世界遺産・比叡山延暦寺の麓に位置する滋賀県大津市の比叡山坂本で、参加型のデジタルアートやライトアップを楽しめるイベント「NAKED GARDEN ONE KYOTO 2023 比叡山坂本」が、2023年11月3日〜12月3日まで開催されます。
古くから門前町として栄え、国の重要伝統的建造物群保存地区にも選定されている比叡山の玄関口が、紅葉と光のアートで彩られます。
平和への祈りを込めた花の絵がプロジェクションマッピングに
「NAKED GARDEN ONE KYOTO 2023 比叡山坂本」の作品のひとつが、子どもたちが描いたタンポポのアートオブジェを通して、平和への祈りを世界中にリアルタイムに届け合うネットワーク型のアートプロジェクト「DANDELION PROJECT」。
昨年度は比叡山延暦寺の国宝・根元中堂(こんぽんちゅうどう)に展示されていましたが、今年は比叡山坂本に鎮座し、全国3,800余りの日吉・日枝・山王神社の総本宮である日吉大社が舞台に。地元の子どもたちが描いた花の絵をプロジェクションマッピングにし、花のアートが広がります。
花の絵は大津市内の幼稚園、小中学校、高校のほか、日吉大社の各最寄り駅で募集します。
境内や参道では紅葉ライトアップも
紅葉の名所としても人気の比叡山坂本。期間中は、坂本の象徴ともいえる「穴太衆積み(あのうしゅうづみ)」の技法で作られた美しい石垣と、光に照らされた紅葉とのコントラストが楽しめます。
町巡りでは、イベントを主催するクリエイティブカンパニー「ネイキッド」がコロナ禍に発案した「NAKEDディスタンス提灯®」が無料で貸し出されます。ソーシャルディスタンスを保つ目的で作られたもので、提灯から漏れる光が地面に様々な絵柄を描く仕掛けになっています。
また、国指定の名勝「旧竹林院」の日本庭園もデジタルアートでライトアップ。敷地内の主屋は、鏡のように反射する机がSNS映えすると近年人気で、庭園の夜景と相まって秋の夜長を幻想的に演出します。
※金・土・日・祝日のみ250人/日限定で一般開放(有料)
古来から神の宿る山として崇敬されてきた比叡山。その歴史が色濃く残る門前町で、紅葉と光、デジタルアートの競演を楽しんでみてはいかがでしょうか。
「NAKED GARDEN ONE KYOTO 2023 比叡山坂本」
- 住所
- 【日吉参道・日吉大社】滋賀県大津市坂本5-1-1
【旧竹林院】滋賀県大津市坂本5-2-13 - 開催期間
- 2023年11月3日〜12月3日
※旧竹林院は、金・土・日・祝日のみ一般開放 - 開催時間
- 【日吉参道・日吉大社】 17:00〜21:00
【旧竹林院】 17:30〜21:00 - 入場料
- 【日吉参道・日吉大社】 無料
【旧竹林院】 1,000円
※未就学児は入場無料 - アクセス
- 【電車】JR湖西線「比叡山坂本」駅下車徒歩約20分/京阪電鉄「坂本比叡山口」駅下車徒歩約10分
【車】名神高速道路「京都東」ICより約20分 - 詳細
- 「NAKED GARDEN ONE KYOTO 2023 比叡山坂本」公式サイト
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