専門家厳選！エステ・スパがある関東甲信越の温泉宿5選

箱根連山の絶景を望む、全館畳敷き・全室露天風呂完備の温泉旅館「強羅花扇 円かの杜」。畳の回廊を抜けると2本の源泉を使用した開放的な大浴場がお目見え。深い森に包まれた露天風呂で、森林浴と入浴を同時に楽しむ至福のひとときを過ごせます。

本館から少し離れた森の中にはエステティック棟「MORI」が。月のリズムである約28日周期に添ったヒーリングケアが自慢で、手技でコリをほぐし、体をデトックス。トリートメントルームは個室の造りになっており、プライベートな空間でじっくり自分の身体と向き合えそう。施術後は、南箱根の契約ハーブ農園から取り寄せた無農薬ハーブティーでリラックスしましょう。

あたたかな木の温もりを感じる客室は、1室ごとに異なる趣の設え。ワンルームタイプでも30平米以上とゆったりとした造りが魅力です。相模湾の新鮮な魚介や飛騨牛、箱根で採れる山海の幸を盛り込んだ月替わりの京会席も自慢。個室お食事処もしくはお部屋食でいただけます。

目の前に「熱海サンビーチ」が広がる全室オーシャンビューのリゾートホテル「熱海シーサイドスパ＆リゾート」。洋のインテリアに和のテイストを加えた客室は、アジアンルームやモダン和洋室、露天風呂付きのスイートなど多彩な部屋タイプを完備。熱海の海を眺めながらゆったりとくつろぎのときを過ごせます。

敷地内に有する源泉は、神経痛や関節痛に効能があるといわれるナトリウム・カルシウム塩化物泉の湯。広々とした大浴場のほかに、アジアンテイストに設えた雰囲気と開放的なロケーションが魅力の露天風呂、プライベート感を重視した貸切風呂があり、源泉かけ流しの湯を存分に楽しめます。

温泉で身体を温めたら、館内のアジアンスパ＆エステ「アバ・カバル」へ。バリ伝承のオイルトリートメントにタイ古式マッサージを加えた施術は、ストレス解消やアンチエイジングにぴったり。香り豊かなバリニーズオイルが五感に働きかけ、身も心も癒されること間違いなしです。

東京駅から新幹線で約45分、癒しとくつろぎに満ちたサービスが人気の大人のリゾートホテル「ホテルミクラス」。男女別の大浴場は、太平洋や初島を一望する開放感抜群のオーシャンビューが自慢。湯船に浸かると海と温泉が一体化して見えるように設計^※されており、まるで大海原に浮かんでいるような感覚を楽しめます。

※女性露天風呂には、目隠しのための植栽があります。

熱海の海は、夜のライトアップや1年を通して見られる海上花火^※も魅力。日の出や夕暮れなど、時間や季節によって異なる景色が楽しめます。完全個室の「サナシオン・スパ」は、タラソテラピーのトップブランド「タルゴ」を使ったオリジナルトリートメントが好評で、女性だけでなく、スパが初めてという男性も多数訪れるそう。密着度の高いロングストロークが特徴のボディトリートメントや、肌に水分や活力を与えるフェイシャルトリートメントなど、多彩なメニューが揃います。

※海上花火の開催日は、熱海観光協会の公式HPで発表しています。

シックなデザインの客室は、源泉かけ流しのバスルーム付きやオーシャンビューなど、目的に合わせたさまざまなタイプを用意。「大人のためのヒーリングリゾート」をテーマに、伊豆で採れた旬食材をふんだんに取り入れたフレンチは、フレッシュでヘルシーな品々が並びます。

標高約1,200mの森の中に佇む「草津温泉 草津ナウリゾートホテル」は、1年を通して豊かな自然を望むマウンテンリゾート。あつ湯・ぬる湯の2つの湯船を備える大浴場はうれしい源泉掛け流し。露天風呂では強酸性の源泉に加水しているため、肌の弱い人でもゆったりと温泉を満喫できるのがうれしいポイントです。湯上がり後ものんびりくつろげる、お座敷付きの貸切露天風呂も5種類用意しています。

温泉の後は、館内にある2つのリラクゼーション施設へ。世界中で高い評価を受けている「SOIN DU SPA THALGO」は、新陳代謝を活発にして老廃物の排出を促す、タラソテラピー（海洋療法）を用いたエステ。カップルで一緒に施術を受けられるプランやマタニティプランなど多彩なコースを備え、気分や目的に合わせて選べます。もう少し軽めに楽しみたい人は「もみほぐし処」もおすすめ。温泉で温まった体をしっかりほぐせば、溜まった疲れも癒されそうです。

客室は、和洋室からデラックスツイン、フォレストビューバスツインなど11タイプを完備。源泉かけ流しの温泉を好きなだけ堪能できるテラス露天風呂付ツインは、特別な日にぴったりです。

長野県の「昼神温泉 癒楽（ゆら）の宿 清風苑」は温泉だけでなく、砂塩風呂も人気の湯宿。西オーストラリア・パース産の砂とメキシコ産の原塩をブレンドした砂の中に入ってデトックスする、至福のリラクゼーション空間を用意しています。大量に発汗することで新陳代謝が高まるほか、血行が促進され、肩こりや冷え性などにも効能があるそう。砂塩風呂を出た後は、エキゾチックな雰囲気のリラクゼーションルームでじっくりと二次発汗。数種類の薬草茶を飲みながら自分の身体と向き合えます。

水素イオン濃度pH9.7と、全国屈指の濃いアルカリ性温泉が自慢の温泉は、男女別の内風呂・露天風呂・座湯を用意。肌がツルツルになるといわれる美人の湯を心ゆくまで堪能できます。お子さま連れやカップルは、貸切風呂でプライベートな湯浴みを楽しむのもおすすめです。

眼下に流れる阿知川や四季折々の景観を望む客室は、落ち着いた和室の造りがメイン。ベッドを備えた洋室タイプも用意があるので、足腰の弱い方やご年配の方でも安心です。

野添 ちかこ（のぞえ ちかこ）さん

旅行作家、温泉ナビゲーター。神奈川県出身。旅行・観光の業界新聞記者を経て、2006年フリーランスに。Web、雑誌、書籍などの企画・編集・執筆に携わりながら、日本各地の温泉と宿の隠れた魅力や面白い情報を独自の目線で分かりやすく伝えている。