される作品は、美しい自然、民話や伝承、佐渡で暮らす人々の魅力を、アーティストの感性で捉えて発信するユニークな試み。アーティストによるワークショップやライブパフォーマンスも行われるため、間近で彼らのエネルギーを感じられるはず。
音声ガイドアプリ「さどの島銀河芸術祭公式音声ガイドアプリ(さどの島銀河芸術祭 × ON THE TRIP)」では、位置情報と連動してアーティストの作品への想いなどを発信。新潟港や両津港、島内各所に提示されたポスター、チラシからQRコードを無料で取得可能です。
「芸術祭鑑賞ガイドツアー」(参加料:一般20,000円~)を利用すれば、佐渡島グルメや伝統芸能も含めて芸術祭を満喫できます。 佐渡汽船両津港バスターミナルから出発し、歴史的建造物や伝統芸能・民謡のワークショップ、ジオパークなどを巡るコース内容です。アートイベントと佐渡島グルメのツアーもあり、ジャンボタクシーや昼食、ガイドも料金に含まれているので、体力に自信がない人も安心して同芸術祭に参加できます。
伝統芸能や文化を体験!地域課題を考えるシンポジウム
「佐渡民謡体験」では佐渡民謡を伝える人々と一緒に踊ったり漁村を散策したりすることができます。「お座敷遊びと両津のスナック体験」では歴史的建造物「旅館金沢屋」の座敷で国指定の重要無形民俗文化財「佐渡の人形芝居」の鑑賞や、人形の動かし方などのワークショップを体験後、スナック文化が満喫できます。
「能+文弥人形+わら細工体験」では、能の世界・人形芝居・わら細工・鬼太鼓の体験に加えて、田んぼの見学もできます。日本人はもちろん、外国人にもおすすめしたい魅力が満載の内容です。
開催日限定のイベントも見逃せません。8月11日、11月10日に行われるのが、開幕と閉幕のプレイベント、ポストイベント。イベントに作品を展示しているアーティストのパフォーマンスや鬼太鼓・のろま人形・佐渡おけさなどの伝統芸能、島内外の子どもたちによるコンテンポラリーダンスが披露されるほか、北部の集落で撮影した映画『旅』(監督:ジョン・ウィリアムズ)も上映されます。いずれも無料で参加可能です。
9月7日には、ミュージシャンの灰野敬二によるアート作品の発表とパフォーマンスが有料(3,300円予定)で開催。9月22日の「シンポジウム」では、アートを生かした地域課題の解決や、離島における文化・芸術のあり方について、スピーカーとオーディエンスが対話をします。
9月29日の「佐渡島×台湾 交流イベント」では、佐渡島を拠点に活動するダンサーや伝統芸能団体のメンバーが、台湾から招聘されたアーティスト・伝統芸能団体とコラボし、パフォーマンスを通じて交流を深めます。面白いコンテンツがたくさん詰まった「さどの島銀河芸術祭2024」。多様なアートが発信されるこの芸術祭で、さまざまな芸術や文化に触れてみませんか。
さどの島銀河芸術祭2024
- 開催場所
- 佐渡島内 両津エリアを中心とした複数箇所
- 開催期間
- 2024年8月11日〜11月10日
- 展示時間
- 8〜9月/10:00〜17:00、10〜11月/10:00〜16:00
※一部展示のみ施設の営業時間に準ずる - 定休日
- 火、水曜日
- 料金
- 前売り:一般2,500円、高校生1,300円、小・中学生800円/当日:一般3,000円、高校生1,500円、小・中学生1,000円 ※小学生未満無料
- 詳細
- 「さどの島銀河芸術祭2024」公式サイト